笈ヶ岳 疲労困憊
- GPS
- 12:49
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 1,841m
- 下り
- 1,844m
コースタイム
- 山行
- 10:45
- 休憩
- 2:04
- 合計
- 12:49
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
前日車中泊 なおビジターセンターの駐車場は登山者の利用厳禁とのこと。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
往復冬瓜平コースを使用 朝小規模な雪崩発生 ジライ谷は鬼のような急登、ロープが頼み、下りは足がきれて踏ん張れず登り以上にかかりました。 |
その他周辺情報 | 中宮温泉 日帰りは16時まで |
写真
感想
4月13日に南ア辻山で怪我をして以来十分なトレーニングが出来ていなかった。
そんな中GWが始まり、前半なら笈ヶ岳に登るには天気も雪も良い時だろうと思ってやって来た。ホワイトロードの一部開通、時間制限もあって前日から中宮温泉付近で車中泊をしていた。
時間を掛けて登れば何とかなるだろう、少しでも早く出発しようと4時前に駐車場を離れた。暗い中ヘッドランプを付けてジライ谷までの水平道を進んでいった。
渡渉も問題なく終えて先行者の明かりを目安に登って行ったのだが、ロープのあるところから離れて岩場の藪に踏み込んでしまってから、急登もあってすっかりペースが狂ってしまいうまく呼吸があわないまま登っていた。
1時間ほどしても調子が乗らず、早い朝食がこなれていないようで気分も悪い。
それにしても先行者のペースが速いのか、自分が遅いのか大分離されてしまった。
ジライ谷の頭で少し息を整えたが稜線の藪でペースダウン、それでも稜線に上がる頃には追いついて1488m付近の平らな雪原で皆さんと一緒になった。
12本歯のアイゼンも用意したが、今日は体力に自信が無い、チェーンスパイクで行けるところまでと、山越えコースを避けて冬瓜平をトラバースしていくコースに踏み出した。しばらく行って4名パーティーを抜いて少し行った所で大きな音がして雪の塊がパーティー近くに崩れ落ちるのを見た。こっちもきつくはないが安全でもない、気分を引き締め先行者のトレースを踏んでいった。1時間半近く我慢の行程が終わり、ようやく稜線に出たときはほっとした。
ところが稜線を少し登ったところで左足に異変、攣りそうだったので漢方を飲んでゆっくり上がって行くもやっぱりだめで攣りだした。それでも細かいステップでゆっくり進む事でなんとかだましだまし登る事が出来た。
大きな三角の岩を避けるように少し下ってから真っ直ぐ稜線に出てしばらく行ったら藪を突っ切るのだがすごい藪でびっくりしたが、短かったので苦労はしなかった。
そこを過ぎてからは小笈ヶ岳-笈ヶ岳へのビクトリーロード、ここだけは気持ちが良かった。やっとついた山頂で大休憩、後から来たソロの年配者の男性2人と山談義、それから一緒に冬瓜平を抜けるまで歩いた。話を聞けば皆さん数多く山に登られている大先輩、お見それしました。
帰りは気温も上がり、暑い陽気に何度も水を飲みながら、トラバースはバテぎみになってしまった。2人とは休憩地点で先に行ってもらい、調子が悪い自分はもうしばらく休んでから下り出した。
しかし足の踏ん張りがきかず、怪我が怖いのでジライ谷の頭からの急登はほとんど後ろ向きで下り、途中何度も休んだ。その内に水も無くなり熱中症ぎみになって、体はボロボロようやく渡渉地点に降りて来たときは本当にほっとした。
合う人皆きついと言っていたジライ谷、ここまできつい登りは記憶にない。
自信をなくしたそんな山行だった。
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