養老山〜大巻〜駒野駅
- GPS
- 08:12
- 距離
- 28.1km
- 登り
- 1,054m
- 下り
- 1,054m
コースタイム
- 山行
- 6:41
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 8:11
飲料消費0.8Lくらい。
天候 | 山の上は雪ときどき曇り。下界は晴れときどき雪。 昼過ぎから夕方にかけて暴風。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り)養老鉄道養老線・駒野駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ほとんどはよく整備されていますが(ただし階段の連続)、P800避難小屋からの降路だけはやや荒れ気味で倒木が多いです。落ち葉の上に雪が積もって滑りやすく、加えて石がゴロゴロしているのでアイゼンの爪を引っ掛けやすく、とにかく下りにくい印象。 輪中地帯の道路は歩道がないところが多く交通量も多いので車に注意。 |
その他周辺情報 | 海津温泉、南濃温泉水晶の湯。道の駅月見の里・南濃に足湯。 養老公園にはかの有名な養老の滝と、テーマパーク養老天命反転地。トイレがたくさんあり上流に向かう最終トイレにはその旨掲示がある親切設計。あと大巻薩摩工事役館跡にもトイレあり。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
フリース
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
雨具
ニット帽子
靴
ザック
軽アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
|
---|
感想
宝暦治水工事ゆかりの史跡、大巻薩摩工事役館跡を見て来ました。ずっと前にみなもと太郎先生のマンガ『風雲児たち』で読んで以来気になってはいたのですが、東海地方の山に行くようになってから思いの外近くにあると知り、訪問の意欲が高まっていたのです。養老山はまあ続きに歩けて養老の滝なんて名所もあるし、雪も楽しめるかな、くらいのつもりで選んだのですが思ったよりしっかり雪山でした。
養老駅で下車したのは私含めて3人でしたがハイカーは私だけ。電車は3輌編成で余裕で坐れましたが、不採算で近鉄から分離された広義の3セク路線としては乗客は多い方だと思いました。
養老公園を抜けて養老の滝に着くころにはもう雪が本格的に降り始めていましたが、悪天候にもかかわらず観光客もちらほら。養老の滝の先にある駐車場を抜けて登山口から入山すると、まだ割と早い10時過ぎというのに続々と降りてくる人とすれ違います。地元の方が軽くピストンされているのでしょうか。ソロの人が多かったのもトレーニングっぽい。3人と2人が1組づつあとは全部ソロだったような。養老山の頂上手前までで12人とすれ違いましたが追い抜いたのは3人だけでした。その後は下山するまで誰にも会わず。ただトレースはずっとありましたね。
P800避難小屋からの降路は往生しました。落ち葉の上に雪が積もって非常にスリッピーだったのでここで今日初めて軽アイゼンを装着しました。そうすると確かに滑らなくはなったのですが、雪の下には岩もゴロゴロしていて今度は爪が引っ掛かって足首がグネっと… 事前に判っていて時間があればもっと先まで縦走してから下山したのですが。
下山後はひたすら舗装路を歩いて念願の役館跡へ。ただただ平坦な土地に真っ直ぐな道が交差しているのでいかにも埋立農地っぽいのですが、しかしこの役館跡は江戸時代の庄屋宅だというのでその頃からあったんですね。ここで工事責任者の平田靱負が切腹したと言われています。
小学校でも習う輪中ですが、実際来てみると確かにあからさまに川の水面が近い。何しろ北アルプスの乗鞍岳より南に降った雨はみんなここに流れ込むので水量もあります。増水したら怖かったろうなと思います。百聞は一見に如かず。歳月を経ても昔と変わらず感じ取れるものもあるのではないでしょうか。まあ山を趣味にする人には言わずもがなかもしれませんが。
養老山地はついでのつもりでしたが、なかなか良かったです。低山ながら平野からすっくと立ち上がる存在感には貫禄が伴っています。ちょっと六甲山みたいだなと思いました。水が近いところも似ていますし。縦走路はよく整備されていて歩きやすく、それでいて車道がないので自然の雰囲気を残すところは六甲より上でしょうか。思ったより雪が多く、近場で行ける雪山としても記憶にとどめておいて良さそう。
宝暦治水工事関係の史跡はまだ下流にも存在していて、また見に来るついでに今度は養老山地の南部を縦走してみたいと思います。名前だけは耳にしたことがある多度山あたりいいでしょうか。次は天候に恵まれるといいなあ。
先週の霊仙山より気温は高く寒さ対策は十分だったのですが、降雪量も多くそれだけに溶けた雪がウェアに沁みてしまいました。中までは浸透しなかったので日帰り山行では問題ありませんでしたが。松濤明が冬の北鎌尾根で遭難したのも季節外れの雨が原因ですし、較べるのはおこがましいですが、いや初心者だからなおさら天候と装備の見極めは重要と思ったことでした。
〇今日のヤマスタチェックポイント
●養老山(「日帰りで楽しむ全国80山スタンプラリー」)
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する