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Yamareco

記録ID: 669925
全員に公開
沢登り
大山・蒜山

伯耆大山(一向平〜野田谷〜大休峠:周回)

2015年07月02日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
09:26
距離
12.8km
登り
1,135m
下り
1,130m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:24
休憩
0:48
合計
9:12
距離 12.8km 登り 1,136m 下り 1,135m
5:48
62
一向平出発
6:50
7:07
56
地獄谷出合
8:03
8:14
71
野田滝→野田谷へ
9:25
195
野田谷出合
12:40
13:00
40
親指ピーク
13:40
80
大休峠
15:00
一向平帰着
合計時間: 9時間12分
合計距離: 12.8km
累積標高(上り): 1161m
累積標高(下り): 1156m
天候 晴れ
微風
駐車箇所気温16℃(05:30時点)
過去天気図(気象庁) 2015年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
一向平キャンプ場に駐車
コース状況/
危険箇所等
■一向平キャンプ場管理棟登山ポストに登山届を提出
■「野田谷」の名称は一般的ではありません。
「野田滝」上流の谷なので「野田谷」としています。

C蝋谷は準バリエーションルート、
きヌ酖賃譴ら稜線まではバリエーションルート。
いずれも非常に危険なルートです。
要事前準備、地図、コンパス必携。装備適宜。
沢登りの知識、技術が必要です。

^豸平〜大休口
急傾斜の階段に注意。
その他は危険個所なし。

大休口〜地獄谷出合
急な坂、道幅狭く踏み抜きに注意する個所あり。

C蝋谷〜野田滝
何度か渡渉を繰り返す。
堰堤越えには補助ロープあり。
以前の崩落個所が大きくなっており、
谷の形状が大きく変わっている箇所があった。
上部からの落石に警戒。

ぬ酖賃譟遡酖鎮へ下降
野田滝上段からは右岸を高巻く。
ルンゼ状の箇所を登るが、泥壁は脆く手掛かりは少ない。
今回はハンマーを補助に使用。
上部の岩も非常に脆く剥がれ易い。
傾斜強く転滑落、落石に要注意。
野田滝の落ち口周辺はゴルジュ状になっており、
すぐに野田谷F1がある。
これを巻いた少し先で懸垂下降で谷へ降りた。

ヌ酖鎮〜稜線出合
野田谷F2より上流は総じて平易な沢であり、危険と思える箇所は少ない。
ただし時期によっては雪渓歩きとなるでしょう。
忠実に谷を詰めると写真23の枯滝に出合う。
この左岸の泥壁を向かって右上にトラバースするように稜線へ上がる。
ここはルート取りによっては非常に難しいかも知れない。

親指ピーク〜大休峠〜一向平
野田ヶ山までの稜線は細く、踏み抜きに注意。
大休峠から一向平までは危険個所特に無し。
帰路は吊り橋を渡ってからの階段は上がらず、
工事車両用の道を一向平まで歩いた。
一向平キャンプ場を出発。
2015年07月02日 05:47撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/2 5:47
一向平キャンプ場を出発。
小一時間で大休口に到着。
ここから地獄谷へ降りて行く。
2015年07月02日 06:40撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
7/2 6:40
小一時間で大休口に到着。
ここから地獄谷へ降りて行く。
地獄谷は前日の雨で増水のおそれがあったが、
左程では無かった。
2015年07月02日 07:10撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
7/2 7:10
地獄谷は前日の雨で増水のおそれがあったが、
左程では無かった。
足掛かりの少ない堰堤。
右岸にロープ補助あり。
2015年07月02日 07:15撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
7/2 7:15
足掛かりの少ない堰堤。
右岸にロープ補助あり。
左岸に補助ロープ。
2015年07月02日 07:18撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
7/2 7:18
左岸に補助ロープ。
奥まっていて気付きにくい大休滝。
(写真には写っていない)
2015年07月02日 07:30撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/2 7:30
奥まっていて気付きにくい大休滝。
(写真には写っていない)
大休滝の少し上流、
大きく崩落していた。
通年は向かって左の本流を遡行していた。
地獄谷は来る度に地形が変わる。
2015年07月02日 07:35撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/2 7:35
大休滝の少し上流、
大きく崩落していた。
通年は向かって左の本流を遡行していた。
地獄谷は来る度に地形が変わる。
野田滝に到着。
2015年07月02日 07:56撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
7/2 7:56
野田滝に到着。
上段へ上がる。
ホールドは豊富。
2015年07月02日 08:05撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7
7/2 8:05
上段へ上がる。
ホールドは豊富。
上段の滝壺の右岸を上がる。
ここから野田谷への下降箇所まではなかなか難しい高巻きだった。
2015年07月02日 08:14撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/2 8:14
上段の滝壺の右岸を上がる。
ここから野田谷への下降箇所まではなかなか難しい高巻きだった。
野田谷へ下降。
釜の深そうなF1も野田滝と一緒に巻いている。
高巻きの取付きからここまで一時間ちょっと。
2015年07月02日 09:25撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/2 9:25
野田谷へ下降。
釜の深そうなF1も野田滝と一緒に巻いている。
高巻きの取付きからここまで一時間ちょっと。
野田谷F2。
2015年07月02日 09:35撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
7/2 9:35
野田谷F2。
F2は直登、巻き、どちらでも上がれる。
2015年07月02日 09:37撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
7/2 9:37
F2は直登、巻き、どちらでも上がれる。
F2より上は顕著な滝は無く、
平易な沢歩きとなる。
2015年07月02日 09:41撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/2 9:41
F2より上は顕著な滝は無く、
平易な沢歩きとなる。
二俣、左へ。
2015年07月02日 09:43撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/2 9:43
二俣、左へ。
谷には雪渓が残る。
2015年07月02日 10:06撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8
7/2 10:06
谷には雪渓が残る。
振子山の稜線が観えた。
2015年07月02日 10:07撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/2 10:07
振子山の稜線が観えた。
二つ目の雪渓。
これは下を潜る。
足早に。
2015年07月02日 10:25撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8
7/2 10:25
二つ目の雪渓。
これは下を潜る。
足早に。
水の透明度が素晴らしい。
2015年07月02日 10:39撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
7/2 10:39
水の透明度が素晴らしい。
水の流れは途絶え、
ガラガラの沢となる。
2015年07月02日 10:53撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/2 10:53
水の流れは途絶え、
ガラガラの沢となる。
稜線への最後の詰め。
2015年07月02日 11:27撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/2 11:27
稜線への最後の詰め。
振り返ると矢筈ヶ山が観えた。
2015年07月02日 11:33撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
7/2 11:33
振り返ると矢筈ヶ山が観えた。
この枯滝で行き詰る。
この左岸の草付きの泥壁を上がって行く。
2015年07月02日 11:39撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
7/2 11:39
この枯滝で行き詰る。
この左岸の草付きの泥壁を上がって行く。
親指ピークが観えている。
稜線出合はすぐそこだが、
足場がズルズルで全く上へ上がれない。
ハンマーとピッケルを泥壁に押し込んで、
それを足場に少しづつ上がって行く。
2015年07月02日 12:00撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/2 12:00
親指ピークが観えている。
稜線出合はすぐそこだが、
足場がズルズルで全く上へ上がれない。
ハンマーとピッケルを泥壁に押し込んで、
それを足場に少しづつ上がって行く。
ゆーさんは先に親指ピークに上がり、
景色を堪能しておられた。
2015年07月02日 12:21撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
3
7/2 12:21
ゆーさんは先に親指ピークに上がり、
景色を堪能しておられた。
雲行は怪しいが、山行中は大きく荒れることは無かった。
2015年07月02日 12:23撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4
7/2 12:23
雲行は怪しいが、山行中は大きく荒れることは無かった。
もがいている自分(t)の写真。
一番きつかった時だ。
2015年07月02日 12:26撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
6
7/2 12:26
もがいている自分(t)の写真。
一番きつかった時だ。
無理な力をかけたせいか足が悲鳴をあげる。
たった十数メートルの距離を一時間弱かかった。
2015年07月02日 12:32撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
7/2 12:32
無理な力をかけたせいか足が悲鳴をあげる。
たった十数メートルの距離を一時間弱かかった。
上がってきた谷と親指ピークを振り返る。
この谷を上がることはもう無いかな...。
2015年07月02日 13:04撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
7/2 13:04
上がってきた谷と親指ピークを振り返る。
この谷を上がることはもう無いかな...。
「三本杉別れ」にて。
2015年07月02日 14:09撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/2 14:09
「三本杉別れ」にて。
延々と歩きようやく吊り橋まで戻った。
階段を上がる体力は残っておらず、
工事車両用の道を一向平まで歩く。
2015年07月02日 14:58撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
7/2 14:58
延々と歩きようやく吊り橋まで戻った。
階段を上がる体力は残っておらず、
工事車両用の道を一向平まで歩く。

感想

山仲間「ゆー」さんとの山行。

野田の谷は以前から遡行対象として非常に興味があったが、
単独では難しいかなと思っていた。

野田谷自体は平易な沢だったが、取付きと詰めでかなり難儀した。
個人的には詰めの泥壁登りが今回の核心だった。
あと少しで稜線出合という所で足元が滑って全く上に上がれなくなった。
もがいてもがいてようやく稜線に上がった時は取付きから一時間弱かかっていた。
 
一方のゆーさんはかなり先に上がっていた(しかもそんなに難しくなかったとの事)ので、
自分とはルートが違ったのか、それとも登攀能力の違いなのか、
いずれにしてもこの詰めは今までの大山山行で一番きつい経験だった。
まだまだ鍛錬が足りない。

ゆーさんのレポ↓
http://nobomogu.blog81.fc2.com/blog-entry-327.html

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コメント

水が多いほどおもしろい
地獄谷 。水が多いと迫力があってテンション上がるでしょう。
落石の心配さえなければ楽しいコースなんですけど。
地獄谷をクリアできたら上の廊下もクリアできますよ。。
ちょっと飛躍かも(*^^*)
2015/7/8 22:16
Re: 水が多いほどおもしろい
yamaoka727さん、おはようございます。
地獄谷は増水が怖かったのですが、杞憂でした。
野田滝の高巻きは楽しかったのですが、
振子山と親指ピークへのコルへの詰めは(私には)地獄の様でした(笑)

所で「上の廊下」とは「甲川」のそれでしょうか。
だとすれば自分に歩ける能力はまだ持ち合わせていませんね^ ^;
同行者「ゆー」さんは以前上がられてましたが...。
2015/7/9 2:59
Re[2]: 水が多いほどおもしろい
tolchopさん、おはようございます
黒部峡谷を黒部湖から薬師沢小屋、折立へ抜けるのが上の廊下と言われています。激流を突破して進むスリル満点の山行です。
ちなみに、黒部湖から黒部峡谷を欅平に抜けるのが下の廊下で、ここはわりと簡単でした。。。
2015/7/9 6:47
Re[3]: 水が多いほどおもしろい
黒部でしたか^^;
上の廊下や赤木沢、いいですね。
地獄谷より遥かに難易度は高そうですが...。
いつか歩いてみたいと考えています。
2015/7/9 15:50
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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