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Yamareco

記録ID: 6847281
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
東海

南ア深南部 丸盆岳〜黒法師岳 寸又峡から周回【日本三百名山】

2024年05月25日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
12:53
距離
36.7km
登り
4,126m
下り
4,128m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
11:46
休憩
1:07
合計
12:53
4:31
4:34
6
4:40
4:40
75
5:55
5:55
17
6:12
6:29
32
7:01
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74
10:25
10:40
9
10:49
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26
11:15
11:15
33
11:48
11:48
69
12:57
13:05
22
13:27
13:28
53
14:21
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28
14:49
14:50
23
15:13
15:13
25
15:38
15:43
10
15:53
15:56
8
16:04
16:07
6
16:13
16:13
17
16:30
16:33
18
16:51
16:51
4
16:59
ゴール地点
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
寸又峡温泉第3駐車場:1日500円。前日から車中泊だと1000円。23時から1時間だけ駐車しても1日分の料金が徴収される。キャッシュレス決済。
コース状況/
危険箇所等
尾崎坂展望台〜千頭ダム:長い舗装路。途中、ヘッドライトが必要な長い真っ暗なトンネルが3、4本あります。
天地第一吊橋:床板がだいぶ朽ちかけています。手摺をつかみながら慎重に。ストックはしまったほうがよい。
天地第一吊橋〜天地のコル:吊橋を渡ったあとしばらく急な斜面のザレ場を注意しながらトラバースします。ここもストックなしがベター。
下西河内〜丸盆岳:1700m以降は猛烈な笹藪が現れる。背丈以上の笹薮を漕ぎながら急登を進む場所もあり。
黒法師岳〜二ツ山:黒帽子岳からの下りは深い笹藪で登山道を見失いやすい。
前黒帽子岳から先はペンキマーク多く、踏み跡もしっかりしてきて歩きやすくなり、ペースアップできます。
04:05、寸又峡温泉から登山スタート。25分ほどで夢の吊橋に到着。朝早いので、当然貸し切り状態。
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04:05、寸又峡温泉から登山スタート。25分ほどで夢の吊橋に到着。朝早いので、当然貸し切り状態。
吊橋を慎重に渡ります。手摺あります。現在はありませんが、吊橋の反対側にも集落があり、温泉地として知られていたそうです。
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吊橋を慎重に渡ります。手摺あります。現在はありませんが、吊橋の反対側にも集落があり、温泉地として知られていたそうです。
吊橋を渡ってしばらくして、尾崎坂展望台を通過。木々が茂って吊橋は見えず。ディーゼル機関車と「千頭森林鉄道ここにあり」の石碑があり。昭和の時代に材木を載せて走った名残です。
吊橋を渡ってしばらくして、尾崎坂展望台を通過。木々が茂って吊橋は見えず。ディーゼル機関車と「千頭森林鉄道ここにあり」の石碑があり。昭和の時代に材木を載せて走った名残です。
舗装路歩きがひたすら続く。途中、ヘッドライトが必要な真っ暗で長いトンネルを3つか4つ通ります。
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舗装路歩きがひたすら続く。途中、ヘッドライトが必要な真っ暗で長いトンネルを3つか4つ通ります。
1時間20分ほど歩いてようやく千頭ダムに到着。
1時間20分ほど歩いてようやく千頭ダムに到着。
ダムの水の色も美しい青色です。まるで絵の具のようなきれいな青。エメラルドグリーンというより、ターコイズブルーかな。
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ダムの水の色も美しい青色です。まるで絵の具のようなきれいな青。エメラルドグリーンというより、ターコイズブルーかな。
寸又川に沿って15分ほど歩く。
寸又川に沿って15分ほど歩く。
天地第一吊橋。床板が朽ちかけてます。ストックをしまい、手すりをつかみ、一歩一歩慎重に歩を進める。
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天地第一吊橋。床板が朽ちかけてます。ストックをしまい、手すりをつかみ、一歩一歩慎重に歩を進める。
あと何年もつか。
あと何年もつか。
吊橋を渡った後、本格的な登山道が始まります。しばらくは、ザレた急斜面のトラバースが続きます。道なき道をいく感じ。トラロープが張ってあったりピンクテープがとてもありがたい。
吊橋を渡った後、本格的な登山道が始まります。しばらくは、ザレた急斜面のトラバースが続きます。道なき道をいく感じ。トラロープが張ってあったりピンクテープがとてもありがたい。
ようやく歩きやすくなってきた。
ようやく歩きやすくなってきた。
新緑。この時点では、木々の緑を愛でる余裕がある。
新緑。この時点では、木々の緑を愛でる余裕がある。
ホオノキ(朴ノ木)。大きくて見事な葉っぱ。
ホオノキ(朴ノ木)。大きくて見事な葉っぱ。
クマザサ(熊笹)が出てきました。ここはまだ背丈が低い。
クマザサ(熊笹)が出てきました。ここはまだ背丈が低い。
樹林帯を抜け、開けてきた。
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樹林帯を抜け、開けてきた。
オオセンチコガネ(大雪隠金亀子)。「センチ」はトイレの意の「せっちん」が音変化したもので、獣糞を食べることから名づけられた。金属光沢がキレイです。
オオセンチコガネ(大雪隠金亀子)。「センチ」はトイレの意の「せっちん」が音変化したもので、獣糞を食べることから名づけられた。金属光沢がキレイです。
藪漕ぎが始まります。
藪漕ぎが始まります。
勾配がきつく、背丈以上のクマザサをかき分けて進む。体力を消耗します。
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勾配がきつく、背丈以上のクマザサをかき分けて進む。体力を消耗します。
南アルプス方面は雲がかかってます。
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南アルプス方面は雲がかかってます。
鎌崩の頭。なかなか険しそう。
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鎌崩の頭。なかなか険しそう。
スタートから4時間ちょっとで丸盆岳にようやく到着!!!さすがにしばし休憩。
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スタートから4時間ちょっとで丸盆岳にようやく到着!!!さすがにしばし休憩。
休憩もそこそこに、次のピーク、黒法師岳を目指します。黒法師岳、バラ谷の頭。
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休憩もそこそこに、次のピーク、黒法師岳を目指します。黒法師岳、バラ谷の頭。
これまでと打って変わって開放的な笹原で気持ちいい。
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これまでと打って変わって開放的な笹原で気持ちいい。
丸盆岳を振り返る。
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丸盆岳を振り返る。
カモシカ平から西側の山々。
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カモシカ平から西側の山々。
シロヤシオ(白八汐)が咲き誇ってました。
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シロヤシオ(白八汐)が咲き誇ってました。
生き生きしてます。
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生き生きしてます。
崩壊地のすぐそばを通る箇所も。この辺でこの日初めて登山者に会いました。
崩壊地のすぐそばを通る箇所も。この辺でこの日初めて登山者に会いました。
等高尾根下降点を通過。
等高尾根下降点を通過。
黒法師岳へ再び登りが始まる。
黒法師岳へ再び登りが始まる。
黒法師岳直下の登り。ガレ場の縁を歩きます。
黒法師岳直下の登り。ガレ場の縁を歩きます。
振り返ると、丸盆岳、鎌崩の頭、不動岳へと続く稜線。左奥の双子峰は池口岳。中央奥の雪が残っている山は、聖岳かな。
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振り返ると、丸盆岳、鎌崩の頭、不動岳へと続く稜線。左奥の双子峰は池口岳。中央奥の雪が残っている山は、聖岳かな。
11:48、黒法師岳に到着!!!なんとか昼前には登頂できました。×印の変種三角点を探すのをすっかり忘れてました。少し休憩。
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11:48、黒法師岳に到着!!!なんとか昼前には登頂できました。×印の変種三角点を探すのをすっかり忘れてました。少し休憩。
二ツ山。確かに双子峰ですね。
二ツ山。確かに双子峰ですね。
シロヤシオの葉。赤い縁取りがかわいい。日に当たるとできる、いわゆる日焼けだそうな。
シロヤシオの葉。赤い縁取りがかわいい。日に当たるとできる、いわゆる日焼けだそうな。
二ツ山山頂に生えていた大木。山頂標識はなさそうでした。
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二ツ山山頂に生えていた大木。山頂標識はなさそうでした。
黒法師岳を振り返る。
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黒法師岳を振り返る。
途中にあった崩壊地。
途中にあった崩壊地。
今日歩いた黒法師岳と丸盆岳が見えました。
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今日歩いた黒法師岳と丸盆岳が見えました。
ミヤマニガイチゴ(深山苦苺)かな。ヘリポートの近くに群生してました。
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ミヤマニガイチゴ(深山苦苺)かな。ヘリポートの近くに群生してました。
ヘリポート付近は広々とした平坦地で、南北の展望が良く絶好のテント場になっているらしいです。こんなところに林道が。しばらく平坦な道が続き、ちょっと楽できます。
ヘリポート付近は広々とした平坦地で、南北の展望が良く絶好のテント場になっているらしいです。こんなところに林道が。しばらく平坦な道が続き、ちょっと楽できます。
前黒法師岳への最後の登りです。
前黒法師岳への最後の登りです。
イワカガミ(岩鏡)。写真を撮るためにしゃがむのもしんどい。
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イワカガミ(岩鏡)。写真を撮るためにしゃがむのもしんどい。
前黒法師岳に到着!!!あとは、下るだけなのが嬉しい。
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前黒法師岳に到着!!!あとは、下るだけなのが嬉しい。
コミヤマカタバミ(小深山片喰)
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コミヤマカタバミ(小深山片喰)
白ガレの頭。この後、ひたすら下り続けます。
白ガレの頭。この後、ひたすら下り続けます。
前黒法師岳登山口に到着。崩れていて不安定な状態になっています。ここまで一安心。
前黒法師岳登山口に到着。崩れていて不安定な状態になっています。ここまで一安心。
10分ほど歩いて、飛龍橋に到着。土曜日なので観光客が多かったです。
10分ほど歩いて、飛龍橋に到着。土曜日なので観光客が多かったです。
橋の上から覗き込む。
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橋の上から覗き込む。
夢の吊橋を渡って写真を撮って帰ろうと思ってたのですが、吊橋が眼下に見えてきたところまで来て、往きの看板に「一方通行」って書いてあったのを思い出しました。
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夢の吊橋を渡って写真を撮って帰ろうと思ってたのですが、吊橋が眼下に見えてきたところまで来て、往きの看板に「一方通行」って書いてあったのを思い出しました。
やむを得ず、飛竜橋まで戻って、観光客の皆さんと同じ方向に歩きます。
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やむを得ず、飛竜橋まで戻って、観光客の皆さんと同じ方向に歩きます。
ビューポイントから。遥か下に夢の吊橋が見えます。
ビューポイントから。遥か下に夢の吊橋が見えます。
明るい時間帯の夢の吊橋も写真に収めるため、下まで降ります。
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明るい時間帯の夢の吊橋も写真に収めるため、下まで降ります。
渡っちゃうとまた飛竜橋まで一周しないといけなくなるので渡りません。
渡っちゃうとまた飛竜橋まで一周しないといけなくなるので渡りません。
吸い込まれそうなくらいの絶景。
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吸い込まれそうなくらいの絶景。
夢の吊橋から駐車場まで30分ほど歩いてゴール!!!今日は長い一日だった。よく頑張った!
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夢の吊橋から駐車場まで30分ほど歩いてゴール!!!今日は長い一日だった。よく頑張った!

感想

南アルプス深南部の黒法師岳に行ってきました。2,000m以上の山としては、日本国内で最南端に位置します。静岡百の丸盆岳も入れて、丸盆岳〜黒帽子岳〜前黒法師岳の周回コースにチャレンジしました。過去ログの通り、朽ちかけの天地第一吊橋、吊橋直後のザレ場のトラバース、丸盆岳直下の藪漕ぎなど相当タフな山行となりました。この日、すれ違った登山者は3組4人だけでした。最後の、夢の吊橋の絶景は最高のご褒美になりました。

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