槍ヶ岳 大喰岳 中岳 南岳 新穂高温泉から飛騨沢 南岳新道下山

2015年06月06日(土) ~ 2015年06月07日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 24.2km
• 登り: 2,254m
• 下り: 2,238m

コースタイム

1日目：新穂高温泉07:30−08:15穂高平小屋08:20−09:00白出沢出合09:12−10:15滝谷出合10:27−11:15槍平小屋11:24−15:09飛騨乗越15:10−15:21槍ヶ岳山荘　　　　　　　槍ヶ岳山荘18:00-18:18槍ヶ岳山頂19:10−19:26槍ヶ岳山荘

2日目：槍ヶ岳山荘05:49−05:53飛騨乗越05:54−06:09大喰岳06:10−06:36中岳06:37−07:32南岳07:34−07:40南岳小屋（獅子花展望台）07:55−07:56南岳新道分岐07:56-08:18南沢08:20-08:45西尾根08:50−10:25南沢下部10:30−10:38槍平小屋11:00−11:30滝谷出合11:30−12:25白出沢出合12:25−12:55穂高平小屋12:58−13:30新穂高温泉

写真

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撮影機器：

iPhone 5c Apple

iPhone 5s Apple

感想

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初日は昼に向けて天候回復の予報、七時ころ雨脚が弱まるのを待ち新穂高温泉から槍ヶ岳向けて登山開始。　しばらく右俣林道歩きすると右側に夏道の近道発見、相変わらず小雨、やっぱり気持ちがいまいち乗って来ない・・・が午後からはピーカンと成るはず、しかも初めての槍ヶ岳と気持ちを奮い立たせる。白出沢出合で工事関係者の方に挨拶し小休止。　そこからは小さな白い花がたくさん見られる山道歩き。　小雨であるが樹木の葉にたまった雫がしたたり落ちてくる。　滝谷以南小屋前で下山者と出会うが会釈のみ、小屋に付くと一人の登山者と、工事関係者。　登山者の方はここで撤退と言われる、先の下山者も槍平より引き返したのだと。　確かにガスも出ており、雨の中無理に登る価値が有るのだろうかと感じる。　天候も回復する様子無し・・・・　　槍平小屋を出発し程なく樹林帯へこの辺りはテープも少なく道も不明瞭・・・先行者のトレースを頼りに進むが、樹林帯直登方面に進み、いつの間にかトレースも見失う、ここは右に斜面を見ながら登るはず直登はおかしいと思い最後のトレース確認場所まで戻る。　30分ほどのロスと成る。正規の道に戻ると2人組のパーティー、休憩中の6人ほどのパーティーと出会うが休憩もそこそこにし先行させてもらう、と　直ぐに気づく「もしかしたら本日の先行者はこの2組のみ？　と言うことは昨日の雨、雪でトレースは期待できないのでは、しまったなぁ〜」　案の定ところどころに出てくる雪渓のトラバースでは先のマークを発見できず、相当悩みながらの登りと成る。　有る部分では後のパーティーの方に先行して頂く、2400mを超えたあたりの飛騨沢？からは旗がこれでもかと立っているため迷うことは無くなる。　雪渓急登を黙々と登ると2900m程から再び夏道が現れる、そこから飛騨乗越、槍ヶ岳山荘までは一気に進む。　途中雷鳥も間近に見ることができました。　　ふー疲れた。　　まずはビールで乾杯。　その後小屋でテン泊の受付を済ませ小屋前で登山者の方と少し話する。　相変わらず穂先はガスに包まれる。　テントの設営を済ませ、中でくつろぎタイム。　飯も済ませあとは酒でも飲みながらと外を見ると天候が回復している。　夕方の6時頃、急いで靴を履き槍の穂先へ急行、頂上には数人先客・・・　しばらく周りの風景に見とれる雲海には、まさに今立っている槍の穂の影が。　刻一刻と穂高が赤みを帯びてゆく、　山小屋のスタッフの方も急きょ駆け付けて来られる。　こんな風景はめったに見れないですよと・・・・　　今までの疲れが一気に吹っ飛び、しばらく放心してしまう。　綺麗な風景だ。　日が落ちるまで他の登山者の方と写真を取り合ったり、感動を分け合ったりの最高の一時間を過ごす。　　　夜中、未明の気温はテント内で-1℃程、快適なほうか？　　　　二日目は体力も気力も回復、昨夕槍の頂上に立つ前はピストンで下山しようと思っていたが、やはり大喰岳、中岳、南岳方面へ向かい、南岳新道から下山することを決める。2日目は晴天、朝06：00張り切ってスタート、　大喰岳、中岳、南岳の稜線からの絶景と各ピークを独り占めし快調に進む。　南岳山荘から展望台に上り穂高へのキレット、険しい稜線を望む、すげ〜　　今の自分には無理かな・・・　さあ下山だと気合を入れなおすが、ここからがちょっとした苦労と成る。　まずはガレ場を少し下った後の、南沢上部雪渓のトラバース、かなり急な斜面であるまた、カット、トラバースなどは一切無い・・・　この時期ここからの下山者はあまりいないのだ・・・（焦）　　　それでもトラバース先の尾根への復帰道はかろうじて確認できる、まっすぐ行けばいいのだと、腐り雪に足を取られないように慎重に歩みを進めるが。　　トラバースではやはり足元に気を取られる、いつの間にか予定よりかなり上方の尾根に向けて歩みを進めてしまっていた・・・ますます斜度は増しておりここから急激に下り方向へ足を向けるのは困難、予定よりかなり上方の尾根に出てしまう、しかも痩せ尾根・・・　ハエマツが付いていてかなり歩きにくいが暫くすると古いロープを発見、旧道か？　何とか木道が整備された稜線へ復帰するが、外してザックへ括り付けていたアイゼンの片側を紛失。　ザックをデポし、少し戻ってみるが発見できず。（焦りと、ルートを攀り返す恐怖もありよく探さなかったような・・・・　本当は少々時間をかけて意地でも探し切るべきだったのだ、絶対に稜線下へは落ちておらず、ハエマツに引っかかっているはずだったのだ）　この後も雪渓トラバースは数か所あり、すべての場所でルートが不明瞭、　片足アイゼンと、南沢上部以来のピッケル使用で慎重に上下を繰り返し登山道を探す場面も有り、登り返しは今考えるとちょっと怖いです。　（どの雪渓もかなりの斜度、木の枝をつかみながら進む箇所も・・・）　アイゼンが両足そろっていれば恐れず進めるはずなのであるが。　南岳新道は今の時期あまり人が入った様子が無く、トレース無し、中腹ではテープも少なくルートを失う恐れ有ります。　　雪渓にぶち当たる場所は特に不明瞭ですが、そのまま沢沿いに進むケースは無く、トラバースに関しても真横と言うより、少し高度を下げての登山道復帰が多いです。　しかしそれでもかなりわかりにくい場所が有ります。　雪渓の沢を渡り何度も上下を繰り返しテープの屑を見つけてと言う箇所も有ります。　　　槍平小屋までに転倒数回、やっとのことで南沢下部の横断に関しても50m程下る、　ここはテープを発見。　見逃すと斜度も緩いためそのまま駆け足で沢を下っていきそうです。　注意です。　槍平からは来た道と同じであるが、今日は快晴、気持ちよくペースを上げてゆく。　　少し怖い思いもしましたが最高の山行でした！！

コメント

montfleur

ご無事で何より！
悪い状況だと、悪い方、悪い方、と吸い込まれてゆきますが、やはり精神力が備わっているからこその突破でしたね〜！
素晴らしい！
往路も不安になりつつも目的地まで行けてよかったですね！
おかげで素晴らしいご褒美が待っていたのですから〜〜〜！
それにしても、おつまみ？行動食？？すんごい量ですね〜！！
これなら遭難しても１週間は過ごせるかも！
無事で下山されてよかったです。
でもあんまり無茶はだめですよぉ〜〜〜〜！

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食料、多いよね…
コメントありがとうございます。
南岳迄はウキウキだったのですが…
人がいないってのは、本当不安になりますね。何とか無事下山できたからこそ言えるのですが、色々勉強になりました。
食料、確かにやり繰りすれば普通に4日分位有るかも…
買い出しして、ドンドン袋に突っ込んでるとこうなってました…
相当に満腹登山です(^^;; 下山後体重増加って経験は初めてです。笑
やっぱテン泊良いですね??