後方羊蹄山-真狩コース(↑)&倶知安(比羅夫)コース(↓)
- GPS
- 27:00
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,733m
- 下り
- 1,715m
コースタイム
- 山行
- 5:34
- 休憩
- 2:07
- 合計
- 7:41
歩行距離、 累積標高(+、-)
Day-1: 7.8 km、 +1,494m, -50m
Day-2: 10.6km、+ 410m, -1,838m
(合計): 18.4km, +1,904m, -1,888m
天候 | 1日目:雨のち時々曇り 2日目:晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
倶知安ーニセコ(JR) ニセコ本通(駅徒歩10分)-羊蹄自然公園入口BS(道南バス) 復路:羊蹄山登山口BS-ニセコ駅(ニセコバス) |
コース状況/ 危険箇所等 |
特段危険を感じる場面はない。 強いてあげると: _亳の南側稜線は多少岩場に慣れた方なら問題ないが、山慣れていない方は慎重に三点支持や足許に注意しながら行くか、雨なら行かない方が賢明と感じる。 △修谿奮阿榔中や雨後のヌカルミが特に倶知安コースはヒドイと感じたので、雨ならこちらを登りに取った方がいいかも。 |
その他周辺情報 | 下山後、ニセコアンヌプリ裏(西)の五色温泉に。 昔の湯治場だったというだけあって、硫黄臭の勿論掛け流しでいいお湯と感じた。 |
写真
感想
海の日の連休はタイミング悪く台風が列島縦断。
白山か迷ったあげく、熱帯低気圧になったので北海道へ。
リハビリ登山でまだ足に力が100%入れられないので、小屋泊でゆっくり歩ける羊蹄山とついでにニセコアンヌプリに出かけてきました。
以下、羊蹄山に真狩(まっかり)コースで登り、小屋泊で倶知安(比羅夫)コース)で下山の記録です。
初日は移動日でしたが2日目も朝から生憎の小雨。
まあ大したことないし午後から快方の予報もあり羊蹄自然公園入口バス停から歩き始める。
真狩キャンプ場で給水させてもらったあと、登山口で計画書を出し小雨の中歩き始める。上に水場はないので5L担いであがる。
しばらくすると小屋泊の方々が下ってくる。
昨日はもっと酷い雨だったようだ。
お姉さま二人組は、これも味だと思って楽しまなくちゃ、と言いながら元気に下っていく。5、6人に出会っただろうか。
皆山頂は真っ白だったと残念顔。
2合目から6合目までは誰にも会わず、一人小雨の北海道の森を楽しみながら(?)歩く。よく考えると雨の登山も久しぶりだな。雨具が暑いけど、まあこれも味だと慰める。
その先で下山の方が増えてくる。日帰り組み。
聞くと、ヒラフコースで上がって真狩コースで下山する方が多い気がする。中には真狩ピストンもいらしたが。
8合目からは高山植物が沢山。
雨もあがって上機嫌。
イワブクロの群落に、エゾフウロ。私の大好きなタカネグンタイフウロの近縁。
いつ見てもケレン味のない姿にしばし見入る。
小屋分岐の9合目から小屋までもエゾゼンテイカやその他諸々が咲いており飽きさせない。
小屋に15時頃到着すると先着は10人ほど。2人のアメリカ人カップルにガイドさんもいる。
昨年立て替えたばかり綺麗な小屋は、最大40人というが去年は最大60人泊まったらしい。小屋番さん曰く、海に日の連休は100人とか来たらどうしようかと悩んでいたが悪天候である意味「助かった」らしい。
5時過ぎに若者が一人飛び込んでくる。もう一人が後ろ1時間以上遅れて山頂から下山中とのこと。ジーパンに簡素な装備からして初心者のようだ。小屋番さんも暫く待っていたが、いてもたってもいられず、雨具を持って飛び出していかれた。半時間ほどして遅れたメンバーを連れて戻る。自力で歩けたから大丈夫、とのこと。皆安心顔。
私は小屋番さんと老夫婦の4人で1階で就寝。2階は10名ちょい。
水場は無いがお花畑の中の小屋に1,000円で泊まれるとは格安と感じた。
ここは満員でも外にテントは張らせてくれない(小屋番さん曰く)。
水場は小屋南スグの沢なら今の時期流れているので、浄水器や煮沸すれば大丈夫かもしれない。(参考のみ)
さて翌朝4時スタート。
今日は快晴。
ご来光組は3時前発なので半分くらいもういない。
火口の稜線まであがると東の稜線から丁度 太陽が出るところ。
ご来光(疑似)を拝むことができた。
おまけに影羊蹄もクッキリ。
山頂まで反時計回り(南の稜線)はギザギザが厳しい感じだが、歩いてみると慎重に行けば危険を感じる場所もない。
高度感のある箇所はあるが、極力下をみないようにしてしっかり3点支持してれば何ということもない。ちょっと北アルプスの稜線歩きを思い出した。
山頂到着。
標識が岩場の上に立っている。
周囲は雲海。
絶景を眺めながら貸切の山頂でしばし休憩ののち下山にかかる。
小屋で同宿の老夫婦(といってもカクシャクとされてる)があがってこられた。
70歳超えてお二人で百名山90座目とはすばらしい。
北山まではすぐ。その先の鞍部から倶知安(比羅夫)コースで下る。
9合目〜8合目まではお花畑。
朝日に照らされて眩しいくらい。
6合目あたりから下で今日の登山者に次々出会う。
ここから下はガスの中。
山頂は雲海の360度青空ですよ、というと皆嬉しげに登って行かれた。
下はガスや小雨で進退を悩んだそうだが、登ってこられた方だけの絶景が待っている。いい日に皆登られたようだ。
その先はヌカルミ地獄となる。
とはいえ、粘土質ではないので一気に持っていかれることはないが、表面2,3cmが昨日までの雨でズルズルなので気を遣う。
登ってくる方も皆ヌカルミに閉口気味。
もうすぐ雲を抜けますよ、ということばに励まされて登られていた。
ヒラフコースは少なくとも雨後は登りで取った方がヌカルミを避けられていいかもしれない。真狩コースの方がヌカルミの急坂は少ないと感じた。
やっとのことで半月湖登山口。
ここからバス停まで少し歩いて無事、羊蹄山終了。
白山か迷った末に北海道ですか 。
さすが行動力ありますね 。
以前羊蹄山登った時は比羅夫コースをピストンしたので真狩コース勉強になりました。当時は避難小屋も古かった記憶があります。
生憎の天気で頂上の景色もガスだらけ(笑)で、お釜の景色も堪能させて貰いました<m(__)m>。
この後、ニセコアンヌプリですか 。
HIDENORI-Tさん、メッセージありがとうございます。
いえいえ、折角の3連休だから足が完調じゃないのに欲張っちゃいました。
熱帯低気圧とはいえ、ニセコ周辺は豪雪地帯、つまり降水量が多いということを勘案してませんでした。
おかげで登り1日は雨の中。
翌日は上半分だけでも快晴でよかったです。
避難小屋は昨年から新しくなったそうで、小さくなったけど人数も少なくて快適に過ごせましたよ。また真狩ルートを行かれる時は何かのご参考に。
ニセコアンヌプリはスキー場のイメージが強いですよね。懐かしい山にも登ってきました。
お〜、シリベシまで電車バスでGo!ですか
さすがですね
拙者は6年前の7月に真狩からピストンしました。
登りよりも、降りの後半が疲れたなぁとの印象です。
6年前は、まだ、避難小屋の修復(改築)作業中で、新館はありませんでした。
初日は、我が隊がイワオヌプリを散歩した日ですね。
残念ながら山頂からシリベシを拝むことは出来ませんでした。
二日目は快晴だったのですか
山頂近くの花・花・花も思い出しました。
隊長
隊長、こんばんは。
いや、左足骨折の余波が残っているとはいえ、3連休を逃すまいとがんばって行ってきました。シリベシは関東から2日でも行けなくはなさそうですが、初日が遅着なこともあり、想い出のニセコアンヌプリとセットでのんびり歩いてきました〜。
隊長は真狩ピストンだったのですね
下りの後半は樹林帯で変化に乏しくて暑くなるので倶知安の下りでも似たようなことを思いました。コニーデ型火山ってそうなのかもしれませんね。
小屋の新館はよかったですよ。雨後で人数が少なくてのんびりできました。
初日はどこも雲でしたから、シリベシからもアンヌプリ方面は見えず。
でも、翌日は上半分は雲海の上で快晴でしたよ。
下は朝降ってたらしく撤退された方も多かったとか。
8合目付近のお花畑は見事ですね。
期待していなかっただけに喜びもひとしおでした
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