涸沢〜奥穂高岳〜岳沢(ジャンダルム断念)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,645m
- 下り
- 1,756m
コースタイム
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 8:20
- 山行
- 5:35
- 休憩
- 2:45
- 合計
- 8:20
天候 | 2015/7/19 曇り、午後から雨 2015/7/20 山頂は風雨、下界は快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
さわんど駐車場〜上高地 ・タクシー:4200円/台 ・バス:1250円/人 |
コース状況/ 危険箇所等 |
GWの時は今年は雪は少ないと思ったのですが、かなりの残雪あり。 アイゼン(軽アイゼン含)は不要だが、ストックはあったほうが良い。 重太郎新道が一部木道で整備されていました(去年はなかった)。 |
その他周辺情報 | 竜島温泉 せせらぎの湯 510円 |
写真
感想
去年は妹と紅葉の時期に、今年に入ってからはGWの残雪期に。
そして今回、1年内に3度目の奥穂高。
ロープウェイも入れたら、人生何度目の穂高だろう?
どんだけ穂高好きやねん!(笑。いや好きですよ、穂高)
cnagaさんにお誘い頂いてから、靴を新調し、
パーティーメンバーでトレ山行し、岩トレして、体力作りして。
数日前から毎日天気図にらみ倒すくらい楽しみにしていたジャンダルム!
2015/7/17(金), 18(土)
●天候によるルート変更
台風11号接近に伴い18日の悪天候が濃厚になった為、2泊3日を1泊2日へ変更。
その為、西穂高→奥穂高ルートから奥穂高→西穂高ルートに。
1日の行動時間が長くなり、馬の背が「下り」となるが、その分前泊地でゆっくり出来た。
2015/7/19(日)
●上高地〜涸沢
霧か薄曇りか微妙な天候の中、朝一で上高地へ移動。
梓川の水量がとても多い。
本谷橋では、水しぶきであたり一面が真っ白になるくらい。
涸沢のツメには若干雪渓が残っていましたが、アイゼンがなくても登れる程度。
涸沢キャンプ場にも雪が残り、雪上にテントが張られていました。
風が強く、休憩中上着を着ないと寒いくらい。
「午後から雨」の予報だったのですが、11時に涸沢を出発後すぐ霧が雨に。
にわか雨ではなさそうな雰囲気だったので即座に上下とも雨具を着用。
●雨のザイテングラート
涸沢〜ザイテングラートにも雪渓あり。
アイゼンなしで登れなくはないですが、気を抜くと滑るため、cnagaさんにストックを1本借りて対処。本当にありがとうございますっ!
三点支持で登るザイテングラートは大好きなルートのひとつなのですが、雨の中だと岩が滑るため途端に危険度アップ。
相棒(今年新調した靴)大活躍。
眼前に広がるはずの涸沢岳〜前穂が見れず残念。
●暴風雨の中での幕営
早めに穂高岳山荘テン場に到着出来た為、可能な限り水はけが良く、風を防げる場所を確保。
土砂降り&強風の中、テント設営。
こんな時一緒に何度か山に行ったことのあるメンバーだと、声に出さずとも次に何が必要か察し役割分担して設営出来るので大変ありがたい。
●ご飯、まったり、そして戦略会議
テントに入るだけであたたかい。
通常1泊程度だと着替えることはないため半ば「お守り」と化している着替えを全部使い、火で暖を取るとほっとします。
晩御飯は、cnagaさんが沢山歩荷してくれたお野菜たっぷりの麻婆茄子丼♪(嬉)
テン場では電波が入ったため、天気図や予報、ルート経験者のこやPの意見を参考に明日の行動予定を協議。
夜には止むとふんでいる雨は、現状一向に弱まる気配なし。←心配な点
日の出後〜昼までは好転しそうだが、悠長に待つ時間的余裕はなし。
よって、
・朝降雨ありの場合は、奥穂に行かず涸沢経由で下山。
・朝降雨なしの場合は奥穂登頂し、そこで判断する(明け方まで降り、岩が濡れて危険そうなら岳沢下山)。
2015/7/20(月)
●アタック、そして断念
0時くらいまでと予想していた雨は、2時頃目が覚めた時も降っていました。
3時15分起床時には霧で真っ白でしたが、雨は降っていなかった為予定どおり奥穂へ向かうことに。
テント撤収が厳しい程の強風。
霧か雨か分からないが奥穂に向かう岩は濡れており、気を抜くと強風に煽られる。
頂上目前の西穂との分岐からさえ、ジャンダルムは全く見えず。
真っ白の中、奥穂登頂。
風を避け、山頂下前穂側の岩陰に退避するも、刻一刻と風向きを変える風に吹きつけられる。
雲を運んでくれそうな風ではなく、またどの方角にも晴れ間は見えず。
予報ではしばらく待てば好転するかもしれないが、
奥穂からジャンダルムは近く、そんなにすぐに天候が変わるとは思えない。
また、その後も安心できるルートではないため、午後崩れる前に西穂を越えたい場合、時間的猶予はあまりない。
濡れた足場。全く効かない視界。体力、そして緊張感を切らさずにいられるか。
体調と気持ちは万全なのだけれど、
この天候・コンディションで進むことに、不安が拭いきれなかったので、
怖いくらいの景色(高度感)が得られる時にリベンジすることに全く異議無し。
CL判断に従って、吊尾根から下山することに。
●下山
雨で濡れている岩場の下降は予想以上に困難でしたが、1時間もすると好天に。
まぁ、あの頂上であと1時間待てたかと言えば、寒さで「不可」でしたし、
本日のルート的に、そんな時間的余裕はなかったので、今回はこれで良し。
青い空の下、吊尾根の岩々感とアルプスの眺めを堪能。
晴天の中、岳沢小屋にて濡れたテントや個人装備を乾かし、
ジャンダルム〜西穂までを眺め、いつかのリベンジを決意したのでした。
kenzoさん、cnagaさん、ありがとうございました(^-^)!
<反省点>
・雨対策(雨具の老朽化を実感(^_^;)。撥水しない。。。)
・濡れ&寒さ対策(超軽量化の場合、少し暖かめの長袖T、速乾性半そでT、靴下で不足なし。+フリースで凌げたが、夜中少し寒く感じた。濡れると寒さ↑↑。下をどうするか検討の余地あり。)
・雨の中の休憩中の寒さ対策。→ツェルトをかぶるという手がある
・記載のない装備の持参は、軽量化においては×。CLに申告すべきでした。
・雪渓チェックした際に気にしてはずが、普段持たないためストックを忘れる。反省。。。
・登山靴の中を濡らしてしまい、足がふやけた状態だった為、2日目靴擦れで水ぶくれ(>_<)。濡れた時や2泊以上の時はあらかじめ絆創膏かテーピングで保護する(決まった場所なので)。
ここ数年、良い天気だったことってあるのでしょうか???
でも、今年は山に入れてよかったねー。
うん。残念だったけど、北アルプスの景色見れたから良かった。
確かに去年も天気悪くて、みんな山行中止してたよね〜。
以前は「梅雨明け直後で好天率高し」だったらしいけど、変わったのかな。
雨具ね、あれもある程度年数たつと、手入れしても万能でないよねー。私も長期縦走前に、濡れ対策&着替えと軽量化の天秤に悩み中。Tシャツ、靴下は持つとして、下ってみんなどーするんだろ?悪天が予想されると持って行くかんじかんしら? 濡れるときは気をつけてもぬれるんだよね。(靴の中も含めて...)
が、大変参考になりました。
秋までに、会社辞めたら9月に、無理なら来年の夏に、狙い続けたギザラインいくぞー!
ライバルだーやっち
一足先に、リベンジ行ってきたよー。楽しかった!!
びこちゃんは、劔だったのかな?
ぜひぜひ、チャレンジしてちょ。
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