唐松岳
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- GPS
- 05:26
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 945m
- 下り
- 945m
コースタイム
- 山行
- 4:49
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 5:27
天候 | 快晴 丸山ケルン辺りまではほとんど無風 その先結構吹いた。地形の関係か。 唐松岳頂上山荘が見えるピークから先になると再びほとんど無風。 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
八方アルペンライン往復乗車券4,100円クレジットカード可。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪量かなりあり。表面がクラスト状のところとふかふかの雪のところと雪質がコロコロ変わる。クラスト状の雪も、アイゼンが刺さって歩きやすいところと、クラストが割れてツボ足になるところとがあった。 注意しなければならない箇所が4箇所あり。丸山ケルンの先岩に網が掛けてあって、足場が狭いところをトラバースしたあと急な登りになるところ。似たような箇所がもう1箇所あり。唐松岳頂上山荘が見えるピークの手前も狭いトラバースで、足幅くらいしか幅がない。唐松岳山頂直下がかなり急。山頂直下は、下り後ろ向きになってピッケルのピックを刺しながら降りた。他の箇所は前向きで降りれるけれど、下りの方が神経を使う。 |
その他周辺情報 | アダムを降りて徒歩10分くらいの八方バスターミナルの向かいに八方の湯あり。今回は利用せず。 |
写真
感想
さて今日は。今年二度目の唐松岳挑戦。昨年に続いて三度目になる。何とか今回は登頂したいもの。
信濃大町で20分くらい電車の待ち合わせがある。駅そばを食べようかと考えた。が、一度改札の外に出なければならない。運賃が130円余計に掛かるだけなのだから、食べに出ても良かった。が、やめた。米の飯が食えるとわかっていれば出たかもしれない。残念ながらここにはカレーライスを置いてなさそうだ。改札出て左の小さなコンビニには、少ないがおにぎりが置いてある。
信濃大町で白馬行き電車に乗ると偶然顔見知りのニュージーランド人がいた。一言二言言葉を交わす。
8:01白馬駅着。8:12にはゴンドラに乗った。チケット売り場もゴンドラ乗り場も待ち時間なし。1時間かかった前回と比べるとスムーズ。やはり平日は良い。
アルペンクワッドリフトは、8:30営業開始とあった。アルペンラインの客は、その前に乗せてくれた。リフトの最終時刻があるからだろう。
グラートクワッドリフトでは営業開始まで少し待った。アルペンライン客はざっと35人くらいいた。グラートクワッドを下車したのは8:45。9:00に歩き始めることができた。前回の10時スタートに比べて1時間も早い。
歩き始める前にアバンドを水に溶かして飲み、アリナミンEXとシステインも3錠ずつ飲んだおかげか足取りが軽い。ゆっくり登るよう慎重に登ったのもあるかもしれない。初っ端から結構息が上がった前回と比べて期待が高まる。
第二ケルンで計画より10分のahead。下の樺で16分のahead。丸山ケルンで28分と、順調に貯金を増やすことができた。
下の樺辺りでは樺の木が氷を纏っていてキレイだった。触るとカラカラと音がする。
下の樺からの急登で他の人はぼくよりペースが早い。気にせずマイペースで登る。丸山ケルン下の急登も。
丸山ケルンまでは、ほとんど無風で暑くて仕方がなかった。丸山ケルン先から風が吹き始め寒さを覚えた。ひと登りして、ザックからワークマンのBuzz Heatを出して羽織った。ネックウォーマー状態にしていたバラクラバもちゃんと被って耳を守った。グローブを、薄手のインナーとテムレスからブラックダイアモンドの本格的な冬用グローブに変えるのを忘れ、指先がしばらく冷たかった。
唐松岳頂上山荘の見えるピークまで来ると、その風が吹かなくなり再び無風。唐松岳山頂は風があるかもと考え、Buzz Heatの前を肌けるだけにして下りと頂上への登りを登った。丸山ケルンから頂上までは計画より22分早く、丸山ケルンまでで貯めた28分より6分食い潰した。
頂上は意外に風がほとんどなく、ぐるりと眺望を楽しめた。一部雲が掛かっている山もあったけど。ひとしきり写真とビデオを撮り、水を補給。ペットボトルに入れてきた水が凍り掛けていて、サーモスのお湯を加えてぬるま湯にして飲んだ。塩羊羹でエネルギーも補給。
さほどマージンないことだしさっさと下山。注意箇所で時間食うかもしれないし、脚も心配だし。で、山頂直下でビビった。これ、前向きで降りるには怖すぎる。後ろ向きになって右手でピッケルのピックを突き刺しながら降りた。この先の注意箇所があと3箇所あったはず。これは時間かかるかも。
転んだら結構下に持っていかれそうで、慎重に降りる。左足の腿裏が攣りそうになる。登り返しはキツかったけど、登る方が気が楽でいい気がした。脚攣りと筋肉痛で、登りきったところでザックをおろして小休止。芍薬甘草湯とアミノバイタルを飲み、水分補給。アリナミンEXとシステインもドーピング。ここの直下も注意箇所。後ろ向きを覚悟したけれど、トラバースまですぐで、むしろ前向きでないと、足の置き場が足幅くらいしかない道を歩くには危険だった。
その先の残りの注意箇所も、慎重に足を置けば前向きで問題なかった。
丸山ケルンまで降りてきてホッとする。この時点で24分ahead。やはり注意箇所多いと時間がかかる。丸山ケルンからの下りや下の樺への下りで上手く滑り降りるように下れると速い。が、踏み跡のあるところはツボ足の凸凹が大きくて難しく、踏み跡のないところはクラスト状の雪の強度によって滑らなかったりツボ足になってしまったりする。結局今回は、下りで滑り降りるように歩く方法はうまくいかなかった。
グラートクワッドリフト乗り場に着いた時点で計画より38分早かった。ゴンドラを降りてホッとした時に、左脚の腿の付け根内側と右脚の脹脛が筋肉痛になっていることに気づいた。
やはり、リフトの下り最終があるということが常に頭にあり、気が抜けない山行だった。冬山では3度目で山頂まで辿り着くことができ、嬉しかった。晴れて景色も良かったし。
今回もいい山行だった。
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