お花見ツアー△白鳥山城のミツマタ・箱根のカタクリ・水芭蕉

2024年03月31日(日) [日帰り]

• GPS: 01:20
• 距離: 2.0km
• 登り: 105m
• 下り: 85m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:22
• 休憩: 2:28
• 合計: 5:50

距離 2.0km 登り 108m 下り 99m

8:50 白鳥山森林公園駐車場
9:52 10:00 白鳥山
10:10 白鳥山森林公園駐車場
12:15 12:50 長安寺
12:55 14:40 箱根湿性花園
14:40 ゴール地点

天候

晴れ(気温25度・春霞・黄砂)

アクセス

利用交通機関：

自家用車

白鳥山森林公園駐車場10台(8:50で2台目)
長安寺駐車場20台(11:30で5台目)
箱根湿性花園駐車場(1:00で第一駐車場8割くらい)

コース状況／危険箇所等

ルート記録は「白鳥山『城』」だけです。白鳥山の登りは100m程度ですが、駐車場から曲輪跡まで下り北尾根に登り返してからの頂上北側直下の急登が、ヤマビル対策としての長靴だったので予想外にとても大変でした。
ヤマビルはいませんでしたが「3/30に白鳥山でヤマビル」のレコがありました。
箱根の長安寺のカタクリ林は標高差20m程度の散策路、ミズバショウの箱根湿性花園は長時間グルグル歩き回りましたが標高差はありません。

その他周辺情報

箱根湿性花園700円（JAF割り100円引き）

写真

今日は「山梨百名山」で「静岡の百山」の白鳥山のミツマタ、「箱根仙石原の長安寺」のカタクリ、「箱根湿性花園」のミズバショウのお花見ツアーです。

3/31 8:51

登山口駐車場からの富士山。
白鳥山へは本成寺コース・登山口駐車場コースしか知りませんでした。Fjirouさんのレコを参考に初めて池代・北尾根コースで行ってみます。

3/31 8:57

さっそく見事なミツマタがお出迎え。今日はミツマタの群生を見に竜爪山に行く予定でしたが、Fjirouさんのレコを見て急遽変更。白鳥山にこんなに見事な群生があるとは！灯台下暗し。

3/31 8:58

ルリタテハはミツマタに夢中です。

3/31 8:59

アカタテハは樹液を吸っているのかな？

3/31 9:09

「池代跡」
巨大構造性地滑りカール地形です。白鳥山は大地震のたび富士川などを堰き止めて天然ダムを作り大きな災害もたらしました。

3/31 9:12

一面のミツマタ。甘い香りが漂っています。

3/31 9:17

ミツマタをかき分けて北尾根に向かいます。

3/31 9:21

「陣馬・曲輪」
白鳥山城跡が出てきました。山頂の史跡くらいしか知らなかったのでワクワクしてきました。

3/31 9:24

「白鳥山崩壊石群」
尾根に登ってみます。

3/31 9:25

北尾根の向かって緩やかな登り。「上に物見台・横堀阻塞跡地」の標識。ヤマビル対策で今日は長靴、防虫スプレー、消毒用エタノール持参の完全防備です。

3/31 9:27

北尾根に出ました。「東の物見台跡」
富士川や柚野の集落が見渡せます。岩淵・大宮・柚野方面からの侵入を見張ります。もう一つ興津路・蒲原・岩淵路を見張る「南の物見台」もあるそうです。

3/31 9:32

尾根の向こうに白鳥山。山桜も咲いています。

3/31 9:40

石がゴロゴロ。富士川側はかなり急斜面。

3/31 9:46

頂上直下の急登。四つん這いで片手で撮ったのでブレブレ。
登りでもかなり怖かったけど下りでは怖さ倍増だと思います。

3/31 9:58

白鳥山山頂。「白鳥山を創造する会」の方々が眺望を妨げる木を伐採作業中でした。いつも整備管理ありがとうございます。また、山城としての白鳥山について色々教えてくださり「白鳥山『城』」という立派な冊子をくださいました。

3/31 9:58

まだ10時なのに気温20度。初夏のような陽気です。南アルプスの山並みも春霞と黄砂で霞んでいます。

3/31 9:59

山頂の「本郭跡」

3/31 10:01

「狼煙台跡」

3/31 10:06

少し下って「石室・山番小屋跡」
石積が残っています。

3/31 10:09

「登山口駐車場」に戻りました。いつ来ても1、2台だけなのにこんなに停まっているのは初めてです。
幸いなことにヤマビルはいませんでした。でも帰宅後にヤマレコを見ていたら「30日に白鳥山でヤマビル」情報が。もう出ているんだ！

3/31 10:11

いただいた冊子「白鳥山『城』」。白鳥山の自然や歴史について詳しく書かれていて、初めて知ることも多く興味深く読ませていただきました。今回のレコを書くのにも参考にさせてもらいました。

3/31 11:54

お花見ツアーは箱根にワープしました。仙石原「座りや」で野菜天せいろをいただきました。フキノトウや菜花の天ぷらもあり、ここでも春を満喫。

3/31 12:14

お花見ツアー2ヵ所目は「長安寺」
カタクリを見に行きます。歴史を感じる長安寺の石柱門。参拝を済ませ裏山に行くと、

3/31 12:43

ショウジョウバカマと五百羅漢像がお出迎え。

3/31 12:20

羅漢山には様々なポーズや表情の五百羅漢の像が。

3/31 12:24

ユキワリソウも咲いています。

3/31 12:33

白いのもあります。

3/31 12:37

温かな春の日差しの中、一面のカタクリ。見事です。

3/31 12:37

一つ一つの花が大きい。

3/31 12:38

サクラ模様もクッキリ。

3/31 12:45

アセビの影から微笑むふくよかなお顔。　

3/31 12:47

「東国花の寺 百ヶ寺」です。これからは箱根に来るたびに寄ってみよう。季節ごとに異なる花を楽しめそうですね。

3/31 12:57

お花見ツアー3ヵ所目は「箱根湿性花園」です。

3/31 13:12

まずは「春の山野草展」
屋根の下で暖かいからか、色々な山野草が咲き誇っていました。

3/31 13:07

何ともうヤマシャクヤクが咲いています。

3/31 13:08

フクジュソウ

3/31 13:09

アメリカコマクサ。名前はコマクサですが、正式にはケマンソウ。

3/31 13:10

コチャルメルソウ

3/31 13:11

イワウチワ

3/31 13:13

では園内散策にスタート。
まずは林の中に一面のカタクリ。

3/31 13:14

ミスミソウ

3/31 13:17

オキナグサ
初めて見ました。

3/31 13:20

キバナノアマナ
毎年この季節に来ていますが、これも初めて見れました。

3/31 13:22

エゾノリュウキンカ

3/31 13:24

ノウルシはまだ芽が出たばかり

3/31 13:26

ニッコウキスゲの芽には保護ネット。

3/31 13:27

ミツガシワ

3/31 13:30

ユキワリコザクラ

3/31 13:31

フクジュソウ

3/31 13:31

キクザキイチゲ。大きい！

3/31 13:36

コシノコバイモ
昨年より増えた気がします。

3/31 13:37

ショウジョウバカマ
紫っぽい花ピンクっぽい花といろいろありましたがこれは白色。

3/31 13:39

ミチノクコザクラ

3/31 13:41

ミツバノバイカオウレン

3/31 13:43

こちらは、バイカオウレン
小葉が5枚。

3/31 13:44

バイカオウレン
広末さんの花。

3/31 13:44

イワウチワ

3/31 13:47

ミズバショウ

3/31 13:48

毎年ミズバショウを楽しみに湿性花園に来ます。
咲き始めでみずみずしいミズバショウ。

3/31 13:56

仙石原湿原植生復元区からは金時山や明神ヶ岳など箱根の外輪山がよく見晴らせます。
今日は登りませんでした…（お花見だもの）

3/31 14:03

ニリンソウ

3/31 14:04

キクザキイチゲ
こちらも大輪です。

3/31 14:05

ムラサキケマン

3/31 14:05

露地のヤマシャクヤクはまだ蕾。

3/31 14:06

ハルトラノオ

3/31 14:08

ザゼンソウもなんとか残っていました。

3/31 14:16

この林のミズバショウはこれからかな？

3/31 14:39

風が吹いていて、あまり暑くはなかったけど3時間近くも歩き回ったのでソフトクリームがおいしい！

3/31 16:45

御殿場箱根のお土産はいつもの「金時力まんじゅう揚げまんじゅう」
白鳥山、長安寺、箱根湿性花園と山梨県から神奈川県までのお花見ツアー、充実した一日になりました。

撮影機器：

NIKON D7500 NIKON CORPORATION

iPhone 14 Pro Apple

iPhone 13 Apple

装備

個人装備

白鳥山のヤマビル対策として 長靴・防虫スプレー・消毒用エタノール

感想

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お花見ツアーとして、山梨県南端の「白鳥山のミツマタ」、箱根仙石原の「長安寺のカタクリ・箱根湿性花園の水芭蕉」を見てきました。
31日はミツマタ群生を見に俵峰から竜爪山に行く予定でしたが、27日のFjirouさんのレコで白鳥山に群生があることを知り、登山からお花見ツアーに急遽変更。数えきれないほど来ている白鳥山ですが、初めてミツマタ群生地や北尾根コースを知りました。みごとな群生や山城の史跡などに感動しました。
長安寺・箱根湿性花園では斜面いっぱいのカタクリの群生や、咲き始めのみずみずしい水芭蕉を堪能することができました。
初夏のような陽気の中、色とりどりの春の花たちを楽しんだお花見ツアーとなりました。