県界尾根から赤岳へ
- GPS
- 10:23
- 距離
- 26.0km
- 登り
- 1,729m
- 下り
- 1,823m
コースタイム
- 山行
- 9:14
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 10:21
天候 | 曇り晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー 自家用車
帰路:八ヶ岳美術館→(タクシー)JR中央線 富士見駅→JR小海線 野辺山駅→(徒歩)平沢峠 |
コース状況/ 危険箇所等 |
平沢峠の獅子岩からJR鉄道最高点への道は踏み跡ははっきりしていますが、笹が生い茂っています。その笹についた朝露でズボンがずぶ濡れになりました。 この道は途中で山道からゴルフ場のカート道に出ます。その舗装路を暫く行くと「さかさ柏」の道標があり、そこから下の舗装路へ向う登山道があります。その舗装路にはJR最高点への道標があり、その指示に従って行くと山裾の農道に下ります。カート道をそのまま歩くのは拙いかと思い下りてしまいましたが、なるべく分水嶺を辿りたいのであればカート道を直進するしかないようです。 県界尾根から美濃戸口までは、メジャーなルートなので多くのレコに書かれていると思いますが、県界尾根の大天狗の上からは鎖や鉄梯子が付けられた岩場があります。 また、地蔵尾根の下りにも少し鎖場があります。 迷い易いと思われる所は特にありません。 |
写真
感想
東側から八ヶ岳へ登るのは、交通の便があまり良く無いし裾野を歩く距離が長いので、大昔に赤岳から真教寺尾根で清里まで下りたことがあるだけです。
今、目標としている奥秩父から八ヶ岳までの赤線をつなぐためには、野辺山から県界尾根を登らなくてはいけないので、県界尾根を登って、杣添尾根を降りて野辺山へ戻るという計画で出かけました。
しかし、野辺山から登山口までの長いアプローチを歩いていて、帰りにも同じ所を歩くのが嫌になったし、強風の赤岳山頂でバテバテになり、美濃戸口へ下山して茅野から野辺山へ電車で戻る事にしました。
ところが、美濃戸口で当てにしていたバスが無いことが判明。タクシーを呼ぶのも勿体ないから富士見の駅まで歩こうとしました。しかし、途中で足が持たないのが判って、結局は八ヶ岳美術館でタクシーを呼ぶ羽目になりました。
けちらないで美濃戸口で呼べばよかったとか、当初の計画どおり杣添尾根を下るべきだったとか後悔しましたが後の祭りです。
赤岳山頂でバテたのは、どうも高山病だったようです。大天狗まではそれなりに歩けていたけど、鎖場の上あたりから急に軽い眩暈が始まり、少し動くと動悸と息切れが激しく、山頂まで行くのにえらく時間がかかりました。それで地蔵尾根から美濃戸へ下山する事にしました。地蔵尾根を下り始めると眩暈は消え息切れも普通になったので、標高2500m以上で高度障害が出たみたいです。
赤岳は何度も登っているけど高山病になったのは初めてです。今回は少し体調が良くなかったし睡眠不足もあったので、それが原因だと思いたいけど、本質的な体質の劣化なら困ったものです。
問題はあったけど、鉄道最高点から県界尾根で赤岳までという、当初の目的は果たせたので一応は満足しています。
あとは、信州峠から飯盛山を歩けば、高尾山から八ヶ岳まで稜線通しの赤線が繋がるから、今年中に達成したいものです。
コメント
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ほんとに野辺山STARTされたのですね。
いやあ、shot13までを興味津々で拝見しました。
いろいろたいへんだったようですが、期せずしてとても貴重な南八ツ大横断レコになりましたね。
不測の事態になっても臨機応変に対処されるところが流石です。
冷静に分析もして、やはり同世代の元本格クライマーって似てます。
赤線繋がったら、祝杯ですね。
で、次は?
結果オーライでしかないけどルート図を見ると、仰るとおり南八ツ大横断になっているので、実はかなり満足しています。
ただ私の美意識としては、横断するのであれば赤岳から阿弥陀を越えて御小屋尾根を下りたかった・・・もっとも、横岳の登り返しが苦痛で地蔵尾根を下ったくらいだったから、阿弥陀を越えるのは論外でしたけど。
八ヶ岳までの赤線が繋がったら、次は美ヶ原まで伸ばす事を考えています。
これも、蓼科山と車山、八島湿原と美ヶ原を歩けば繋がるので、来年にはコンプできる予定です。
こんな調子で行くと、その先は高ボッチから塩尻峠を越えて中央アルプス、さらに乗鞍から北アルプスなんてキリが無いですが、具体的に考えられる段階にはないし、考えたとしても生きているうちに終わるか判らんですよね。
でも、槍ヶ岳から三俣蓮華を繋ぐと、焼岳から立山まで繋がるから、そのうち本気で考え出すかも知れません。
大天狗の先の岩場手前でお会いした者です。(写真に写ってました)
やはり予定変更で美濃戸に行かれたのですね。
体調不良であの強風では杣添尾根分岐までの稜線を行かない判断は流石です。
ロング日帰りお疲れさまでした。
gakubitoさん、コメントありがとうございます。
岩場のところでお会いしたあたりから、調子がおかしくなりました。
頂上で再びお会いしたときは平静を装っていましたが、実は眩暈がしていました。
だから、少しお話しただけで、さっさと下り始めたのです。
gakubitoさんは県界尾根を下るか考えていると仰っておられたので、どうされたかと思っていましたが、計画どおり真教寺尾根を下られたようですね。
しかし、風が強かったですね。
あの後、頂上小屋の前ですれ違った人達も風に煽られないように慎重に歩いていました。
また、どこかでお会いするかも知れませんね、その時にはよろしくです。
お疲れさまでした!
強風にガスガスに体調不良で、それでも冷静なところが流石でございます〜!
八ヶ岳は東側と南側を歩いたことがないので、いつか行ってみたいです。
野辺山からのスタートはワタシにはとても無理!ですけど〜
高尾山〜八ヶ岳の赤線つなぎ、もう間もなくなんですね!
もうその先を見ているところがまた凄い〜
八ヶ岳の東側と南側は、公共交通機関だと計画が立て難いですよね。
美濃戸から入って小淵沢や野辺山、清里へ下るような計画は考えられるけど、逆に清里や野辺山から入る計画は、小海線の接続が悪いので前泊しないと厳しいですね。山で泊まる計画なら初日の行動時間が短くなるけど可能ですね。
あとは、小淵沢に最終列車で着くようにして、ステーションビバークして始発に乗るとか、野辺山まで行ってステーションビバークというのもありますね。夏だったらシュラフカバーだけで寝られるから、荷物もそれ程大きくなりません。
ただ、今は駅で寝ていると追い出されちゃうかも知れません。昔はよくやりましたけどね。
電波天文台も良いけど、周りにハイキングに最適な山が沢山ありますよ。
飯盛山を始めとして天狗山や男山など八ヶ岳が良く見えるから、それらを軽くハイキングして、ついでにパラボラアンテナ・マニアになるのも楽しいです。
山歩きとしては軽めなのでクニさんには物足りないかも知れませんが。
アイーン お疲れ様です
赤線つなぎの旅、お疲れ様でした!
私も赤線繋ぐのやってみようかな〜て思ってしまいました
それにしても強風でしかも体調も悪かったみたいで大変でしたね!
見事な判断だったと思います!
無理したってしょうがないですしね
今度マニアックなコースありましらお供させてください
岩は技術が無いんであれですが、歩荷は少しだけ出来ますんで
まあ、体調不良と言っても、かる〜い高山病ですから下り始めたら直ぐに元気になりました。
赤線繋ぎって、acchiさんの全ルートをマップで見ると、そこら中に線が入っているから、私の目標なんざチョチョイのチョイで終わってしまうじゃないですか!
それも私の半分くらいの時間で。
マニアックなコースというと、丹沢の地蔵尾根なんか、ご一緒に如何でしょう?
興味があったら私の山行計画のページを見てください。
今は暑いから、盛夏を過ぎて少し涼しくなってからでしょうけど。
あと同行させて戴くにあたって、一つお願いがあります。
それは・・・年寄りを労わるように!です。
アイーン お疲れ様です
丹沢の地蔵尾根もエエですね〜!
神ノ川も行こうと思わないと中々なんで有り難いお話でございます
計画のコースでも構いませんし、檜洞丸北尾根絡めてもエエですよ
労わるかどうかは・・・その日の気分次第だと思います (笑)
んじゃ、地蔵尾根は決定で、あとは成り行き任せですかね
時期は9月になってからでしょうか、なんか少し先の話ですが、とにかく暑い時の丹沢は沢以外は勘弁て感じなのです。
時期が近づいたら、連絡しますね。
アイーン お疲れ様です
はい!承知いたしました
この時期は丹沢行きたくないですからね〜〜
9月以降で是非お願い致します
丹沢は防空識別圏なんで直ぐスクランブルかけれます!
ご連絡お待ち申しております!!
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