雪を背負って登り、雪を背負って降りよ。6度目の剱岳は長次郎谷↑、平蔵谷↓（行こう！歯科健診登山部）

2024年04月28日(日) ~ 2024年04月29日(月)

• GPS: 18:59
• 距離: 18.3km
• 登り: 2,488m
• 下り: 2,491m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:16
• 休憩: 0:34
• 合計: 3:50

距離 5.0km 登り 502m 下り 414m

8:37 スタート地点
8:39 8:40 ホテル立山
8:51 8:52 みくりが池
8:55 みくりが池温泉
9:13 雷鳥荘
9:23 9:24 雷鳥沢キャンプ場
9:29 浄土橋
11:26 11:59 剱御前小舎
12:27 剱沢キャンプ場

2日目

• 山行: 12:33
• 休憩: 2:30
• 合計: 15:03

距離 13.3km 登り 2,004m 下り 2,096m

12:27 剱沢キャンプ場
0:23 剱澤小屋
0:58 平蔵谷出合
4:31 4:38 熊の岩
6:02 6:34 長次郎のコル
6:50 7:05 剱岳
7:25 7:39 カニのヨコバイ
7:39 7:40 カニの縦バイ
7:47 8:02 平蔵の頭
8:59 9:02 平蔵谷出合
10:37 剱澤小屋
10:50 11:36 剱沢キャンプ場
12:48 12:57 剱御前小舎
13:56 雷鳥沢キャンプ場
14:06 14:16 雷鳥沢ヒュッテ
14:31 雷鳥荘
15:01 みくりが池温泉
15:04 15:06 みくりが池
15:17 ホテル立山

写真

4/28 3:09

前夜、電車で横浜から松本に移動。
松本駅でカーシェアに乗り換え、扇沢へ。

4/28 4:36

翌朝。扇沢駅。

4/28 4:37

駐車場は六分の入り。

4/28 4:56

ズボンのサスペンダーの留め具が壊れていたので、応急処置。

4/28 6:15

事前にWeb予約していた始発のバスチケットを発券。

4/28 6:17

ザックに付いている黄色の円柱は、背中と腰が丸まらないようにする自作のもの。
割と上手くいきました。

4/28 6:26

始発の便でこの行列。

4/28 6:49

黒部ダム。湖面の氷はすっかり溶けています。

4/28 6:50

遠くに見える赤牛岳。
去年はあそこから黒部ダムまで歩いてきました。

4/28 6:57

観光客95%、スキー（スノボ）5%、登山者0.0001%くらい。

4/28 7:14

ケーブルカー。

4/28 7:36

後立山方面。

4/28 7:36

タンボ平。

4/28 7:37

暑さで雪は緩んでいるような感じです。

4/28 7:56

室堂ターミナル掲示板。
今の所負傷者は出ていない模様。

4/28 7:56

天気チェック。

4/28 8:11

インバウンド観光客ばっかり。

4/28 8:34

雪は平年並み、かな？

4/28 8:40

ん？奥大日岳が二つ？

4/28 8:43

剱岳見えた。

4/28 8:44

立山三山。

4/28 8:51

雷鳥撮影会に混じりました。

4/28 8:51

ちょっと溶け始めたみくりが池。

4/28 8:57

地獄谷。

4/28 9:04

20℃。暑い！

4/28 9:06

まずは雷鳥沢に降りて行きます。

4/28 9:09

クレバス。

4/28 9:12

雷鳥荘。

4/28 9:15

雷鳥沢への降り。

4/28 9:15

キャンプ場の輪郭クッキリ。

4/28 9:23

テントいっぱい。

4/28 9:23

良い仕事している雪のテーブル。

4/28 9:26

雷鳥沢の登り。

4/28 9:27

称名川は一部雪割れ。

4/28 9:28

夏用の橋。

4/28 9:37

雪原の登り。

4/28 10:07

暑いので腕まくり。

4/28 10:29

パンがパンパン！

4/28 10:32

白山方面。

4/28 10:37

大日岳の雪庇。

4/28 11:07

稜線に出る直前、傾斜が急な箇所。

4/28 11:11

一応ピッケルを出します。

4/28 11:14

稜線に乗りました。

4/28 11:21

地獄谷付近の雪が汚い！
火山ガスのせい？

4/28 11:21

室堂山近辺は雪崩の跡だらけ。

4/28 11:23

剱御前小舎。

4/28 11:27

外トイレは大便禁止。
なんで？

4/28 11:25

仕方ないので小屋のトイレへ。

4/28 11:30

外トイレは水がまだ流れないから、とのこと。

4/28 11:31

小屋内のトイレも使用禁止多し。

4/28 11:51

剱沢キャンプ場へ降ります。

4/28 11:51

剱沢を滑りに来たスキーヤー達。

4/28 12:00

剱岳。

4/28 12:01

登山研究所夏山前進基地が見えました。

4/28 12:02

剱沢上部のクレバス。

4/28 12:12

テントは数張り。

4/28 12:18

剱沢キャンプ場のトイレ掘り出し中。

4/28 12:22

剱沢キャンプ場には8張程度。

4/28 12:24

雪のトイレ。

4/28 12:26

行動食のチョコも溶ける暑さ。

4/28 12:26

コーラと一緒に雪に埋めて冷やします。

4/28 12:32

剱岳の正面にテントを張ります。

4/28 13:07

プローブでトイレの場所を確認して、掘り出していました。

4/28 13:24

テントを建て終わったので、コーラで休憩。

4/28 13:24

水作り用の雪。

4/28 13:48

水作り。

4/28 13:50

前剱の雪壁を下る人達。

4/28 13:55

気温の高い残雪期なので、雪は完全に溶かさずシャーベット状にしてプラティパスに入れます。
あとはテントの中に放置しておけば、溶けて水になってくれます。

4/28 14:08

あとはテントの中に放置しておけば、溶けて水になってくれます。

4/28 14:22

トイレ掘り出しは順調。

4/28 14:33

まだ開いていない剱沢小屋。

4/28 14:33

小屋周辺はテント泊禁止。

4/28 14:33

剱岳から戻ってきた？方々。

4/28 14:51

トイレ掘り出し完了。

4/28 14:51

ありがたく使わせて頂きました。

4/28 15:04

明日は0時出発予定なので、お昼寝。

4/28 15:51

テントの中から剱岳。

4/28 16:58

10℃まで気温が下がってきました。

4/28 17:05

トイレ内部。窓は雪で埋もれています。

4/28 17:05

入り口。

4/28 17:06

コロナ最悪期の張り紙。

4/28 17:21

夕食。
コーヒーにナッツとドライフルーツ。

4/28 23:04

23時起床。テント内は5℃。

4/28 23:24

行動時のジュース作り。

4/29 0:12

0時ちょい過ぎに出発。
雪が緩む前に登って降りてくる作戦。

4/29 0:12

剱沢を降ります。トレースとスキー跡が無数に。

4/29 0:27

0時なのにあまり気温が下がっていないので、所により潜ります。

4/29 0:28

板？スキー？

4/29 0:50

無数のクレバス。

4/29 0:57

源次郎尾根取り付きの大岩。

4/29 1:00

雪が溶け、水音がする箇所も。

4/29 1:05

別山尾根にヘッデンの明かり？

4/29 1:08

と思ったら、月でした。

4/29 2:10

長次郎谷に入りました。
あちこちにシリセード跡。

4/29 2:28

所によりくるぶしラッセル。

4/29 2:48

熊の岩が見えてきました。

4/29 3:13

草付きごと雪が落ちています。

4/29 3:31

左手には源次郎尾根の一峰（左）とニ峰（右）

4/29 3:31

右手には八ツ峰。

4/29 3:53

月が綺麗に見えてきました。晴れてくれるかな？

4/29 3:54

キノコ状に溶け残った雪。

4/29 3:57

落石。

4/29 4:09

熊の岩直下で傾斜が強くなってきたので、ピッケルを出します。

4/29 4:17

ピッケルを雪面に差し込みながら、熊の岩を右俣側から左俣側へトラバース。

4/29 4:18

雪が柔らかいので滑落リスクは低いですが、一歩一歩ピッケルを刺しながら慎重に歩きます。

4/29 4:19

ピッケル２本を活用。

4/29 4:32

長次郎のコルへの急斜面。

4/29 4:39

熊の岩の左俣は、融雪が進んでいました。

4/29 4:40

八ツ峰。

4/29 4:49

ラッセルはくるぶしからスネへ。

4/29 4:50

長次郎のコルへ、トラバースしながらラッセル。

4/29 5:03

源次郎尾根ニ峰。
長次郎谷からニ峰の直上へ乗り上げれば、合理的に山頂を目指せると言うのが服部文祥さんの主張。

4/29 5:07

左俣を見下ろします。
シリセード跡？よくこんな急傾斜をシリセードで降りたなあ。

4/29 5:08

ようやくトレースに復帰。

4/29 5:25

先行者達は概ね左俣から登った？

4/29 5:33

左俣の右手側から小規模な雪崩が発生。1時間前に通過した熊の岩まで雪崩末端が到達していました。
危なかった…

4/29 6:05

長次郎のコル直下。
先行する2人パーティ。

4/29 6:13

長次郎のコルから、本峰への最後の岩場。
トレースが続いています。

4/29 6:13

途中までは雪壁。そこから岩場っぽいです。

4/29 6:13

長次郎のコルから、日本海側が見えます。

4/29 6:20

雪壁を登るのに、ガリー（ペツル）のトリグレストを下げてアックスっぽく使います。

4/29 6:37

雪混じりの岩場をクリアした後。
トレースがなければ厳しかったです。先行者の方、ありがとうございます。
コルを振り返ると、単独の方が長次郎の頭から下降していました。

4/29 6:38

雪稜。頂上までのビクトリーロード。

4/29 6:50

早月小屋方面。

4/29 6:51

6度目（無雪期4回、積雪期2回）の剱岳登頂。

4/29 6:58

自撮り。

4/29 7:02

山頂の祠より、雪面の方が高くなっています。

4/29 7:02

パノラマ画像。

4/29 7:04

後立山方面。

4/29 7:04

鹿島槍ヶ岳。

4/29 7:04

うーん、わからん。

4/29 7:04

くるくる。

4/29 7:04

室堂方面。

4/29 7:05

写真をとったら下山します。
室堂から扇沢への最終便が16時半。それまでには下山しなければ。
9時間半あるので、怪我さえしなければ十分間に合います。

4/29 7:08

山頂の気温は3℃。

4/29 7:08

早月尾根との分岐。

4/29 7:11

別山尾根方面へ。

4/29 7:15

岩場。

4/29 7:17

平蔵谷が見えてきました。

4/29 7:19

岩場をアイゼンで降ります。

4/29 7:22

なんと破廉恥な！

4/29 7:24

鎖を掴んでゆっくり降ります。

4/29 7:25

カニのよこばい一歩目、大きく体を乗り出して踏み出す箇所。

4/29 7:26

真新しい赤いペンキ。
前に来た時には、ここまではなかったような？

4/29 7:28

やはり前に来た時より「ここがステップだよ」という赤ペンキが増えているように思います。

4/29 7:29

鉄ハシゴ。

4/29 7:33

一歩一歩降ります。

4/29 7:35

難所クリア。

4/29 7:39

携帯トイレブース。
夏に使う人、いるんでしょうか？

4/29 7:39

平蔵のコル、小屋跡。

4/29 7:41

別山尾根。
こちらを降りる方が早いのでしょうが、この先の雪がついているであろう岩場や前剱の雪壁をこの高い温度で降りたくありません。
距離が長く登り返しもありますが、難所のない平蔵谷から降りることにします。

4/29 7:41

平蔵谷下降。

4/29 7:42

ズボンをアイゼンで引っ掛けて、また穴を開けてしまいました。

4/29 7:43

緩んだ雪の中を降りる際靴の中に雪が入らないよう、インナーゲイターの留め具を、登山靴に引っ掛けます。

4/29 8:00

ワカンも装備。

4/29 8:10

あちこちにクレバスが。
雪崩ないように祈りながら、とにかく早く降ります。

4/29 8:29

針ノ木岳方面。

4/29 8:41

シリセード跡。
私は傾斜が強くて怖いので、いつでも止まれるよう小走りで降りました。

4/29 8:46

デブリの中を降ります。

4/29 8:57

剱沢に降りました。

4/29 10:51

テントに戻りました。残っていたのは私だけ。明日から天気が崩れるからかな？

4/29 12:00

剱御前小舎へ登り返し。12時間行動で、そろそろ疲れてきました。
背中が丸まってきたせいか、背中の痛みも出てきました。
それでも、16時半の終バスに間に合うために頑張って歩きます。

4/29 12:14

ハロ。

4/29 12:58

剣御小舎通過。

4/29 12:58

へばった体にコーラで喝を入れます。

4/29 12:58

雲が出てきました。

4/29 13:11

雷鳥沢キャンプ場へ降ります。
バックカントリーのツアー客っぽい方が大勢登ってきました。

4/29 13:11

だいぶテントが少なくなっています。

4/29 13:36

富山県警の雪上車？

4/29 13:54

ずいぶん雪が汚れています。

4/29 14:13

雷鳥沢ヒュッテ。
もうちょっと外壁を綺麗にした方がいいのでは…
何か理由があるのかな？

4/29 15:15

室堂。
最終バスまで1時間15分余裕を持って戻れました。

4/29 15:27

最終便は16時30分。
もうちょっと遅くまでやって欲しいところ。

今回の装備。
一泊二日で、ベースウェイト7.3キロ。
諸々合わせて10キロでした。

撮影機器：

iPhone 14 Pro Max Apple

感想

wakodental

6度目の剱岳登頂。
未踏だった長次郎谷から。2日目の15時間行動はちょっと疲れました。フルマラソンの練習のおかげでなんとか歩き切れた感じ。