蝶ヶ岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,445m
- 下り
- 1,440m
コースタイム
天候 | 5/30(土) 晴れ 夕方から雨がパラついた 5/31(日) 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
まめうち平から上はしばらく行くと残雪がかなりあった。 アイゼンなしでも行けないことはないがあった方が良い。 |
その他周辺情報 | 下山後は駐車場より車で少し行くとホリデー湯がある。 下山後はいつもここ。山小屋で100円引き券がもらえた。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
テント
ツエルト
ツエルトカバー
土鍋
フライパン
|
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備考 | 持って行って良かった:土鍋 |
感想
毎年恒例の足慣らし的蝶ヶ岳登山。
前日まで日曜日の天気予報が微妙でヤキモキしていたけど、よい方向に向かい決行!
金曜日の夜Hと自宅を夜10時頃出発。クライミングジム仲間のAさんを迎えに行き3人で向かう。
深夜1時過ぎ、登山口駐車場に着くと、車を停めた後ろのスペースにテントを張り、Aさんは飲めないのでHと私はビールを1本ずつ飲んでHはテント、私たちは車内で就寝。
翌朝、いつもはネボスケなHが一番に目が覚めた。
朝は雲がほとんどなく快晴で、暑くて寝ていられなかったようだ。
7時にセットした目覚ましより早く起きるなんて事が今まであっただろうか。
10分前だけど。
歯磨きや朝ごはんを済ませて7:40分頃駐車場を出発。
Aさんとはボルダリングで岩場とかはご一緒しているが、登山は初めてだ。
普段鈴鹿などの山を登ってるだけあって、なかなかのペースだ。
私達はゴールデンウィークに白馬の鑓温泉までは歩いたけど、実質今年初登山だ。
蝶ヶ岳ではちょっとだけ食事を豪華にしたかったので、土曜の夕飯のメニューは鶏団子鍋とプルコギを用意した。あとワインとチーズと生ハム!
私が鍋やりたい!!!って言い出したけど、鉄製の土鍋もフライパンも結局Hが担いだ。
夫婦でいつも荷物の取り合いだ。
ザックは結局、私は15埃紂Hは20埃紊らいの重さになった。
まめうち平からしばらく行くと残雪がかなりあった。
いつもはこの時期お花畑のはずの所も雪に覆われていた。
ときどきコケることはないけどスリップしながら登る。アイゼンは持って来たけどキックステップが効くので最後まで使わなかった。
ザックを背負うと初登山なのもあるけどやっぱりちょっときつかった。足にかなりくる。
テント場に着いた。
テント場からちょっと行けば槍穂が一望できる。
キターーーーー!!!
今年も。
何度見てもイイ景色。
テンション上がる!
Aさんは初蝶ヶ岳だったので、3人で点を踏みに行った。
そいや、蝶ヶ岳は5回目なのに私たちは1回しか点を踏んだことがない。
でも来たことある人にはわかるはず。
テント場から数十メートルのところに点があるけど、標高差がほとんどない。
わざわざ行かなくてもいいやと思い、槍穂に見とれながらお酒飲んでのんびりして時間が過ぎてく。
平らで過ごしやすいテント場。今回は人が少なく、一番乗りだった。
駐車場もいまだかつてないくらい空いていたけど、前日の天気予報や残雪のせいなのかなあ。
山頂でビール片手に(Aさんはコーラ)記念撮影をした後、3人でテントで昼寝をした。
夕方4時になったので夕飯の支度を始めた。
凍らせておいた鶏団子とプルコギを土鍋とフライパンで調理し始める。
朝はまだ凍っていたけど、その頃にはすっかり溶けていた。
そうこうしてる間にトムさんとジェーンが到着。
白馬で知り合った友達だ。
前日まで来られるかどうかわからなかったけど、その後連絡が取れなかったので夕方4時半くらいに現れたときはなんか嬉しかったなあ。興奮した。
トムさん、ジェーンって言ってもめちゃ日本人だけど。
本人達曰く、パワーネームらしい。
私のバックカントリーの先輩だ。
スノーボーダーとかパワーネームっぽいのよくある。
トムさん達が山小屋受付している間に雨が降り始めた。
鍋とフライパンをテントの中に入れた。
トムさん達が戻って来たので、3人用のテントに5人入って宴会が始まった。
ジェーンもつまみやお酒をいろいろ出してくれた。
私の仕込んだ鶏団子鍋は割と好評で、みんなおいしいって言ってくれた。
鶏団子は生姜を効かせて、スープは鶏ガラと醤油とごま油などの味つけ。
〆は棒ラーメンを4束入れたけど、みんなお腹一杯になって最後残ったのをAさんが全部平らげてくれた。
痩せの大食いだ。
Aさん男前だ。惚れたぜ。
標高が高いと夕方からはやっぱり寒いのであったかい鍋は丁度いい。
少々重い土鍋を担いでくれたH。ありがとう。
めちゃ楽しい時間だった。
山小屋のストーブに移動してしばらくみんなでおしゃべりして、トムさん、ジェーン、Aさんはそのまま山小屋に泊まり、私とHはテントに戻った。
小屋から出ると結構雨が降っていた。風も出てきた。
テントに入るとすぐ眠りについたけど、強風の音で何度か目が覚めた。
またすぐ寝ると風上に寝ていた私は、雨が顔に当たるのを感じた。
強風で何故かフライシートのファスナーが開いてしまっていた。
閉めてまた寝るを3度繰り返した。
ときどき体の上にかぶさるようにテントが倒れて来たが、起きては寝続けた。
「のん、のーん。」
Hが呼んだ声で目が覚めた。
「テントが外になっちゃったよ。」
私はシュラフを頭からかぶっていたので気が付かなかったけど、強風でペグが抜けてフライシートが無くなっていた。
内側のメッシュだけになったテントは雨が通り抜けていた。
Hがカッパを着てフライを掛けなおしに行ってくれた。
私はテントが飛ばないようにジッとしていた。
なんとか掛けなおしてくれると2人でまた寝た。
他にテントが数張りあったけど、その内何人かは山小屋に避難していたらしい。
中には崩壊したテントのフライにくるまっていた人もいたらしい。
前線が日本列島の近くにあると山は影響を受けやすいのは知ってるけど、こんなにもか。
多分台風並みの瞬間風速あったんじゃない。
テントを片付けると、ポールが変形していた。まだ使えるだろうけど、なんてこった。
朝はまだガスってて、ご来光どころじゃなかった。
トムさんとジェーンは上高地に降りた。
私たちはまた槍穂の景色を見たかったが、槍だけなかなか雲がどかない。
9時まで待とうと時間制限を設けて待った。
徐々に雲がなくなっていって、9時ちょっと過ぎに槍ヶ岳が姿を現した。
正に槍ヶ岳様の出待ち。
満足していろんな植物を観察しながらゆっくり下山した。
いつものホリデー湯に行って汗を流した。
月曜の今日、やっぱり筋肉痛になった。
Aさんもキテマスキテマスと言っていた。
次の登山もきっと筋肉痛。秋近くになりやっと歩き慣れてきた頃、私達はまたボルダリングモードになる。
今年は何回山に登れるかな。
行きたいところはまだたくさんある。
やっぱり登山はいいなあ。ハプニングあったけど。
次は晴れますように。
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