お花一杯の霊仙山 今畑廃村から周回

2024年05月02日(木) [日帰り]

• GPS: 07:06
• 距離: 11.6km
• 登り: 954m
• 下り: 954m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:25
• 休憩: 1:39
• 合計: 7:04

7:14 今畑登山口
7:25 7:26 廃村今畑
8:14 8:14 笹峠
9:06 9:21 近江展望台
9:37 9:38 南霊岳
10:07 10:08 南霊山
10:21 10:25 霊仙山最高点
10:39 11:19 霊仙山
11:21 11:21 霊仙山三角点最高点分岐
11:34 11:36 経塚山 九合目
12:20 12:21 榑ヶ畑道八合目・お池
12:33 12:34 榑ヶ畑道七合目・お猿岩
12:41 12:41 榑ヶ畑道六合目
12:49 12:49 榑ヶ畑道五合目・見晴台
12:57 13:18 榑ヶ畑道四合目
13:21 13:25 大洞谷源頭
13:27 13:28 榑ヶ畑道三合目
13:36 13:39 榑ヶ畑道二合目・汗ふき峠
14:06 14:10 落合登山口
14:18 今畑登山口

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

今畑廃村下のスペースに駐車
少し奥の落合集落跡にも広いスペースあり

写真

5/2 7:10

6年ぶりの霊仙山
今畑の廃村下の登山口からスタートです

5/2 7:25

今畑の廃村まではすぐです
クリンソウの群落がみられました

5/2 7:25

まだ、満開とまでは行かないですが、可愛い花たちです

5/2 7:58

笹峠とその先の急登が見えてきました

5/2 8:07

笹峠手前まで来るとウラシマソウが沢山咲いて（？）いました
長い釣り竿の部分って何なの？

5/2 8:15

笹峠

5/2 8:15

パオーンみたいだけどお一人様ベンチだって

5/2 8:20

この辺りエビネもいっぱいあります

5/2 8:22

これもランの仲間なんですね

5/2 8:25

苔のある風景がいいですね

5/2 8:27

さあ、いよいよ近江展望台へ向けて急登の始まりです

5/2 8:29

足元にキランソウ

5/2 8:31

カレンフェルトの急斜面
向いの山はずいぶん昔に登った鍋尻山だと思います
あそこもフクジュソウの群落が凄かった

5/2 8:35

登るにつれて琵琶湖を含めて展望が広がります
少し霞がかかっていますが、対岸の比良山系から比叡山への山並みもそこそこ見ることができました

5/2 8:42

御池岳の方は雲がかかってます

5/2 8:49

なかなか終わりにならない近江展望台への急登

5/2 9:00

そんな苦しい時に小さなお花が癒してくれます
イチリンソウ？

5/2 9:07

ヒメレンゲ

5/2 9:08

でなんとか近江展望台到着

5/2 9:26

南西尾根を歩いていたら岩陰にヤマシャクヤクの蕾を見っけ。。開いてるのは無かったけど蕾は結構ありました

5/2 9:27

スミレとネコノメソウ

5/2 9:27

これはオドリコソウらしい

5/2 9:28

綺麗なイチリンソウ。。。多分

5/2 9:34

最高点ピークへ続く西南尾根
この景色はなかなかです

5/2 9:37

おっ、御池岳から藤原岳へ続く稜線から雲が取れました

5/2 9:42

ピンク色が可愛いニリンソウ達

5/2 9:43

御池岳(中央)、藤原岳(左奥)をアップ

5/2 9:44

ムラサキケマンとニリンソウ

5/2 9:48

ニリンソウ

5/2 9:54

北側に琵琶湖（竹生島）を挟んで高島トレイルの山々
右から三国山、赤坂山、大御影山、三重ヶ嶽、武奈ヶ嶽

5/2 10:01

ゆっくりと花を見ながらだけど、大分歩いてきたなあ

5/2 10:04

おやっ、誰の足？

5/2 10:05

カルスト地形のなだらかな山容
右奥が最高点ピーク、左が三角点ピーク

5/2 10:10

霊仙山の三角点山頂が正面
ドリーネに水がたまった池が下に見える
今日は鹿の姿を見なかったなあ

5/2 10:22

最高点ピーク到着

5/2 10:24

少し霞んでいるけど伊吹山
雲が取れてきたところ。右奥に白山がうっすらと見えました

5/2 10:25

歩いてきた南西尾根
楽しい尾根歩きでした

5/2 10:29

西側の三角点ピークへ向かいます

5/2 10:38

霊仙山山頂
奥に琵琶を挟んで比良と高島トレイルの山並み

5/2 10:38

撮って頂きました

5/2 11:35

山頂から下って経塚山まで来ました
前方（東側）の尾根に避難小屋が見えます

5/2 11:35

お池方面。これまでは左手の方へ降りて行きましたが、正面から右手への尾根を歩いてくる人がいるので何となく行ってみたくなりました

5/2 11:36

岩陰に小さな花

5/2 11:42

苔と白いカレンフェルト、そして嫋やかな稜線
霊仙らしい風景です

5/2 11:42

上から見えていた池塘のような小さな池と伊吹山

5/2 11:46

綺麗に開いています

5/2 11:46

人が何人かいるので近づいてみたらそこはヤマシャクヤクの大群生地でした

5/2 11:49

まだまだ蕾のものが多いですが、可愛く咲いていました
思っていなかった出会いでした

5/2 11:51

こちらはニリンソウ

5/2 11:52

イチリンソウ

5/2 11:59

伊吹山と左奥に金糞岳が望めますが、白山は写真では分かりません

5/2 12:00

北側の尾根から眺めた霊仙山の全景
これまで見たことのない景色に少し感動

5/2 12:03

これもニリンソウのようだけど花弁の数が多い八重になってますね

5/2 12:16

鳥居のあるお池を上から見下ろすなんて新鮮な景色です

5/2 12:26

琵琶湖を見下ろす風景

5/2 12:34

お猿岩の辺りで通常の登山道と合流しました

5/2 13:02

4合目近くを北側に降りた斜面のヤマシャク群生地に降りてみましたが、咲いていたのは一株だけでした

5/2 13:05

もう花は終わって種を作る実のようなものができていました

5/2 13:06

ここも群生しているので咲く時期は可愛いでしょうね
今回は遅かった

5/2 13:13

チゴユリ見つけました

5/2 13:32

下へ降りてくるとヤマツツジも斜面を彩っていました

5/2 13:35

汗拭峠
ここから左手の落合集落の方へ下りました

5/2 14:06

落合の集落。ここも廃村になってしまったようです
ここに広い駐車場があります

5/2 14:35

シャガの群落で今日はおしまい

撮影機器：

LUMIX DC-TZ90 パナソニック

Galaxy A54 5G SC-53D docomo サムスン

感想

ちゃむ

6年ぶりの霊仙山
ヤマシャクヤクの群落が見たくて去年体験されたf1senaさんとご一緒させていただく予定の山行だった。
しかし、f1senaさんは当日朝に車のトラブル、急遽行けなくなり、自分とskg女史との山行となった。
GW中ということも有り混むかなと思って早朝に出発。7時に登山口に到着。意外と車も少なく落合まで行かずとも今畑廃村下の登山口近くのスペースにとめることができた。
登山口を入って10分ほど登るともう廃墟と化した廃村跡。そこにはクリンソウが咲き乱れていた。早い時期には福寿草が有名だが、この時期はクリンソウなんだと思い、考えてみたらこの時期に入るのは初めてだったかと思い至った。
廃村を後に40分ほど登ると笹峠だが、その付近からウラシマソウだのエビネなどの珍しい花たちが出迎えてくれ足が止まってしまう。
笹峠からはいよいよ近江展望台への急登。毎度のことだが、ストックや腕も使っての四輪駆動で登って行く。おまけにこの坂上へ行くほどに傾斜が緩くなるのでなかなか終点が見えないというのがつらい。
それでも岩陰に咲くイチリンソウやスミレなどの小さな花たちに癒され、振り返れば琵琶湖を見下ろす絶景を楽しみながらののんびりペースで登った。
近江展望台からはなだらかながらもカレンフェルトの岩場が続くなかなかに歩きにくいルート。ただ、この霊仙山最高点へ続く南西尾根の雄大さは見晴らしが良く誰かがアルプスの縦走路に匹敵するという言葉通り景観を含めて歩いていてとても楽しい。
そして沿道には蕾乍らもヤマシャクを見かけたり、イチリンソウ、ニリンソウの群落がみられるのが嬉しい。
最高点山頂や隣の三角点山頂にはすでに多くの登山者たちが写真を撮ったり休んだりしている。
この日は、天気も良く、若干PM2.5の影響があるのか薄ぼんやりしてはいるものの向かいの伊吹山も雲が無くはっきり見え、更にその奥には残雪の白山の姿が確認できた。また、南側の御池岳、藤原岳方面も雲が取れ、さらにその右奥には御在所岳や雨乞岳の姿を見ることができた。

山頂でランチをとった後は汗拭峠側へ周回。経塚山に立った時に何気に北側の尾根筋を歩いてくる人が何人かいて可愛い池塘のような池も見えたので、お池へ直接向かわず北側へ大回りしてみようという気になった。
鹿の通り道だか、人間の踏み跡だかは分からないがそんなルートとったおけげで結果的には思いがけないプレゼントとして北斜面側にあるヤマシャクヤクの群生地に行き当たることができた。蕾も多いけれど2，3割くらいは開花しており清楚で可愛い白い花を付けてくれていた。
汗拭峠への下山中、4合目付近の知られたヤマシャクヤクの群生地にも初めて寄ってみたが、こちらはすっかり花が終わってしまって全て種になる角のようなものができていた。f1senaさんが来られなくなり、お目当ての地はてっきりこちらだと思っていた自分にとっては先の山頂台地での群生地との出会いが本当に幸運だったと言わざるを得ない。
今回の山行ではヤマシャク以外にもたくさんの種類の花と出会え、霊仙山が花の百名山と言われる理由が良く分かった気がする。
お天気が良く展望もあり、その上お花も見られる、ほんとに楽しくて最高の山行になった。

【2024年の山行　20回目】
　今回の歩行距離：11.6km　　2024年の累積距離:171.5km
　今回の累積標高：1,020m　　2024年の累積標高:17,171m

コメント

kashiwatanisan

ちゃむさん、こんにちは。山行回数に驚いています。凄いペースです。
私はあの多良岳、雲仙普賢岳以降は、高知の横倉山（ツアー）、丹沢の塔ノ岳（個人）しか行っていません。
関西の山もいい山が多いですね。初めて聞く山の名前がちゃむさんのヤマレコからよく出てきます。
山の上り下りだけでなく、花の鑑賞も含めて感心しています。花にも大変詳しいですね。
これからも山行を楽しんでください。ヤマレコも拝見して、楽しませていただきます。

ちゃむ

kashiwatanisanさん、こんばんは。

のぞいて頂き、またコメントありがとうございます。
もう歳も歳ですので、遠いところは殆どツアーを利用して、後は近場で埋めながらなるべく毎週歩くようにしています。健康のため、十数年前から始めた習慣みたいなものです。
お花についても、好きなんですが自分で見つけることが下手でいつも誰かに教えてもらっている始末です。
また、どこかのツアーでお会いできれば良いですね