仏岩〜蔵岩〜槇尾山〜三国山〜宿山北尾根〜父鬼

2024年02月11日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 11.0km
• 登り: 843m
• 下り: 893m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:10
• 休憩: 0:00
• 合計: 7:10

9:00 満願寺
10:40 10:40 蔵岩
11:00 11:00 槇尾山
11:20 11:20 桧原分岐
11:50 11:50 十五丁地蔵山
12:30 12:30 千本杉峠
13:20 13:20 三国山 三角点
13:50 13:50 三国山
14:00 14:00 宿山
14:00 14:00 七越峠
14:30 14:30 宮ノ谷と大岩谷林道 分岐
16:10 ゴール地点

天候

晴れ〜曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

和泉府中駅前〜槙尾中学校前：南海バス
槙尾中学校前〜槇尾山：地域乗り合い送迎サービス「チョイソコいずみ」
父鬼〜和泉府中駅前：南海バス

コース状況／危険箇所等

仏岩は、クライミングの練習に使われる岩場。頂上まではトラロープがあるが、かなり危険。
宿山北尾根は、登山地図に記載のないルートだが、踏み跡はかなり明瞭。だが、下りは支尾根に迷い込みやすいので、地図とコンパス首っ引きで、慎重に歩く必要がある。

写真

2/11 8:59

施福寺参道入口の右手に、不動明王を祭る小さなお堂がある。この日は、改装工事中なのか、扉が開け放たれ、奥に不動明王と観音菩薩の像が見えた。この不動明王のお堂の裏手へ登っていく。下にお堂の屋根が見える。道はつづら折れで続く。標高400m手前に、平坦な広場がある。これを右へ横切り、植林の向こうに立ちはだかる岩場へ向かう。見上げるような岩場・・樹林に遮られて全貌は見えない。

2/11 11:36

展望の開けた岩場に出る。

2/11 11:36

岩場の右手、谷を挟んで向こうに、兜率岳510mが見える。

2/11 11:36

正面は、ケンメイ尾〜高畑山512mの稜線。

2/11 11:35

眼下に、槙尾川の谷と、遙かに泉州の平野が覗く。

2/11 11:32

松の枝越しに見えるのは、八ヶ丸山419m。

2/11 11:31

その左手に、ケンメイ尾〜高畑山の稜線。

2/11 11:29

この岩場の左手に、トラロープが垂れ下がり、さらに上の危険な岩場へと誘う・・

2/11 11:26

冷や汗をかきながら、恐るおそる立った、岩場のてっぺん。怖くて足がすくむ。正面に見えるのは高畑山〜側川ノ頭の尾根。

2/11 11:27

すぐ左手に、垂直にそそり立つ岩壁。この辺りの岩場を、仏岩（ほとけいわ）という。

2/11 11:27

岩壁は、まだ上へ続いている。

2/11 12:43

尾根を登り切った所にある岩場が、蔵岩だ。正面に槇尾山600mが見える。

2/11 12:44

槇尾山の山裾の向こうに覗くのは、岩湧山。

2/11 12:44

南西の方角には、紀泉高原の山々が、重畳と折り重なるように続く。

2/11 12:45

少し日が射して、青空が覗く。

2/11 12:45

蔵岩の頂上。

2/11 12:47

少し下に下りた所から眺める蔵岩、その大きさが分かる。

2/11 13:50

急斜面を登り切ると、十五丁石地蔵・・ここは、西国観音の巡礼道だ。施福寺までの距離を標す、丁石の代わりに石地蔵が点在する。

2/11 14:28

正面に、三国山の稜線が見えてきた。

2/11 14:28

もうすぐ、千本杉峠。

2/11 14:30

道の両側に笹の繁る、この道の突き当りが千本杉峠。

2/11 14:49

ここからは、石ころゴロゴロの林道歩きになる。それを嫌って、わざと植林の尾根を歩く。尾根は、杉の葉でふかふかで歩きやすい。

2/11 15:11

再び林道に合流し、ここから、尾根の右斜面をトラバースする道を行く。

2/11 15:17

ついに、三国山稜線に出た。暗い植林を抜けて、自然林が目に飛び込む。

2/11 15:18

稜線の右、泉州側が自然林、左、河内側が植林だ。

2/11 15:20

泉州側の美しい自然林。

2/11 15:20

冬枯れの林もいい感じだ・・

2/11 15:22

三角点のある場所に着く。ここを三国山山頂とする山名板も多い。しかし、三国山の由来は、旧分国の河内・和泉・紀伊、三国の境界線が交わる所にある山・・という意味だ。本当の三国山山頂は、もう少し先にある。

2/11 15:22

それでも、この場所は、明るく開けた広場になっており、ほっとするような雰囲気がある。私もここで、サンドイッチを頬張った。

2/11 15:37

舗装林道を通らず、稜線上を歩く。

2/11 15:37

笹やぶに、かすかに踏み跡がある。植林の林を抜けて・・三国山レーダードームの裏手へ回り込む。レーダードーム敷地を囲むフェンスの横を通る。ここを抜けると・・

2/11 15:46

思いもよらず、美しい自然林の斜面・・

2/11 15:46

稜線の右、泉州側が自然林、左、和歌山側が植林だ。

2/11 15:48

レーダードームを廻り込んだ、ここに、本当の三国山山頂885mがある。

2/11 15:56

一旦、舗装林道に合流し、再び、稜線上の踏み跡に分け入ると、宿山866m山頂に着く。これらの稜線上のルートと山名板を整備されたのも、silverboyさんとその仲間だ。

2/11 15:57

やはり、大阪側は自然林だ。

2/11 15:59

残雪の自然林。

2/11 15:59

下っていくと・・

2/11 16:03

七越峠に着く。ここを歩いた西行法師の歌碑。「立ちのぼる、月のあたりに、雲消えて、ひかり重ぬる、七越の峯」

2/11 16:05

峠を下る。しばらくは林道が続く。右手は自然林。

2/11 16:15

舗装林道から分かれて、ここから、山道に入る。

2/11 16:31

標高670m辺りのコル、ここが大岩谷へ下る道との分岐になる。右が大岩谷。

2/11 16:31

このまま、尾根を直進する。

2/11 16:35

いい雰囲気の山道となる。

2/11 16:38

ほどなく、地図の676mピークに着く。この山名板もsilverboyさんたちか、20年前くらいに私が歩いた時は無かった。

2/11 17:00

樹林の間に、わずかに展望が覗く。

2/11 17:01

稜線右が植林、左が自然林だ。

2/11 17:16

時折のぞく景色に癒される。

2/11 17:18

2/11 17:19

樹林の間に覗くのは、平べったい山容の経塚山か。

2/11 17:20

尾根の下りは、支尾根に誘い込まれやすい。拡大した地形図とコンパスで、ピークやコル、急斜面と緩斜面の地形を読み取りながら、現在地を特定し、慎重に下る。

2/11 17:21

雑木の間に覗くのは、やはり経塚山？

2/11 17:22

いい雰囲気の尾根道が続く。

2/11 17:22

標高が下がり、だんだん、周囲の山が大きく見えてくる。

2/11 17:30

もうすぐ、着地する。

2/11 17:46

国道480号線、鍋谷トンネル手前、高架の下に出た。

2/11 17:48

尾根を下った着地点に、「宿山北尾根」の道標があった。

2/11 17:51

国道の高架下から、大岩谷を覗く。

2/11 18:07

父鬼の集落を、バス停に向かって歩きながら、上流を振り返る。遙かに、三国山のレーダードームが見えた。

撮影機器：

LUMIX DMC-FT4 パナソニック

感想

arajin

　20年前、近場の低山ばかり歩いていた頃、歩き廻った槇尾山〜三国山。歳をとって、膝や足首の関節を痛め、テント泊登山もできなくなってしまった今、再び、かつての低山歩きに楽しみを見つけようと考えている。
　手始めに、久しぶりに、仏岩と蔵岩を巡り、三国山からの下山ルートと考えている宿山の北尾根を探索した。この尾根は、やはり、20年前ぐらいに、登りで2回ほど歩いたきりだ。下りの尾根は迷いやすい。地図とコンパスで、進行方向を確認し、鉛筆で通過点に✖印を付けながら、慎重に下った。
　踏み跡は明瞭で、これなら安心して下山ルートとして利用できそうだ。下山後の交通アクセスも、父鬼バス停からJR和泉府中駅に南海バスが出ている。これからの近場の山歩きが楽しみになってきた。