京の桃源郷 原谷苑、御室の桜、妙心寺退蔵院の枝垂れ、翌日桃山、船山へ

2024年04月13日(土) [日帰り]

• GPS: 08:45
• 距離: 27.3km
• 登り: 1,448m
• 下り: 1,421m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:42
• 休憩: 0:27
• 合計: 3:09

距離 9.3km 登り 287m 下り 325m

8:23 スタート地点
8:52 9:02 衣笠山
10:06 白砂山登山口
10:22 10:27 成就山
10:44 10:56 仁和寺
11:08 妙心寺
11:32 法金剛院

日帰り

• 山行: 5:14
• 休憩: 0:21
• 合計: 5:35

距離 18.0km 登り 1,160m 下り 1,114m

10:14 法金剛院
10:20 10:21 雙ヶ岡 三の丘
10:25 雙ヶ岡 二の丘
10:32 10:34 雙ヶ岡 一の丘
11:40 11:47 白砂山
12:56 吉兆寺山
13:11 13:12 桃山
14:35 秋葉山
14:48 14:58 船山
15:49 ゴール地点

今年はソメイヨシノが遅れて油断していたらヤマレコでは吉野の桜が見ごろだったり、造幣局通り抜けが終わっていたりと例年に比べてソメイ以外の花々が早まっていると焦った。原谷苑は素晴らしい花園で桃源郷の様であり例年訪れており、近くの御室桜も素晴らしい。それらに期待して向かったところちょうど見ごろでよかったぁ。

加えて有名な妙心寺退蔵院の枝垂れもベストタイミングでこれもラッキー。短い行程であるが訪れて良かった。

山らしい山を登ってないので、翌日はこの続きということで、原谷背後にそびえる桃山と京見峠から秋葉山、船山を歩くことにした。

この記録を土曜の公開記事に付け加える。

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

阪急西院駅から市バスわら天神前、JR花園駅、二日目は花園駅から京都市バス朝露ケ原町バス停。

コース状況／危険箇所等

衣笠山は立命館大前から山頂までの山道は歩きやすい。幼稚園のところの奥から階段が見えるので上がって行けばいいが、そこから尾根筋へ向かう取り付きがわかりにくい。山頂から原谷方面へ降りる道は見つけにくく、急で、やや荒れている。大回りする緩い登山道はある。そこからは天皇陵が多くあるので石畳の道があったりして整備されている。成就山は原谷川の橋の横から川沿いの高巻き道とすぐ分かれて登って行く。良い道ではあるが、何か所か倒木で進みにくかった。夏は藪になりそうなところもあり。山頂から降りる方向は、仁和寺の八十八か所巡りのコースなので整備されている。

二日目、花園駅から双ヶ岡へ。その後162号線を高鼻まで歩き、高鼻林道から白砂山北西側の谷を登る。縦走路から白砂山頂上へピストンだが、かなり荒れている。一番まともなルートらしいが。さらに沢山分岐まで登り桃山への縦走路を進むも荒れ気味。吉兆山山頂アクセスも荒れているのは知っているので巻いて桃山へ。そこから鷹峯の山道を下りて行くが、この道はかなり状態が良い。鷹峯（千束）からは東海自然歩道の秋季う回路になる舗装道路を京見峠まで登り、秋葉山、船山へ向かう。ここも良い道だが、秋葉山からの下りは荒れ気味（数年前と変わらず）。船形火床は通行禁止なので写真だけ撮って、山頂から北向きの山道を下りて帰る。

その他周辺情報

原谷苑は開花状況で入園料が変わる。最盛期の今日含む何日かは1800円。京都市バスの原谷終点付近にはおおくの自販機。御室仁和寺は、正面の山門からは長蛇の列だが、原谷から下りて裏から入ると待ちはゼロ。500円。妙心寺退蔵院は600円。

鷹峯（千束）と京見峠は飲料調達できない。茶屋はやっているのかどうか不明。

写真

4/13 8:26

わら天神の本殿。

4/13 8:28

同境内の摂社、六勝大神。勝負事のご利益。

4/13 8:31

ノムラモミジの赤い葉。これは紅葉ではなく園芸種。

4/13 8:41

立命館前から衣笠山登山口に向かうと素晴らしい枝垂れ。

4/13 8:42

幼稚園を右手に道の突き当りで山道の階段に。青い花が咲いている。

4/13 8:47

階段を進んだ後、尾根筋に上がるこの山道がやや見つけにくいが、進むと良い道に。

4/13 8:52

尾根筋を進む。

4/13 8:54

ミツバツツジ。

4/13 8:55

山頂。

4/13 8:55

嵐山の尾根。

4/13 8:56

衣笠山山頂プレート。

4/13 8:57

金閣寺アップ。

4/13 8:58

比叡山の尾根。右は横高・水井山。

4/13 8:58

右は大文字山。

4/13 8:59

また金閣寺。

4/13 9:01

この降り口がわかりにくい。木に赤ペンキがあった。

4/13 9:10

一條天皇陵。大河ドラマで話題の天皇。

4/13 9:12

この辺りは龍安寺の寺域。

4/13 9:17

この山道、ミツバツツジが多い。裏の桃山から下りて来る山道や六甲東部行者山などの群生とは違うが。

4/13 9:27

原谷苑に入場。1800円。ここは入口から登って最初に皆息を飲むところ。

4/13 9:27

まず真ん中の道を進み、見上げると素晴らしい枝垂れ。

4/13 9:28

山吹やレンギョウなど黄色い花も目立つ。

4/13 9:28

ピングと黄色の横並び。背景は青空。

4/13 9:28

ピンクの枝垂れが主役だが周りは黄色や赤や白の色々な花々が。

4/13 9:29

ボタンかな。

4/13 9:30

また上を見上げる。

4/13 9:31

山吹とピンクはなんだろう。

4/13 9:31

ノムラモミジと枝垂れ桜。

4/13 9:32

最上部が青空、上部が枝垂れのピンク、下部がレンギョウの黄色。

4/13 9:33

最奥部に進んだところで素晴らしい枝垂れ。

4/13 9:35

御室桜。この後仁和寺では一面の御室桜。

4/13 9:36

山を背景に。山は桃山の尾根のはず。

4/13 9:37

また枝垂れ。

4/13 9:38

もう一つ。なんかピンクの樹氷に様に思える。

4/13 9:39

バックは赤い花。

4/13 9:40

園内の花は解説がついている。これはそのうちの一部。

4/13 9:42

青空と枝垂れ。

4/13 9:43

空は真ん中に。

4/13 9:43

山吹と左は？

4/13 9:44

似た写真だがどれも素晴らしい。

4/13 9:48

枝垂れとユキヤナギ。

4/13 9:50

枝垂れのピンクが霞みの様。

4/13 9:50

色々な色。

4/13 9:51

ピンクの枝垂れとヤマザクラ（？）の白。

4/13 9:53

真ん中の白はハナモモ。

4/13 9:53

ハナモモ（白桃）。

4/13 9:56

黄色を中心に。

4/13 9:56

色が多彩。

4/13 9:56

これも色々な色。

4/13 9:58

またハナモモ。

4/13 9:59

醍醐の枝垂れ。

4/13 10:00

10時で苑を立ち去る。もっと居たかったけど。

4/13 10:08

原谷川源流部から成就山へ取り付く。

4/13 10:14

基本良い道だが倒木で通りにくいところもあり。ここはシダの群生で夏はきついかも。

4/13 10:15

尾根の高い所に登って来た。

4/13 10:21

御室八十八か所の祠が見えて来る。

4/13 10:22

先ほどの原谷苑の遠望。

4/13 10:22

この辺りが頂上部。

4/13 10:23

嵐山の尾根。右のピークは山上ヶ峰。

4/13 10:26

仁和寺や双ヶ岡。

4/13 10:31

成就山を振り返る。

4/13 10:38

仁和寺の裏に到着。長龍眷属供養碑で八十八か所の一つ。

4/13 10:43

この時期、ミツバツツジが良い。

4/13 10:43

後ろは五重塔。

4/13 10:45

五重塔を横から。

4/13 10:46

御室桜の園内に入る。

4/13 10:49

定番の御室桜と五重塔。

4/13 10:49

昨年は御室桜終わっていたが、今年は良い感じ。

4/13 10:50

五重塔を大きく。

4/13 10:50

少し引いて。

4/13 10:51

更に引いて。

4/13 10:51

観音堂。

4/13 10:52

これが一番良い咲きぶり。蕾は園内どこにも無く、少しだけピーク過ぎの木が多かった。

4/13 10:54

御室桜は低いので目の位置。この後、仁和寺前からバスで帰ろうと当初は計画していたものの渋滞でバスが期待できないので、妙心寺退蔵院の枝垂れに期待してJR花園へ向うことに。

4/13 11:05

妙心寺に向かう途中、民家のガーデニング。入口の両側をこんな感じで飾っていた。

4/13 11:06

妙心寺に入る。

4/13 11:09

退蔵院入口。

4/13 11:12

自分で石を選んで置いて石庭を作れるとのことで作ってみた。

4/13 11:14

枯山水、元信の庭。

4/13 11:15

瓢鮎図（複製）。ひょうたんで鯰を押さえるという公案。イメージ図と歴代の解答が掛け軸になっている。本物は京都国立博物館にて保管。

4/13 11:15

もう一枚。

4/13 11:17

枝垂れ。

4/13 11:17

何本もあるがこれがメイン。

4/13 11:17

反対側から。人が多く映り込み無しで撮るのは困難。

4/13 11:21

金属枠で補強されている。

4/13 11:24

水琴窟。音楽のような調べ。

4/13 11:24

赤い花。

4/13 11:25

庭園最下部から上部を望む。

4/13 11:25

もう一枚。

4/13 11:36

この後、JR花園から帰路へ。ホームから見える、右桃山〜左沢山の尾根。

4/14 10:25

翌日続きで、花園駅から双ヶ岡に登る。ここは二の丘。

4/14 10:26

比叡山から横高・水井山。

4/14 10:33

右愛宕山から嵐山にかけて。

4/14 10:33

仁和寺境内。昨日の御室桜が見える。

4/14 10:42

下に降りて民家の枝垂れ。

4/14 11:01

造園業者の素晴らしいカエデ。

4/14 11:14

澄江寺のところから高鼻林道へ入る。

4/14 11:20

ここを渡渉。ちょっと幅があるので注意。

4/14 11:23

白砂山北西側の小さな谷を進む。

4/14 11:29

縦走路に合流した後沢の池とは反対方向に少し行き、右の白砂山登山道を行く。

4/14 11:31

結構荒れている。倒木をくぐるのが大変。ただ、ミツバツツジが随所にあるので癒される。

4/14 11:40

山頂は「砂山」というプレートで「白」が後から書き加えられていた。268m。

4/14 11:51

ピストンで戻る。ミツバツツジの背後にこれから目指す桃山。

4/14 12:02

縦走路に戻り進んでいく。この道は良い感じ

4/14 12:06

岩場到着。

4/14 12:08

岩場を登り振り返る。正面に見えるのは289mピークで白砂山はその背後。

4/14 12:16

勾配が楽になった山道を進む。

4/14 12:33

沢山へ向かう登山道に合流し、途中までその道を進む。沢山手前のこのピークから右へ桃山に向かう縦走路が分岐する。

4/14 12:40

ところどころに眺望。

4/14 12:43

ミツバツツジがあると嬉しい。

4/14 12:48

408mピークと丸太の断面に書いてある。ここから下の林道に降りることもできるが、私有林道のもよう。

4/14 12:52

吉兆山通過時、結構登る。沢山方面の眺望。このあと吉兆山だが山頂には行かず巻き道でショートカット。吉兆山は荒れているだけで眺望もなく、何度も行っているので先を急ぐ。

4/14 12:54

また眺望。

4/14 13:02

桃山山頂に行く前のベンチからの眺望。

4/14 13:03

原谷苑も小さく見える。

4/14 13:10

少し山頂に向かう途中にミツバツツジと原谷の集落の眺望。

4/14 13:12

桃山山頂。これから鷹峯へ降りて行く。

4/14 13:13

鷹峯へ降りて行く。

4/14 13:24

こちらは縦走路と違ってとても心地よい道。

4/14 13:25

地理院地図では破線の道が右に進むが、まっすぐ進めと標識が置かれている。

4/14 13:40

車道に降りる。このやや右方向から降りてきた。紙屋川と道路が並行し、千束まで進む。

4/14 14:08

千束から京見峠へ登って行く（細い舗装道路）と眺望のある個所に。左が桃山で右が沢山。先ほどまで歩いていた辺り。

4/14 14:16

京見峠の車道に合流。集落に立派な枝垂れ。

4/14 14:30

京見峠の車道から山道に入り、秋葉山、船山を目指す。ここも良い道。

4/14 14:35

秋葉山山頂はこの石がご神体？この後、船岡山方面の降りる道は荒れている。数年前からそうだった。

4/14 14:48

船山山頂。

4/14 14:52

火床からは進入禁止。

4/14 14:52

火床の一番端からの眺望。

4/14 14:53

奥が音羽山の尾根。手前の右が稲荷山、その左が清水山、一番左が大文字の尾根。

4/14 15:02

一旦船山頂上に戻り北の山道を下る。基本良い道。

4/14 15:04

ここの分岐を少し降りたが、戻って左に進むことに。ヤマレコ足跡ではその左ルートが本道だった。以前、背後に降りて行ったことはある。全然問題無い。

4/14 15:09

この後もう少しで林道に降りる。

4/14 15:32

河川敷の菜の花。

4/14 15:47

船山と河川敷の枝垂れ。

4/14 15:47

朝露ケ原町バス停のところの枝垂れ。

撮影機器：

DSC-HX99 SONY

感想

mars_et_soleil

一昨年4/10の原谷苑と御室桜：
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4552207.html
昨年4/9のもの：
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5353381.html
一昨年がちょうど良いタイミングで素晴らしかった。昨年は御室桜は終わっていた。
今年は出遅れたと焦っていたが、一昨年同様とても素晴らしい花園に。加えて退蔵院の枝垂れも良かった。

原谷苑に向かうのに昨年は金閣寺の大文字山に登ってから衣笠山経由だったが、今年はわら天神からすぐ衣笠山に向かい原谷苑へ。そして仁和寺へは、車道をはずれて成就山経由で。ヤマレコの自分のランキングで成就山は登ったこともないのに車道で横を通っただけでカウントされているようなので一回は登ろうとトライ。山頂以降の眺めが素晴らしく得した感じ。

妙心寺退蔵院は最初は計画していなかったが、バス通り渋滞のためJR駅に向かうついでというか、枝垂れのことを思い出い是非行かねばということで訪れる。来てよかった。これもナイスなタイミング。なお、妙心寺内にある数々の塔頭に関してはこの記録にて。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6389188.html

翌日花園駅から双ヶ岡を経由して162号線高鼻まで歩く。双ヶ岡は歩きやすい登山道で眺めも良い。高鼻からは白砂山の北西側の谷を進み、従来の縦走路に合流後、ピストンで山頂に。しかし、荒れていてつらかった。また、沢山分岐から桃山の縦走路もやや荒れである。しかし桃山山頂から鷹峯千束へはとても良い道。舗装道路経由で京見峠に上がり，そこからの秋葉山、船山、北側山道は良い道。ただし秋葉山山頂からの下りはやや荒れ。このルートと同等の記録はこれ。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4552812.html

この二日目の行程は荒れたところが何か所かあったので結構疲れた。