ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 673993
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

展望抜群、快晴の針ノ木岳

2015年07月11日(土) [日帰り]
 - 拍手
snakam その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:13
距離
14.1km
登り
1,672m
下り
1,656m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:08
休憩
1:05
合計
9:13
6:13
92
7:45
7:46
152
10:18
10:43
76
11:59
12:17
40
12:57
13:12
68
14:20
14:24
59
15:23
15:25
1
15:26
ゴール地点
 快晴になる予定の11日はどこへ?と悩んだ末、雪渓歩きが涼しいに違いない針ノ木岳に決定。久し振りにアイゼンも履いてみたかった。
 単純なルートという思い込みがあり、ろくに地図も確認せずに出かけたため、途中道を間違え、別の雪渓を登り始めてしまった。やはり、机上で予行演習しておかなければならない。コンパスもリュックのポケットや雨蓋に入れてしまうと、取り出すのがおっくうになってだめだ。かといって、首からぶら下げる気にもならないし。
 昨夏、西岳から槍ヶ岳に向かう途中の水俣乗越から高瀬ダムの向こうに見えた三角形の素晴らしい山が針ノ木岳と知ったときから、いつかは登ってみようと思っていた。想像通り、素晴らしい山だった。
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2015年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 午前6時の扇沢は無料駐車場がほぼ満車。12時間1000円だけど、トイレや登山口に近い有料駐車場を使用。
コース状況/
危険箇所等
 夏道で大沢小屋に向かう途中、広い雪渓(赤沢)を横切る場所がある。この場所で雪渓の向こうの赤いリボンが分かりにくいので注意。自分はリボンに気づけず、赤沢の雪渓を登り始めてしまった。方向が本来のルートより右にずれ始めたことはiPhoneの山と高原地図のGPS機能で認識していたが、やがて左に抜けられるのではないかと思いつつ進んでしまった。しかし、左に抜けるルートはなく、さすがにまずいと思い、横を歩く別パーティーに声を掛け、一緒にルートを確認。間違っていることをお互いに確認し、元の場所へ戻る。時間にして35分、標高差150メートルのロス。これが後々、疲れとなって響いた。
 針ノ木雪渓自体は、危険箇所もなく淡々と登れる。自分は12本刃のアイゼンだったが、軽アイゼンでも問題ないと思う。
 針ノ木小屋から山頂へのルートは、ところどころに残る雪渓に、スコップで丁寧にステップが切ってあり、誰もアイゼンをつけていない。しかし、踏み外せば滑落必至なのでアイゼンはつけなくても、ピッケル(せめてストック)があると安心と思う。雪の状況は行ってみなければ分からないので、小屋から上もアイゼン必携と思った(自分の場合は、途中で外した)。
これは昨年、西岳から槍ヶ岳に向かう途中に見た針ノ木岳。この姿が印象に残り、今回の山行となった。
2014年08月03日 08:45撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/3 8:45
これは昨年、西岳から槍ヶ岳に向かう途中に見た針ノ木岳。この姿が印象に残り、今回の山行となった。
登山口近くにかかる「山を想えば人恋し」の案内板。
2015年07月11日 06:13撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/11 6:13
登山口近くにかかる「山を想えば人恋し」の案内板。
針ノ木岳の登山口は、扇沢駐車場から山の上の方向に向かって左手の道路を歩き、通行禁止の手前左側にある。
2015年07月11日 06:13撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/11 6:13
針ノ木岳の登山口は、扇沢駐車場から山の上の方向に向かって左手の道路を歩き、通行禁止の手前左側にある。
梅雨開け前というのに、この青空。本当に久し振り。今日、山にこれなかった人はかわいそう。
2015年07月11日 06:25撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/11 6:25
梅雨開け前というのに、この青空。本当に久し振り。今日、山にこれなかった人はかわいそう。
2015年07月11日 06:31撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/11 6:31
登山道は、最初のうちは、何度も車道を一部あるいたり、横断したりする。
2015年07月11日 06:32撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/11 6:32
登山道は、最初のうちは、何度も車道を一部あるいたり、横断したりする。
木々の間から美しい稜線が見え、登山気分が盛り上がってくる。
2015年07月11日 06:41撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/11 6:41
木々の間から美しい稜線が見え、登山気分が盛り上がってくる。
滑りそうで怖かった
2015年07月11日 06:55撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/11 6:55
滑りそうで怖かった
やったー、雪渓だと、間違えて標高にして150メートルほど登ってしまった赤沢。本当はこの写真の左の方向に、リボンがあり、もう一度、樹林帯に入らなくてはならない。
2015年07月11日 07:03撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/11 7:03
やったー、雪渓だと、間違えて標高にして150メートルほど登ってしまった赤沢。本当はこの写真の左の方向に、リボンがあり、もう一度、樹林帯に入らなくてはならない。
こっちが本当の針ノ木雪渓。本日のメインイベント。
2015年07月11日 08:08撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
7/11 8:08
こっちが本当の針ノ木雪渓。本日のメインイベント。
ところどころに大きな落石があるが、両側の斜面はさほど凶悪な顔つきをしていないので、落石が怖い感じはしない。
2015年07月11日 08:26撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/11 8:26
ところどころに大きな落石があるが、両側の斜面はさほど凶悪な顔つきをしていないので、落石が怖い感じはしない。
2015年07月11日 08:26撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/11 8:26
下を振り返る。
2015年07月11日 08:26撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
7/11 8:26
下を振り返る。
まだまだ先は長い。雪渓のいいところは、自分の歩幅を刻めることだ。ゆっくり進んでいく。(斜面が急になると、前の人のステップが深く掘れていて、自由にはならないが)
2015年07月11日 08:52撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
7/11 8:52
まだまだ先は長い。雪渓のいいところは、自分の歩幅を刻めることだ。ゆっくり進んでいく。(斜面が急になると、前の人のステップが深く掘れていて、自由にはならないが)
現れました、鯉のぼりの道案内。
2015年07月11日 08:55撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/11 8:55
現れました、鯉のぼりの道案内。
周囲の稜線も気持ちよさそう。歩いてみたくなる。
2015年07月11日 09:24撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
7/11 9:24
周囲の稜線も気持ちよさそう。歩いてみたくなる。
2015年07月11日 09:24撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/11 9:24
針ノ木峠まで上がってきた。
2015年07月11日 10:24撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/11 10:24
針ノ木峠まで上がってきた。
みんな、ほっと一息。
2015年07月11日 10:24撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/11 10:24
みんな、ほっと一息。
槍、穂高方向。
2015年07月11日 10:27撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/11 10:27
槍、穂高方向。
山頂方向への登山道。
2015年07月11日 10:40撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/11 10:40
山頂方向への登山道。
針ノ木小屋と槍、穂高。屋外トイレにしゃがむと、窓から槍ヶ岳が見えるそうだ。
2015年07月11日 10:40撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
7/11 10:40
針ノ木小屋と槍、穂高。屋外トイレにしゃがむと、窓から槍ヶ岳が見えるそうだ。
針ノ木岳山頂を目指す。
2015年07月11日 10:52撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/11 10:52
針ノ木岳山頂を目指す。
白馬方向。
2015年07月11日 10:58撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
7/11 10:58
白馬方向。
山頂へ向かうルート。
2015年07月11日 10:58撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/11 10:58
山頂へ向かうルート。
雪渓にはしっかりしたステップが切ってあり、アイゼンをつけている人はいなかった。
2015年07月11日 11:11撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
7/11 11:11
雪渓にはしっかりしたステップが切ってあり、アイゼンをつけている人はいなかった。
剱岳が顔を出す。
2015年07月11日 11:28撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
7/11 11:28
剱岳が顔を出す。
高瀬ダム越しに正面に西岳、やや右に穂高、槍。昨夏、西岳から槍ヶ岳に向かう途中、この写真のちょうど反対側の水俣乗越から針ノ木岳を見て、その雄姿に惚れ、いつかは登ろうと思っていた。
2015年07月11日 11:46撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
7/11 11:46
高瀬ダム越しに正面に西岳、やや右に穂高、槍。昨夏、西岳から槍ヶ岳に向かう途中、この写真のちょうど反対側の水俣乗越から針ノ木岳を見て、その雄姿に惚れ、いつかは登ろうと思っていた。
2015年07月11日 12:01撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/11 12:01
この景色を見たくて、登ってきたのである。黒部湖越しの立山、剱。
2015年07月11日 12:02撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
7/11 12:02
この景色を見たくて、登ってきたのである。黒部湖越しの立山、剱。
白馬方向
2015年07月11日 12:15撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/11 12:15
白馬方向
山頂と剱岳。
2015年07月11日 12:17撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
7/11 12:17
山頂と剱岳。
2015年07月11日 12:17撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/11 12:17
山頂から下り、コーラ(500円)を飲み、バッジ(600円)を買う。膝が痛いので泊まろうとも思ったが、混んでいるようなので、下山を決める。
2015年07月11日 13:04撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/11 13:04
山頂から下り、コーラ(500円)を飲み、バッジ(600円)を買う。膝が痛いので泊まろうとも思ったが、混んでいるようなので、下山を決める。
ザクザク下りられる。
2015年07月11日 13:38撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/11 13:38
ザクザク下りられる。
ここで雪渓にお別れし、樹林帯に入る。
2015年07月11日 14:01撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/11 14:01
ここで雪渓にお別れし、樹林帯に入る。
途中の大沢小屋、あと1時間弱で登山口だ。
2015年07月11日 14:20撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/11 14:20
途中の大沢小屋、あと1時間弱で登山口だ。
大沢小屋横にある百瀬慎太郎のレリーフ。
2015年07月11日 14:21撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/11 14:21
大沢小屋横にある百瀬慎太郎のレリーフ。
途中、ヘリの荷揚げ場所を通る。ヘリに真上や真横を飛ばれると、突っ込んで来そうで怖い。
2015年07月11日 14:59撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
7/11 14:59
途中、ヘリの荷揚げ場所を通る。ヘリに真上や真横を飛ばれると、突っ込んで来そうで怖い。
もうすぐ、登山口。最近になく疲労困憊したが、最高の天気で楽しい山行となった。
2015年07月11日 15:01撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/11 15:01
もうすぐ、登山口。最近になく疲労困憊したが、最高の天気で楽しい山行となった。
お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:758人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

山滑走 白馬・鹿島槍・五竜 [日帰り]
針ノ木岳(残雪期・マヤクボ沢経由)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
積雪期ピークハント/縦走 白馬・鹿島槍・五竜 [日帰り]
マヤクボ沢・針ノ木峠周回
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら