日光連山(女峰・小真名・大真名・男体)
- GPS
- --:--
- 距離
- 22.4km
- 登り
- 3,166m
- 下り
- 2,497m
天候 | 晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
東武バス 二荒山神社前ー総合会館前 間を利用 |
コース状況/ 危険箇所等 |
距離も高低差もあるコースによる事から、天候に恵まれる事がわかった上で出発するのが望ましいと思います 駐車場発04:55ー行者堂発05:20ー遥拝石07:21ー女峰山着08:53ー女峰山発09:09ー富士見峠10:12ー小真名子山10:45ー大真名子山着11:49ー大真名子山発12:03ー志津乗越12:47ー男体山14:22ー南麓参拝受付所15:49ー駐車場着16:55 |
写真
装備
個人装備 |
十分な食料・飲料
防寒着
ツェルト
ヘッドライト
ラジオ
コンパス
地図
熊鈴
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感想
一ヶ月ちょっとぶりの日光です。前日早めに寝て夜中に目覚ましをかけ車で出発し、なんとか4時台のうちに神橋の少し向こうの交番のうらの駐車場に停める事ができました。瀧尾神社の方も考えましたが、こちらにはトイレもあるしバス通りの真ん前だし、有料でも便利そうなのでこちらにしました。去年GWの前後あたりに女峰山へきたとき、残雪ズボズボ踏み抜いてえらくくたびれる山だという印象があったので、どんなもんかなあと思っていましたが、やっぱり無雪の黒岩尾根は距離が長いのと標高差があるのを承知しておけばチャレンジし甲斐のある良い登山コースですね。
駐車場から階段を上がると、東照宮の鳥居の前に通じる太い道に合流しています。東照宮の前までくると道は左に折れていて、それもまっすぐ行くと二荒山神社の鳥居が右手に現れます。そこをも通り過ぎるとすぐに右の上の方へと通じる細い道が出てくるのでこれを入っていきます。石段を上がるなどして10分ほどで行者堂と立て札されたお堂にたどり着きます。このお堂の左奥から黒岩尾根の登山道が始まっているので準備をしてスタートします。歩き始めのつづら折れはほどなくして終わり、地形的に尾根歩きが始まったと判断できるようになります。
今回の山行は、標高差のあるアップダウンの消耗に耐えるために、最低限の防寒の他は、とにかくたくさんの補給のための摂取物、飲料が主です。おかげで男体山を降りるときの荷の重さはほとんど感じなかったくらい。トレッキングポールについても持って行くか迷いましたがおもいきって落しました。靴もトレランシューズで臨みました。黒岩尾根は距離が長いだけあって、標高の急激な上昇が強いられるような箇所は女峰山頂直下を除けばかなり限られると思います。要所々々でハイドレーションの水を飲んだり、別ボトルで用意したスポーツドリンクを飲んだり、飴をなめたり、ようかんを食べたり(昼はパンも持って行きましたがスニッカーズで代用しました)するなどの補給をなるべく我慢せずにする事を終始意識しました。
女峰山頂直下のガレ場の登っているときに先行している複数人を見つけ、そのザックを追いかけます。出発してから4時間が経とうとする少し前に、まずは第一関門、女峰山頂に立つ事ができました。自分がたどり着く少し前に頂上にたどり着いたご夫婦に、山頂での自分の写真を撮って頂けました。ありがとうございました。志津から登られてきたそうです。すぐ後にももう一名登られてきましたが、男体山を目標にしているのは自分だけのようです。先はまだ長いので先に行かせてもらう旨を話して帝釈山へ続く稜線歩きをスタートさせます。稜線に出てしまえば2000m前半クラスであれば、まだ足取りは軽い方ですね。専女山を過ぎ、20分ほどで帝釈山へたどり着きます。女峰山頂でもそうでしたが、まだいくらか斜面に雪を残した尾瀬の山々の白い輝きに息をのみます。少し写真を撮ってすぐ富士見峠へ降りてゆきます。ここでこのルート初見の自分には道が雪で隠されてるのか、ただ雪が残ってるだけの場所を歩かされてるかの違いが判別しづらかったんですね。そんなとき丁度登ってくる人達の声が聞こえて手間なく復帰できましたがちょっと冷や汗かいたかな?いやちゃんと調べてからくるべきですホント。
富士見峠からは小真名子山の登りです。女峰山頂直下にあったのより若干土や砂の露出が多いガレ場です。まあなんとかクリアします。そしてよく日の光の差し込む樹林の南斜面を降りていき鷹の巣に出ます。ここから始まる大真名子山の登りは、山そのものの形状のゆったりさがあるせいか足は割とちゃんと前に出てくれました。大真名子山頂では、飲料等の摂取の他にお昼だったのでスニッカーズを食べてそれに代えました。ここからの下りは、山頂直下は鎖やはしごが用いられた、おそらく今回のコースでいちばん勾配差のあるポイントでしたが、それを過ぎれば樹林を標高で600m下るルートが志津まで続いています。ほぼ目の高さにあった男体山の頂上があんなに見上げなければならないほどに。なんという事、、。
さて、ここからは泣いても笑っても、というか意外と足は前へ出ました。男体山は表参道からなら標高差もありますが、ゆるい北斜面における700m差ですからね。地面だけみてとにかく歩いた、という感じです。合目をひとつひとつ数え上げ、予報どうり曇り空になってきた頃には男体山の頂の剥き身のつるぎの脇に立つ事ができました。尾瀬の山々はまだくっきりとみえているので写真に撮り納めます。しかし最近すっかり長い時間歩いてないものだから妙に感動しましたネ。9時間以上かけてここまできたと。これから夏のシーズンそういう山行もふえるでしょう。元気でいられる事に感謝したいです。参拝にこられているたくさんの方々にまざって自分も奥宮の鳥居をくぐり山頂をあとにします。無事南麓の参拝受付のところまで降りてくる事ができ、16:10の東武バスに乗車して駐車場と隣接した交番のある近くのバス停に下車し起点に帰り着けました。
来週はいよいよ山岳レースの日だナ。頑張らないと。以上でした。
コメント
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はじめまして deepsouth さま
二日前に同じコースを辿りました。kazeameと申します。
このコースを11時間は凄すぎです
私も補給は欠かさず行っていましたが(口の中が甘くて気持ち悪くなるくらい)最後の男体山を登るころにはもうヘロヘロでした。
トレランシューズにするかは私も迷いましたがけがをしやすい体質なのでクッション性の高い登山靴を選びました。
来週山岳レースに出られるのですね。頑張ってください。応援しています(^_^)/
こんなにレベルの高い方と同じ時期に同じコースを体験できたことをうれしく思います。
kazeameさま
初めまして。deepsouthです。
コメントして下さってありがとうございます。
5月28日の山行記録を拝見させて頂きました。
自分のものよりも写真枚数も多いし、
日光の自然や天候に対しての観点や描写が
自分のするそれなどよりもとても緻密で
見習いたいものであると思いました。
ただ単に時間が早いだけでない
情報量の多さがそこで提供されていると思い
自分も見習うべきだと思いました。
日光では失敗談もありますが
幸いこうしてうれしく思う体験もふえてくれているので
この先何度でも行こうと思っています。
共に日光の魅力を発信していきましょうネ。
大会頑張ります。
それでは。
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