雲取山;長沢背稜への最短ルート(中尾根)探索し、ヤケト尾根を下山に使って日原源流に円を描く
- GPS
- 08:12
- 距離
- 26.3km
- 登り
- 2,480m
- 下り
- 2,480m
コースタイム
- 山行
- 7:28
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 8:08
天候 | 快晴のち晴 気温;八丁橋18℃、水松山20℃、雲取山19℃、日陰名栗山22℃、日原林道26℃ (帰路の奥多摩駅30℃、青梅付近32℃) |
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過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
過去最速で八丁橋に到着しました。 駐車;八丁橋の駐車スペース。10台程度可。この日は朝は5台、下山時は9台でした。林道ゲート部の天祖山登山口にも5台程度駐車可。 復路;八丁橋13:10→自宅14:50 |
コース状況/ 危険箇所等 |
バリルートについて記載します。 【中尾根】孫惣谷林道の上の方で、「この先鉱山施設につき立ち入り禁止」の標識あり、右斜面へ取りつく天祖山への登山道(う回路)がありますが、早朝たっだためそのまま林道を登ると数分でプレハブの建物のある林道二股となり、右へ入ると1分で林道終点となり、その先に草に覆われた中尾根への踏み跡があります。ここには1月にウトウの頭から降りて来ましたが、その時は草が無かったので道は今回よりも判りやすかったです。 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-574180.html その踏み跡を少し行くと、水が流れ出てる白いコンクリのトンネル出口となり、靴をぬらしながらその流れを渡ります。すると、その先で先ほどの迂回路に合流します。私が歩いてきた方向には立ち入り禁止の表示があります。 ここから、天祖山への標識(これが最後の標識で、この後は一切ありません。)に従って急斜面をジグザグに登ると朽ちた桟道を2回わたり、沢にでます。対岸ななめ右上に登る踏み跡があります。登るとすぐに左へ鋭角に折れて沢の方へかすかな踏み跡でトラバースし、数分で再び沢へ降ります。よく見ると対岸にしっかりした踏み跡がありますのでそちらへ苔むした岩伝いに渡ります。ここまで、1月に来たときは落ち葉で埋まっていて、非常に判り難い踏み跡でしたが、今回は見ればわかる感じでした。ただ、よりはっきりした獣道が錯綜してるので注意が必要です。 対岸(右岸)の踏み跡をジグザグにたどると、中尾根の上に登りつきます。尾根の上にも踏み跡はありますが、この踏み跡は私が1月にたどった天祖山への道(とても危険でした)で、少し登ると左への巻道になってしまいますので、尾根をまっすぐ登ります。尾根上には踏み跡はありませんので、歩きやすそうなところを選んで登っていきます。途中少し急な斜面や倒木もありますが、藪や危険個所は無く、尾根が緩やかになってくると長沢背稜の縦走路に飛び出します。バリルートとしては中級レベルでしょうか。下りでは沢へ降りる踏み跡を見落とさないようにすることがポイントです。 【ヤケト尾根】ヤケト尾根の詳細は前回登りで歩いた時のレコを参照 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-218684.html 今回は下りで使ってみましたが、前回のGPSデータをGPSで確認しながら歩いたにも関わらず、次の2個所でルートロストしました。 ”弦1010m付近、小さな平地があり、座るのにちょうどいい岩が1つあり、ここで休憩後、下る方向を間違えました。うすい踏み跡がある場所だったのですが、これをよく確認し無かったのがミスの原因で、地形だけでは尾根筋がはっきりせず判り難い場所でした。ここから下はかなりの急斜面で、尾根筋をトレースするのが難しいので、踏み跡を見失わないように注意する必要があります。GPSで違う方向に下っていることに気づき、トラバースして踏み跡を探そうとしましたが、それも難しくて結局登り返し、前回のGPSトレースのところまで来てようやく細い踏み跡を見つけました。 標高850mの痩せ尾根の鞍部の部分。この辺りでは踏み跡はしっかりした山道になっていたのですが、鞍部に下りついて目の前の登り返しの痩せた岩稜に直進してしまい、870m圏のピークに登ってしまいました。途中で違うことに気が付きましたが、とりあえずピークまで登ってみましたが、その先は踏み跡のないとても急なくだりだったので鞍部まで引き返すと、東側にジグザグに下る細い踏み跡がありました。 上記2か所以外では、尾根の上部は踏み跡が無く適当に歩けるところを下りますが、尾根が全体にとても広いので、方向を間違わないようにする必要があります。ヤブは灌木が部分的にある程度、倒木は回り込んで行けます。下部に行くにしたがって傾斜が急になり、滑落注意です。バリルートとしては中級レベルだと思いますが、下りは難易度が増します。 |
写真
装備
個人装備 |
ゴアレインスーツ
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
ストック
カメラ
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感想
この時期晴れても涼しいところ、ということでいつもの雲取山へ行きました。
初めはお手軽に鴨沢から登ってヨモギ尾根か七つ石尾根のバリルートで降りようかと考えましたが、せっかくなら未踏のルートを、と考え直して孫惣谷林道から長沢背稜の水松山へダイレクトに登る中尾根を探索し、
下りには2年前の夏に登りで使ったことがあるヤケト尾根を使って、八丁橋へもどる周回ルートにしました。
そうすると、ぐるっときれいにかなりいい円形になることもこのルートの特徴です。
中尾根は取りつき部分は今年の1月にウトウの頭から孫惣谷経由で天祖山へ登り返した時に歩きましたので、どんな感じかわかっていましたが、最初は沢沿いなので、今の時期では水量が多くなっていることが心配でした。しかし、前日、前々日は晴れていたためか、行ってみる1月に比べて水量が多くなったようには思えず、問題なく足をぬらさずに渡れました。
気温は思っていた通り雲取山までは20℃前後で快適でしたが、湿度が高いのか、登りでは頭から玉の汗が滴りました。最後のヤケト尾根の下りはお昼を過ぎて標高も下がってさすがに暑く、下りでも大汗をかきました。
それでも、飲料はコーラ500ml、麦茶500ml、水500mlを持っていきましたが、水500は下山するまで飲みませんでした。ただ、雲取山荘の水場でコップ一杯分くらい飲みました。
長沢背稜では2組にすれ違いましたが、その後三峰から雲取への縦走路、雲取山頂、石尾根と、超人気ルートにも関わらず、時々人に会う程度で、とても静かな登山でした。今までの経験でもそうでしたが、夏場の雲取は穴場です。七つ石山から先では誰にも会いませんでした。
最後のヤケト尾根は2年前
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-218684.html
に比べて枯れたスズタケがすべて倒れてしまって、どこでも歩ける状態でした。
上の方はとても広い尾根なので、下る方向に注意が必要で、下の方はとても急なので、尾根筋がはっきりせず、こちらも下る方向には注意が必要でした。日原川を渡るにはつり橋を渡る必要がありますので、橋につながる踏み跡を見落とさないようにする必要もあります。登りではこの吊橋から踏み跡をたどり、踏み跡がなくなったら尾根をひたすら登るだけですが、下りではすべてを探し出す必要があり、難易度が全然違う印象でした。途中2回もルートを間違えて、登り返す羽目になりましたが、一応想定の範囲内で、所要時間も予定通りの1時間半でした。
今回、長沢背稜まで八丁橋の駐車場から2時間かからず、おそらく長沢背稜の核心部へのアプローチとしてはこの中尾根ルートが最短ルートだと思います。思いのほかにまだ早朝のうちに大好きな長沢背稜(今年すでに3回目!)に来れて、ニンマリでした。このルート今後も活躍しそうです。(ただし、尾根取りつき部分は、ヤマレコで調べると、難しいと感じる方もいるようで、安易には使用しない方がよいと思います。)
【ガーミンGPS大ダワの怪】
今回、芋の木ドッケから大ダワへ向かっている途中、GPSがいつの間に電源OFFになっていることに、大ダワを過ぎた雲取への登り返しているときに気づき、電源を入れなおしましたが、その後雲取ヒュッテ跡近くまで、現在位置を捕捉できませんでした。(マップのルートはその部分のみ手で修正しました)
実はこれと全く同じことが、4月の奥多摩24イベントでここを通った時にも発生していました。その時のGPSトレースデータと比べたのが最後の写真ですが、ほぼ同じ位置で電源が落ち、同じ位置で捕捉再開しています。この時は歩いているうちに電源ボタンが何かにぶつかってOFFになり、天気が雷だったので、位置捕捉しにくかったのかと思っていましたが、今回は全く同じ位置での電源切れ、天気も晴れで捕捉しないはずもなく、原因は全く判りません。
勝手に電源が切れる(電池残量は十分で、その後下山するまで電池交換不要でした)現象も何十回とこれを使っている中では他には記憶にありません。ましてや、全く同じ場所で電源が切れるとは確率的にはゼロに近い大変な偶然です。
そもそも、外部からの何らかの信号(がこの場所で発せられているとして)でGPSの電源を切るというようなことは、原理的に難しいと思いますがあり得るのでしょうか。(位置を捕捉しなくするのは可能だとは思いますが)
ちなみに、GPSはガーミンのe-trex20(日本語非対応の輸入盤)です。
shigetoshiさん 今晩は!
奥多摩に○が描ける場所があったんですね
面白いですね
今度は三角・四角を狙ってみては?
大ダワの怪は気になりますね
三度目も同じならちょっと・・・((((;゜Д゜)))
磁波の影響とか?
apoidakeさん、こんにちは。
自分でもこんなにきれいな○になるとは、実際にルートを計画するまで気が付きませんでした
ルート図を作ってみて、これはぜひやらなければと一人テンションアップしてました
△や□も面白そうですが、やるなら正三角形や正方形を狙うので、真剣に探さないと見つかりそうにありません
apoidakeさんみたいに犬の形を狙うような発想はできないのですが、中学生の時に数学の図形問題が大好きだった身としては、幾何学模様を描くのは得意かもしれません
大ダワ、4月と今回の2巻連続ですが、同じ向きで歩いたその前の時(昨年1月)は問題ありませんでいた。逆向きにあるいた今年の1月も問題なかったので、ここ数か月限定の特異現象かもしれず、早いうちにもう一度確認に行きたいですね
shigetoshiさん、おはようございます。
見事な円ルートですね。
バリをこなせないとこれは描けませんね。流石です。
コーラをコーラせて・・・・
Futaroさんかと思いましたよ。
GPS、電源は切れなかったのですが、電波ロストしてなかなか
再補足が出来なくなったことがありました。
場所は覚えていないのですが、奥多摩山域だったと思います。
上が開けているところで止まってみても拾わず。
諦めていたらいつの間にか再補足していました。
同じ場所で同じ現象。電源が自然に落ちるなんて不気味ですね。
millionさん、こんにちは。
思いのほかにきれいな○になりました
狙ってもなかなかできないので、偶然とはいえ今回はできすぎですね
確かにバリルートを取り入れないとできないことではありますが
自分でもFutaroさんっぽいかな、と思いつつ、普通に「凍らせて」ではつまらないので
「コーラせて」と書いてしまいました
確かに、GPSが捕捉しなくなることは時々ありますが、今のetrex20では
それもほとんどありませんでした。今回は数秒間電源ボタンを押し続けないと
発生しない電源Offが発生する、しかも同じ場所で2回い続けてなので、
怪現象としか思えませんでした。大ダワ、お化けでもいるのでしょうか
shigetoshiさん、こんにちは。
shigetoshiさんが同じ日に近くを歩いているとは知りませんでした。こちらの方が涼しくてかつ面白そうでしたね
自分は前回の奥多摩が雲取山だったので、2回連続はちょっとというのが有りますが、それが無ければ絶対こちらです。取りあえず今回ので奥多摩初心者は卒業して、これからは奥多摩のバリルートも積極的に歩く予定なので、日が合えば是非ご一緒させて下さい。夏の奥多摩の沢、ヒルはいないんですよね?
Futatoさん、こんばんは。
前日の夜にルートを考えたので、計画が出来上がったのはすでにFutaroさんが家を出発した後だったと思います。
もう少し早かったら、お誘いできたのですが、残念です 。携帯に連絡しても良かったのですが、さすがに出かけた後で行く場所を変えるのはまずいので、お誘いしませんでした
じっとしていれば涼しかったのですが、登りでは流石に暑く、雲取と七ッ石の登りは大汗をかきました。なので、今回はなるべく汗をかかないように、少しペースを落として省エネで歩いていました
奥多摩では沢でも蛭を見たことはありません。こちらこそ、ぜひご一緒させてください
shigetoshiさん、こんばんわ
初めに地図を見て丸だなんぁと思いましたが、狙って丸にしたのですで 計画通りの山行ができる所が素晴らしいです。
ヤケト尾根ですが下りで使うことは難しいですね。最後は日原川を渡らないといけないので、変な所に降りるわけにもいかず、慎重な判断が必要そうです。日原川からのバリルートはまだ歩いた事がないのですが、いつの日か参考にさせて頂きます
奥多摩で珍しい花が咲いていますね。雲取山ではマルバダケブキしか見ませんが、どこかで雲取山の花が復活しつつあると聞いたことがあります。この調子で元のお花畑に戻ってもらいたい所です。
aottyさん、こんにちは。
○は初めから狙った訳ではないのですが、ルート図を作ってみて見事な円であることに気づき、なんとしても実行したいと思いました
ヤケト尾根は依然に登った時の記憶と、GPSデータがあったので、下りで使って見ることにしましたが、ノボリと下りでは全く違いました。わずか2年前なのに、同じ場所にいる感じではなく、全く初めてのルートと同じでした。
ただ自分が歩いたGPSトレースデータだけは間違いなく、信頼できるのでこれだけが便りでした。それでも、前回のGPSデータは、登り始めのところのデータがかけていた(前回、電源を入れずに歩き始めてました)ので、登り口の山道を探すのにてこずりました
この時期はほんとに花が少ないです。マルバダケブキはまだつぼみでした。あの花もたった一輪だけだったのですが、レコを飾るのにいいと思い撮りました。最近は雲取山頂に住み着いてた鹿もいるようで、花の復活はまだまだ厳しいかもしれませんね
shigetoshiさん、こんばんは。
みなさんと同じコメントですが、ほんとに
見事な○で
中尾根とヤケト尾根ですか。
特にヤケト尾根は前から歩きたいと思っていて
なかなか実現出来ていません。aottyさんに
同じく、ここの下りは難しそうです。
登りで検討します
今は帰省中ですが、明日から天気は下り坂。。。
今年の北海道は山はなしで終わりそうです。
youtaroさん、こんばんは。
○型やヤケト尾根の下りもですが、実は今回の目玉はどっちかというと
中尾根からの長沢背稜への最短ルートだと自分では思ってます
何しろ2時間かからないのですから。
これなら、普通の速度で歩いても、少し長時間歩ける人なら十分日帰りで行ってこれますね。
これって大発見だと思います。
下部の孫惣谷林道が石灰運搬トラックイメージがあって敬遠したくなりますが、早朝なら静かです。youtaroさんもぜひ
北海道に行ったのに山梨ですか
いろいろ調べましたが、北海道南部にも手ごろな良さそうな がたくさんありますね。
そのうちいくつかに登る予定です
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