白峰三山+小太郎山縦走※山梨百名山4座ゲットで山百あと1座
- GPS
- 17:08
- 距離
- 57.6km
- 登り
- 4,662m
- 下り
- 5,352m
コースタイム
- 山行
- 5:54
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 7:06
- 山行
- 8:45
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 9:52
歩行距離=25.49km←GPS衛星ロストにより誤差あり
標高差=1,490m
平均速度=3.56km/H←GPS衛星ロストにより誤差あり
2日目歩行時間=9間59分(標準時間=12時間15分)
歩行距離=31.45km
標高差=2,355m
平均速度=3.15km/H
※全てGPSログより
GPSログは長めに表記されていますので、参考程度として下さい。
(NV-U37使用:NMEA形式で記録後、フリーソフトでGPX形式に変換)
天候 | 初日 晴時々ガス 2日目 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
アクセスは以下参照「奈良田温泉白根館HPより」 http://www.nukuyu.com/shiranekan/ 奈良田〜広河原間マイカー規制に伴う交通手段について http://www.town.hayakawa.yamanashi.jp/tour/traffic-info/bus-timetable.html バス時刻表 http://www.minamialps-net.jp/ACCESS/bustime_6.htm |
コース状況/ 危険箇所等 |
1.奈良田から広河原間のバスはかなり激しい運転なので 乗り物酔いする人は、酔い止め等準備すると良い 2.全コースかなり急登です 3.小太郎尾根は基本ガレと岩場なので、トレースが不鮮明です 晴れていれば問題ないと思いますが、ガスっている場合は判りにい可能性あり 4.小太郎尾根はいくつかの起伏があり、にせピークがあります 5.小太郎山山頂は、ケルンがある場所から左手の土手を登った所 6.北岳から北岳山荘に向かう途中、急坂&ガレ場があります 7.間ノ岳から農鳥小屋は、急坂&ザレです。このコースで1番気を使いました 8.農鳥小屋から西農鳥岳は、急登&ガレです 9.農鳥岳から大門沢小屋までは急坂を下ります 10.農鳥岳周辺は岩場が多いです 11.途中、川を渡る丸太梯子が何回か現れます(一部崩壊している場所あり) 12.大門沢小屋から奈良田に向かう登山道は、沢沿いです 大門沢小屋正面を通り過ぎてはいけません |
その他周辺情報 | 北岳肩の小屋 http://katanokoya.com/ |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
長袖シャツ
ズボン
靴下
夏用帽子+夜用ニット帽
ダウンジャケット
雨具(ストームクルーザー上下)
着替え+寝巻き
耳栓
消毒用ウェットティッシュ
歯ブラシ
靴
ザック
ザックカバー
行動食(ゼリー飲料×2+パン+おにぎり+2日目は山荘の弁当)
非常食(ビタミン剤+ドライフード+ カップヌードル)
飲料(スポーツドリンク×4+2日目は山荘での購入水+スポーツドリンクパウダー)
ジェットボイル
地図(地形図)
笛
ヘッドランプ
予備電池(GPS+ デジカメ用)
GPS
ファーストエイドキット
常備薬(痛み止め)
日焼け止め
リップ
ロールペーパー
保険証(コピー)
携帯
タオル
ツェルト
ストック
浄水ストロー(常備)
万能ナイフ(常備)
カメラ(コンデジ+ミラーレス)
エクストラクターポイズンリムーバー(常備)
パラコード(予備30m)
ホッカイロ(常備)
ネックウォーマー(常備)
パックのお酒(180mL×2)
外用鎮痛消炎剤
|
---|---|
備考 | 携帯電話の充電器,パッキング |
感想
2015年7月24(金)
この日は毎年恒例の有給休暇取得奨励日である。
理由は簡単、全停電になる為、パソコンが使えず仕事にならないからだ。
なので平日堂々(いつもだけど)と休んで山小屋泊を計画した。
ただウォッチし続けていた北岳が、晴天→雨模様に変わってしまった。
しか〜し!その横の「間ノ岳」や「農鳥岳」は快晴となっている。
悩みに悩んだが、初日は基本登るだけなので、
最悪、2日目以降の展望に賭ける事にした。
さて奈良田からのバスの始発は、5:30だが、
平日とは言えギリギリ着では始発に乗る事はできない。
当然深夜の出発になるので、帰宅後は早々に寝る事にした。
ちなみに、寝る時は無理に寝ようとはしていない。
なるべく脱力する態勢を取り、体(筋肉)の疲れを取る事を心がけている。
こうする事で、短い睡眠時間でも体力を回復できていると思う。
奈良田着は、3:00。
第1駐車場は既に満車で停める事はできなかったが、
第2駐車場はまだガラガラだった。
ここでトイレを済ませて、いつ並び出すか状況を確認していると、
4:00位だろうか、登山準備等で周りが騒がしくなってきた。
そして4:30頃からバス停に並び始めたので、自分もザックを準備し
とりあえず先頭グループに身を置く事ができた。
5:30、始発バスが到着すると、既に座席は満員で立って乗るしかない状況。
と言う事は、並んでいる全員が乗る事はできない……。
同行予定ではなかったが、偶然同じ場所にいた同僚M氏は、乗れなかったとの事だ。
-バスの運転-
乗れなかった人達をピストン輸送すべく、広河原までのワインディングロードを
まるでスポーツカーの如く飛ばしまくる。
なので完全に体調を崩して途中下車する人が出没。
自分も前方向が見えない状況だったらどうなっていた事か……(-。-)ボソッ
-白根御池〜草すべり-
いやはや何とも言えぬ急登である。
ただ体調は悪くなく、ヒーヒー言いながらも予定時間を短縮しつつ登る事ができた。
途中若者と同伴して登る事になり、山の話で盛り上がった。
ちなみに相手は、スマホ+山と高原の地図アプリを所持していた。
そろそろガラケーと別れる時が来たか?
-小太郎尾根-
ここで先ほどの若者と別れて、一路「小太郎山」へ向かう。
小太郎山へは、もう1組登山者が居たが、これがまた早い早い。
あっと言う間に追いつかれて、あっと言う間に抜き去られてしまった……(T^T)
ついでに、こっちはルートを確認しながら進むのに対して
あちらは躊躇する事なく、すたこらさっさと走り抜ける様に進む。
いやはや化け物はいるもんだ。
ちなみに60歳位のご夫婦の方で、ほぼ同郷の方でした。
-北岳肩の小屋-
若いスタッフが切り盛りする感じの良い小屋でした。
さて小屋に到着すると、すぐに部屋着に着替えてウェットティッシュで体を拭く。
汗で濡れた服は、ハンガーを借りて乾燥させておく。
一通りの片付けと準備が終わったが、時間はまだ14時である。
夕飯やら夕焼けやらはまだ先なので、このままのんびりと体を休める。
と言いつつ、持ってきた酒をあっという間に空けてしまう……
( ̄0 ̄)ノ口ウィ〜ッもう1杯!!
小屋で買うと高いので持ってきた2パック=360mLだけで止めたので
酒が足りなかった!
しばらくすると、両隣の宿泊者とご挨拶となる。
お2人共に良い人らしく、安心した。
ちなみに、夜の轟音もありませんでした。(ま、耳栓はしたけどね)
さて夕食後に外へ出ると、思い切りガスっていました……が、
太陽の光が届くと今度は見事なブロッケン現象が現れます。
自分の足がこんなに長いとは、ん〜竹馬に乗っている様ですね。
更にガスが晴れると、今まで隠れていた山々が悠然と現れます。
周りの人も歓声を挙げていました。
なお夕日を堪能した後は寝るだけです。
起床は3:00、別に目覚ましを鳴らした訳ではないが自然に目が覚めた。
そして珍しく、起床&トイレタイムとなる。
少しだけ星空を楽しみ、続いて干してあった服を回収して着替える。
寝床以外は薄明かりが点してあるので、ヘッデン無しでも問題ない。
ただ寝床に戻ると真っ暗なのでヘッデンは必要不可欠ではある。
とりあえず、出発の仕度を整えた後、御来光は諦め朝食の列に並んだ。
本日は、体調次第で大門沢小屋に泊まる予定だったが、
睡眠に問題もなく、また体調も良かった為、
5:30頃に出発できれば、最低18:00には下山できると言う計算からである。
-縦走-
肩の小屋を出発すると、5:56 北岳山頂となる。
快晴の中の眺望はすばらしかった。
続いて間ノ岳に向かう。
北岳山荘の直前の下りはガレっていたので慎重に下る。
そして間ノ岳直下の辺りで同僚M氏とすれ違う。
本来は白根三山の縦走予定だったが、昨日のバス乗り遅れが響き
百名山2座に留めるとの事だった。
さて、7:58 間ノ岳に到着すると、何故か無性に感動してしまった。
なので、「着いた……着いたよ……、着いたああぁぁぁぁ!」と叫んでしまう。
人が居ないと思っていたが、強風を防ぐために反対側に何人も隠れていた。
おお恥ずかし!!
しかしここ間ノ岳の強風は本当に凄かった。
何回か体が持っていかれてしまう位だった。
で、ここへの滞在もそこそこにして、農鳥岳に向かう。
間ノ岳から農鳥小屋までの下山道はかなりザレ&急坂であり、
今回のルートで1番慎重になった。
また、間ノ岳までは多数の人が往来していたが、ここからはまばらな人しか居ない。
いや農鳥小屋までは誰とも合わなかった。
このコースを選択するのであれば、通常は「北岳山荘」からの早朝発になるから、
「肩の小屋」からの自分は最後尾と言う訳なのだろう。
さて農鳥小屋では、数名が休憩をしていた。
かの有名なおやっさんが、若い子と談笑している。
そんなに頑固そうには見えなかったが、話の内容は当然の如く説教交じりだ。
でも聞いている女性陣はニコニコしながら聞いていましたよ。
別の女性陣と会話した所、「大門沢(泊まり)ですか?」と聞いてくる。
「いや……抜ける予定なんだけど(T^T)」と告げる。
ん〜泊まれば良かったかな〜〜〜(-。-)ボソッ(-。-)ボソッ
ちなみに、農鳥小屋のおやっさんには、ご挨拶して出発したところ
「気をつけてな!」と返されました。根は悪い人ではないのだろう。
農鳥小屋を出発するとすぐに急登となる。
先ほどおやっさんと会話していた女性陣(前日、肩の小屋手前で合っていた)を
抜いていく。ここでも「大門沢ですか?」と……(T^T)
まあ先ほどの2人組にも、またここでも抜ける!と言い切った以上
ペースを上げるしかありません。
ガレ&ザレの急登を必死になって登っていきます。
9:38 西農鳥岳に、10:10 農鳥岳に到着。
道中はそこそこの岩場があり、「おいおい、こっちか?」と
思いも寄らぬ方向にマーキングがあり、天候次第では迷うな、と思った。
ここまでのペースなら、夕方には奈良田へ下山可能と判断。
とりあえず大門沢小屋を目指してスピードを上げる。
が、道中結構荒れていて、トップスピードに持っていけない……。
ついでに足首周りの皮が剥けた感じがする、いやいやそこそこ痛いぞ。
それでも何とか大門沢小屋に12:34到着。
水の残りが乏しくなっていたので、ここで水(無料)を補給すると共に
下山の見込みがでた事もあり、昼食を取る。
昼食を終え、再度奈良田に向け下りを進む……と思いきや
沢沿いのコースは所々アップダウンが現れる。
足の踏ん張りが効かなくなりつつある、最後の方の崖際は
かなり慎重に歩きました。
さて、2,000m級の下山は、仮想「笊が岳」となるが、
この季節は、水分補給に難がありそうだ。
今回「肩の小屋」から「大門沢小屋」までに約1.5L消費し、
「大門沢」で補給した1Lと合わせて、下山迄に3Lを消費した事になる。
途中小屋があると判ってした事ではあるが、笊が岳の2,000mの上りと合わせると
夏場の笊が岳は厳しいかもしれません。
なお、笊が岳を山梨百名山の最後にしてしまったのは本意ではありません。
たまたまそうなってしまっただけです。
ちなみに、今回のルートで、甲斐駒ヶ岳〜仙丈ヶ岳〜北岳が微妙に繋がりました。
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