高山病に苦しむ友人連れての富士山

2008年08月12日(火) ~ 2008年08月13日(水)

• GPS: 32:00
• 距離: 10.8km
• 登り: 1,583m
• 下り: 1,844m

コースタイム

8月11日　夜行バス三条京阪=
8月12日　新宿(スジンと合流)=高速バスにて吉田口5合目-7合目トモエ館
8月13日　トモエ館-富士山頂-お鉢めぐり-剣ヶ峰-須走口=御殿場

天候

両日とも晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス

コース状況／危険箇所等

下山後のお風呂…御殿場駅前の観光案内所で近くの銭湯を尋ねました。
　　　　　　　　そうしたら、駅から歩いて3分ほどにある地元の銭湯を教えて頂き、気持ち良く汗を流すことができました!

写真

8/12 17:15

影富士〜

8/13 4:59

日の出を待つ大勢の人々

8/13 5:01

ついに出てきました〜

撮影機器：

COOLPIX S210 NIKON

感想

minkist

友だちのスジンから富士山に連れて行ってと頼まれて、新宿で落ちあい、一緒に行くことになった。といっても彼女は山は初めての様子…大丈夫かちょっと不安があった。

彼女の分のレインウェアや酸素缶、スパッツ、ヘッドライトなど山用品はわたしが貸してあげることになっていたのでそのままザックに持ってあげていた。初めての彼女の負担を少しでも軽くするために。吉田口5合目から登り始める。
わたしはいつものゆっくりペースで登っていくも彼女がめちゃめちゃ早い。バテるからゆっくり行ったほうがいいよという忠告も全く無視される。
まぁ、若いから体力あるのかなぁと思いつつ、いいよ、じゃ、先に行って待っててと送りだす。が、しかし、なんと、歩き始めてまだ2時間たたない頃から彼女がバテ始めて来た…((+_+))いわんこっちゃない。

気分悪いと言いだす。これは高山病だ…(-_-;)　それでも頑張って歩いてくれて、なんとかなんとか山小屋が見えだしてきた。トイレに行くと言って、帰ってくるなり「吐いた」という。顔色も悪い。休憩しつつ、予約している山小屋まで行こうと促す。う〜ん、本当は高山病の場合、上に登るのはよくないんですよね、、、少し迷いはしたのだけどゆっくりなら行けるかなと思い、しんどそうな彼女のペースでぼちぼちあがっていく。本当は3時頃には着けるかと思っていた小屋に、到着は5時前になる。彼女は相変わらず顔色悪い。

夕食のカレー。わたしはおいしく完食。彼女は気分悪いから全部は食べれなかったような…。そして就寝。外は相変わらずにぎやかだ。夜を徹して登る人たちが多い。寝ても寝つけず、日の出までに頂上に行けるか不安になり、1時ころから彼女を起こし、早立ちすることにする。
まだ真っ暗。夜空の星がきれい!でも人いっぱい。8合目あたりから早くも渋滞。みんながいるからヘッドランプなんていらない。なかなか上に進まないから少しずつ白んでくる空が気になり焦りも出てくる。でも無事に日の出までには山頂に到着。場所を確保し、寒い中日の出を待つ。すごいいっぱいの人たち。外国人がけっこう多い。そして子どもたちも多い。

彼女は…相変わらず高山病に苦しんでいるようだ。がんばれ〜とエールを送りつつ日の出を待つ。そしてその瞬間がやってきた。富士山での日の出は2回目。だけど雲海から昇る朝日はやっぱり絶景だ。あちこちから歓声が沸き起こる。みんなカメラ構えておかしな感じ。日の出を見たあとはどうせだから最高地点まで行こうと彼女を誘い、馬ノ背から最高峰へと行く。彼女はそんなこだわりはなく、とっとと下山したかったらしいが、どうせなら行かないとねぇ…。ありがた迷惑おせっかいなわたしはお鉢周りまで連れまわしたのでした。

下山は砂走り。ところどころ石があってあまり調子こいて下りられない。石に注意しながら下りていく。山慣れしているとどうってことない道でも、そうでない人にはとても怖くて時間がかかることがある。この下山道はずっとそうだった。わたしがホイホイと行くもののその倍以上の時間彼女を待つことが必要になる。まぁ仕方ないね。でもなんとか富士山山頂まで行けて、目的果たせたので良かった〜の一言に尽きる山行でした。
彼女的にはかなりきつかったと思うけど、あとで「行けて良かった」という言葉聞けたからホント良かった。まぁほんと事故なく帰ってこれて良かった…。