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Yamareco

記録ID: 6734456
全員に公開
ハイキング
石鎚山

石鎚山 * 雨の四国遠征 *

2024年04月30日(火) [日帰り]
 - 拍手
ピアソラ その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:13
距離
8.4km
登り
670m
下り
644m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:51
休憩
1:19
合計
5:10
8:40
43
国民宿舎石鎚
9:23
9:28
38
10:06
10:08
35
10:43
11:00
7
11:08
11:19
7
11:26
11:31
14
11:45
11:57
6
12:03
12:27
3
12:30
12:32
0
12:39
12:40
24
13:04
13:04
24
13:28
13:28
22
13:50
国民宿舎石鎚
○ CT(標準) : 04時間20分
○ CT(実績) : 03時間45分 (休憩含まず)
天候 ○ 天気 : 雨 のち 曇り 時々 晴れ。
○ 風速 : 普通(10m/s程度)。
○ 気温 : 15℃前後。
○ 視程 : 普通。
過去天気図(気象庁) 2024年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 飛行機
○ 往路(4/29) ※前日泊
 ・成田空港交通(バス)/05:20 つくばセンター - 06:12 成田空港第3ターミナル
   ※参考HP:http://nariku.co.jp/kousoku/tsukuba.html
 ・ジェットスター(飛行機)/08:20 成田空港 - 10:05 松山空港
 ・レンタカー/10:30 鹿児島空港 - 11:30 道後温泉
 ・レンタカー/14:30 道後温泉 - 16:30 国民宿舎石鎚

○ 復路
 ・レンタカー/14:00 国民宿舎石鎚 - 17:45 道後温泉(宿泊地)
コース状況/
危険箇所等
○ 総距離:約8.5km、累積標高:約700m。
○ 土小屋登山口から石鎚山(いしづちさん:1982m)をピストンするコースです。
○ なお、石鎚山は、以下三座の総体山としての呼び名です(登ったのは´△任后法
   弥山(みせん:1974m)
   天狗岳(てんぐだけ:1982m)
   南尖峰(なんせんぽう:1982m)
○ 雨後につき、ベンチ3から先の木道(トラバース)が滑り易かったです。
○ 鎖場は以下四か所で、上り専用と下り専用に分かれています。巻道もあります。
  ・試しの鎖(74m)※表参道成就ルート(土小屋から登る場合は通りません)
  ・一ノ鎖(33m)※表参道成就ルート(土小屋から登る場合は通りません)
  ・二ノ鎖(65m)
  ・三ノ鎖(68m)
  過去に滑落事故(三ノ鎖では死亡事故)も起きています。
○ 弥山( 法租袈薐戞吻◆亡屬瘦せ尾根でも過去に滑落死亡事故が起きています。
○ その他、特に危険を感じる場所はありませんでした。
その他周辺情報 (1) トイレ
  土小屋テラス
  土小屋登山口
  国民宿舎石鎚
  石鎚山公衆トイレ
  石鎚山頂上山荘

(2) 登山ポスト
  土小屋テラス
  土小屋登山口
  国民宿舎石鎚

(3) 登山バッチ
  土小屋テラス
  石鎚山頂上山荘
『国民宿舎石鎚』に前泊し、宿の裏手からスタート!三組居た宿泊者(登山者)のうち、僕らが一番遅い出発でした。
2024年04月30日 08:39撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/30 8:39
『国民宿舎石鎚』に前泊し、宿の裏手からスタート!三組居た宿泊者(登山者)のうち、僕らが一番遅い出発でした。
もう終盤ですが、バカマちゃんが沢山咲いてました。今年まだ見ていなかった嫁が喜んでいました。《ショウジョウバカマ:猩々袴》
2024年04月30日 08:44撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/30 8:44
もう終盤ですが、バカマちゃんが沢山咲いてました。今年まだ見ていなかった嫁が喜んでいました。《ショウジョウバカマ:猩々袴》
土小屋登山口からの道を合わせます。急ぐような山ではないので、お花を愛でながら、ゆっくり進みます。
2024年04月30日 08:48撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/30 8:48
土小屋登山口からの道を合わせます。急ぐような山ではないので、お花を愛でながら、ゆっくり進みます。
足元にはこの子たちが。赤ぽちの色が濃いめです。《ワチガイソウ:輪違草》
2024年04月30日 08:56撮影 by  RICOH GR III, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/30 8:56
足元にはこの子たちが。赤ぽちの色が濃いめです。《ワチガイソウ:輪違草》
雨が上がるのを待って遅めに出発しましたが、それでも序盤はときおり小雨がちらつきました。霧に白く浮びあがる山毛欅がステキ。
2024年04月30日 09:18撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/30 9:18
雨が上がるのを待って遅めに出発しましたが、それでも序盤はときおり小雨がちらつきました。霧に白く浮びあがる山毛欅がステキ。
ハート型の可愛いスミレが咲いてました。《シハイスミレ:紫背菫》
2024年04月30日 09:19撮影 by  RICOH GR III, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/30 9:19
ハート型の可愛いスミレが咲いてました。《シハイスミレ:紫背菫》
やっと雨が上がりました。笹の斜面に、ぽつりぽつりとピンク色を差すのはアケボノツツジです。
2024年04月30日 09:24撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/30 9:24
やっと雨が上がりました。笹の斜面に、ぽつりぽつりとピンク色を差すのはアケボノツツジです。
これから向かう稜線も見えてきた。ちょっと羽虫も煩くなってきました。
2024年04月30日 09:29撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/30 9:29
これから向かう稜線も見えてきた。ちょっと羽虫も煩くなってきました。
歩いてきた稜線。あのガスを抜けてきたんだね。
2024年04月30日 09:34撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/30 9:34
歩いてきた稜線。あのガスを抜けてきたんだね。
やがて晴れ間が覗いてきました。嬉しい〜。《アケボノツツジ:曙躑躅》
2024年04月30日 09:39撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/30 9:39
やがて晴れ間が覗いてきました。嬉しい〜。《アケボノツツジ:曙躑躅》
せっかくならピンク色の背景は青空が良いですよね。《アケボノツツジ》
2024年04月30日 09:38撮影 by  RICOH GR III, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/30 9:38
せっかくならピンク色の背景は青空が良いですよね。《アケボノツツジ》
色々な種類のスミレが登山道を彩ります。《シハイスミレ》
2024年04月30日 09:45撮影 by  RICOH GR III, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/30 9:45
色々な種類のスミレが登山道を彩ります。《シハイスミレ》
あれが山頂かな(違ったようです)。
2024年04月30日 09:57撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/30 9:57
あれが山頂かな(違ったようです)。
稜線の東側へ入ると再びガスに包まれました。ちなみに、アケボノツツジはアカヤシオの変種だそうです。《アケボノツツジ》
2024年04月30日 09:59撮影 by  RICOH GR III, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/30 9:59
稜線の東側へ入ると再びガスに包まれました。ちなみに、アケボノツツジはアカヤシオの変種だそうです。《アケボノツツジ》
歩荷さん。この先の鎖場も登るのかな。まさかね(笑)。
2024年04月30日 10:16撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/30 10:16
歩荷さん。この先の鎖場も登るのかな。まさかね(笑)。
ここつるつる滑るの。
2024年04月30日 10:18撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/30 10:18
ここつるつる滑るの。
一つだけ見つけました。《エンレイソウ:延齢草》
2024年04月30日 10:29撮影 by  RICOH GR III, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/30 10:29
一つだけ見つけました。《エンレイソウ:延齢草》
表参道成就コースと合流しました。周回したかったな。
2024年04月30日 10:44撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/30 10:44
表参道成就コースと合流しました。周回したかったな。
ここからがいよいよ核心部。木の鳥居を潜り、襟を正します。
2024年04月30日 10:45撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/30 10:45
ここからがいよいよ核心部。木の鳥居を潜り、襟を正します。
二ノ鎖。右手の負傷を口実に巻道にしようと持ち掛けたビビりを振り切り、楽しそうに登っていく嫁。渋々付いていく僕。
2024年04月30日 10:52撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/30 10:52
二ノ鎖。右手の負傷を口実に巻道にしようと持ち掛けたビビりを振り切り、楽しそうに登っていく嫁。渋々付いていく僕。
三ノ鎖。ほぼ垂直。雨後で濡れて滑るし、なんか嫌らしい鎖場やなと思って後で調べたら、滑落死亡事故多発現場でした・・・。必死のパッチやったでほんま。
2024年04月30日 11:15撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/30 11:15
三ノ鎖。ほぼ垂直。雨後で濡れて滑るし、なんか嫌らしい鎖場やなと思って後で調べたら、滑落死亡事故多発現場でした・・・。必死のパッチやったでほんま。
着いたー、山頂(弥山)!やりましたー!
2024年04月30日 11:30撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/30 11:30
着いたー、山頂(弥山)!やりましたー!
良い眺め〜♪
2024年04月30日 11:28撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/30 11:28
良い眺め〜♪
なんというお姿・・・。次はあそこ(天狗岳)かなー。
2024年04月30日 11:26撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/30 11:26
なんというお姿・・・。次はあそこ(天狗岳)かなー。
まずは下ります。ここもちょっと嫌らしい。よっこらしょ。
2024年04月30日 11:33撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/30 11:33
まずは下ります。ここもちょっと嫌らしい。よっこらしょ。
なかなかのナイフリッジですなー。合掌しているようにも見えます。稜線がくっきり天気の境目に。
2024年04月30日 11:34撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/30 11:34
なかなかのナイフリッジですなー。合掌しているようにも見えます。稜線がくっきり天気の境目に。
着いたー、山頂(天狗岳)!西日本最高峰です。優しいお兄さんに撮って貰いました。
2024年04月30日 11:50撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/30 11:50
着いたー、山頂(天狗岳)!西日本最高峰です。優しいお兄さんに撮って貰いました。
なんか久しぶりに"山に登った"気がするぅ(笑)。
2024年04月30日 11:48撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/30 11:48
なんか久しぶりに"山に登った"気がするぅ(笑)。
さっ、戻ろ(南尖峰、忘れてました、笑)。
2024年04月30日 11:58撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/30 11:58
さっ、戻ろ(南尖峰、忘れてました、笑)。
弥山でお昼(前日に道の駅で買ったパン)を食べてから、巻道で慎重に下りました。楽しい山歩きでした。
2024年04月30日 12:27撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/30 12:27
弥山でお昼(前日に道の駅で買ったパン)を食べてから、巻道で慎重に下りました。楽しい山歩きでした。
【おまけ】下山後、松山へ戻る途中の路傍で、ビビッドなピンク色が目に留まりました。近くで畑を耕す女性に声を掛け、撮影させて頂きました。《クリンソウ:九輪草》
2024年04月30日 15:15撮影 by  RICOH GR III, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/30 15:15
【おまけ】下山後、松山へ戻る途中の路傍で、ビビッドなピンク色が目に留まりました。近くで畑を耕す女性に声を掛け、撮影させて頂きました。《クリンソウ:九輪草》
【おまけ】お庭は山野草の園でした。クマガイソウやエビネなどが咲き乱れていました。お邪魔しました。《キエビネ:黄海老根》
2024年04月30日 15:18撮影 by  RICOH GR III, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/30 15:18
【おまけ】お庭は山野草の園でした。クマガイソウやエビネなどが咲き乱れていました。お邪魔しました。《キエビネ:黄海老根》
【おまけ】松山でレンタカーを返し、レトロな路面電車に乗って道後温泉の宿へ向かいました。
2024年04月30日 16:55撮影 by  RICOH GR III, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/30 16:55
【おまけ】松山でレンタカーを返し、レトロな路面電車に乗って道後温泉の宿へ向かいました。
【おまけ】嫁は、有名な道後温泉本館の温泉に浸かりました。僕は残念ながら入れず(満員)。嫁曰く、(大阪城と同じで)風情があるのは外見だけやった、とのことでした。
2024年04月30日 21:25撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/30 21:25
【おまけ】嫁は、有名な道後温泉本館の温泉に浸かりました。僕は残念ながら入れず(満員)。嫁曰く、(大阪城と同じで)風情があるのは外見だけやった、とのことでした。
【おまけ】四国遠征三日目(5/1)の朝、ホテルのロビーにて。水差しの生け花でまさかの邂逅。さすがエビネ大国です。《タカネエビネ:高嶺海老根》
2024年05月01日 08:04撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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5/1 8:04
【おまけ】四国遠征三日目(5/1)の朝、ホテルのロビーにて。水差しの生け花でまさかの邂逅。さすがエビネ大国です。《タカネエビネ:高嶺海老根》
【おまけ】無情にも冷たい雨。山歩きを諦め、松山城へ。ちなみに、松山は高校の卒業旅行振りです。
2024年05月01日 10:43撮影 by  RICOH GR III, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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5/1 10:43
【おまけ】無情にも冷たい雨。山歩きを諦め、松山城へ。ちなみに、松山は高校の卒業旅行振りです。
【おまけ】いざ天守閣へ。外の人を打つ嫁(笑)。
2024年05月01日 11:00撮影 by  RICOH GR III, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
37
5/1 11:00
【おまけ】いざ天守閣へ。外の人を打つ嫁(笑)。
【おまけ】もっと振り回したかったみたいです(笑)。
2024年05月01日 11:03撮影 by  RICOH GR III, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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5/1 11:03
【おまけ】もっと振り回したかったみたいです(笑)。
【おまけ】最上階からの眺望。前日登った石鎚山は雲の中・・・。でも、街並みが見渡せ、良い眺めでした。
2024年05月01日 11:28撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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5/1 11:28
【おまけ】最上階からの眺望。前日登った石鎚山は雲の中・・・。でも、街並みが見渡せ、良い眺めでした。
【おまけ】四国遠征四日目(5/2)。高松は讃岐うどんの名店『さか枝』で、美味しい釜玉うどん(小)を頂きました。
2024年05月02日 10:13撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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5/2 10:13
【おまけ】四国遠征四日目(5/2)。高松は讃岐うどんの名店『さか枝』で、美味しい釜玉うどん(小)を頂きました。
【おまけ】香川県庁の庭で、(満腹で)伸びる嫁。も一つ讃岐うどんの名店に寄るのを諦めました。ちなみに、奥の県庁は、建築家・丹下健三の代表作の一つです。
2024年05月02日 10:33撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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5/2 10:33
【おまけ】香川県庁の庭で、(満腹で)伸びる嫁。も一つ讃岐うどんの名店に寄るのを諦めました。ちなみに、奥の県庁は、建築家・丹下健三の代表作の一つです。
【おまけ】その後、倉敷へ。あっそうそう、遠征最終日にしてやっと晴れました。
2024年05月02日 14:24撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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5/2 14:24
【おまけ】その後、倉敷へ。あっそうそう、遠征最終日にしてやっと晴れました。
【おまけ】アイスバスクチーズケーキを食べ歩き。本当に美味しくて、一人一個にすれば良かった、と悔やまれるほど(笑)。
2024年05月02日 14:41撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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5/2 14:41
【おまけ】アイスバスクチーズケーキを食べ歩き。本当に美味しくて、一人一個にすれば良かった、と悔やまれるほど(笑)。
【おまけ】倉敷にはデニムが売っているだけかと思ってましたが、歴史的な街並みが残る素晴らしい街でした。名残惜しくも、新幹線で家路に就きました。
2024年05月02日 15:05撮影 by  RICOH GR III , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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5/2 15:05
【おまけ】倉敷にはデニムが売っているだけかと思ってましたが、歴史的な街並みが残る素晴らしい街でした。名残惜しくも、新幹線で家路に就きました。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ

感想

山麓の宿を予約していたせいで、石鎚山地の盟主へ登るチャンスは、遠征初日か二日目に限られました。初日は雨足が強そうでしたので、二日目に天候が回復するのに望みを託しました。

一組、また一組と、レインウェアを纏ったハイカーが宿を後にしていくのを横目に、今日は粘ったもん勝ちと自分に言い聞かせ、雨が上がるのを待ちました。

満を持して宿の裏手にある登山口を登り始めると、雨粒細工に飾られたスミレやショウジョウバカマが、そんなに急いで登っても仕方あるまいしちゃんと見てってよもし、と言って呼び止めるので、花なぞ全く興味の無い硬派なハイカーの僕らではありましたが、山頂へと急ぐ後続のハイカーに先を譲り、花を愛でながらゆっくりと歩くことにしました。

いつしか小雨も止み、霧の中からアケボノツツジの咲き始めのピンク色が浮かび上がりました。キャメラの名手なら、この息を飲む光景を1枚の写真に見事切り取ることもできましょうが、あいにく僕はそのような技を持ち合わせていないため、凡庸にも青空が覗くのに任せました。

レコに残せないのが惜しまれるほど、野鳥が美しい歌声を競い合う中(尤も僕らに分かるのはミソサザイの歌声だけですが)、稜線の北側を巻くように標高を上げていくと、表参道からの道を合わせてほどなく、古い木製の鳥居に睥睨されました。用心せよ。
この先がいよいよ悪名高き鎖場です。

雨上がりですし、さぞかし危険と相場が決まっています。こんなところを登るなんて気狂いに違いない・・・。そう過った僕は、右手を怪我していることを出汁に使い、巻道から登りませんか、と至極真っ当な所見を持ち掛けたところ、嫁は振り向きざまただ不敵な笑みを浮かべたかと思うと、せいっ!と踵を返し、何事も無かったかのように、見たこともない太い鎖に手を懸け足を懸け攀じ登っていくのでした。

せいっ!(カラン)
せいっ!せいっ!(カラン)

どこであんな芸当を身に着けたのか、嫁の姿はみるみる高みに消えてしまいました。
ちょっまっ!お・・・置いてかんでけろっ!渋々僕も鎖を登るはめになりました。

二度あることは三度あり、二ノ鎖と名の付く鎖場で万事済むはずもなく、より険悪な三ノ鎖をどうにかこうにか越えると、ようやく仮初の平穏が訪れました。弥山の山頂です。
目の前には、まるで掌を合せたような尖峰(天狗岳)が天を貫いていました。雨水を太平洋と瀬戸内海とに分かつ西日本の最高峰は、文字通り天気をも分かち、圧倒的な存在感を放ってすぐそこに屹立していました。散々写真で見飽きた光景のはずが、僕はしばしその場に立ち尽くしました。ただ、本当に驚いたのは、そこからでした、、、

せいっ!せいっ!

まさか・・・。音の鳴る方へ目をやると、嫁の半身は既に天狗岳へと延びる稜線に消えていました。

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コメント

ピアソラさん こんばんは!
せいっ!(爆笑)
奥さまかっちょいいですね。😁
石鎚山の天狗岳のお二人のお写真、かっちょいいです!山頂標識も!😁✨
わずかな登頂のチャンスを逃さずに、良い遠征になりましたね! 
お疲れ様でした!😁
2024/5/3 21:54
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1
andounouenさん、おはようございます!
せいっ!とか、本当に言っていたらヤバイ人ですよね(笑)。
3割くらい盛りました。でも、概ね合ってます。
天狗岳山頂では危うくプレートを持つのを忘れるところでしたが、写真を撮ってくれたお兄さんに教えて頂きました。登山口にある土小屋テラスというお店でも山頂標識のミニプレートが売っていて、ちょっといいなぁと思いました。
嫁は岩場ともなるとがぜん闘志を燃やすのでいつか怪我しやしないかと心配ですが、今回は名物の鎖場でしたので僕としても結果的に登れて良かったです。怖かったですが。
もう一日くらい山に登れるとなお良かったですが、石鎚山だけでも十分楽しめました。
コメントありがとうございました。
2024/5/4 7:45
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1
こんにちは。
わぁ〜16枚目の階段、見るからに嫌ですねぇ〜😥
階段嫌いの私には地獄、嫌がらせ?
しかも滑るって…💦

そこから25〜29の奥様、ステキィ〜😆
足ガクガクしちゃぃそぅですよ😱

って奥様、その構え(37)じゃぁ〜銃撃てないぞ😁
引鉄が…💦

お疲れ様でした🙏
2024/5/3 22:49
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1
Varonさん、おはようございます!
そうなんです、百名山だけあって整備されすぎているというか、木道が結構続きました。
雨の後でしたし、片側が崖のような場所もあったので、神経擦り減りました。
かといって、木道が無いと狭いバンドの険しいトラバースになるので、それよりはマシですが。
このところお花メインの山歩きが続いたのもあると思いますが、嫁は、岩場鎖場が大好物なので、実際いつもより生き生きしてますね(笑)。
銃の構え、僕も詳しくないですが、何か変でしたか?松山城は、大阪城と違って中も基本古いままなので、城とか特に興味ある訳ではないですが意外と楽しめました。
コメントありがとうございました。
2024/5/4 8:03
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1
ピアソラさん
あっ右手が引鉄にあたってなぃよぅ見えてました。スミマセン🙏
奥さま、10万の敵でも蹴散らせそぅです💦
2024/5/6 18:43
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1
ピアソラさん 今晩は。

四国遠征で天狗山登りましたか!
なかなか険しいルートで自分は間違いなく登れませんね、、

観光も楽しめて飛行機で行くのは流石と自分はできないのでたいしたもんでしたね
四国は行ったことないんですが楽しめてよかったですね。
ただ自分は行動力がないだけでした!
2024/5/4 0:19
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1
ショウジさん、おはようございます!
1年で5座くらい登れれば良いかな、というゆっくりなペースで百名山ハントに行ってきました。
険しそうにみえますが、1、2か所高度感がある場所を越えれば、あとは筑波山と大差ないですよ(笑)。筑波山の石のほうが滑りますし。鎖場は巻道(階段道)で迂回できるようになってます。
以前徳島から剣山に登った時は夜行バスを使いましたが、去年の屋久島で味を占めて、今回は飛行機移動にしました。早くて良かったですが、やはり財布には優しくないですよね。。。
4日目(最終日)は、高松で讃岐うどんを梯子する予定でしたが、安ホテルの朝食が意外と豪華だったので食べ過ぎてしまい、1件目で満腹になってしまいました。次回讃岐に行くときは、素泊まりにしようと思います。
コメントありがとうございました。
2024/5/4 8:18
ピアソラさん
おはようございます。
石鎚山素敵な山ですね。奥様いつもスカートなのでパンツ姿も素敵です。
6年前、剣山と石鎚山に登ろうと国民宿舎を予約しましたが,台風が直撃。
キャンセルして大山と伊吹山に変更しました。
以来なかなか行く機会がありません。
レコを見て、行ってみたくなりました。でも、夏しか行けないので、夏は台風が来そうです。
2024/5/4 6:51
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1
naze-yamaさん、おはようございます!
コメントありがとうございます。
石鎚山は良い山でした。本当はもっと天気が良ければ、縦走する計画だったのですが、1座だけでも十分満足しました。さすが百名山ですね。
僕らが今回前泊したのも国民宿舎でした。天気が悪かったのもあると思いますが、GWにも関らず宿泊客(登山者)が僕らを含めて三組しかいなくて、ちょっと心配になりました。。。従業員の方々も皆とても親切で良かったのですが。
剣山は山頂直下の山小屋に泊まりましたが、ごはんが美味しくてお風呂にも入れたので、嫁曰く、これまで泊まった山小屋のNo.1だそうです。パンツ姿を褒めて頂きありがとうございます。本人も喜んでおります(笑)。ありがとうございました。
石鎚山と剣山、行けると良いですね。
2024/5/4 8:27
ピアソラさん おはようございます

GWは四国遠征、石槌山だったのですね。
雨上がりで険しく私にはとても無理そう😅
奥様の勇姿、「あたしについて来い」って感じでカッコいいです。
遠征って前もって宿や移動手段の手があるから、お天気は神頼みですよね。
いつか四国にも行ってみたいです。
お疲れさまでした。
2024/5/4 7:33
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rabbiさん、おはようございます。
雨続きでしたが、四国に遠征してきました〜。本当は縦走の予定だったのですが(涙)。
僕的には、雨降ってるし鎖場はやめよう、となるのを密かに狙っていたのですが(笑)、手前で雨が上がってしまったので、嬉しいやら不安やらで、結局鎖場に登るハメになりました。まぁ、名物の鎖場でしたので、無事過ぎてしまえば気分は良いです。rabbiさんなら全然行けますよ。
あんまり皆さまが嫁をかっこいいかっこいいと褒めてくれるあまり、今すごく調子に乗ってますので、今度は転倒シーンの写真でも載せてやろうと画策してます(嘘です、笑)。
遠征の天気は神頼みって本当にその通りですね。以前は晴れ予報を見届けてから直前に場所を決めていたのですが、それだと今度は泊まる場所に困ったりその時本当に行きたい場所に行けなかったりしたので、去年あたりから神頼み方式に変えました。
rabbiさんの静岡遠征では、連日山に登られてお花も沢山見られてさすが、というか羨ましいです。
四国も良い所ですのでぜひそのうち。僕らもまた行きたいです。
コメントありがとうございました。
2024/5/4 8:55
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この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 石鎚山 [日帰り]
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5
積雪期ピークハント/縦走 石鎚山 [日帰り]
土小屋から残雪石鎚山
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 石鎚山 [日帰り]
御来光の滝から中沢で石鎚山に
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

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