秋田駒ヶ岳(国見温泉口)
- GPS
- 07:22
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 968m
- 下り
- 953m
コースタイム
- 山行
- 6:28
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 7:16
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレ有 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険箇所はない。 |
その他周辺情報 | 国見温泉で汗を流す。 |
写真
感想
秋田駒ケ岳は2011年7月10日に団体ツアーで登って以来2度目。
平日だが朝7時過ぎの駐車場は満杯に近い状態だった。
ブナ林の登山道脇にはウラジロヨウラクやゴゼンタチバナなどが咲き、花を眺め立止りを繰り返しながらながら横長根分岐までのんびり登った。
4〜5人くらいの方に追い越されただろうか、次々に登ってくる登山者の多さに驚く。
横長根からは灌木帯の緩やかな稜線歩き、サラサドウダン、ウラジロヨウラクの微妙な花色の違いが面白い。みな変種に思えるくらい個性的だ。
展望台と呼ばれるところで来た道を振り返ると、わずかに雲を被った和賀山塊、その西側に雲から頭だけをだした鳥海山が眺望できた。遠望は登山の楽しみの一つだ。
灌木帯を抜け小岳分岐では先行する殆どの人がムーミン谷に向かって左折して行くが大焼砂を登り横岳から阿弥陀池を目指すことにした。
火山礫の登山道は三歩進んで二歩下がるでとても歩きにくいが、4年前ここを視界がない強風の中下った時を思い出しながら登る。
横岳の分岐に着くと、東側に湯森山、笊森山、乳頭山への縦走路が草原の中を気持ちよさそうに続いている。一瞬そちらに行きたくなる。
横岳を過ぎて阿弥陀池へ下り男女岳へ登り返す。
阿弥陀池周辺は多くの方たちが休憩している。横になって寝ている?人もいた。
男女岳へは崩れやすい火山礫道に作られた階段をジグザグに登って行く。
段差が大きいところもあるので思ったより山頂が遠く感じる。
山頂からは岩手山から八幡平へ続く裏岩手縦走路に連なる峰々が一望できるが、残念ながら主役の岩手山が全部雲に隠れている。
八幡平方向を眺めながら昼食。
阿弥陀池に戻って男岳へ。
阿弥陀池周辺は一面チングルマと思いきやその一角にイワイチョウ、ヒナザクラ、イワカガミ、ダイコンソウ等など多くの花が咲いている。
景観とあいまって花好きにはたまらないお花畑ポイントだ。
男岳鞍部まで上がるとムーミン谷から沢山の人が登ってくるのが見える。
岩稜の細尾根を登り駒形神社が建つ山頂に着くと360度の絶景。
鳥海山、岩手山は雲に隠れているが、それを差し引いても満足できる今日の展望だ。
殆どの人が登って来た道を引き返すが、天気も良いこともあり水沢分岐に続く南陵尾根を降ることにしたが、思った以上に乾いたザレ土が滑りやすくかなり慎重に下った。
冷や汗をかきながら急坂を下り鞍部から左折ムーミン谷に降りるがここも登山道は明瞭ではない。途中登ってくる二人組とすれ違った。
もしこのコースを辿るなら登りが良い気がする。
ムーミン谷には雪が残っていて春が始まったばかりだ。
小岳の北斜面に広がるチングルマの花畑はお見事である。
大焼砂には無数のコマクサが点々とピンクの灯りを揺らしている。
ムーミン谷とは良く名付けたものである。
次回はこの男岳に対面してムーミン谷に入って行こうと思う。
小岳分岐からは下り一方だがのんびり降る。
熊鈴の音が近づいてきたら足を止め、先行してもらうこと4〜5回。
夏山シーズンは始まったばかり、膝など痛めないよう用心している。
駐車場に戻ると当然のことながら車は大分減っていた。
最後まで岩手山は拝めなかったのは残念だが、終日好天に恵まれ登山を始めた頃を思い出しながら素晴らしい山行ができた。感謝。
森山荘で汗を流し帰路についた。
※初めての秋田駒ヶ岳は本格的に登山を始めようと思い用具を揃えて2回目の山行でもちろん日帰りバスツアーである。
その時は駒ヶ岳八合目から男女岳に登って国見温泉に下山したが、生憎のガスと強風で大焼砂の降りでは足元が滑るし、帽子は飛ばされるしと苦労した記憶がある。当時、雨で濡れた横長根から国見温泉へ降る登山道はとても急坂で滑る感じがし、俺はここから登ることはないだろうと思った記憶がある。
阿弥陀池に到着直後一瞬ガスが消え、池の対岸に避難小屋が見えたこと、
ピンクのコマクサが強風に揺れながらガンバッテ咲いていた印象が残っている。
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