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Yamareco

記録ID: 6537222
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

快晴&微風の八ヶ岳縦走 天狗岳〜根石岳〜硫黄岳

2024年03月09日(土) ~ 2024年03月10日(日)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:44
距離
19.9km
登り
1,397m
下り
1,747m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
1:45
休憩
0:04
合計
1:49
2日目
山行
5:16
休憩
1:31
合計
6:47
6:52
6:52
29
7:21
7:22
7
7:28
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3
7:31
7:38
13
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9
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12
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8
8:39
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3
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5
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0
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1
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27
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13:06
23
13:29
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10
13:39
0
13:39
ゴール地点
天候 1日目 曇り、稜線上は強風
2日目 快晴、微風
過去天気図(気象庁) 2024年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
・行き
茅野駅 9:25発 渋の湯行き アルピコ交通 1600円

・帰り
美濃戸口 15:15発 茅野駅行き アルピコ交通 1500円

※現金or窓口で販売される乗車券のみ利用可能
コース状況/
危険箇所等
一日目

・渋の湯〜黒百合ヒュッテ
緩やかな樹林帯。雪質は柔らかめだったのでツボ足で歩いた。

二日目

・黒百合ヒュッテ〜中山峠
緩やかな樹林帯。すぐに森林限界に入るので、黒百合ヒュッテでアイゼン、バラクラバ、ピッケルを装備

・中山峠〜東天狗岳
標高2455付近を過ぎたあたりから急登が始まる。雪質柔らかめだが、トレース上は問題なく歩けた。

・東天狗岳〜西天狗岳
登った時点(7:50頃)にはまだ登山者が少なく、トレースはあったが時々踏み抜いた。鞍部からの急登とパウダースノーでなかなかきつかった。

・東天狗岳〜根石岳
普段は風の通り道らしく、雪が風に飛ばされて岩が露出している箇所もあり。

・根石岳〜夏沢峠
再び樹林帯に入る。心配していたがトレースもしっかりあり歩きやすかった。

・夏沢峠〜硫黄岳
森林限界超えの急登をつづら折りに登る。
雪はしまっていたので、アイゼンがよく効いた。

・硫黄岳〜赤岳鉱泉
赤岩の頭に向けて歩き、赤岳鉱泉への分岐に入るとつづら折りが続く。赤岩の頭は横岳〜赤岳〜阿弥陀岳の絶好の展望台。

・赤岳鉱泉〜美濃戸口
赤岳鉱泉からはチェーンスパイクに切り替えた。登山道から長い林道歩きが続く。

その他周辺情報 ・トイレ
渋の湯駐車場横 協力金100円
黒百合ヒュッテ 宿泊者は無料
根石山荘 未確認
夏沢峠 冬季閉鎖
赤岳鉱泉 協力金100円(宿泊者は無料)

・温泉
yatsugatake J&N 日帰り入浴750円
https://j-and-n.jp/

予約できる山小屋
黒百合ヒュッテ
今日もここから
2024年03月09日 09:13撮影 by  Pixel 7a, Google
3/9 9:13
今日もここから
2024年03月09日 10:48撮影 by  Pixel 7a, Google
3/9 10:48
柔らかめでした。ツボ足でも行けましたが、チェーンスパイクならより安心かも。
2024年03月09日 11:07撮影 by  Pixel 7a, Google
3/9 11:07
柔らかめでした。ツボ足でも行けましたが、チェーンスパイクならより安心かも。
雲が早い
2024年03月09日 12:27撮影 by  Pixel 7a, Google
3/9 12:27
雲が早い
二度目のビーフシチュー。美味しかったです!
2024年03月09日 13:16撮影 by  Pixel 7a, Google
3/9 13:16
二度目のビーフシチュー。美味しかったです!
夕飯。やっぱり高野豆腐がうますぎた。
2024年03月09日 17:35撮影 by  Pixel 7a, Google
3/9 17:35
夕飯。やっぱり高野豆腐がうますぎた。
2024年03月10日 06:37撮影 by  Pixel 7a, Google
3/10 6:37
快晴微風ですね
2024年03月10日 06:37撮影 by  Pixel 7a, Google
3/10 6:37
快晴微風ですね
お世話になりました
2024年03月10日 06:47撮影 by  Pixel 7a, Google
3/10 6:47
お世話になりました
2024年03月10日 06:52撮影 by  Pixel 7a, Google
3/10 6:52
今回はバッチリ。青空に映える
2024年03月10日 06:58撮影 by  Pixel 7a, Google
3/10 6:58
今回はバッチリ。青空に映える
北ア方面
2024年03月10日 06:58撮影 by  Pixel 7a, Google
3/10 6:58
北ア方面
ちょこっと蓼科山
2024年03月10日 07:18撮影 by  Pixel 7a, Google
3/10 7:18
ちょこっと蓼科山
2024年03月10日 07:18撮影 by  Pixel 7a, Google
3/10 7:18
西天狗も行きます
2024年03月10日 07:33撮影 by  Pixel 7a, Google
3/10 7:33
西天狗も行きます
2024年03月10日 07:34撮影 by  Pixel 7a, Google
3/10 7:34
根石岳に至る稜線。東側が崖なので注意
2024年03月10日 07:34撮影 by  Pixel 7a, Google
3/10 7:34
根石岳に至る稜線。東側が崖なので注意
東天狗岳2回目の登頂!
2024年03月10日 07:35撮影 by  Pixel 7a, Google
3/10 7:35
東天狗岳2回目の登頂!
西天狗岳への踏み抜きロード。きつかった…
2024年03月10日 07:46撮影 by  Pixel 7a, Google
3/10 7:46
西天狗岳への踏み抜きロード。きつかった…
西天狗岳から
2024年03月10日 07:53撮影 by  Pixel 7a, Google
3/10 7:53
西天狗岳から
登頂〜
前回撤退の雪辱を果たせました
2024年03月10日 07:54撮影 by  Pixel 7a, Google
3/10 7:54
登頂〜
前回撤退の雪辱を果たせました
冬季南アも行きたいなぁ
2024年03月10日 08:03撮影 by  Pixel 7a, Google
3/10 8:03
冬季南アも行きたいなぁ
根石岳側から見た東天狗
2024年03月10日 08:12撮影 by  Pixel 7a, Google
3/10 8:12
根石岳側から見た東天狗
根石岳
2024年03月10日 08:29撮影 by  Pixel 7a, Google
3/10 8:29
根石岳
登頂!
2024年03月10日 08:38撮影 by  Pixel 7a, Google
3/10 8:38
登頂!
2024年03月10日 08:44撮影 by  Pixel 7a, Google
3/10 8:44
再び樹林帯。少しほっとする
2024年03月10日 08:45撮影 by  Pixel 7a, Google
3/10 8:45
再び樹林帯。少しほっとする
2024年03月10日 08:50撮影 by  Pixel 7a, Google
3/10 8:50
八ヶ岳ブルーに霧氷が映える
2024年03月10日 08:56撮影 by  Pixel 7a, Google
3/10 8:56
八ヶ岳ブルーに霧氷が映える
硫黄岳!
かっこええ〜
2024年03月10日 09:11撮影 by  Pixel 7a, Google
3/10 9:11
硫黄岳!
かっこええ〜
本沢温泉も行きたいですね
2024年03月10日 09:23撮影 by  Pixel 7a, Google
3/10 9:23
本沢温泉も行きたいですね
硫黄岳への急登
2024年03月10日 09:35撮影 by  Pixel 7a, Google
3/10 9:35
硫黄岳への急登
硫黄岳登頂!
奇跡の微風でした
2024年03月10日 10:09撮影 by  Pixel 7a, Google
3/10 10:09
硫黄岳登頂!
奇跡の微風でした
爆裂火口が勇ましい
2024年03月10日 10:10撮影 by  Pixel 7a, Google
3/10 10:10
爆裂火口が勇ましい
これが見たかった……
2024年03月10日 10:11撮影 by  Pixel 7a, Google
3/10 10:11
これが見たかった……
赤岩の頭から、横岳〜赤岳〜阿弥陀岳。
こんなの見たら行く以外ないですね…
2024年03月10日 10:53撮影 by  Pixel 7a, Google
3/10 10:53
赤岩の頭から、横岳〜赤岳〜阿弥陀岳。
こんなの見たら行く以外ないですね…
冬季名物?の氷壁
2024年03月10日 11:53撮影 by  Pixel 7a, Google
3/10 11:53
冬季名物?の氷壁
長い長い林道歩き
2024年03月10日 12:38撮影 by  Pixel 7a, Google
3/10 12:38
長い長い林道歩き
下山飯
2024年03月10日 16:11撮影 by  Pixel 7a, Google
3/10 16:11
下山飯
撮影機器:

感想

またもや黒百合ヒュッテの予約が運良く取れたので、天狗岳〜根石岳〜硫黄岳を縦走してきました。

期待していた高気圧のおかげか、メインの二日目は快晴&微風。最高のコンディションの中歩くことができました。

硫黄岳から見た横岳〜赤岳〜阿弥陀岳がカッコ良すぎたので、今年は無理でも来年の冬には行きたいなぁと強く思いました。

〜以下山行記録〜

1日目 渋の湯〜黒百合ヒュッテ

茅野駅からバスに乗り、10時45分ごろ渋の湯に到着。チェーンの装着で途中バスが停まったので、少し遅れての到着だった。

支度を済ませ11時に出発。ここ数日の降雪で雪質は柔らかそうなので、ツボ足のまま歩いた。前回は高見石小屋からの周回にしたけれど、今回は黒百合ヒュッテに直行するコースを選んだ。明日の長丁場に備えて体力は温存したい。

天気は曇りだった。木々の合間から覗く雲の流れが早く、稜線上は視界不良の強風だろうなと思った。もともと今日の天気が悪いことは予想していたので、特に落胆せずに歩を進めた。

ゆるやかな樹林帯を登り、12時半に黒百合ヒュッテに到着した。今シーズン2回目の宿泊になる。

受付を済ませ、食堂の椅子に腰かけた。思った以上に疲れていないので、やっぱり天狗岳に登ろうかと思ったけど、天気は相変わらず悪いし、もう休む気分になってしまったのでやめておいた。

隣に男性二人組が座り、ほどなくして運ばれてきたビーフシチューを食べ始めた。そういえば朝はトースト2枚しか食べていない。と思ったら急に空腹を感じたので、自分もビーフシチューを頼んだ。人の食べ物は美味しそうに見えてしまう。

16時半になり、小屋の人が宿泊者に部屋の案内を始めた。自分は2階の端だった。近くの人達に挨拶をし、少しばかり山の話をした。とはいえ、皆さんの気さくさにかなり助けられてしまったので、社交性のある山屋になりたいなあとつくづく思った。

夕食は17時半から始まった。メニューは前回泊まった時と同じで、ハンバーグをメインにした定食スタイルだった。高野豆腐が特に美味しかった。

夕食を食べ終え、19時には布団に入った。すでに眠っている人のいびきで賑やかだったけど、耳栓をして横になったらすぐに目蓋が重くなってきた。思ったより疲れていたのかもしれない。

2日目 天狗岳〜根石岳〜硫黄岳〜美濃戸口下山

4時半に目が覚めた。まだ眠っている人を起こさないようにすり足で1階に降り、出発の準備を進めた。

6時に朝食が始まり、出発時の混雑を見越して少し駆け足で食べた。食事の写真をとり忘れたのがもったいない。

準備を済ませて外に出ると、昨日の荒天は噓のような快晴だった。風も弱く、これなら予定通り硫黄岳まで縦走できそうだと胸が高まった。

アイゼンを装着し、まずは東天狗岳に向かった。緩やかな樹林帯を歩くと中山峠につく。ここでバラクラバとゴーグル、ピッケルを装備した。しばし南下すると、開けたところで東天狗・西天狗岳が見えた。今回は雲もなく、雄大な双耳峰をばっちり目に焼き付けることができた。

標高2455を過ぎたあたりから急登が始まった。とはいえ前回も歩いた道なので、それほど苦労せずに通過できた。7時31分、東天狗岳に登頂し、記念撮影を済ませたらすぐ西天狗岳に向かった。西天狗岳は東天狗岳に比べて登山者が少ないらしく、トレースはあるものの柔らかい雪だった。久々にパウダースノーの急登の洗礼を受け、息も絶え絶え、7時51分に西天狗岳に登頂した。山頂からは南八ヶ岳、南アルプス、中央アルプスが一望でき、美しさに目を奪われた。

山頂で一休みした後は東天狗岳に戻り、根石岳に向けて歩き出した。東天狗〜根石岳に至る稜線は風の通り道になっているらしく、少ない雪から岩が露出していた。幸い、今日は微風なので歩きやすかった。白砂新道入口の分岐を過ぎ、ほどなくして根石岳に到着した。

右手に根石山荘を見ながら南下を続けると、ふたたび樹林帯になる。森林限界にいた時間はそれほど長くないのに、久々に安全地帯に入れた気がしてほっとした。

夏沢峠の手前で樹林が開け、下から硫黄岳を望んだ。雪を纏った荒々しい爆裂火口が勇ましかった。

やまびこ荘の近くで小休止を終え、再びゴーグルとピッケル、バラクラバを装備した。夏沢峠から少し南下すると再び森林限界に出る。今回の行程で一番の急登が始まった。

雪は締まっていたので歩きやすかったけれど、ここに来て冬靴とアイゼンの重さ、空気の薄さを強く感じるようになってきた。足を上げるつらさを感じつつもじっくりと登り続け、10時10分、硫黄岳に登頂した。相変わらずの快晴で、ほとんど無風と言っていいくらいの微風だった。

山頂標識の写真を撮り、南に目をやると、雪化粧した横岳〜赤岳〜阿弥陀岳が間近に見えた。1月に北横岳から眺めて以来、ずっと憧れていた三座が目と鼻の先にある。まるで吸い込まれるような気持だった。今年は無理かもしれないけど、来年の冬には硫黄岳〜横岳〜赤岳の縦走に挑戦したいと思わずにはいられなかった。

いつまでも眺めていたかったけれど、バスの時間も迫っているので下山を開始した。硫黄岳から赤岩の頭、分岐からのつづら折りを経て赤岳鉱泉に到着した。かの有名な氷壁があり、アイスクライミングの練習をしている人達がいた。興味はあるけど、やるなら山岳会にでも入らないと難しいだろうなと思った。

赤岳鉱泉からは緩やかな登山道と長い林道歩きを経て、13時40分に美濃戸口に下山した。八ヶ岳山荘の斜め向かいにある「yatsugatake J&N」の日帰り入浴で2日分の汗を流し、バスで茅野駅に戻った。

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技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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