朝もやに霞む「鷲ヶ巣山」
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朝もやに霞む「鷲ヶ巣山」
林道柳生戸線はこの先、悪路になるため橋の手前広場に駐車。自転車に乗り換え小揚川に沿った林道を奥へ。
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林道柳生戸線はこの先、悪路になるため橋の手前広場に駐車。自転車に乗り換え小揚川に沿った林道を奥へ。
二つ目のゲート。地元の関係者は鍵を開けて入っているようだ。
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二つ目のゲート。地元の関係者は鍵を開けて入っているようだ。
なかなかの悪路。この近くの沢で手を洗った際、喉付近を蛭の被害にあう。1時間ほどして違和感で気づく。
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なかなかの悪路。この近くの沢で手を洗った際、喉付近を蛭の被害にあう。1時間ほどして違和感で気づく。
戸館橋を渡ると廃屋(作業小屋?)が見えてくる。ここまで電柱(電力)が続いていた。
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戸館橋を渡ると廃屋(作業小屋?)が見えてくる。ここまで電柱(電力)が続いていた。
分岐点。右は才ノ神峠(旧柳生戸集落)方面、左は目指す小揚川上流方面。この辺りで自転車をデポ。
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分岐点。右は才ノ神峠(旧柳生戸集落)方面、左は目指す小揚川上流方面。この辺りで自転車をデポ。
昔は山仕事で車両が入っていた幅広の廃道をしばらく進む。やがて開けたタラの木の多い場所に出る。かつて畑だったのか。
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昔は山仕事で車両が入っていた幅広の廃道をしばらく進む。やがて開けたタラの木の多い場所に出る。かつて畑だったのか。
小揚川の渡渉地点。水量少なく長靴で問題なく渡れる。蛭の心配なし。
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小揚川の渡渉地点。水量少なく長靴で問題なく渡れる。蛭の心配なし。
立派な堰堤が見えてくる。「山の遊学道」の著者はここまで車両で入れたようだ。
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立派な堰堤が見えてくる。「山の遊学道」の著者はここまで車両で入れたようだ。
堰堤を越えると広河原に水没林が点在する穏やかな地形。しばらく河原歩きで細口沢(小揚川)の上流を目指す。
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堰堤を越えると広河原に水没林が点在する穏やかな地形。しばらく河原歩きで細口沢(小揚川)の上流を目指す。
やがて両岸が狭まり4mの滝が現れるが、手前の右岸からしっかりした巻き道があり容易に越えられる。
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やがて両岸が狭まり4mの滝が現れるが、手前の右岸からしっかりした巻き道があり容易に越えられる。
巻き終えた地点。左は細口沢(小揚川)上流方向。正面は下山ルートの尾根末端。
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巻き終えた地点。左は細口沢(小揚川)上流方向。正面は下山ルートの尾根末端。
再び穏やかな流れに
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再び穏やかな流れに
この魚道のような滝は下部が滑りやすくやや難あり。魚影はあったが小型で素早い動きで良く見えず。
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この魚道のような滝は下部が滑りやすくやや難あり。魚影はあったが小型で素早い動きで良く見えず。
滝を直登後、振り返る。
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滝を直登後、振り返る。
さらに進み、いよいよミニゴルジュ帯へ突入。今回の最大の難所の滝が現れる。(標高380m)
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さらに進み、いよいよミニゴルジュ帯へ突入。今回の最大の難所の滝が現れる。(標高380m)
自分の実力・装備では直登は厳しそうで諦める。数十m戻り右岸を高巻く。
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自分の実力・装備では直登は厳しそうで諦める。数十m戻り右岸を高巻く。
高巻き中。なんとか突破し敗退を免れた。
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高巻き中。なんとか突破し敗退を免れた。
しばらくトラバースし、運良く滝上の二股へ着地できる尾根を発見し下降する。上から流入する沢は鷲ヶ巣山本峰へ突き上げる細口沢、左から流入する沢は前ノ岳東鞍部へ突き上げる赤松沢(こちらへ進む)。
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しばらくトラバースし、運良く滝上の二股へ着地できる尾根を発見し下降する。上から流入する沢は鷲ヶ巣山本峰へ突き上げる細口沢、左から流入する沢は前ノ岳東鞍部へ突き上げる赤松沢(こちらへ進む)。
まもなく、直前のミニゴルジュ帯からは想像もできない「癒しの空間」が現れる。栃やサワグルミの多い樹林帯。
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まもなく、直前のミニゴルジュ帯からは想像もできない「癒しの空間」が現れる。栃やサワグルミの多い樹林帯。
周囲はとても良い雰囲気。山頂を目指さずとも、ここに一泊しても良さそう。
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周囲はとても良い雰囲気。山頂を目指さずとも、ここに一泊しても良さそう。
さらに奥の二股。左は前ノ岳に突き上げる支流、右の鞍部へ突き上げる沢へ進む。
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さらに奥の二股。左は前ノ岳に突き上げる支流、右の鞍部へ突き上げる沢へ進む。
赤松沢の様相は一転して一気に高度を上げていく。小滝が頻発するようになるが巻けないほどの厳しい滝はない。
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赤松沢の様相は一転して一気に高度を上げていく。小滝が頻発するようになるが巻けないほどの厳しい滝はない。
左岸を見上げると大岩壁。
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左岸を見上げると大岩壁。
この先、益々沢の水量は少なく岩登り要素が高まる。
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この先、益々沢の水量は少なく岩登り要素が高まる。
振り返ってみる
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振り返ってみる
もっと雪渓を期待したが、残っていたのはこのあたりだけ。
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もっと雪渓を期待したが、残っていたのはこのあたりだけ。
最後の藪の中の急登。
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最後の藪の中の急登。
ようやく登山道に飛び出す。前ノ岳と774m峰の間の鞍部。この先、鷲ヶ巣山山頂まで他の登山者には遭遇しなかった。
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ようやく登山道に飛び出す。前ノ岳と774m峰の間の鞍部。この先、鷲ヶ巣山山頂まで他の登山者には遭遇しなかった。
ブナ林の中の登山道、774mへの登り。
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ブナ林の中の登山道、774mへの登り。
774mから望む中ノ岳、まだかなりの標高差あり。
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774mから望む中ノ岳、まだかなりの標高差あり。
相変わらずきつい登りで中ノ岳に到着。
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相変わらずきつい登りで中ノ岳に到着。
中ノ岳より前ノ岳を望む
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中ノ岳より前ノ岳を望む
ムラサキヤシオ
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ムラサキヤシオ
積雪期に登った横倉がもう緑に包まれいる。
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積雪期に登った横倉がもう緑に包まれいる。
朝日連峰パノラマ(以東岳〜大朝日岳)
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朝日連峰パノラマ(以東岳〜大朝日岳)
1004m峰方向
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1004m峰方向
頭布山〜光兎山の稜線の奥に残雪豊富な飯豊連峰
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頭布山〜光兎山の稜線の奥に残雪豊富な飯豊連峰
タムシバ
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タムシバ
大日如来
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大日如来
中ノ岳を振り返る、北東壁が荒々しい
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中ノ岳を振り返る、北東壁が荒々しい
遡行してきた細口沢(小揚川)と下山尾根(緑矢印)(元サイズ)
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遡行してきた細口沢(小揚川)と下山尾根(緑矢印)(元サイズ)
なだらかな1004m峰は登山道を残雪が覆う。
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なだらかな1004m峰は登山道を残雪が覆う。
1004mを越えると鋭く聳える鷲ヶ巣山が
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1004mを越えると鋭く聳える鷲ヶ巣山が
鷲ヶ巣山直下にも残雪が残る。
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鷲ヶ巣山直下にも残雪が残る。
ようやく鷲ヶ巣山に到着 前ノ岳を通らずに登った鷲ヶ巣山はいつもと違った印象。
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ようやく鷲ヶ巣山に到着 前ノ岳を通らずに登った鷲ヶ巣山はいつもと違った印象。
三角点のある広場、誰もいない。蛭のためか不人気な山になってしまったようだ。
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三角点のある広場、誰もいない。蛭のためか不人気な山になってしまったようだ。
南西方向パノラマ、右に中ノ岳(元サイズ)
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南西方向パノラマ、右に中ノ岳(元サイズ)
南方向パノラマ、黄矢印は塩の道(柳生戸街道)ルート(元サイズ)
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南方向パノラマ、黄矢印は塩の道(柳生戸街道)ルート(元サイズ)
東方向パノラマ、新潟山形県境方面(元サイズ)
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東方向パノラマ、新潟山形県境方面(元サイズ)
南西方向パノラマ、黄矢印は下山路(元サイズ)
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南西方向パノラマ、黄矢印は下山路(元サイズ)
山頂から少々先へ進んでから旧登拝路の南西尾根(高峰)へ下る
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山頂から少々先へ進んでから旧登拝路の南西尾根(高峰)へ下る
南西尾根への下り始めは広尾根で下る方向を迷いやすい。間もなく消えそうな残雪だがありがたい。
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南西尾根への下り始めは広尾根で下る方向を迷いやすい。間もなく消えそうな残雪だがありがたい。
下ってきた薮の広尾根
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下ってきた薮の広尾根
やがて尾根は細くなる。踏み跡はなく、きつい薮こぎが続く
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やがて尾根は細くなる。踏み跡はなく、きつい薮こぎが続く
南方向パノラマ(頭布山〜光兎山、手前は大玉沢)
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南方向パノラマ(頭布山〜光兎山、手前は大玉沢)
南西尾根からは鷲ヶ巣山南斜面にあり大禿げを間近で見られる(元サイズ)
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南西尾根からは鷲ヶ巣山南斜面にあり大禿げを間近で見られる(元サイズ)
左下から前ノ岳〜中ノ岳〜鷲ヶ巣山(元サイズ)
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左下から前ノ岳〜中ノ岳〜鷲ヶ巣山(元サイズ)
しばらく下ると薮の薄い地点でうっすらと踏み跡が現れる(これが旧登拝路だろう)
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しばらく下ると薮の薄い地点でうっすらと踏み跡が現れる(これが旧登拝路だろう)
803mの小ピークを目指して再びハードな薮こぎが続く
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803mの小ピークを目指して再びハードな薮こぎが続く
803mは薮に覆われただけの視界のないピーク
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803mは薮に覆われただけの視界のないピーク
803mピークの南端に移動し下山路を確認(左は730m平頂、右は前ノ岳)(元サイズ)
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803mピークの南端に移動し下山路を確認(左は730m平頂、右は前ノ岳)(元サイズ)
左右が切れ落ちた痩せ尾根区間、薮こぎ注意!
踏み跡はほぼ消滅状態で無雪期は薮こぎ必至。
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左右が切れ落ちた痩せ尾根区間、薮こぎ注意!
踏み跡はほぼ消滅状態で無雪期は薮こぎ必至。
忍耐の薮こぎでようやく730m峰が射程距離に
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忍耐の薮こぎでようやく730m峰が射程距離に
730m峰手前にて、雄大な中ノ岳〜鷲ヶ巣山を振り返る(元サイズ)
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730m峰手前にて、雄大な中ノ岳〜鷲ヶ巣山を振り返る(元サイズ)
730mの平らな山頂部、大きなブナ林が目立つ
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730mの平らな山頂部、大きなブナ林が目立つ
730m峰から西尾根を下る(山の遊学道と同じルート)。所々うっすらと踏み跡はある。
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730m峰から西尾根を下る(山の遊学道と同じルート)。所々うっすらと踏み跡はある。
ミツバツツジ
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ミツバツツジ
西尾根を最後まで下り細口沢へ
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西尾根を最後まで下り細口沢へ
砂防堰堤が見えてくれば緊張感から解放される。
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砂防堰堤が見えてくれば緊張感から解放される。
桂の若葉、ハート形
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桂の若葉、ハート形
いつも思いますが、原生林真っ只中で確かなルート取り、Yさんは技術高いですね。
写真49、51では大峠に続く、塩の道がはっきり分かりますね。😄
烏帽子岩の下は岩盤を削った横断の細道でした。
ご参考です。私の最後の柳生戸探訪は、
2016-09-05 三面、柳生戸探訪・・・8年前の秋になりました。
https://ameblo.jp/kumanoyama093/entry-12511496206.html
★とこしえに湖底にねむる三面の ありし昔は夢の又ゆめ
気をつけて楽しんで下さい。又見せて下さい。 長井市 okusan
最近は諸事情で山行回数が減り更新も滞っております。
この度はコメントありがとうございます。
okusan様の米沢街道探訪はとても貴重な記録だと思います。
当時、幾つもの峠や谷を越えて塩の道を通行したり鷲ヶ巣山参拝した人々の苦労が偲ばれます。
今の時期はすっかり蛭と薮に支配され鷲ヶ巣山周辺はさらに敬遠され静かさに包まれているようですね。いつか良い時期に大峠までは塩の道を踏破してみたいものです。
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