甲武信ヶ岳(毛木平〜山頂〜十文字小屋 周遊)

2015年06月07日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 15.8km
• 登り: 1,302m
• 下り: 1,288m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:54
• 休憩: 1:09
• 合計: 10:03

5:12 毛木平
5:48 5:48 大山衹神社
6:13 6:13 慰霊碑
7:22 7:22 なめ滝
8:34 8:44 千曲川・信濃川水源地標
9:22 9:45 甲武信ヶ岳
9:56 10:02 甲武信小屋
10:48 10:48 三宝山
11:21 11:21 尻岩
11:38 11:38 武信白岩山
13:14 13:44 十文字小屋
13:50 13:50 十文字峠
14:46 14:46 水場(五里観音)
15:15 毛木平

天候

晴れ、ただし高い標高部はガス。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

小淵沢IC(松本方面から来たので…)→毛木場 登山口駐車場

コース状況／危険箇所等

良好！　しかし、山頂から十文字に向かう際は、足場に困るクサリ場あり。

写真

6/7 5:12

富山を前日の22時に出発、登山口の毛木平Pに翌2時半に到着して僅かな仮眠の後に登山を開始する。

6/7 5:13

始めは車も通れる平坦な林道を行く。

6/7 5:48

途中の社で登山の安全を祈願する。

6/7 5:53

少し進むと早くも千曲川源流の渓谷美に遭遇する。

6/7 5:55

小さな滝に足を止め、

6/7 5:57

樹林とのコントラストに足を止め、

6/7 6:02

支流の小さな滝に見惚れて、

6/7 6:11

全く先に進めない。

6/7 6:25

葉から察するにイチゴの類か？

6/7 6:26

シラカバと青空のコントラスト。

6/7 6:48

好天に恵まれ、明るい森を行く。

6/7 6:49

針葉樹の実。

6/7 7:06

苔むす倒木。

6/7 7:11

6/7 7:22

ナメ滝に到着。

6/7 7:25

キバナコマノツメ

6/7 7:38

二枚貝ふうの固いキノコ。

6/7 7:40

マクロの世界。

6/7 7:44

ケルンを通過。

6/7 7:59

ひたすら、沢づたいに歩みを進める。

6/7 8:20

幾つもの支沢を渡るが、それぞれが個性的。

6/7 8:22

もうすぐ千曲川の源流。

6/7 8:28

だいぶん本流の流れも細くなってきた。

6/7 8:36

千曲川の水源、後に信濃川となって367km先の日本海をめざす。

6/7 8:44

暫しの休憩と補水を済ませて山頂を目指すが、ここから登山道は一変、容赦ない急登始まる。

6/7 9:02

急登は15分余りで終わり、稜線に出た。

6/7 9:03

稜線に出ると、反対側の斜面からガスが上がって来ていた。

6/7 9:11

山頂部を確認しようと樹林の登山道を離れるも、ガスで何も見えない。

6/7 9:20

さらに行くと道が岩場となり、ピークが確認できた。

6/7 9:44

そこは甲武信ヶ岳の山頂であったが、ご覧のとおり眺望はゼロ。

6/7 9:46

山頂から甲武信小屋経由で十文字峠方面に縦走を開始する。　少し進むと三角点があった。　山頂標識の周りで三角点を探す登山者が居たが、こんなところに有ったとは！

6/7 9:56

かなり下ったところで甲武信小屋に到着。

6/7 10:01

6月入ってもまだ鯉のぼりが…

6/7 10:02

十文字小屋へのトラバース道の入り口はこの奥から。　左奥の石碑は荒川の水源を示すもの。

6/7 10:11

シラカバにいろいろな地衣類が住み着いているが、

6/7 10:14

アップにしてみると何やら謎のオレンジ。

6/7 10:16

ほかをアップにしてみると、王蟲の森。

6/7 10:19

稜線の道に合流する。

6/7 10:21

緑のカエルが手を振っているような…

6/7 10:40

6/7 10:48

三宝山、埼玉県の最高峰、と言う事は、手前の岩に立てば埼玉県民725万人の頂点に立つという事では！？

6/7 10:51

ミツバオウレン

6/7 11:18

ガスが立ち込めてより幻想的な森を進むと、

6/7 11:20

例の、

6/7 11:21

尻岩が登場した。　思ったよりも巨尻だった。

6/7 11:21

尻の上にも木が茂る。

6/7 11:41

夜中に根を使って徘徊してそうな樹木。

6/7 11:42

森には奇妙なオブジェが無数に存在する。

6/7 11:47

たまに視界利く場所に出ても、相変わらずガスのなか。　雲霧林の様相。

6/7 11:50

急なクサリ場も有るので気が抜けない。

6/7 12:05

ここに来てようやくアズマシャクナゲと対面できた。　場所はルート図をクリックして確認して下さい。

6/7 12:08

グリーンばかりの景色だってので、この色彩は鮮烈だった。

6/7 12:09

6/7 12:15

6/7 12:23

岩と土がミックスした尾根道を進む。

6/7 12:43

6/7 12:45

ヤマレコで事前に調べた際は、クサリ場は有るけど難易度は低い旨の記述が多かったが、なんのなんの…

6/7 12:58

しばらくシャクナゲは無かったが、十文字小屋近くでまた咲いていた。

6/7 13:06

6/7 13:14

十文字小屋に到着。

6/7 13:17

小屋の中に入ると、ユーモラスなデザインの自在鉤がお出迎え。

6/7 13:22

キノコうどん(700円)を頂き、カロリーと水分、さらに塩分を補給。　写真にキノコが映っていないが、中にたんまり沈殿しています。

6/7 14:42

本格的な下山を開始する。

6/7 14:56

本当に渓谷の題材には事欠かない。

6/7 14:57

6/7 15:03

この橋を渡ればゴールは近い。

6/7 15:04

橋の上からの渓谷。

6/7 15:09

朝歩いた道と合流する。

6/7 15:15

今回も無事に登山を終える事ができた。　駐車場奥のツツジが見事。

6/7 15:22

駐車場から少し行ったところのベニバナイチヤクソウの群落。

撮影機器：

EOS 6D CANON

感想

muku-muku

今回は日帰りで甲武信ヶ岳の山行きを計画した。　しかし、この計画が実にハードで、前日の20時まで地元の富山で用事があったので、出発は22時過ぎとなった。　毛木平Pに到着したのは翌午前2時過ぎ、そのまま2時間の仮眠をとり、明るくなった5時過ぎに登山口を出発した。　山行を終えたのは15時過ぎで、そのまま富山に戻ったが到着は20時を回っていた。　実に22時間の弾丸ツアーを何とか無事に終えることができて何よりだった。　山行は早朝こそ天候も良く、このまま晴れが続くのかと思いきや、標高をあげるにつれて曇りはじめ、とうとう最後まで付近の山々を眺める事が出来なかった。　しかしそれが、しっとりとした苔や渓流の情感を醸し出すに一役買い、シャクナゲも同様にコントラストが強くなりすぎず、やわらかな画に仕上がった。　そのシャクナゲは甲武信ヶ岳の周辺には全く咲いておらず(ハクサンシャクナゲ)、十文字の近くにのみ咲いていた(アズマシャクナゲ)。　しかもその数は例年と比較して少な目と十文字小屋の女将が話をしており、開花が遅れ気味なので来週はもう少し数が増えるのではとの事だった。