多気山〜古賀志山（中尾根↑赤岩山↓）

2024年05月25日(土) [日帰り]

• GPS: 08:32
• 距離: 20.4km
• 登り: 990m
• 下り: 898m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:02
• 休憩: 1:31
• 合計: 8:33

距離 20.4km 登り 990m 下り 898m

8:04 スタート地点
8:17 多気山不動尊参拝者駐車場
8:46 多気山入口
8:57 宇都宮市営多気山駐車場
9:05 9:11 多気山不動尊
9:29 9:33 多気山
9:58 多気山森林公園側登山口
10:16 10:19 赤川ダム駐車場
10:44 10:46 古賀志山 北コース登山口
11:30 ４９６P（496m）
11:47 11:54 広場上部中尾根鞍部
12:01 12:03 中尾根最高点
12:06 12:22 斑根石山
12:27 12:30 中尾根最高点
12:48 12:50 富士見峠
12:59 古賀志山
13:06 東稜展望台
13:11 古賀志山
13:26 13:28 御岳山
13:29 13:40 アルマヤ堂跡
13:59 14:04 中岩
14:13 14:21 二尊岩
14:30 14:31 赤岩山
14:41 猿岩
14:55 15:10 北ノ峯
15:12 15:15 無縫塔
15:32 内倉登山口
15:47 15:48 岩崎神社
16:37 ゴール地点

天候

晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

◆行き：
宇都宮線　上野5:46＞宇都宮7:29
宇都宮駅西口6番乗り場から関東自動車荒針・鹿沼営業所行き7:35＞新里街道口下車8:03
※宇都宮駅着いてのバスの乗り換え時間短いです。バス停の位置は余裕を持って確認しましょう。

◆帰り：
東武日光線　下小代（しもごしろ）駅から
※JR日光線の文挟（ふばさみ）駅も通過しています。どちらからでも本数は豊富。

コース状況／危険箇所等

古賀志山は地域の会によって尾根という尾根にルートが引かれており、全部で100本にもなるそうです。散策レベルのメインルートからクライミングエリアまで幅広くあり。
今回選択したルートの場合、古賀志山山頂周辺の実線箇所を除いて危険だらけです。岩場、鎖場、崖上、痩せ尾根、藪漕ぎ等あり。
詳しくはNPO法人古賀志山を守ろう会の地図を参照してください。
https://npo-mt-kogashi.jimdofree.com/%E5%8F%A4%E8%B3%80%E5%BF%97%E5%B1%B1%E5%91%A8%E8%BE%BA%E5%9C%B0%E5%9B%B3/

＜以下参考まで＞
・古賀志山中尾根ルート：ダイナミックな岩登り箇所が複数あります。どこもガバ豊富で特に難しいところはなく、巻道も豊富なので回避できる箇所も多いです。
どちらかと言うと、岩場を楽しみに行ったのにうっかり巻いてしまってガッカリ、というほうが注意かも（今回の私です）。
・赤岩山〜北ノ峯：細かい岩場の上下動とナイフリッジが続いて結構激しいです。南北ともに崖なので結構危険です。こちらも難しいところは特に無いのですが岩もトラバースもとにかく狭くて体が引っかかるのが厄介。

その他周辺情報

・森林公園入口のバス亭近くと多気山参道入口付近にセブンイレブンあり。
・赤岩山下山側には商業施設ありません。
・宇都宮の里山なので登山口前後は街道沿いです。自販機等は豊富にあり。

写真

5/25 8:03

古賀志山は宇都宮市民の憩いの裏山、ということなのですが公共交通機関で行くのは少々面倒です。森林公園入口バス停が最寄りですが、途中にある多気山を参拝していきたいので2つ前のバス停で降りました。

5/25 8:05

多気山はそこに見えています。

5/25 8:18

ここは知ってますよ、戦隊モノとかで悪の組織の地下アジトがあったりしがちなところだ。今日は寄らないけど今度また来てみたい。

5/25 8:46

近くのセブンで身支度してから出発です。

5/25 9:02

直接多気山に登る登山道もあるみたいだけど不動尊のほうに行きます。

5/25 9:03

多気山不動尊です。立派な山寺ですね。

5/25 9:06

山頂へ。

5/25 9:27

20分ほどで登れました。開けています。

5/25 9:28

八溝山方面、手前に宇都宮市街が見えます。良い景色。

5/25 9:32

山頂です。

5/25 10:14

北側の林道へ降りて車道で森林公園へ向かいます。歩いててわかった、ここはあれだ、ジャパンカップ山でしたね。練習中のロードバイク乗りが次々と通過していきます。

5/25 10:14

私、昔本当にめちゃくちゃキアプッチが好きだったんですよ。カッコ良かったなあ、山岳の蒸気機関車（いつの話してんだよ）。
キアプッチやクネゴ師匠やバッソが勝ってるんだからここはきっとイタリアの山みたいな場所であるに違いない。

5/25 10:24

赤川ダムから。けっこうギザギザしてますね。「大丈夫、宇都宮市の里山だよ？」とファミ通の攻略本みたいなノリで案内されているのを見掛けるのだけど結構手強いんじゃないだろうか。

5/25 10:44

川沿いを直進したのですが道が崩落していて渡るのに難儀しました。中尾根コース分岐点まで林道を行ったほうが良かったかも。

5/25 10:52

分岐点です。ここから入山。

5/25 11:01

10分ほど斜面を登ると尾根裾らしき地点に出ました。左手にドカーンと大岩があります。これを登るんだよなあ？とは思いつつも、中尾根コース（市承認）はこの先だと書かれているし、ここじゃないのかな？と思案して先へ進んでしまった。結果的には失敗なんですけど。

5/25 11:07

普通に巻いてしまった。

5/25 11:14

尾根に復帰しました……らば、やっぱりさっきの岩場を登ってよかったんじゃん！中尾根の岩場を楽しみにやってきたのに肝心のお目当てをすっ飛ばしてしまいショックです。一度戻ってやり直そうかしばし熟考するものの、30分以上ロスするなと思って諦めました。

5/25 11:16

まあ、ここから上も岩場が続きます。眺めが良い。

5/25 11:24

コンパクトな岩場が少しずつ続きます。ガバな石だらけなので難しいところは特に無いです。

5/25 11:27

結構本格的な登りだ。低山だと思ってウォーキングペースで考えていたならば時間は多めに見ておいたほうが良いでしょうね。

5/25 11:29

通ってきたダムと多気山が見えます。

5/25 11:33

ピークごと、鞍部ごとに徹底的にルートが引かれています。

5/25 12:02

中尾根中点手前に来ました。最後にちょっと楽しそうな鎖場があったのですが、ご年配のハイカーさんが降りられなくてオーライオーライと車庫入れみたいになっているのが終わらなそうだったのでトラバースのルートで斑根石山へ向かうことにしました。

5/25 12:08

こちらにも緩やかなロープ場があります。

5/25 12:09

振り返ると古賀志山山頂と多気山が見えました。

5/25 12:13

ここが斑根石山。狭いけれど北面の眺望開けています。

5/25 12:13

高原山が目立って見えます。

5/25 12:14

日光連山。男体山に向かって先週歩いた夕日岳と禅頂行者道が続いています。

5/25 12:16

人が多くなってきたので少し外れたところでちょっと休憩。

5/25 12:27

中尾根最高点の岩場の上まで戻ってきました。古賀志山山頂へ向かいます。

5/25 12:30

西面が開けました。あまり馴染みのないエリアですが、足尾山地の山々が見えます。

5/25 12:48

富士見峠。ここはメインルート上らしく家族連れで賑やかになりました。

5/25 12:53

標高580mしかない山だし実際獲得標高を見てもたいして登っていないのですが、結構登ってきた感があります。

5/25 13:01

見晴らしが良いらしいのでちょっと東稜に寄り道しました。

5/25 13:10

引き返して山頂着。けっこうしっかりと登らされたな。

5/25 13:10

山頂には業務用無線のアンテナといくつかベンチがあり少し広くなっています。

5/25 13:17

先へ進みます。地元小学校のポスターなどがあり老若男女に愛される里山感が出ています。

5/25 13:19

神社の跡らしきものがある。

5/25 13:21

老若男女に愛される里山感が出ています（本当か？）

5/25 13:22

「小学1年生の遠足の安全確保用ロープです」いやほんと、安全確保大事ですよ。めっちゃ危険だもんこの道。

5/25 13:23

はしごもあります。

5/25 13:24

御嶽山に着きました。御嶽山の分祀なのだと思われます。

5/25 13:27

けっこうちゃんと山岳でしたね。

5/25 13:30

御嶽山からさらに西へ進むと南北が崖のナイフリッジ地帯になってきました。南面の景色が良いと思って覗いてみたらこの下は思いっきり崖ですよ。

5/25 13:47

赤岩山方面はバリルートです。踏み跡はバリバリあるけれど岩岩しいので苦手な方は引き返したほうが良いかも。

5/25 13:51

コンパクトで楽しいんだけど、岩のサイズもコンパクトでとても狭いのでザックのあちこちが引っかかります。胸にスマホポーチ付けてたらオーバーハングで引っかかりまくって邪魔でした。横着しないで取りましょう。

5/25 13:56

立岩という地点です。景色よし。スマートウォッチつけっぱなしで歩いてたらガラスが傷だらけになりました。横着しないで取りましょう……

5/25 14:01

登ったということは下降もある。結構な落差じゃない？

5/25 14:10

垂直に近い切れ込みの下降が1箇所あります。難しくはないけど狭いんですよ。足元が見えないので足場の確保がたいへんです。

5/25 14:12

下から見るとこんな感じ。

5/25 14:16

向かいから見るとこんな感じ。

5/25 14:22

次の山頂下も岩場でした。

5/25 14:28

赤岩山に着きました。「宇都宮の憩いの森だよ？」とか宇都宮ナメしてる場合ではなく、けっこう激しいです。まあまあ死者が出そうな道ですよ。

5/25 14:33

林道に降りられますが、このまま最後まで稜線を続行します。

5/25 14:41

猿岩という岩があります。道は右手に降りていくので一安心。

5/25 14:49

植林地に入ったけどまだまだ岩岩している。

5/25 15:00

トラバースもある。全般的に道が狭いですよ。

5/25 15:05

北ノ峯まで来ました。あとは下るだけ。

5/25 15:07

…………あまり人が通らない道なのかも。

5/25 15:14

一箇所、ザレ場の鎖場があったので慎重に。。と思ってはいたのですが、足を乗せた岩が思いっきり浮いてました。やっちまったー。自分の足をどかしたら人間大の岩が落ちる。足をプルプルさせながら30秒ほどどうしようか迷ったのですが、たぶん次に人が通ったら確実に崩れるだろうし……

5/25 15:15

すみませんすみません。「誰かいませんかー」「ラーク」「ファー」などと奇声を発した上で諦めて落とさせていただきました。ごめんなさいごめんなさい。

5/25 15:25

植林地まで降りてきたらどこが道やらわからなくなってしまったので適当に突破しました。すみませんすみません。

5/25 15:31

このようなマイナールートにも立派な看板が付いています。すごいな古賀志山を守ろう会。

5/25 15:45

街道に降りたので日光連山を遠目に見ながら駅まで歩きます。

5/25 16:10

40分ほどで日光線の文挟（ふばさみ）駅に着きましたが、東武のほうがエコ（ノミー）　なのでもうちょっと歩きます。

5/25 16:37

下小代駅に着きました。

5/25 16:59

スペーシアX、リバティ、旧スペーシアと3本を見送って、安定の南栗橋行きで帰宅しました。今日はエコ（ノミー）チャレンジなので中央林間行きに乗り換え、汗だくザックの男は夜8時に大手町駅を徘徊して帰りました。まあ、宇都宮は実質中央林間の近所と言って差し支えないでしょう（本当か？）

撮影機器：

XQ-BC42 Sony

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル

感想

つっしー

先週、夕日岳の山頂でご一緒し、美味しい漬け物とみかんをいただいた地元鹿沼のお姉様方に「私たちのホームはコガシ山なのよ！」「コガシ山にも来てちょうだいね！」と言われたのでさっそくコガシ山へやってまいりました。
自転車が好きな人にとっては、宇都宮で行われる国際レースのジャパンカップの会場としても有名な古賀志林道がある山です。

そんな宇都宮、鹿沼地域の故郷の山であり、東京であればいわば高尾山的ポジションも担っている古賀志山なのですが、ハイキングコースからクライミングゲレンデまであるバリエーション豊かな岩稜の塊であり、実際のところ高尾山の10倍くらいは危険がいっぱいだと思われます。
コースはやさしいメインルートの北コース、南コースなど多くの道が案内されていますが、皆様のレコなどを見るに「山好きなら中尾根が良いぞ」という評判を得ましたので、評判に従って中尾根から登り、主稜線を縦走して電車の駅まで直接歩くルートにしました。

市街に近く標高は500m台ですが事故が多くレーティングは中級者向け、山ナメしてはいけないが魅力溢れる地域の里山であると思います。