明神岳主稜から前穂高岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,702m
- 下り
- 1,696m
コースタイム
- 山行
- 4:50
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 6:15
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
がれ場ところどころあり 二峰下りを懸垂下降した 主峰と前穂高岳の間のクライムダウンがちょっと嫌な感じで一番緊張した |
その他周辺情報 | 宿儺の湯 600円 朴ノ木 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
1/25
000地形図
ガイド地図
コンパス
筆記具
ライター
ナイフ
飲料
ティッシュ
バンドエイド
タオル
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
手袋
ビニール袋
替え衣類
マット
シュラフ
シュラフカバー
ザックカバー
食器
水筒
時計
日焼け止め
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アイゼン
ハーネス
環付きカラビナ
カラビナ
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お酒
おつまみ
ATCガイド
テントマット
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三脚
車
ロープ
|
---|---|
備考 | 反省点 :忘れ物幾つか。サポートタイツ、色が同じなので山用と間違えて持ってきた普通のシャツ。他にもいろいろ。 |
感想
先週行く予定だった明神岳主稜に出発!
今年初のバリエーション。
夫婦共に残業なしで仕事を終えた後、夕飯食べてお風呂に入って出発。
あかんだな駐車場に22時半到着。
ゲートはまだ開いていない。
また一番乗りだ。これで2、3回目。
去年より早まって、3:00にゲートが開く事になっている。
それまで就寝。前はゲートが開くとき係の人が起こしてくれたけど、3:00になっても誰も来ない。
自動改札だったみたいで、車を進めると機械が反応した。
それにしばらく気付かなかったので、ちょっと中に入るのが遅れてしまった。
後続の車がなかなか来ない。
二番目の車は寝ているようで、後ろにいた車が抜いていった。
少し悪い事したな。
二度寝して、朝4:00起床。
上高地行のバスは4:50発の二便目に乗る事ができた。
登山届を出し、5:30上高地のターミナルを出発。10分も歩かない内に河童橋に到着して、作って来たサンドイッチを食べた。ターミナルよりこっちの方が景色もいいし、トイレも空いている。ターミナルの男子トイレは長い行列が出来ていてびっくりした。
食べ終わると歩きはじめ、岳沢登山口から7番標識に着き、そこから明神岳主稜を目指した。
今回はめずらしく、終始私が先を歩いた。
相方のHは早いし、私よりコースを知ってるから、だいたいいつも先を歩くけど、今回はずっと先を歩かせて貰った。
Hの優しさだ。
つまりルートファインディングはずっと私がする事になった。
七番標識からは急登が続く。踏み跡は明瞭だ。
結構しんどくて、はーはー、ふーふー言いながら登っている私。
大きな段差を超えるときには、おっさんの様な掛け声が出る。
それを尻目に、Hは息も切らさず余裕だ。
私よりかなり重い荷物を背負っているのに、相変わらずのド健脚ぶりだ。
ガチャもロープも食器もツェルトもHが持ってくれている。
Hのカメラと三脚だけで2.5キロある。
水は二人で計6リットル。
結局余ったけど。
樹林帯を抜けて、森林限界を超えて、稜線にたどり着いた。
視界が良くなり、そこで休憩を取った。富士山も見えて景色が良かった。
最近Hから聞いた話だけど、休憩したところの少し上に台地があり、そこに山小屋を建てる計画があったそうだ。
つまり一般登山道になる予定だったって事だ。
岳人か山渓あたりの情報。
休憩を終えて歩きはじめると、足元がふらつく程の強風。
こんな風の中岩稜を歩くのかと、先が思いやられたけど、台地を過ぎたところから弱まった。
5峰に着いた。印の古いピッケルがあった。
誰が置いて行ったのかなあ。
4峰を超えて1、2、3峰が見えた。
3峰の取り付きに着き、ここで3回目の休憩とハーネスとガチャを装着した。
2峰の下りは懸垂下降した。支点のロープやスリングは割としっかりしてる感じ。
50メートルのロープで、2ピッチ。
Hが先に下り、1ピッチ目は足場のいいテラスまでロープの長さがぎりぎりだった。Hは岩に乗っかったロープを投げ直して確認してから降りて、残りはほんの少しだった。
Hは後でクライムダウンできたかもと言ってたけど、私には垂壁に見えたし、クラックなんかを手がかりにクライムダウンは自信ない。
5峰の下りで少し岳沢側に下り過ぎたのをHが気付いてくれた。
踏み跡は岳沢へ降りるルートだったのかもしれない。
それ以外は順調に進む事が出来て、11:45主峰を超えたところに着き、先へ進むかビバークするか二人で相談したけど、そこでビバークする事に決めた。
夕方までには着くといいねって言ってたけど、午前中に着いてしまった。
3峰と主峰はトラバースして超えた。
充分なギアがないし、Hが言うには3峰は登攀ルートもあってそこは難しいらしい。
とても自信ないわ。
主峰を超えたところにツェルトが張れる、平らなところがある。
居酒屋明神オープン。
まずビールを開けて、次はワインと生ハムとチーズとワイン。
いつものパターンで、前穂、奥穂などが見渡せる景色の中、お昼寝。
起きたらもう夕方近かった。
フリーズドライのチャーハンを食べ、また焼酎や缶チューハイを飲んで就寝。
少し寒かったけど、シュラフの中で体が温まったらぐっすり寝られた。Hはシュラフカバーだけでもぐっすり。明るくなってきた4:30起床。
やっぱり予定通り起きられない。
カップヌードルを食べ、歯磨きして撤収し、6:00出発。
奥明神沢のコルへ下る所をクライムダウンしたけど、ガレてて嫌な感じだった。
私は今回で一番緊張したところだった。支点はあるけど少し頼りない感じ。
7:25前穂高岳到着。
3人くらい登山者がいた。
単独の人に山頂の標識と撮る写真を頼まれたりして、少し休憩してから出発。
コンビニで買った、私の好物の豆大福がうまい。
明神岳主稜は特にルートファインディングでは難しいところはなく、岳沢側の山腹を行けばなんとかなる感じ。反対側は全体において切り立っていて険しい。
前穂高岳から重太郎新道を下り始めた。
そういえば、前穂から少し下ったところの鎖場はかなり混雑していたのを思い出した。
そのとき程じゃないけど、かなりの登山者が上がって来ていた。
途中で、来月行く予定の奥穂高南陵の写真を、ズームにしてりして何枚も撮りながら降りた。
またHが言いだしっぺの所だ。
見た感じ本当に恐ろしい。
私はそんな所に無事行けるのか?
といつも言うけど、一番楽しむのはまた私かも知れない。
岳沢小屋で休憩。
オランジーナをHが買った。
ちょっとぬるいけどおいしい。
しばらく降りて7番標識を超えると、何回か登ってくる登山者に
「風穴はまだですか。」
と聞かれる。
下りから来ると7番標識からすぐだ。
まさにひんやり天然クーラーで、汗ばんだ体を癒してくれる。
私も
「はああ〜。」
と味わって、Hは家にこれ欲しいな。と言っていた。
しかし、そんなにこれは人気だったのか。
河童橋で、上高地コロッケを一個ずつ味わった。
前にも食べた事があるけど、ジャガイモほくほくで、おいしい。
結構ボリュームがあって、一個310円。
11:20分バスターミナル着。
バス停に並んだけど、11:30のバスに乗れず、12:00発のバスまで待つことになった。
同じ会社でもバスのサイズに差があって、大きい方が来れば乗れると従業員さんが言った。
で、小さいバスが来た。
私達の前にいたギリギリ乗られなかった二人が、
「あの時売店に行ってなければなあ。」
と話していた。
私も全く同じ事を思っていたけど、代わりに誰かがギリギリで乗れた。
考えても仕方のない事だ。
また今度の冒険で体重増加。
そりゃそうだよな。
飲んで食べて寝てばっかりだもん。
でも楽しかったな。
またいい山登りできた。
追記
二峰からの懸垂下降。
明神岳でビバークしてる所が見えていました。
翌日、奥明神のコルですれ違いましたが、天気の良い1日でしたね。
そうだったんですね!
久しぶりに天気に恵まれた登山で楽しかったです。
またどこかでお会いしましたら、よろしくお願いします。
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