北岳
- GPS
- 06:39
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,793m
- 下り
- 1,762m
コースタイム
- 山行
- 5:55
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 6:31
天候 | ほぼ快晴 無風〜弱風 気温高く暑い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・広河原-二俣:沢沿いの道で所々沢状になっていた。雪解けの時期は仕方ないか。二俣のトイレは未設置。 ・二俣-八本歯のコル:大樺沢沿いに雪渓があるがほぼ夏道が出ているのでアイゼンやピッケルは要らない。今日の時点では残雪の上を少し歩く必要があったが、距離も時間も短いので、余程の初心者でもない限りは滑り止めは不要。八本歯のコル直下のハシゴは全て夏道。 ・八本歯のコル-北岳山頂:残雪なし。お花畑が各所に。 ・北岳山頂-小太郎尾根分岐:分岐のところに少し雪が残っているが問題なし。山頂に近い稜線はお花畑状態。 ・小太郎尾根分岐-二俣:二俣に近いところで雪渓に降りられるが、踏み抜きに注意。雪渓をグリセードで下ると時間節約になる。 |
写真
感想
北岳は縦走や日帰りで過去4回登っているが、いづれもあまり天気の良くないときで、好天のイメージが薄い山だったが、5回目の今回は梅雨の晴れ間を狙い、素晴らしい青空に恵まれた。
4時30分頃に芦安の駐車場到着。6月25日からバスが運行を始めたばかりなので今日は人も疎らだろうと思ったが大間違い。この時間で既にバス停に最も近い駐車場は満車、1つ下の駐車場にスペースを確保できた。皆今日は南ほど天気が良いことを知っているようだった。手早く朝食と身支度を済ませてバス停・タクシー乗り場に向かうと5時30分のタクシーに乗れるとのことだった。しばらく待つことになるが致し方ない。が、結局5時20分頃にタクシーは出発し、6時過ぎには広河原に着いていた。バスで来るよりも1時間も早い到着なので大変有り難い。トイレを済ませて歩き出すが周りは風が少し強い。予報も10m程度の風が吹くことのことだった。早朝のタクシーは5-6台出ていて多くの人が来ただけを日帰り、テント泊、小屋泊で目指すようだった。明日月曜日も好天予報なのでテント泊は最高だろうが、こちらは仕事なので日帰り以外の選択がない。吊り橋を渡り登山道に入っても同じ時刻のタクシーで到着した人と前後しながらの歩きとなる。5回目の北岳だが、5回とも広河原からのアプローチで、最初のほうは特に感動もなく樹林帯を歩いていく。風は樹林帯に入ったら全く感じず、気温が高いので暑く感じるように。1.5時間ほど歩いて二俣手前の雪渓に到着。ここでアイゼンを付けている人もいたが、左岸側に夏道が出ているし、今日はアイゼン持参していないので基本夏道を歩く。アイゼン・ピッケルの完全武装で大樺沢の雪渓を詰めている人もいるが、今日に限っては夏道のほうがイージーだし早いように感じられた。割と呆気なく八本歯のコル直下のハシゴ帯に到着。例年この辺りから雲が出始めてバットレスが隠れてしまうのだが、今年はその気配もなく、ただ高度障害で頭痛がしつつも順調に高度を上げていく。コルまで達すると間ノ岳へ続く美しい稜線が見えた。こんなに天気が良いのなら、明日の仕事などさぼってテントを持ってくるべきだったと少し後悔。この辺りから風が時折強く吹いて冷たく感じるも、行動中なのでなんとか凌げた。それよりもここから山頂まではお待ちかねのお花畑である。花の名前はほとんど知らないが、それでもこれだけ大量に咲いているのを見るのは楽しいものである。昨年よりも大分良いタイムで山頂到着。昨年はどこかの大団体がいて山頂を全く楽しめなかったが、今年は自分含めて5名ほどと朝のタクシーの混雑が嘘のような静けさだった。しかも今日は快晴。風が少し冷たいのでジャケットを羽織ったが、それでもこれだけ天気の良いきただけを訪問できたのはほぼ初めてだった。富士山を始め、南アの主立った山々は皆見渡せる。予報にあった強風もなく本当に来て良かったと思える一瞬である。
快適だし人も少ないので長居を躊躇う理由もなかったが、先も長いし何より日曜日の高速の渋滞にはまりたくないので適当なところで山頂を切り上げる。山頂付近は冷たい風で薄手のグローブをしていても手の先が少しかじかんだ。下り始めてもお花畑が続き、先へなかなか進めない。小太郎尾根分岐で少し雪を踏むがそれ以外は雪は全くない。二俣方向へ向かうとこれから続々登って来る登山者。大きいザックでテント泊と思われる人も小屋泊と思われる人も多く見られた。明日も好天なので夕焼けも朝日もきれいだろう。うらやましい。二俣の手前で昨年と同様に雪渓が現れたので登山道を捨てて雪の上に降りようと思ったが、所々雪が薄く水がザーザー音を立てて流れているので少し下がってから雪上歩行開始。ピッケルがないし、雪の上に小石が散乱しているのでグリセードもどきも失敗すると痛い目に遭いそうだった。100mも下れずに夏道に合流。ここで小休止してさらに下り始めるが、ここから先も多くの登山者が登って来る。盛夏の時期は、きっと富士山並みの混雑だろう。標高が下がるに連れて暑さと日差しを厳しく感じるようになる。長袖で腕は日焼け対策しているが、首筋は日焼け止めが流れてしまって心許ない。それでも12時40分頃には広河原に到着できた。14時にバスがあるのは把握していたが、それ以前の運行については知らずに取りあえず降りてきたのだが、広河原のターミナルの手前で芦安行きのタクシーに出会す。ちょうど良いタイミングだった。ザックから飲み物と財布を取り出してタクシーに飛び乗る。駐車場には13時20分には戻れ、これで明るいうちに自宅へ戻れる算段が付いたし、実際日暮れよりも大分前に帰宅できた。帰りの中央道の渋滞には結局つかまってしまったが、多分夕方から夜の混雑よりもマシだったろう。
私も昨日5回目の北岳だったのですが、同じく初めて晴れた北岳からの景色を臨むことができました!!
昨日は風も穏やかでしたし、最高の北岳日和となりましたね^ ^♪
お疲れ様でした!!
yoshimuuuさんこんにちは。はじめまして。
天気予報は強風だったものの実際は穏やかで登山日和でしたね。
北岳は自宅から比較的近い割には登り甲斐があって、尚且つ景色も良いので
何回でも通ってしまいます。次回は池山吊尾根を利用してみたいですがいつになるやら。
はじめまして、hidekazuさま
どこかですれ違っていそうです。
日帰りも可能なのでしょうね。
私は初北岳だったので、じっくり行ってきました。
朝夕のお山もとても見事でした。
今度は日帰りでチャレンジしたいと思います。
こんにちは、aonuma1000さん。はじめまして。
梅雨の晴れ間は貴重ですね。自分もテント持って1泊できたら
良かったのですが、仕事の都合で断念でした。
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