797-26念願の鶏冠山(登り鶏冠尾根、甲武信ヶ岳、十文字峠、梓山バス停へ)
- GPS
- 14:24
- 距離
- 23.0km
- 登り
- 2,158m
- 下り
- 1,951m
コースタイム
- 山行
- 6:23
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 8:04
- 山行
- 5:13
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 6:03
第2岩峰:標高点1986M付近
第3岩峰下巻道分岐:標高1960M〜1970M付近
第3岩峰上牧道分岐:標高2020M付近
第3岩峰:標高2020M付近(すぐ西側に2010M付近の独立岩峰あり)
武神白岩山南峰:巻きました。地図上標高点2288峰。
武神白岩山中峰:岩場のある小峰。眺めよし。2270M圏峰。
武神白岩山:岩場のかっこいい山。登山道閉鎖中(巻きました)
天候 | 18日快晴微風、からっとした晴れ、19日曇り時々パラパラと小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
復路:梓山13:02→信濃川上駅(川上村営バス550円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
鶏冠尾根:チンネのコルまで。トラバース区間、崩れそう注意。 各岩峰:鎖しっかりしており、足場手掛かり豊富で慎重に行けば問題なし。(第3岩峰は巻きました。巻道の下側の下り結構えぐい) 第3岩峰から上:シャクナゲの枝もさることながら、倒木の乗り越えが多く、結構きつい。また、ピンクテープ豊富であるが、一部間違えやすいことろもあり、テープがしばらく見えなくなったら、現在地を確認した方が良い。 |
その他周辺情報 | 梓山バス停前:コンビニあり。ビール調達可能。 信濃川上駅魔:清涼飲料水自販機のみ。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ヘルメット
|
---|---|
備考 | サンダル:渡渉時に有効だった。この日は膝までの渡渉。 |
感想
山梨百名山最恐と言われる鶏冠山。会のメンバーの助力を得られることになり、一年越しのトライ。
昨年から塩山駅前のタクシーの深夜仮泊サービスはなくなり、タクシーの営業時間も24時間から6時半からとなった。
今回、当初は甲府駅前泊やシェアカー利用で道の駅仮泊などいろいろと考えたが、参加メンバー全員が塩山駅7:22着の電車に乗れるため、塩山駅7時半にタクシーを予約し、西沢渓谷入口9時半登りはじめで、8時間あれば甲武信小屋に着けると読んで、前泊無しの東京早朝発とした。
当日は、快晴。朝はちょっと寒いくらいの感じ。予約したタクシーは快調に進み、西沢渓谷入口まで30分かからなかった。
バス停で装備を整え、ねとりインフォメーションでトイレを済ませ、二股吊橋を渡った先からいよいよ入山。
渡渉点までの道は増水していないときの河原沿いのルートで行けた。
10分ほどで問題の渡渉点。雪解け水で見た感じ、これは飛び石伝いは無理と判断。
靴を脱いで、サンダルに履き替え渡渉。
水はものすごく冷たく、しかも膝までの急流。ストックでバランスを取りつつ渉る。(距離は短いので、それほど大変ではない)
再度登山靴を履き、しっかりとひもを結んで、急登にトライ。はじめ鶏冠谷の沢沿いをヘツリ気味に行き、その後は尾根に張り付いていく。(増水時は高巻けそうでした)
とにかく、キツイ。渡渉点から30分ほどで比較的緩めの勾配になったが、その後またやせ尾根の急登となる。
急崖をトラバースしながら高度を稼ぎ、チンネのコルまで2時間を要した。ここまでのトラバース、正直下りたくないという感想を抱いた。
チンネのコルで一休みしたあと、第一岩峰まで30分ほどの急登。鎖一本目を越えると第一岩峰の上に出て、富士山他大展望が広がる。鎖二本こなして第二岩峰。そして第三岩峰の巻道下に出る。
第三岩峰はメンバーのうち1名だけが直登。KOKUDOを含め残り3人は巻道を選択。巻道も最初の下りが結構きつい。張り出した木の枝がダメになったら結構難しいと思う。
巻道を経由して、第三岩峰頂上(山梨百名山標柱)で全員集合。直登された方の感想は、「持ち手豊富で難しくない」との由。(トライされる方は事故の実力を踏まえて判断してくださいね)
第3岩峰からはやせ尾根の直登が続く。聞いていたシャクナゲの藪とともに、倒木が地味に体力を奪っていく。
この日は、快晴だが風が冷たく湿度も低くかったので何とかなったが、もう少し熱くなると相当厳しそう。
また、登りに取ったとき、ピークを越えて下るところで下る尾根を間違えやす箇所があり、注意が必要。
我々は、2115M鶏冠山最高点の次の2110M圏ピークの後、本来のコースの尾根の東側の尾根に迷い込んだ。東側の尾根には途中「この先行き止まり」の札があり、それを見て左手に道を取ったが、間違える人が多いらしく、何本か道筋ができていて、どこかで再び右へ入る道に入ってしまった模様。
ピンクテープがうるさいほど歩く館なので、見かけなくなったらGPSを確かめて。また、左側に別の尾根が見えたら、間違いなので注意。
再び、本来のルートに戻っても、地味に登りがきつい。
2190M圏のピークは西側を巻き、標高2350M付近からは西側へトラバースしてから木賊山へ登る。
鶏冠山最高点から3時間かかって、木賊山へ到着。疲れた。この時点で、メンバー全員、快晴のうちに甲武信を踏んでおこうという意思はなく、早く小屋でビールが飲みたいという気持ちに傾いていた。
小屋では、受付が混雑。20分以上かかって受付し、ビールをゲットして夕食を待つ。
この日の夕食は17時〜18時の間に取れとのこと。朝食は5時半とのことだった。
夕食は定番のカレー。ご飯のお替りができないので、最初に食べる量を申告するシステム。kokudoはてんこ盛りを所望し、無事腹を満たす。
食後は、疲れも相まって、消灯前の19時範囲は就寝。小屋前からは秩父の明かりが見え、意外と星は見えなかった。
19日。4時半頃起床。5時半朝食。ふりかけで大盛2膳を食べる。おかずは煮豆類と茶碗蒸し。
きょうは曇り。涼しいが昨日よりも少し湿度が高い感じ。
6時10分頃出発。まずは甲武信ヶ岳を目指し、機能の筋肉痛を引きずりながらゆっくり登り始める。
甲武信ヶ岳の頂上かR奈緒眺めは素晴らしく、富士山、奥秩父(国師が岳、黒金山、金峰山)、南アルプス(北岳、間ノ岳、農鳥岳、塩見に悪沢、甲斐駒)に八ヶ岳連峰、御座山に浅間山と360度の展望が楽しめた。
展望を楽しんだ後は、続いて埼玉県最高峰の三宝山へ。一等三角点はあるが展望もなく、記念写真を取ったらすぐに出発。ここから標高差300メートルほど下って、鞍部の尻岩で休憩。ここまでの道は藪もなく快適。奥秩父らしい「しらびそ」の森が続く。
100Mほど急登を登りかえして、武信白岩山。三津程ピークがあり、真ん中のみ登る(巻いてないから)眺めが良い。北峰?は閉鎖中であった。
さらに急登をこなして大山。最後の展望地で形式を満喫する。頂上付近のシャクナゲはちょうど見頃。
頂上直下は鎖場であったが、難しくなく、どんどん下って十文字峠。小屋前のシャクナゲが満開に近い。
十文字峠小屋からは下り路とおもっていたけど、緩めの登り返しがあって疲れる。八丁坂の頭からは沢へ急降下。
毛木平駐車場は結構な車、水洗トイレあるが、水は飲めない。(東屋有)
この後、森の中の未舗装路、その後はレタス畑の中の舗装路を1時間ほど歩いて、梓山のバス停へ。バス停そばにはヤマザキデイリーストアがあり、ビールとつまみはget可能であった。
当初は、川上村の「ヘルシーパークかわかみ」で入浴してから帰るつもりであったが、それほど汗もかいていないので、入浴は各自自由とした。
鶏冠山の岩場よりは鶏冠尾根上部の藪と鶏冠尾根株のトラバースの方が怖かった。
同行の皆様ありがとうございました。
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