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Yamareco

記録ID: 645015
全員に公開
雪山ハイキング
剱・立山

★稜線から春の立山を撮る 〜別山乗越

2015年05月20日(水) ~ 2015年05月22日(金)
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
49:05
距離
8.6km
登り
812m
下り
816m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:37
休憩
0:08
合計
2:45
距離 3.6km 登り 518m 下り 191m
9:33
6
9:39
6
9:45
9:46
14
10:00
10:01
5
10:10
10:11
9
10:20
10:25
113
2日目
山行
6:19
休憩
0:10
合計
6:29
距離 5.0km 登り 301m 下り 623m
4:10
38
4:48
4:53
187
8:00
8:01
56
8:57
8:59
14
9:53
30
10:23
10:24
8
10:32
10:33
6
10:39
天候 20日:晴れ のち 曇り
21日:曇り のち 晴れ
22日:晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
富山地鉄 立山駅:周囲に無料駐車場数百台分
立山黒部アルペンルート 立山駅〜室堂 往復 4,310円
コース状況/
危険箇所等
室堂から積雪あり。
別山乗越へは雷鳥平へ一旦下りて雷鳥沢左側の尾根に近い側を登る。アイゼン要。
稜線に100m位の所から左側の夏道に合流する。
別山の稜線にはほぼ積雪なし。
【1日目】みくりが池の雪が割れ始めている
2015年05月20日 09:45撮影 by  X20, FUJIFILM
2
5/20 9:45
【1日目】みくりが池の雪が割れ始めている
雷鳥沢の取付き点
2015年05月20日 10:15撮影 by  X20, FUJIFILM
5/20 10:15
雷鳥沢の取付き点
坂の途中まで雪上車が誰かを送って来た
2015年05月20日 10:40撮影 by  X20, FUJIFILM
5/20 10:40
坂の途中まで雪上車が誰かを送って来た
小屋は見えているけど長い登りが続く
2015年05月20日 11:15撮影 by  X20, FUJIFILM
5/20 11:15
小屋は見えているけど長い登りが続く
上の方で雪面が割れ始めていて、左の夏道に合流する
2015年05月20日 11:40撮影 by  X20, FUJIFILM
1
5/20 11:40
上の方で雪面が割れ始めていて、左の夏道に合流する
このナイフリッジ状の場所が嫌で一旦外したアイゼンをまた着ける
2015年05月20日 12:11撮影 by  X20, FUJIFILM
5/20 12:11
このナイフリッジ状の場所が嫌で一旦外したアイゼンをまた着ける
雷鳥沢から2時間弱でやっと御前小屋に到着
2015年05月20日 12:20撮影 by  X20, FUJIFILM
5/20 12:20
雷鳥沢から2時間弱でやっと御前小屋に到着
晴れていたのにどんどん雲が出てきた
2015年05月20日 12:21撮影 by  X20, FUJIFILM
2
5/20 12:21
晴れていたのにどんどん雲が出てきた
【2日目】朝、ガスが晴れそうになったので別山の方へ出かけてみる
2015年05月21日 07:13撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
5/21 7:13
【2日目】朝、ガスが晴れそうになったので別山の方へ出かけてみる
前の晩に新しい雪が薄らと積もった
2015年05月21日 07:20撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
1
5/21 7:20
前の晩に新しい雪が薄らと積もった
結局ガスは晴れず引き返す
別山から滑降するつもりだったスキーヤーも一旦撤退
2015年05月21日 07:50撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
5/21 7:50
結局ガスは晴れず引き返す
別山から滑降するつもりだったスキーヤーも一旦撤退
もう諦め、と思っていたら午後になって晴れてきた
2015年05月21日 14:14撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
1
5/21 14:14
もう諦め、と思っていたら午後になって晴れてきた
立山方面もどんどんガスが流れて行く
2015年05月21日 14:16撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
1
5/21 14:16
立山方面もどんどんガスが流れて行く
剱岳はすっかり姿を見せた
2015年05月21日 14:50撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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5/21 14:50
剱岳はすっかり姿を見せた
稜線には殆ど雪がないのに、室堂平にはまだまだ大量の雪
2015年05月21日 15:24撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
2
5/21 15:24
稜線には殆ど雪がないのに、室堂平にはまだまだ大量の雪
夕方になって、室堂から激しく雲が湧き上がってくる
2015年05月21日 17:58撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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5/21 17:58
夕方になって、室堂から激しく雲が湧き上がってくる
浄土山の奥に龍王岳
2015年05月21日 18:04撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
2
5/21 18:04
浄土山の奥に龍王岳
この時期は夕日が富山平野の水田に張られた水で反射するのが見える
2015年05月21日 18:16撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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5/21 18:16
この時期は夕日が富山平野の水田に張られた水で反射するのが見える
染まってきた剱岳
2015年05月21日 18:25撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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5/21 18:25
染まってきた剱岳
立山もいい色に焼けた
2015年05月21日 18:37撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
4
5/21 18:37
立山もいい色に焼けた
浄土山の向こうに薬師岳も見え始めた
2015年05月21日 18:46撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
6
5/21 18:46
浄土山の向こうに薬師岳も見え始めた
能登半島の向こうに日が沈んで行く
2015年05月21日 18:58撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
6
5/21 18:58
能登半島の向こうに日が沈んで行く
日が暮れて室堂平の建物に灯りが入る
2015年05月21日 19:28撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
3
5/21 19:28
日が暮れて室堂平の建物に灯りが入る
大日三山とチラホラ灯りが点き始めた富山平野
2015年05月21日 19:29撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
4
5/21 19:29
大日三山とチラホラ灯りが点き始めた富山平野
富山平野の夜景と月・金星
2015年05月21日 20:13撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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5/21 20:13
富山平野の夜景と月・金星
月没後に昇って来た夏の天の川
2015年05月21日 23:06撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
6
5/21 23:06
月没後に昇って来た夏の天の川
天の川は剱岳の上空まで続いている
2015年05月21日 23:15撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
5
5/21 23:15
天の川は剱岳の上空まで続いている
【3日目】日の出前、後立山の山々の上空が美しく色づいたが、日が出る場所に雲が残って山はきれいに焼けなかった
2015年05月22日 04:28撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
7
5/22 4:28
【3日目】日の出前、後立山の山々の上空が美しく色づいたが、日が出る場所に雲が残って山はきれいに焼けなかった
別山からは170km離れた富士山も望めた
2015年05月22日 04:37撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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5/22 4:37
別山からは170km離れた富士山も望めた
同宿だった人達と山を下りる
2015年05月22日 08:06撮影 by  X20, FUJIFILM
1
5/22 8:06
同宿だった人達と山を下りる
よく晴れて、鍬崎山の奥に白山も眺められる
2015年05月22日 08:29撮影 by  X20, FUJIFILM
1
5/22 8:29
よく晴れて、鍬崎山の奥に白山も眺められる
長い急坂を雷鳥沢へ向かって下りて行く
2015年05月22日 08:39撮影 by  X20, FUJIFILM
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5/22 8:39
長い急坂を雷鳥沢へ向かって下りて行く
雷鳥沢で休憩後、最後の200mの登り返しに挑む
2015年05月22日 09:12撮影 by  X20, FUJIFILM
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5/22 9:12
雷鳥沢で休憩後、最後の200mの登り返しに挑む
やっと室堂に帰着
2015年05月22日 10:36撮影 by  X20, FUJIFILM
1
5/22 10:36
やっと室堂に帰着

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ネックウォーマー 毛帽子 ザック サブザック アイゼン 昼ご飯 非常食 飲料 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ

感想

後の雪山撮影を狙って立山へ。別山乗越から地表が現れ始めた立山や室堂の景色を作品にしたい。

【1日目】
立山駅に車を停めてアルペンルートで室堂へ。室堂で準備を整えてから歩き出す。
平日の朝で観光客もそれ程は多くない。天気も良くて暖かい。5月も下旬なので雪は減り、山肌もかなり露出している。

雷鳥沢のキャンプ場近辺でアイゼンを着け、雷鳥尾根を登り始める。
急登なのでゆっくり歩を進めることを心がけようとするが、いつも焦って歩幅を広げてしまってすぐに消耗する。
気温が高くて汗も出やすいので、ルートに立っている赤旗1本毎に立ち休みをしては水を補給する。

稜線から100mくらい下で雪が減ってくるので左の夏道に合流するように誘導される。夏道に上がってアイゼンを外し、20分ほどで目的地の剱御前小屋に到着する。今日の宿泊は8名で5名が写真撮影、3名が山スキーヤーでそれ以外の目的の登山者はなし。この季節としてはもっともなこと。

午前中は快晴だったのに午後からはガスに巻かれて夜になっても回復しなかったが、翌日を期待して早めに床に就く。

【2日目】
早朝起きてみると晩のうちに少し降雪したらしく地面が白い。しかし相変わらずガスの中。
朝食後暫くするとガスが動き始めて時折り青空も覗くので別山方面へ出撃するが、結局一向にガスが晴れてくれず一旦小屋に撤退する。

下界は快晴なのに稜線にだけ雲が纏わりついているようで、午前中は改善の兆しがない。
今日はもう諦めかと思っていたら午後2時を過ぎた辺りで晴れ始めた。カメラマンは一斉に外へ出て撮影に向かう。
午前中と同じく別山の方向へ向かい、主に日がよく当たっている立山、室堂平を中心に撮影。晩に降った新雪がハイマツの葉に着いて白い花が咲いたようになっているのを前景に利用する。

一旦小屋に戻って早めの夕食を取ってから、夕方の情景を撮影するために再度稜線へ戻る。
室堂平から雲が速いスピードで湧き上がって来て面白い変化をしながら、だんだん夕陽に染められていくのを楽しんで撮影する。
この時期は富山平野の水田に夕日の光が反射するのも見えるので、山と平野の両方に目を配りながら忙しくカメラを操作する。

やがて日が落ち、富山平野にも町の灯が点き始めたので切り上げて小屋へ戻り、一眠りする。
11時にもう一度起き、まだ晴れているのを確認してから出かけて、立山の上空の天の川を撮影する。この日は午後から思いのほか色々と堪能することができた。

【3日目】
3時半頃からみんなが出かける物音がし始めたので目を覚まし、撮影の準備をして外へ出る。
東の空は薄赤く色づき始めているが、雲の筋も見えて最高の条件とは言えない感じ。それでも何かは撮れるだろうと再び別山方面へ。
稜線へ出るとまだ日の出の時間ではないのに立山や剱岳の側面が淡いピンクに染まり始めている。

どこで撮ろうかと考えながら、それでも焦るでもなくゆっくりと稜線を登る。別山近くまで来ると南の方角に富士山が見えるのに気づく。
日の出の時間が近づくのに一向に焼ける気配がないので、方針を変えて望遠で遠くの富士山を狙う。空気は比較的澄んでいるようで170kmを隔てても鮮明に撮影できた。

結局、日の出の時刻を過ぎても付近の山肌は焼けることはなく、別山の山頂まで行ってから小屋へ引き返す。
戻って来た他の人達もがっかりした様子だったが、昨日の午後から夕方にかけて十分撮影できただけラッキーだった。

朝食を済ませ、雪が緩む頃まで待ってから下山する。
天気は次第に良くなって気温が上がり、雷鳥沢に着く頃にはかなり汗ばむようになる。長めの休憩を取りながらゆっくりと室堂ターミナルに戻り、帰路に着いた。


今回は山の景色が変わる時期を選び、後半には天候にも恵まれて久しぶりに撮影を満喫できた楽しい山行だった。


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予定
利用交通機関:
技術レベル
1/5
体力レベル
1/5

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