鋸岳 第1高点
- GPS
- 08:50
- 距離
- 26.6km
- 登り
- 2,079m
- 下り
- 2,080m
コースタイム
- 山行
- 7:21
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 8:48
天候 | 晴れ 無風・微風 気温高し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
・R20からゲートまでの道路は鉱山があるため、砂埃がすごい。 ・ゲートから林道終点の登山口までは自転車(小径車)利用。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・ゲートから登山口までの林道区間はかなり長く、片道9km以上ある。ほぼずっと登りで3/4が砂利のダート。アスファルト舗装路もあるが、距離は長くない。この区間を自転車利用する場合は、マウンテンバイクのような頑丈なものが適当。 ・林道終点から始まる登山道は急登区間が多く、その間は樹林帯のため景色はほとんど見られない。始めは沢沿いに道が付けられているが、標高1700m付近から横岳峠までが最初の急登区間。その後、峠からしばらくは傾斜が緩くなるが、三角点ピーク付近まで再び急登。三角点ピークから第1高点までは二度の大きなアップダウンがある。三角点ピークから山頂までは、ヤセ尾根もあるので滑落注意。 ・登山道にはマーキングの類は見られるが、見づらい箇所もあり、実際にルートを何度か外してしまった。注意深く見ていれば問題ないが、暗い時間帯だと見落とすこともあるかもしれない。 ・残雪は登山道上はほぼ消えている。アイゼン・ピッケルは不要。 ・横岳峠付近に高山植物多し。イワカガミが群落をなしている。 ・登山者は少なく、山中では2名のみ見掛けた。 ・登山道は必要十分に整備されていると思うものの、倒木を跨いだりくぐったりすることが多く、大きなザックで歩く場合は気を遣うと思われる。また、登山道を覆うようにハイマツが茂っている箇所も多く、足下が見づらいところもあった。ハイマツを漕いで進むところもあるので、暑くても半袖短パンのスタイルは不向き。 |
写真
感想
今シーズンの無雪期山行の一発目として鋸岳を選んだ。終日気温が高く、往復の林道がやはり大変で、それ以上に、急登の登山道に苦しんだ。
4時20分頃にゲート前に到着。先客は2台で、人気がないので既に出発済みらしい。今日は長丁場なのでこちらも準備をしに外に出るが、愛車が見事に真っ白になっていた。鉱山がゲートそばにあり、砂利のダートを走ってきたためである。積んできた自転車を降ろして、ゲートを越えて出発。登山道が始まるまで相当の距離と標高を稼がなくてはならないが、自転車ではやはり急な登りの区間は厳しい。しかも林道は4分の3程度がダートなのでなおさら厳しい。ほとんど押して歩き、1.5時間ほどかけて終点到着。ここで大休止して山登りの準備を始める。登山道を歩き始めるといきなり渡渉になり、その後も何度か沢の両岸を行ったり来たりしながら距離と標高を稼ぐ。はじめのうちは傾斜も緩くて楽勝だったが、沢から離れて本格的な登山道が始まると様子が一変した。とにかく急傾斜である。北アルプス三大急登など子供だましに思えるくらいの急登だった。今日のルートは完全ピストンなので、帰りはこれを下るのかと思うとかなり気が滅入った。久々の無雪期山行なので、始めはペースも掴めなかったが、徐々にそれも回復し、林道終点から1時間ほど歩いて横岳峠に到着。広くて休憩に適している。テントも張れそうだが、張って良い場所かは不明。ここから先はしばらく傾斜の緩い斜面が続き、その間は高山植物が多く見られた。5月の標高2000m程度でこれほど咲いているとは思わず、時折止まって写真を撮る。ルートは樹林帯歩きだが、この辺りまで上がってくると、時折右手に仙丈ヶ岳が見えるようになる。今年はどこも雪消えが早かったが、それでもまだ雪は付いているようで、あっちのほうが面白そうだな、とも思いながら歩く。花が終わると再び急登区間。事前に良く地図を見なかったのが悪いのだが、地形図をよく見ると、等高線を突っ切るように登山道が走っている。全然トラバースも巻きもしていない。これではきついはずである。何とか三角点ピークまで上がるとようやく目指す山が見えるようになったのだが、何度か大きくアップダウンを繰り返すようである。地図を見てもそれは分かっていたのだが、実際に目の当たりにするとヤル気が少し失せる。しかもこの時点では天気は快晴で風はそよかぜすら吹いておらず、とにかく暑い。水は大目に持ってきたので時折立ち止まってガブガブ飲んでは歩く。最後の急登を登り切ってようやく鋸岳の第1高点に到着。クルマを出てから約5時間かかった。山頂からは南アルプス北部のの主立った山々が見えた。5月末としては、どこも雪が少なそうであるが、この時期の南アには登ったことがないので実際どうかはよく分からない。帰りも長いし、激坂の下りが待っているので、山頂滞在15分ほどで下りにかかる。山頂直下で少し迷って下りすぎてしまい、5分ほど時間をロス。マーキングはそこここにあるのだが、時折見えなくなり、そういったところで道を誤ってしまった。三角点ピークまで戻るとあとは樹林帯を下るのみ。朝登ってきた急斜面はやはり下りも難儀だった。樹林帯で太陽が遮られ、暑さをそれほどは感じないのが幸い。峠を過ぎ、沢を何度も渡ってようやく林道の終点に到着。登山道としては特別長距離ではないが、とにかく傾斜がきつくて大変だった。最後は自転車に乗って下るだけだが、、、。ダートを小径車で下るのはかなり大変だった。とにかくずっと両輪のブレーキをかけていないとどこかに飛ばされそうになる。帰りは下りなのでペダルを漕ぐ必要はほとんどないが、下りでも気を抜くことは全くできない。5kmほど走るとアスファルト区間が現れ、ここはさすがの小径自転車でも快適だった。雪で1.5時間かかった林道区間は、帰りは30分ほどで終わり。下りでブレーキが大変とはいえ、やはり速くて楽である。
このルートを選ぶと、国道20号線から先は砂煙の舞う砂利道を走らなければならず、クルマは見事に真っ白になる。洗車必須である。自転車も当然ながら真っ白で、帰宅後真っ先に汚れ落としが必要なほどだった。
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