記録ID: 642751
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父
小川山から信州峠
2015年05月20日(水) [日帰り]
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
体力度
6
1~2泊以上が適当
- GPS
- 12:39
- 距離
- 25.9km
- 登り
- 1,898m
- 下り
- 1,910m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 11:17
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 12:39
距離 25.9km
登り 1,908m
下り 1,910m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
小川山から信州峠までは踏み跡も薄く、藪漕ぎもあるので、どこでも道迷いする可能性があります。特に下りの場合は方向を見誤りやすく、それに尾根の始まりが明瞭でないため、ルートが判りにくい所が数箇所あります。下りにはGPSがあった方がよいでしょう。 以下少し詳細に。 【瑞牆山荘から大日岩】 特に問題になる所はありません。 【大日岩から小川山】 小川山へ向うとき、大日岩の肩から西側へ岩場を下り気味にトラバースします。ここは鎖も無くて正面がすっぱり落ちており、少し嫌な傾斜なので注意して下ります。 小川山から来た場合は登りになるので、それほど厄介な感じはしないと思いますが、下りの場合は高度感があり少し緊張します。 踏み跡は明瞭で迷う恐れのある所はありません。 【小川山から松ネッコ】 小川山からの下りは傾斜も緩く尾根も広めなので、岩を巻いたり藪や倒木を避けたりしたときに方向を誤る可能性があります。岩を巻いたときに間違った方へ下りかけました。 踏み跡は割と明瞭だったり無かったりで、マーキングも連続してある所や、ほとんど無いところもあります。踏み跡やマーキングを見かけなかったのは、ルートを外れて歩いていた可能性もありますが、いずれにせよ方向をよく確認して下ります。 藪は石楠花だけでなく、シラビソやツガの枝や小木を掻き分けるような所もあります。 また、岩の上に苔がはり、それに木が生えているような感じで穴が開いている所もありますので足元にも注意が必要です。 【松ネッコから萱ダワ 】 松ネッコから少し行って、南へ伸びる尾根を過ぎると尾根が痩せてきます。この辺りは岩尾根に木や藪が生えている状態でルートが見つけにくく、岩の先で急に落ちていたりします。藪や岩の陰に下る所があったりするので、よく見て探します。また、石楠花の藪も随所に出てきます。 1915mのピークからの下りは尾根の始まりが明確でなく、送電鉄塔のある尾根の方にマーキングがあったりするので要注意です。ここはGPSで方向を確認しました。 尾根の形が明瞭になるまでは何処を下っているか、よく判らない所が続きます。 【萱ダワ から信州峠】 古い林道のような道が横切るコルを越えて1605mのピークまで、踏み跡はほとんどありませんが、踝程度の笹があるだけなので歩くのに支障はありません。 1730m圏峰から1657m峰へは尾根がなだらかで、稜線をトレースするのがわかり難いです。 1605mのピークから北へ迂回するように回りこむ稜線をたどると、石ッコツの山頂手前で数メートルほどの地図には出ない岩壁に当たります。南側に巻いて適当な所を登って稜線に出ましたが、北の方へ巻いて登った方が楽そうです。 石ッコツから信州峠へは踏み跡や道型があります。 信州峠から瑞牆山荘までは車道歩きです。 |
写真
轍のある道が横切っています。
これを南の方へ行くと、みずがき山自然公園への林道に出るはずで、時間切れのときのエスケープに考えていました。
明るいうちに信州峠まで行けそうなので、エスケープしないで済みました。
これを南の方へ行くと、みずがき山自然公園への林道に出るはずで、時間切れのときのエスケープに考えていました。
明るいうちに信州峠まで行けそうなので、エスケープしないで済みました。
撮影機器:
感想
雲取山から八ヶ岳まで山稜を通る赤線を繋ぎたいと考えています。そのためには小川山から信州峠の間の道の無い部分は避けて通れません。
ここを歩いた他の方の記録を見ると、藪やルートファインディングに苦労されたようで、きついだろうと思っていたら、やはりきつい所でした。
信州峠から瑞牆山荘までは車道歩きなので、それを差し引くと距離としては短いわけではないですが、凄く長いというものではありません。累積標高差もそれ程ではないけど、これらの数字以上に疲れました。
小川山から萱ダワ までは、藪や倒木、それに岩尾根のルートファインディングは面白くもありましたが、また行くかと言われると微妙です。
今回のルートは、交通の便が良くない所なので車で行くのを前提としました。そうすると信州峠から登るか、瑞牆山荘から登るかが問題でした。信州峠から登ればルートファインディングはそれほど難しくないけど、藪や歩き難さは同じです。遅くなって暗い山道を歩くより、車道を歩いた方が良いと考えて瑞牆山荘から登りました。
時間切れの際には萱ダワや石ッコツの手前からのエスケープも考えられたので、これで正解だったと思います。ただ、ルートファインディングの難しさから、GPSのお世話になりました。(GPSは日記に書いたGP-102を使用しました。)
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:3031人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
大周回ですね〜!!
ワタシたちが富士見平小屋から小川山に行ったときもシャクナゲがうるさくて、テン泊ザックがいちいち捕獲されてタイヘンだったです〜。
まだこの時期は咲いてないんですね〜。
松ネッコの方もいつか行ってみたいと思ってますので、参考にさせてもらいます〜!!
感想にも書きましたけど、ロングとは言っても車道歩きが1/3くらいあるので、山歩きの部分はいつもと同じ程度、だけど疲れ方はきつい感じでした。
藪ルートでも下りだから、もっと消耗は少ないと思ってたのですけどね。
例によって、睡眠不足気味というのもあったかも知れません。
石楠花は、標高2000m弱の所が咲いたばかりという感じだったので、花前線が稜線まで達するのには、あと1、2週間くらいかなぁ。
もし行くのだったら、これもコース状況に書いたけど、小川山からの下りならばGPSを持って行った方が良いです。ルートが不安になる事が度々ありましたから。
もっともミスルートも楽しみのうち、道迷いだ〜い好き!と言うのであれば別ですが
登りだったら、多分、使う事はないと思います。
それと、虫対策も。
蚊だかブヨだか判らないけど、太腿から下を何ヵ所かやられて点々と痒い腫れができました。
ズボンを下げるような事はしなかったので 、強力な奴に布地の上から刺されたみたいです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する