ダブル毛無山を縦走でつなぐ（河口湖駅〜毛無山〜十二ヶ岳〜鬼ヶ岳〜王岳〜三方分山〜佛峠〜雨ヶ岳〜タカデッキ〜毛無山〜地蔵峠〜下部温泉駅）

2024年05月18日(土) [日帰り]

• GPS: 19:03
• 距離: 50.2km
• 登り: 3,517m
• 下り: 4,150m

コースタイム

日帰り

• 山行: 17:19
• 休憩: 1:44
• 合計: 19:03

距離 50.2km 登り 3,517m 下り 4,150m

0:25 河口湖駅
0:28 ふるや
0:33 あじさい公園ハイキングコース入口
0:37 カチカチ山ロープウェイ河口湖畔駅
1:09 河口湖美術館駐車場
1:20 西川公衆トイレ
1:25 久保田一竹美術館前バス停
1:45 大石公園
1:51 1:55 丁字路（県道分岐点）
2:07 2:08 らくルート登山口
2:45 2:46 天神山
3:06 3:07 淵坂峠
3:56 4:00 毛無山
4:03 一ヶ岳
4:18 四ヶ岳
4:47 十一ヶ岳
4:55 十二ヶ岳吊橋
5:21 十二ヶ岳
5:46 5:47 大石下降点
5:51 金山
6:10 6:15 鬼ヶ岳
6:47 鍵掛峠
7:02 7:03 鍵掛
7:23 吉沢山
7:34 7:40 王岳
7:57 横沢ノ頭
8:34 8:40 五湖山
9:04 9:05 阿難坂
9:34 9:40 三方分山
9:46 精進山
9:58 精進山展望ポイント
10:05 精進峠
10:31 偉主山
10:36 10:40 根子峠
10:48 10:55 パノラマ台・中之倉峠分岐
11:29 中之倉峠
11:31 11:34 逆さ富士展望台
12:15 12:25 中ノ倉山
12:37 12:38 佛峠
13:07 13:10 御飯峠
14:34 14:40 雨ヶ岳
15:12 15:20 タカデッキ
15:52 大見岳
15:57 15:58 毛無山
16:09 16:25 毛無山（天子山地）
16:30 地蔵峠・毛無山尾根道出合
16:54 16:55 第二地蔵峠
17:03 大名屋敷
17:06 女郎屋敷
17:13 山ノ神
17:38 17:45 毛無山登山口
18:38 湯之奥集落
19:24 下部リバーサイドパーク
19:28 下部温泉駅

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

電車

往路　河口湖駅（富士急行）
帰路　下部温泉駅（JR身延線）

コース状況／危険箇所等

登山口〜毛無山（らくルート破線コース）
　藪も危険箇所もない歩きやすいコース。

毛無山〜十二ヶ岳（らくルート実線コース）
　今日歩いたコースでいちばんの危険箇所。
　急な岩場が連続するが、ロープや鎖が設置されている。
　ある程度体力のある方のコース。

佛峠〜雨ヶ岳（らくルート破線コース）
　破線やバリに慣れている人なら難度は高くない。
　

写真

5/18 0:25

終電で河口湖駅にトウチャコ。
富士五湖を走るバスがハイカー仕様ではないので、毛無山を満喫するにはこの手しかない。

5/18 0:58

まずは「らくルート」の天神山登山口まで約8kmの車道歩き。
河口湖大橋からの道に合流。

5/18 1:11

ファミマで行動食を購入。
すぐ手前にセブンもあった。
貴重なお店たち。

5/18 1:31

トンネルを通過。
照明があってホッとする。

5/18 1:51

県道の甲府方面分岐が「らくルート」の起点。
×0.7(破線×0.5)で計画。
山歩きの準備をしてヘッデンを装着。

5/18 2:07

破線ルートの登山口。
丸太を2本積んだ通せん棒があるが、明らかに山道。
しばらく進んでヤマレコマップで正しい道であることを確認。

5/18 2:16

尾根に乗った。
ここまで歩きやすい道だった。
あとは尾根を西に進めばよい。

5/18 2:31

天神峠。
面倒な倒木や藪もなく平和な尾根道。

5/18 2:45

天神山。
ナイトハイクは意外に快適。
ビビり克服か？

5/18 3:06

淵坂峠。
概念図通り、道標の背後を登っていく。
斜度が上がり、毛無山まで急登が続く。

5/18 3:57

毛無山にトウチャコ！
バックは富士のシルエット。

5/18 3:59

河口湖越しの市街地。
毛無山からは、一ヶ岳、二ヶ岳、三ヶ岳…と11このピークをつないで十二ヶ岳へ向かう。

5/18 4:16

四ヶ岳は絶景ポイント。
おはよう富士山。

5/18 4:41

三ッ峠山から日が昇る。

五番と十番に気づかずコンプリートできなかった。

5/18 4:47

十一ヶ岳から十二ヶ岳を望む。
まだ山行の序盤なのにラスボス感が強い…

5/18 4:54

激下りのあと、吊り橋をわたる。
揺れるが、高度感がないのでそれほど怖くない。

5/18 5:02

十二ヶ岳へは岩場の激登り。
群生するイワカガミに癒される。

5/18 5:15

なんとか十二ヶ岳にトウチャコ。

5/18 5:20

十二ヶ岳山頂には木造と石造の祠があった。
無事完歩を祈願。

5/18 5:22

山頂からも富士山が見えるが、少し進んだ所はそれ以上の眺望が得られる。

5/18 5:22

右に目を転じ、あの山は何処だろうと思ったら…

5/18 5:22

毛無山じゃん！！
遠っ！
あそこまで歩こうとしているのか？
絶望感が…

5/18 5:31

とりあえず進もう…
十二ヶ岳からの激下りを振り返る。
今日イチえげつない下りだった。

5/18 5:40

お次の山は鬼ヶ岳。
壁に見えるんだけど…

5/18 5:51

その前に金山があった。
ここから鬼ヶ岳までは5年前に一度歩いている。

5/18 6:11

鬼ヶ岳にトウチャコ。
思ったほど苦ではなかった。
名前と山容の存在感の割に地味な山頂。

5/18 6:15

お次の王岳〜毛無山を望む。
ここから三方分山までは未踏区間。
バックに南アルプス南部の峰々…

5/18 6:39

鍵掛峠の手前は眺望がいい。
富士山の手前は2週間前に歩いた足和田山の尾根末端。

5/18 6:39

南アルプスをアップ。
鳳凰三山と甲斐駒くん。
一番左は去年巻いてしまった辻山か…

5/18 6:40

農鳥岳・間ノ岳・北岳。

5/18 6:40

赤石岳と悪沢岳。
聖岳は鍵掛の背後に隠れて見えない。

5/18 7:02

鍵掛峠から登り返して鍵掛。
このあと、王岳との間ではじめて人に遭う。
連続して3組とすれ違った。

5/18 7:34

そして王岳にトウチャコ。
5年前に御坂山地を鬼ヶ岳まで歩いたとき、あわよくばと思っていた山にやっと来れた。

5/18 7:40

王岳でやっと今日の行程の3分の1を超えたくらい…
ピークに着くたびに息を整えストレッチ。

5/18 7:57

横沢ノ頭を通過。
この辺りから斜度が緩くなり、快適な自然林歩きになる。

5/18 8:10

気持ちいい…

5/18 8:34

五湖山を通過。

5/18 8:43

やっと毛無山が現実的な距離になってきた。
眼前に延びる尾根を歩いていくのだが…

5/18 8:43

その前に三方分山まで登り返さなければならない。
鞍部の阿難坂（女坂）まで結構下るなあ…

5/18 9:04

1200mまで降りてきてしまった…
ここからハイカーが増える。
精進湖から周回する人が多いのだろう。

5/18 9:34

三方分山にトウチャコ。
歩きやすい一般的な登山道だったので体力を温存できた。
ここからパノラマ台までは半年前に歩いている。

5/18 9:57

三方分山の少し先、展望ポイントからの絶景。
手前は精進湖。

5/18 10:55

パノラマ台直前の分岐で小休止。
体力温存のため、パノラマ台は行かない。
今日は飽きるほど富士山見てるし…

5/18 11:29

1077mの中之倉峠にトウチャコ。
ここから1964mの毛無山まで登り返すのか…orz

5/18 11:32

千円札の逆さ富士展望台。
階段状の展望台は休憩に最適。

5/18 11:35

中之倉峠から人が激減し、雨ヶ岳までだれにも会わなかった。
少しだけ頭がぽーっとしてきた。
そういえば徹夜で歩いてるんだ…

5/18 12:15

中之倉山にトウチャコ。
地味にアップダウンが多いのよ…

5/18 12:18

翼をください。
栓を開けてもブシャーってならないのね。
今後活用しよう。

5/18 12:37

レッドブルを飲んで頭が冴えた気がする。
気のせい？
何はともあれ目標にしていた佛峠にトウチャコ。
リタイアできる最終地点である。

5/18 12:38

時間、体力、気力、いずれも余裕があるのでいっちゃおう！
雨ヶ岳に向かうよん。

5/18 12:43

ギンリョウソウに癒される。

5/18 13:03

佛峠〜雨ヶ岳は破線コースだけど道標もある。
藪や危険箇所はないが斜度の急な広尾根なので、下りの時は転倒や道迷いに注意。

5/18 13:07

御飯峠。
広くて平らな場所。

5/18 13:30

P1393。
雨ヶ岳手前の最後のピーク。
誤った尾根を下らないように注意。

5/18 13:39

雨ヶ岳との鞍部。
もう余計なアップダウンはない。
雨ヶ岳まで高度差450mを黙々と登りこむ。

5/18 14:34

雨ヶ岳にトウチャコ。
さすがに疲れた…
山頂で単独の方2名とすれ違う。

5/18 15:12

タカデッキ。
雨ヶ岳まで来れば残りは楽だろうと思ったが、少しの登りでもキツイ…

5/18 15:12

コースを少し外れれば木が邪魔にならない場所がありそうだが、体力使いたくない。

5/18 15:24

いよいよ毛無山本体に向かう。
右のピークが遠くからクジラの尾に見える箇所か…
登山道から外れてるのね…

5/18 15:30

まともな富士はこれで見納め。
今日も一日ありがとう。

5/18 15:52

1959mは大見岳。
ここは即通過。

5/18 15:57

「ケナシ 1964m」
毛無山最高地点だが何もないし展望もない。
少しだけ休んで三角点のある山頂へ向かう。

5/18 16:10

いわゆる毛無山山頂にトウチャコ。
この場所に三角点や各種山名標がある。

5/18 16:25

長い下山に備え、15分だけ仮眠を取ろうと芝生に寝転んだが、無理だった。
らくルートで計画したのとほぼ同じ時刻に下山を開始。

5/18 16:30

朝霧高原に下る分岐が山頂からすぐ現れる。
富士宮駅に行くバスに乗れるので、こっちに下山した方が楽なのだが…

5/18 16:54

第二地蔵峠まで下りてきた。
ここからもまだ朝霧高原に下山できるのだが…

5/18 16:55

時間、体力、気力とも余裕があるので、予定通り、下部温泉側に下りる。
下山後の車道歩き9kmも甘んじて受けいれよう。

5/18 17:03

この辺りは金山の跡地。
この後、女郎屋敷跡などという場所もあった。
下山に選んだコースは一般的な登山道。

5/18 17:24

植林地帯に入ったがこの辺り、若干のルーファイが必要か…
いちばん踏まれた道を下ればいいと思う。

5/18 17:38

最後に長いトラバースを歩いて、登山口に無事下山。
さすがに疲れたので駐車場に座り込んだ。

5/18 17:45

駐車場でストレッチしながら休息。
まだ下部温泉駅まで約9kmの車道歩きが残っている。

5/18 19:28

うんざりする車道歩きの後、下部温泉駅に無事ゴール。
甲府で中央線に乗り換え帰路につく。
お疲れ様でした。

撮影機器：

SNE-LX2 HUAWEI

感想

utaki

毛無山（天子山地）は何年も前から気になっていた山だが、電車、バスを乗り継いで歩こうとするとかなり時間が制約される。

富士五湖周辺を走るバスは、始発が遅くて最終が早いので、長く歩きたいハイカーには使い勝手が悪い。

何年もグズグズしていたが、去年の夏、ビビりでもまさかのナイトハイクができることを発見し、行動範囲が広がった。

日付が変わってから河口湖を出発し、未踏の尾根を歩いて毛無山まで繋いだらどうだろう、と「らくルート」をカキカキすると、×0.7（破線は×0.5）で歩き続ければ河口湖駅から2つの毛無山を経て下部温泉駅に下山できることが分かった。

山行終盤の佛峠〜雨ヶ岳への登りこみがいちばんのポイントと踏んで、当日はそこまでに登りの足を使い切らないように体力を温存して歩いた。

らくルートの計画と追いかけっこしながらの行動だったが、毛無山山頂には計画より20分早く着くことができた。

朝霧高原側に下山してバスで富士宮駅に出る選択肢もあり、そちらのほうが明らかに楽なのだが、せっかく？なので下部温泉駅まで歩き、station to stationをやってみた。

ほんとは徹夜でナイトハイクなどしたくないのだが、だからこその面白い山行になった。

コメント

itn

utakiさん
こんばんは、初めまして。
ナイトハイクからの50キロ縦走、お疲れ様でした！
後半まで富士山がクッキリで素晴らしい山行でしたね。
夜の破線ルート歩きは尻込みしてしまいますが、十二ヶ岳あたりの険しい箇所を明るい中で歩けるのなら夜スタートもアリだと思いました。
どこかのタイミングでやってみたいです（50キロは無理ですが(笑)）。
ちなみに、夜露とかは大丈夫でしたか？

utaki

itnさん、こんばんは。

５月に入ってから天候に恵まれ、富士見の山行が続いています。

淵坂峠までの破線ルートは難度が高くないので、一般ルートでのナイトハイクと大差ないと思います。

夜露に関してはまったく気になりませんでした。

いつかトライしてみてください。

itn

utakiさん

ありがとうございます。
最初の破線ルートが一般ルートと同程度なら私も行けそうですし、夜露の心配がなさそうなのも良いですね。
この辺は行ってみたかったので楽しみです。