八ヶ岳（美濃戸⇒阿弥陀⇒赤岳⇒横岳⇒硫黄岳⇒本沢温泉⇒硫黄岳⇒美濃戸）

2015年06月13日(土) ~ 2015年06月14日(日)

• GPS: 14:25
• 距離: 36.0km
• 登り: 3,095m
• 下り: 3,109m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:06
• 休憩: 2:45
• 合計: 9:51

距離 22.0km 登り 2,326m 下り 1,732m

5:21 八ヶ岳山荘
6:04 6:07 やまのこ村
6:07 6:08 赤岳山荘
6:12 6:16 美濃戸山荘
7:20 7:24 中ノ行者小屋跡
8:05 8:17 行者小屋
8:39 8:46 中岳のコル登山道水場
8:47 8:48 阿弥陀岳北稜
8:58 9:06 中岳のコル
9:24 9:37 阿弥陀岳
9:47 10:02 中岳のコル
10:08 10:18 中岳
10:47 10:52 赤岳
10:52 竜頭峰
10:52 11:11 赤岳
11:13 11:21 赤岳頂上山荘
11:41 11:45 赤岳天望荘
11:48 地蔵の頭
12:03 12:10 二十三夜峰
12:14 12:22 日ノ岳
12:24 12:27 鉾岳
12:29 12:33 日ノ岳
12:34 12:37 鉾岳
12:39 12:44 石尊峰
12:46 12:49 横岳（三叉峰）
12:54 12:57 横岳（奥の院）
13:23 台座ノ頭
13:37 硫黄岳山荘
13:55 14:03 硫黄岳
14:32 14:37 ヒュッテ夏沢
14:38 山びこ荘
15:02 15:04 本沢温泉野天風呂
15:12 本沢温泉

2日目

• 山行: 3:45
• 休憩: 0:36
• 合計: 4:21

距離 14.0km 登り 788m 下り 1,388m

5:31 本沢温泉
5:38 5:39 本沢温泉野天風呂
6:06 6:07 夏沢峠
6:09 6:10 ヒュッテ夏沢
6:50 7:08 硫黄岳
7:18 7:22 赤岩の頭
7:55 7:57 ジョウゴ沢
8:00 8:01 大同心沢（大同心ルンゼ）分岐
8:04 8:11 赤岳鉱泉
8:50 堰堤広場
9:15 9:16 美濃戸山荘
9:19 赤岳山荘
9:51 八ヶ岳山荘
9:52 ゴール地点

天候

13日：晴れ　、　14日：曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

■美濃戸口の駐車場（駐車料金：1日　\500）
5時過ぎ着で余裕かなり有り。臨時？駐車場等含めると結構な台数を停められそう。
到着後、登山の準備をしていたら駐車料金を徴収されました。

■やまのこ村あたりの駐車場
本当はここまで車で来たかったが、悪路との噂で断念。
実際には、SUV以外の乗用車や軽自動車が普通に駐車していた。
ただ下山後、停まっている車を見ていたら、悪路が原因かは不明だが
破損している車が・・・。

コース状況／危険箇所等

表示されているキロ数はなんだかアテにならないような。
GPS（HOLUX）の設定がおかしいのかな。。

■危険箇所
阿弥陀岳への道はガレ場となっており、大きめの石（岩？）も
崩れそうになっていたので落石に注意が必要。
自分も登っているとき上から石が転がってきました。。

その他周辺情報

本沢温泉（野天風呂　\600）
http://www.yatsu-honzawaonsen.com/

もみの湯（\500）
http://www.lcv.ne.jp/~mominoki/mominoyu.html

写真

6/13 5:19

テン泊用に新調したザック。
オスプレー（イーサー60L）。これからお付き合いよろしくお願いします。

6/13 6:09

赤岳山荘からの赤岳。
ここまで来るのにバテバテでしたが、目標が見えて気合いを入れ直す。

6/13 6:10

南沢の音を聴きながら行者小屋を目指します。

6/13 6:27

ホテイラン発見。
南沢登り始めスグに咲いているとのことでキョロキョロしながら歩いていたら、わかりやすく保護ロープに囲われていた。。

6/13 6:27

絶滅危惧種。
非常に上品、かつ優雅に咲いております。

6/13 6:47

今年登った榛名富士でも同じものを見た。
何かツナガリがあるのか？

6/13 7:14

キバナノコマノツメ
色々な場所で結構咲いていました。

6/13 7:29

全部花が閉じていました。。
コミヤマカタバミ？

6/13 7:33

イワカガミ

6/13 8:02

行者小屋からの横岳。
横岳もなかなかキツそうだ。。

6/13 9:03

今回の山行を通して、唯一残雪があったところ。
念のため軽アイゼンを持って登ったが不要でした。

6/13 9:03

重荷をデポして阿弥陀岳を目指します。

6/13 9:10

阿弥陀岳への登り。
落石に注意が必要です。

6/13 9:13

ハクサンイチゲ

6/13 9:14

イワベンケイ

6/13 9:18

青空に向かってツンとしているところがカッコイイ！

6/13 9:22

クモマナズナ

6/13 9:25

イワヒゲ

阿弥陀岳山頂。
赤岳とのツーショット。
そして着ているTシャツは。。。

6/13 9:30

阿弥陀岳の山頂からの中央アルプス

6/13 9:32

阿弥陀岳からの赤岳。
この登りもエグい。。

6/13 9:37

横岳と硫黄岳。
そしてさっきまでいた行者が小さく見える。

6/13 10:50

赤岳方面からの阿弥陀岳。
軽荷で登ったにも拘らず半端なくキツかった。。

6/13 10:50

行者小屋でベースキャンプにすればよかったと後悔しつつ、
赤岳への岩場を登る。（重荷にとことん弱いな・・）

念願の赤岳山頂！
十数年前、赤岳に登るため購入した赤い「岳」Tシャツと記念撮影。
前回は5月の南八縦走を計画するも、西岳、編笠までで断念。
なかなか機会に恵まれず、ようやく温め続けたTシャツを着ることができました。

6/13 11:10

赤岳山頂小屋

6/13 11:14

赤岳山頂は賑わっています。

6/13 11:14

阿弥陀岳から辿ってきたルートを確認

6/13 11:20

イワウメ

6/13 11:22

キバナシャクナゲ

6/13 11:36

オヤマノエンドウ。
稜線沿いに咲き乱れていました。

6/13 11:37

稜線沿いは撮影タイム。
お花畑に目を奪われます。

6/13 11:59

ツクモグサを求め、ひたすら峰を越える。

6/13 12:05

ミヤマキンバイ

6/13 12:07

これから咲くのでしょうか。
（ミヤマオダマキ？）

6/13 12:22

ミヤマシオガマ。
三叉峰近くで見つけました。

6/13 12:22

このあたりのミヤマシオガマは
岩の上の方で咲いていたため、背伸びしての撮影。

6/13 12:27

ツクモグサ発見！

6/13 12:28

お花畑の中にツクモグサが咲いていました。

6/13 12:29

ピークは過ぎてしまっていたようですが、
もう少し見れそう。

6/13 12:30

不明・・

6/13 12:32

フワフワな毛がいい！

6/13 12:45

横岳が近くに見えてきたが、体力的にはかなりキツイ。
別のルートを辿るか検討するも、温泉に癒されたい＋天気の良い稜線を楽しみたいということで予定通り本沢温泉を目指す。

6/13 12:50

ウルップソウ。
赤岳展望荘前にいっぱい咲いていたが、
登山道からちょっと離れている。。
自分のカメラではこれ以上寄れない。。

6/13 12:54

登山道一番近くに咲いていたウルップソウ。
ただ疲れのピークのためか、見切れていることにも気がつかず・・

6/13 12:59

横岳最後の登り。

横岳山頂。
完全にヘタってます。。

6/13 13:12

硫黄岳と奥には蓼科山が見えます。

6/13 13:21

ミヤマシオガマ

6/13 13:57

硫黄岳の爆裂火口壁。
でかすぎてカメラに収まりません。

硫黄岳山頂。
山頂ではギターを持ったおじさんが、ヨーデル風な歌を唄ってました。広い山頂にマッチしたノドカな演出。

6/13 14:00

南八ヶ岳全貌が見えます。
権現岳を登れば、南八を制覇か。

6/13 14:05

天狗岳と蓼科山

6/13 15:05

ミツバオウレン

6/13 15:13

本日の宿泊地、本沢温泉に到着。
テン泊（\600）と野天風呂（\600）の受付を済ませます。

6/13 15:45

ソロテン、デビュー！
長年使い慣れたエアライズの1人用。

6/13 16:10

日本最高所の野天風呂。（温泉としては第二位の高所）
ロケーション、泉質ともに文句無しです！！
野天だけあって、着替えも隠れる場所なしの完全に野です。
開放感に満ち溢れています。

6/14 6:14

二日目はイワカガミから。

6/14 6:51

再び硫黄岳山頂。
オスプレーザック最高！！

6/14 6:52

曇ではあるものの、この日も南八ヶ岳全貌が見えました。

6/14 6:52

足の爪が痛かったため天狗岳は断念。。
天狗岳はまた次回のお楽しみ。

6/14 6:53

あいにくの曇り空でしたが、南アルプスも見えました。

6/14 7:15

赤岩の頭と阿弥陀岳

6/14 7:29

ミツバオウレン

6/14 8:12

赤岳鉱泉からの横岳方面。

6/14 8:18

シロバナヘビイチゴ
北沢のルートでたくさん花畑がありました。

6/14 8:25

赤岳鉱泉の影響なのか、川が赤く見えます。

6/14 8:29

ズダヤクシュ

6/14 8:36

6/14 8:45

北沢の音を聴きながら美濃戸を目指す。
北沢ルートは白と黄色の花の絨毯が多く見られました。

6/14 9:16

美濃戸登山口に戻ってきました。
駐車場までもうひと踏ん張り。

6/14 9:24

美濃戸口までの間に咲いていたレンゲツツジ

撮影機器：

DMC-FX77 Panasonic

感想

d-eoe-b

約10年間の思いを乗せて八ヶ岳へ。
前回の八ヶ岳は2005年5月のGW。西岳から硫黄岳まで、南八ヶ岳縦走を
計画するも、青春小屋から権現に向かう際、雪の壁に阻まれ断念。
そのときに購入した赤い「岳」Tシャツをずっと箪笥に暖め続けた10年。
ようやく日の目を見せる機会がやってきた。

■出発〜登山口
もともとこの週末は別の予定が入っていたため、山行計画は無かった。
が、急遽予定が変更し、土日Freeに。
即、天気予報を確認し、八ヶ岳へ向かう準備を行う。
身支度を整え 0時に家を出発。
双葉SAに 2時頃着。そして仮眠を取る。
3時半に起床し、双葉SAにて天麩羅うどんを頂く。（24時間営業はありがたい）
4時過ぎに双葉SAを出発し、5時過ぎに美濃戸口に到着。

■登山
写真の通り、花を探しながらノロ足で登る。（バテていただけですが・・）

■温泉
翌日の登り返しにゲンナリしつつも本沢温泉へ下山。
約700m下山した甲斐のある温泉でした。
川沿いの野晒し感満載のロケーション。硫黄の良い香り。白濁した湯。
また訪れたい！！

■初、ソロテン泊
エアライズ最高でした。
そして今回から初のサーマレストのマット。これがあると無いとでは雲泥の差。
もう手放せそうにありません。

■テン泊食事
準備している時間もなく、コンビにで無印のカレーとレンジでチンのご飯を購入。
メンバーでテン泊すると、大抵内臓疲労の状態となりほとんど食事を受け付けない状態となる。が、今回はノロ足だったためおいしく頂く。
そう考えると、改めてメンバーの強さを痛感させられる。


八ヶ岳はいろいろなルート、また今回は見つけられなかったコマクサなど、
まだまだ見たい高山植物がたくさんある。
今度は10年も間を空けず、再び八ヶ岳を訪れたいと思う。