七ツ石山
- GPS
- 13:56
- 距離
- 27.9km
- 登り
- 2,060m
- 下り
- 2,431m
コースタイム
- 山行
- 3:51
- 休憩
- 2:08
- 合計
- 5:59
- 山行
- 6:31
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 8:05
天候 | 1日目 晴れ 2日目 薄曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
奥多摩駅→鴨沢 西東京バス |
コース状況/ 危険箇所等 |
奥多摩駅 鴨沢登山口に登山ポストあり。 鴨沢登山口では、警官とボランティアの方が計画書提出と安全登山の呼び掛けをしていた。 |
その他周辺情報 | 奥多摩駅から徒歩5分 三河屋旅館のお風呂が 日帰りで利用可能 1100円 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ(長袖推奨)
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着(ダウン推奨)
雨具
日よけ帽子
アタックザック
日焼け止め サングラス <br />食料(朝1食分夕食のこりのアルファ米+卵スープ+梅干し+昆布 行動食2日分 夕食1食 アルファ米+レトルトカレー )非常食アルファ米1(消費せず)<br />飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
スマホ
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
時計
サングラス
タオル
ストック
銀マット
テントマット
シュラフ
シュラフカバ(任意)<br />熊鈴 ランタン 風呂道具 着替え <br />ガス コッヘル
水筒・テルモス
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感想
本格的な夏山シーズンを迎える前の体力チェック。
今年はテントを担いで以前から気になっていた奥多摩の石尾尾根を歩いてみることにした。
よき山、よき人との出会いで、新しい奥多摩を発見。よい山行になった。
1日目
奥多摩駅につくと、バス停は長蛇の列、、臨時バス含め3台でたが結局予定していた便にはのれず、30分遅れのスタートになった。ゆとりをもった計画なので焦ることはなかったが、思っていた以上の列の長さにびっくりした。やはりシーズン中の奥多摩のバスの混雑は半端ない、時刻通りのバスに乗れることはまずないと思っておいた方がよい。
鴨沢登山口からスタートすると、以前はみかけなかった「平将門迷走ルート」なるのぼりがたっていた。七ツ石山には平将門が敗走しながら七ツ石神社へ復活必勝祈願をした伝説があるらしい。ポイントポイントに解説がありなかなか面白かった。狼伝説だけでなくこんな伝説もあるのか。日本の山には様々な伝承・伝説がありそれを知るのも山登りの楽しみの一つである。
※平将門迷走ルートの詳細↓
https://tabayama.info/hang-out/trekking/将門迷走ルートコース /
七ツ石小屋までの標高差は約1000M。緩やかな歩きやすい道なので、新緑や木漏れ日を楽しみながらリズムよく登れた。が、小屋一歩手前の残り30分、先が見えた安心感でいつものようにペースダウン。安心すると力抜けてしまうのは相変わらずだ。
宿泊地の七ツ石小屋は、昔ながらの小屋の風情。
テント場はきれいに整備されていて、おいしい湧き水を蛇口から組むこともでき、きれいなトイレもある。
当日は満員御礼、といっても総勢20名というこじんまりとした規模。
フレンドリーな小屋番さんと看板猫でんごろう君のおかげもあり、すぐにテント場の方々とは顔なじみになってしまった。猫を囲んでお話ししたり、挨拶を交わしたり、と、アットホームな感でとても居心地がよかった。
七ツ石山頂へは20分程度の登り。直下にあるこれまたなんとも趣のある七ツ石神社にお参りし、てっぺんへ。天気も良く360度の絶景、人はほとんどいなくて貸し切り状態。のんびりと時が止まったような静けさを味わった。
テントに戻り、夕飯のレトルトカレーを温めながらビールをいただき至福のひと時。食後、眠気に襲われ早めに寝ようと支度をしていると でんごろう君がやってきた。わたしのテントにスリスリしてきたので、ナデナデ、モフモフタイムに突入。あまりに気持ちよさそうにゴロゴロのどを鳴らしてくれるので、そのままテントに連れ込んで一緒に眠りたい衝動にかられたが、抜け毛がすごいのであきらめた。(餌やり禁止とは書いてあったが、連れ込み禁止とは書いていなかった。)
猫にいやされほどなく就寝、トランプで盛り上がる学生の声で起こされてしまったが、彼らも20:00には消灯、静かにしてくれた。マナーはちゃんとわかっているようでなにより。
2日目
3時半起床 ぼんやりしながら支度を整えていると夜が明けてきた。外に出ると富士山が赤く輝いて雲の上に浮いていた。とても美しい光景。
奥多摩、七ツ石小屋。人も景色もよいところである。
4時50分 お目当ての石尾根へ向けて出発。巻道をつかって尾根へ向かうと、山頂方面から歩いてきた二人連れに遭遇した。しばらくお二人の後ろをあるいていたら、女性が尾根沿いにワラビがたくさん生えていることを発見。一緒にワラビ摘みを楽しんだ。話を聞くと、お二人は小屋に泊まっていた常連さんらしく、小屋で出会って一緒に山に行くようになったらしく、師匠と弟子的な関係とのこと。お二人のやりとりがなんともほほえましく、その後ところどころでお会いするたびに楽しくお話しさせていただいた。
石尾根は広くなだらかで、危険な岩場もないひたすら伸びやかな道。トレラン向き、といった感じだろうか。遠くに富士山、南アルプスも望める絶景ラインで快適だが、やや単調であることは否めない。
最後は飽きてしまい、水をすてて身軽になって速攻下山、写真をとるのも忘れていた。
鷹ノ巣あたりでエスケープしてバスで奥多摩に帰るのがちょうどよい、ということで、二人連れの女性とは意見が一致した。
下山後、これもご縁ということで、お二人+小屋番さんのお疲れ様会に混ぜていただいた。奥多摩の餃子の名店で、地元のお店の常連さん、途中避難小屋で休憩中に出会った女性も加わり、山の話しし放題。とても楽しいひと時を過ごさせていただいた。皆さまに心から感謝。
一人で行くときはほとんど日帰りハイクなのだが、たまにはお泊り山行も楽しいものだ。
マイペースで一歩一歩、気まぐれし放題で人や景色や植物等々、、、様々な山での出会いを楽しむソロ山行。
仲間と行くもよし、一人もまたよし。山はやっぱりよいものである。
また、七ツ石小屋に遊びにいこう。
追記。
今回は夏山縦走を想定して荷物は約14kgでの体力チェック。二月にコロナにかかってから体力がだいぶおちていたので、多分ヘロヘロ、ボロボロになってしまうだろうと思っていた。結果、ペースを大きく落とすことなく歩き通すことができ、そこそこのレベルまで回復していることが実感できた。
しかし、これはさわやかな気候と足にやさしい土の道、なにより素敵な方々との出会いがくれた元気のおかげだと思う。
真夏の猛暑下、空気薄めの高山、足元は歩きにくい岩場やザレ場、、ときたらどうだろう?
余裕で行ける、と言えるレベルにいたらず。
やはり山は体力。余裕がないと楽しめるものも楽しめない。
引き続き地道に体力づくりはやっていこう。
何より安全第一で、今年も山をたのしみたい。
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