鳳凰山
- GPS
- 13:32
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 2,125m
- 下り
- 2,137m
コースタイム
- 山行
- 12:32
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 13:33
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ドンドコ沢沿いの道は滝を見るための脇道と本道の分岐がいくつかあり、うっかりルートロストをしてしまった。中道は迷うことない一本道、標高2500mより上はところどころ残雪あり 下りの場合、チェーンスパイクあると安心 |
その他周辺情報 | 青木鉱泉 日帰り入浴¥1,000 鉱泉独特の酸味のあるお湯で気持ち良い |
写真
感想
鳳凰山のレコを見ると、日帰りの方が多数。歩行距離17~18kmは別山チブリ尾根など経験はあるが、1日の累積登り下り共に2000m超は経験なく、自分の体力でできるのか大いに不安を感じながらも、天気予報の良さに押され決行してしまった。
前夜成田を出て高速で韮崎まで3時間、ETC割りを狙って0時過ぎに降り、1時過ぎに青木鉱泉に着いた。3時間の仮眠で4時に起き、簡単な朝食を済ませまだ暗い4時過ぎに出発。日帰り族の方々が4時前後に相次いで出発していきます。
南精進ケ滝までは良いペースですすみ、これなら暗くならないうち下りられるだろうと楽観視していたが、白糸の滝への分岐で採った真ん中の道がどうやら誤りだったようで、やがて赤テープもなくなり踏み跡も薄くなった。あとから来たカップルの方と、「普通に進んでたらここまで来ましたよね?」と慰め合いながら、3人でヤマレコアプリを見て小沢2つ分くらい北側の道までトラバースして戻る。約20分近くロストした。
ドンドコ沢沿いの道は高巻いたり沢に降りたりを繰り返すため、地味に体力を使う。
鳳凰小屋までとても長く感じ、時間も遅れ気味のため「自分は本当に大丈夫なのか」と自問自答を繰り返したが、まだ早い時間だったため、行けるところまで行ってみよう、と気を奮い立たせる。
鳳凰小屋の水場の水がおいしく、L1も摂れたので、気持ちを回復させ地蔵岳に向かう。噂に聞いていた白砂のザレ道は、想像より距離が長くここでも時間を取られた。
最後は歩が進まず、ペースは標準の1.3倍となっていた。でも呼吸も足の筋肉も余裕がなく、それ以上ペースを上げることが出来なかった。
ついにオベリスクの足元まで行き、地蔵岳登頂を完了、赤抜沢ノ頭にのろのろと移動し、L2を摂りながら再び自問自答した。「観音岳を登って安全におりる時間と体力はあるのか?」しかし、ここで撤退するとあの白砂地獄を下ることになる。観音岳との鞍部から鳳凰小屋にも降りられるが、それでも下山だけで5時間超。観音岳を登ってしまえば、あとは単調だけど無駄のない中道で降りられ、万一日没になっても最後車道に出られる・・結局、当初の予定通りのコースでいく事に決めた。
幸い天気に恵まれ、周囲の展望も言うことなしだったので、その後の稜線歩きは楽しみながら進めた。それでも登りのペースは遅く、この日はたくさんの人に抜かれたけど一人として抜くことはなかった。
最高峰の観音岳に着き、これでようやく百名山の一つが完了だと胸をなでおろし、薬師岳では眼前の白峰三山を満喫しながら優雅なコーヒータイムを過ごした。
あとは、中道を通って下山するのみ。でも2800m近くから1100mまで下るのだから、時間はかかるよなぁ。体力と相談しながら、単調な樹林の道を延々と修行のように下る。ペースはずっと0.9〜1.1。これ以上早くできないし、したら必ずケガするだろう。初夏で日の長い時期で良かった、下山口まで明るい間に降りることができ、青木鉱泉まで戻ってもまだヘッデンは不要だった。
鉱泉の気持ちの良いお風呂に浸かり、最初は下道で帰ることにしたが、疲れがきたので途中道の駅甲斐大和で1時間ほど仮眠、その後長時間下道運転をするのがイヤになり、国立府中から成田まで高速で帰った。高速に乗ってしまえば1時間とちょっと、
やはり渋滞でなければ価値はあるな、と改めて実感しました。
今回、無事下山はできましたが、自分の体力を過信していたことを実感しました。
今後このような計画は立てないよう、自分への戒めとなった山行でした。
天気が良く、安全に下山出来て良かったです。
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