百名山、霧が深けりゃただの山(公共交通機関で行く金峰山)
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 503m
- 下り
- 504m
コースタイム
天候 | 曇り時々霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:大弛峠[14:00]−(以降、往路の単純往復)−[16:15]塩山駅[16:25]−東京(多摩地区) |
コース状況/ 危険箇所等 |
基本的には良く整備されていて、道迷いの心配はほとんどありません。当日は天気があまり良くないものの、小学生くらいの子供から70歳台位の方まで多くの登山者で賑わっていました。 危険個所はありませんが、所々注意して通行する必要がある場所もあります。(下記参照ください。)当日は雨は降っていなかったものの、昨日早朝までの降雨のためか、土の登山道の所々では少しぬかるんでいました。 ‖臙估~朝日峠:大弛峠を過ぎると、すぐにかなり急な坂が始まります。その後は緩やかなアップダウンが続きます。土がメインの登山道です。 朝日峠~朝日岳:朝日岳の頂上の少し手前に急坂の岩場があり、(恐らくこのルート上では)最大の難所だと思います。注意して進めば問題ないと思いますので、初心者の方は(前後の登山者に気にせず)マイペースでゆっくり進みましょう。 D日岳〜鉄山付近:朝日岳山頂直後に急坂なガレ場があります。ここもゆっくり進めば危険はないと思います。但し落石には細心の注意を払いましょう。 づ柑撹婉瓠繕睚山:金峰山山頂手間の森林限界付近までは緩やかな登りが続きま す。最後、金峰山山頂までは大きな石や岩の間を進みます。”手がかり”や””足がかり”が乏しい岩や石もありますので、注意して通行しましょう。岩場の山に良く見られる”○”印や”→”印のようなマークがないため、進路に迷って苦戦することもあると思いますので、慎重に進路を選びましょう。(よ~く見ると、結構安全に進めるコースがあります。) |
その他周辺情報 | ・トイレは大弛峠駐車場内にあります。(チップ制) ・登山ポストは金峰山登山口付近にあります。(写真参照) ・日帰り湯は、塩山市街に「花かげの湯」があり、栄和交通の路線バスでしたら、帰路に立ち寄ります。(※柳平に15;25発のバスに乗車[花かげの湯16:00着]したら、柳平16:40発[花かげの湯17:15着]のバスに空席があれば再乗車することができるそうです。「花かげの湯」から塩山駅方面には一般の路線バスも出ているとのことです。) ◎塩山駅(北口)から柳平経由の路線バスについて ・塩山駅〜柳平(&焼山峠)…大型バス&中型バス(\1,000 料金後払い) 朝7:30発と9:30発は中型バス(約30人乗り)だと思います。(柳平〜大弛峠間のマイクロバス3台分?)朝8:30発は大型バス(約40人乗り)だと思います。(同、マイクロバス4台分?) ・柳平~大弛峠…旅客定員9人(程度)のマイクロバス(\800 料金前払い) ※大弛峠からの帰りのマイクロバスですが、午後2時以降、9人揃った時点で、乗り換え場所の柳平までピストン輸送してくれます。(また寒い時等、マイクロバスの準備ができた時点で、車内に入れてもらえます。←6月7日の時は午後1時くらいから乗車させてもらえました。大変親切です。) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
常備薬
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
熊鈴
ビニールテープ
小型三脚
災害用携帯ラジオ(充電・ブザー機能付き)
携帯カイロ
予備用靴ひも
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感想
ここ1年近く、どちらかと言えばマイナー山や、小高い丘の上にある名も無き三角点に自分勝手に名前を付け”山”と称してこのヤマレコに投稿してばかりいましたが、今回久々に”著名な”!?山に出かけました。
今回訪れたのは日本百名山の一つでもある長野・山梨県境に立つ「金峰山」、標高2,599mです。去る6月1日に大弛峠までの林道の冬季閉鎖が解除され、それとともに昨年に引き続き路線バスが11月までの土日祝日に運行することになりました。
林道が開通するまでは「金峰山」、登山には1泊2日を要するまさに奥秩父の秘境だったようですが、今では都心から公共交通機関の利用だけでも容易に日帰りで出かけられるようになりました。
当日は梅雨入り直前にも関わらず、「曇り、昼前から夕方まで晴れ」という登山には絶好の天気予報でしたが、やはり標高2,500mを越える高峰の天気は難しくまた変わりやすいのでしょうか、ほんの一時的に日が差す時もありましたが、終始曇りで、時折濃い霧が流れ込んで周囲が真っ白になる状況でした。
それでも思ったほど寒くは無く、雨も降ることなく、また風もほとんど吹くことが無い状況で登山ができたのはこの時期としては上出来の部類だったのかもしれません。
そんなあいにくの天気でしたが、やはり百名山の名もあってのことでしょうか、登山道は老若男女、終始多くの登山客で賑わい、ひっきりなしにすれ違いが続き、また同じ方向でも頻繁に”追い抜き”や”追い越され”が続く状況でした。塩山駅からの路線バス(予約制)も、ほぼ満席状態だった模様です。
コースは一部急坂や岩場、ガレ場等ありますが、何しろ大弛峠から金峰山までの標高差は300mにも満たず、またコースも良く整備されているので、初心者や初級者の方でそれほど疲労することも無く高山の気分を味わいたい方にはピッタリかもしれません。大弛峠の反対側の国師ケ岳や北奥千丈岳も同じように初心者・初級者の方にでも安心して高山の気分を楽しむことができる山だと思いますが、両山とも大弛峠から1時間ほどですぐ山頂に到着してしまうため、もう少し長く、またもう少し変化に富んだコースを試してみたい方には今回の金峰山は最適のコースかとも思います。
さて最後に私事で恐縮ですが、どうも私は百名山とは相性が悪いみたいです。2年前の夏に雷雨と熱中症により遭難寸前まで追い込まれた八甲田山を筆頭に、ヤマレコ投稿以降は、唯一、一年を通しても滅多にないほどの好天に恵まれた乗鞍岳を除き、雲取山、那須岳、安達太良山そして今回の金峰山といずれも天気に恵まれませんでした。やはり”凡人”には”凡山”がお似合い、ということなのかもしれませんね!ガックリです…
こんばんは。
生憎の天気ながらも、無事歩けて良かったですね。
今年は大弛水からの金峰山を是非と考えていたところでしたので、非常に参考になりました^ ^
高山の天気はなかなか思い通りにいきませんよね。だからこそまた行けるのかもしれません。
お疲れ様でした。
con
conroyさま
コメントお寄せいただき、大変ありがとうございます。
今回はあいにくの天気でしたが、天気が良ければかなりの爽快な登山コースにまちがいないことと思います。conroyさまの場合でしたら、登山の際にはお子様もご一緒のことと思いますが、conroyさまとお子様の今までの登山経験からでしたらほとんど問題なく進めるコースだと思います。むしろ多少の岩場はお子様にとってワクワク感がいっぱいになるかもしれませんね!
また、大弛峠にはきれいな公衆トイレ(チップ制)もありますし、峠から2~3分歩いたところには「大弛小屋」があって、軽い食事もできますので、何かと安心なコースだと思います。
天候が落ち着き、空気も澄んでくる秋にでも再度チャレンジしてみたいと思っています。ぜひconroyさまも一度訪れてみてください!
aochanman777さん こんにちは
関東甲信も梅雨入り前のお出かけ日和みたいなことを天気予報で言ってましたが山はそうはいきませんでしたね
私もこのバスを使ってちょっとズルした「奥秩父縦走」を考えています 瑞牆側から行こうと思うと朝一で家出てもバスに間に合わないのでこれまでは韮崎で前泊してましたから
今回は残念な天気でしたが金峰からの眺めも良いですし季節も違えば花や紅葉などいろいろ楽しめますし是非今度の金峰は快晴レコを期待しております
おつかれさまでした。
masatさま
今回もコメントお寄せいただき、本当にありがとうございます。
さて、早速ですが、masatさまの「金時山」でのレポートの際、私からのコメントに対してご返事頂きました中での「登山道は彼らにとってごちそうが流れてくる回転ずしみたいなものかもしれませんね 」、というお言葉、”秀逸”です。本当にその通りですね。
さて今回、「金峰山」に出かける際、登山道脇に控えていて”ご馳走”が来るのを待ち構えている”お虫”さん達につまみ食いされぬよう注意していたのですが、非常に幸いだったことに、”お虫”さん達はまだ来店する前だった模様で、全くいませんでした。(masatさまの”タイガーバーム作戦”も充分に検討していたのですが、予想通りの大勢の登山客が行き交う当日の状況では作戦実施はほぼ不可能でした…)
masatさまにおかれましては大弛峠までの路線バスを利用されての”奥秩父グレートトラバース”をご計画中、とのこと。ぜひとも楽しみにさせていただきたいと思います。今までは”マイクロトラバース”を登山の”メインスタイル”としていた私ですが、世の中の技術革新とともに歩むべく、今後は”ナノ”トラバースに挑んでまいる所存です。
aochanman777さん、こんにちは
霧の金峰山もなかなかの味がある感じですよ。
霧も雪も白くて、実は私はすごくきらいじゃないです。
道に迷う心配はありますが
冷えた体を温めてもらえるのはなによりですよね。
山へ行くと人々の優しさが身にしみることたくさんありますね
angelinaさま
このたびは私の拙いレコにお立ち寄りしていただいたばかりではなく、コメントまでお寄せ頂き、本当にありがとうございます。
同じ日、masatさまと行かれていた八ヶ岳方面の方は、お天気もまずまずだったようで、正直”いいなぁ〜〜〜”と(妬み半分!?)、うらやましく思う反面、両者の差は日頃の山に対する心がけの違いの結果なんだな、と反省することしきりです。
そういえば、むかし、むかし、そのまたむかし、確かangelinaさまも、同じ金峰山ではせっかくの素晴らしい天気にもかかわらず、”苦い思い出”!?をご経験されたような記憶が…。
是非次回はお互い、最初から最後まで素晴らしい記憶のままで終わる、そんな金峰山登山にしたいものですね!
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