アカヤシオを求めて蕨山から有間山を経て奥多摩の川乗橋へ
- GPS
- 08:01
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 1,516m
- 下り
- 1,415m
コースタイム
- 山行
- 6:25
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 8:00
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
八王子06:59(JR八高線) 東飯能07:40 ※バスは東飯能駅も停まるが座るために始発の飯能駅へ(徒歩10分弱) 飯能駅🚌08:00(国際興業バス)¥870 名郷🚌08:59 復路: 川乗橋🚌17:42(西東京バス)¥290 奥多摩駅🚌17:57 奥多摩18:18(JR青梅線) 青梅18:56/18:58 拝島19:16/19:18(JR八高線) 八王子19:33 |
写真
感想
蕨山はこの時季アカヤシオが咲いているようだ。
ただ蕨山の登山口となる名郷バス停へは飯能駅からのバスとなり、このバスは棒ノ折山の登山口となるノーラ名栗・さわらびの湯バス停を通るのでかなり混むので避けたい気もする。
2年前に武川岳に登った時はこの名郷バス停を避けて少し登山口までは遠くなるが西武線の芦ヶ久保駅から松枝バス停へ行きそこから登ったくらいだ。↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4241092.html
結局行きは飯能駅からのバスで我慢することにして、帰りは蕨山から南へ有間山、日向沢ノ峰と経て川乗橋バス停へ下り奥多摩駅に抜けることにした。
これなら帰りのバスは混まないし乗車時間も短い。
日向沢ノ峰から林道経由で川乗橋バス停へ至る経路は去年シロヤシオを見に天目山(三ツドッケ)・蕎麦粒山に登った時の下山路と同じだ。↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5514862.html
うまくすればアカヤシオとシロヤシオ両方が楽しめるかもしれない。
飯能駅から名郷へ行くバスは東飯能駅も通るのだが、出発地点の飯能駅で満席になってしまうので東飯能駅で待っていては絶対に座れない。
東飯能駅から飯能駅までは徒歩10分弱なので、ここを歩いて都心方面から来る西武線よりも前に飯能駅に着ければ逆に座れる可能性が高くなる。
八高線で東飯能駅に7:40に到着し、徒歩で飯能駅には7:47に着いたが、西武線の到着は7:51。
バス停には1つ前のバスを見送った人たちが並んでいたが、充分に座ることができる順番だった。
西武線で来る友人たちには30分後のバスなら座れるはずと連絡したのだが、結局同じバスに座らずに乗ったようだった。
飯能駅から名郷まで約1時間、立っているにはちょっときつい時間だ。
この路線、登山シーズンには人気の路線だが増発しているのは見たことがない。
近隣の西東京バス、神奈川中央交通、富士急バスは登山客が殺到する時期には増発してくれることが多いのだが、国際興業バスは余裕がないのかもしれない。
棒ノ折山の登山口となるノーラ名栗・さわらびの湯バス停で乗客のほとんど下車するのかと思っていたが、降りたのは1/3くらいだった。
この時季は名郷バス停から蕨山や大持山、武川岳へ登る人が多いのだろうか。
蕨山へは沢沿いを林道で上がっていき、林道が尽きたところで沢を渡ると登山道になった。
周囲はスギの植林地だが、くしゃみが出ないところからするとスギ花粉の飛散は終わったようだ。
北側の武甲山、大持山から連なっているのでところどころ石灰岩の岩峰がある。
稜線に上がった岩場の所で最初のアカヤシオを発見した。
アカヤシオはこの付近ではチャートの山である両神山で有名だし、前に見に行ったこともある栃木の鳴虫山も石裂山もチャートの山だった。
蕨山でも所々チャートっぽい赤い石を見かけたので、アカヤシオはチャートの山を好むのかもしれない。
蕨山の山頂は3つあった。
最初のピークは展望はないが緩やかな広い場所で、次のピークは大きな標識があり人がたくさんいた。
地図には「展望台」とあったが、そんなに展望がいいわけではなく北側に二子山や武川岳、大持山が少し見えただけだった。
人が多いので最初のピークでゆっくりと昼食にする。
そして有間山方面に進むと3つ目の「蕨山」の標識があった。
大きな「有間山」の標識のあるピークには30分ほどで着いたが、そこは登山地図でいう「橋小屋ノ頭」だった。
地形図の有間山の場所には「タタラノ頭」の標識があった。
この辺りのピークの総称が「有間山」なのかもしれない。
この辺りは標高が1200mを越えてくるので新緑もまだ全然だった。
当然シロヤシオなんて咲いているわけがない。
去年天目山(三ツドッケ)辺りでシロヤシオを見たのは5月半ばだったので、アカヤシオとシロヤシオを同時に見る事なんて到底不可能だったのだ。
アカヤシオは芽吹きより前に咲き、芽吹き切ってから咲くのがシロヤシオのようだ。
アップダウンを何度か繰り返し、一度有間峠で林道を越え登り返した先の新秩父線51号鉄塔の先辺りで今回一番のアカヤシオの群落を見ることができた。
今年はハズレ年らしいが、それでもピンク色の大きな花をたくさん付けていた。
この高圧鉄塔の場所は見晴らしが良く、東には名栗湖(有間ダム)と棒ノ折山、西には秩父さくら湖(浦山ダム)と大持山の全体像が見えた。
そしてそこからさらに高度を稼いで標高1300mを越えた日向沢ノ峰付近で埼玉県から東京都に入る。
日向沢ノ峰から先は去年も歩いているので一安心だ。
ヘリコプターがやけに旋回しているなと思ったら隣の蕎麦粒山の上でホバリングし、見ていると救助隊員がするするとあっという間にロープで下りていった。
蕎麦粒山で救助要請があったのだろうが、明るいうちで良かったなと思った。
そんな救助活動を目の当たりにして偶然居合わせたトレランの方とお互いに気を付けましょうと声を掛け合う。
踊平から先川乗橋までは2時間の林道歩き。
ただ周囲は新緑の柔らかい黄緑色や灰緑色に覆われていて、そこにヤマザクラがぼんやりとピンク色に咲いているのが美しく、見飽きることがない。
川乗橋バス停は川苔山から下りてきた人たちが多く、乗り込んだ東日原から来るバスも意外に混んでいたが座れないほどでもなかった。
蕨山から有間山を経て日向沢ノ峰の縦走は意外とアップダウンが激しかったが、友人たちとの絶え間ない楽しい会話で気分よく歩くことができた。
そして夏山縦走の準備としてもこの位は歩いておかないとなと思った。
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