六甲全山縦走・日差しが痛かった


- GPS
- 10:45
- 距離
- 42.8km
- 登り
- 2,744m
- 下り
- 2,711m
コースタイム
- 山行
- 10:18
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 10:45
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:阪急 宝塚駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に問題はなかった |
その他周辺情報 | 逆瀬川駅近くの鳥友で飲んだ |
写真
装備
個人装備 |
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
飲料
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
日焼け止め
携帯
時計
タオル
|
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感想
暑くなる前に,と思って 2024年5月25日(土)に六甲全山縦走に挑戦した。今回は土曜日の方が天気が良さそうというのもあって土曜日にしたのだが,天気が良すぎてずっと日差しがあって逆に辛かった。単に暑いというよりは,日差しが痛くて辛かった…。そのため筋肉の疲労が激しかったみたいで,途中から膝が痛くなって終盤の下りがなかなかに辛い六甲全山縦走となってしまった。
出発は須磨浦公園駅 6:56 だった。これまでの経験から 6:57 だと思っていたが,1分(正確には15秒)早かった。今回は久々の一人での全山縦走だったので,スタート後の鉢伏山への上りではペースをあげてみた。その時点でなんとなく体が重い感じがしたが,出だしはいつもしんどいのでそんなものかな?と思いながら登った。旗振山でいつものように明石海峡大橋と神戸の市街地を見たが,どちらもいつになくクリアに見えた。どうやら今回は空気が澄んでいるみたいだった。紀伊半島の山々や紀伊水道もはっきり見えていたしね。
旗振山から先は走れるところは積極的に走っておいた。しかし,体の重さはずっと感じでいた。高倉台を出て,栂尾山の階段の上りでは,やっぱりいつもよりしんどい,と感じた。またいつもよりも筋肉に疲労が溜まっている感じがした。それでもそこそこの時間で階段を上りきり,栂尾山に着いたのは 7:48 だった。まずまずかな? その後,横尾山,須磨アルプス,東山と歩いたが,東山への上りの時点でかなりしんどくなって,一瞬だが2度ほど立ち止まってしまった。東山からの下りでは段差のある所で着地の際に少し違和感を感じた。下りも上りと同様に「いつもよりしんどい」感じがした。それでもなんとか出発から1時間半ほどで妙法寺小学校横の交差点にたどり着いた。その時点でアクエリアス 500mL を1本半ほど飲んでいたので,自動販売機で1本分(600mL)を補充しておいた。
そこから高取山への上りはいつものようにしんどかった。逆に言うといつもよりしんどい感じはなかった。高取山では高取神社で今回の六甲全山縦走の達成を祈願しておいた。また安井茶屋横の公園のトイレに寄っておいた。高取山からの下りでは膝に弱い痛みを感じた。それでも,なぜかひどくはならないと思い,そのまま歩き続けた。妙法寺付近でもそうだったが,丸山の市街地では日差しを遮るものが少なく,日差しが痛いと感じながら歩いた。そして,それは菊水山の上りが辛くなる,ということを示していた…。事実暑かったし…。
鵯越駅を通過したのは出発から2時間45分ほど経った 9:42 だった。暑い割には頑張った,と思いながら先に進んだ。そういえば,鵯越駅近くの酒屋前の自動販売機でアクエリアス 600mL を1本分追加しておいた。やはり暑いからか消費量が多めな気がした。 鵯越駅から菊水山の急登区間の入口までもいつも以上にしんどいと思いながら歩いた。日差しがきつい中,ちょっとやりすぎたかもしれない,と感じた。菊水山の上りもしんどかった。初夏の午前10時半ごろの厳しい日差しをもろに受けながらの上りで,かつそこまで頑張ってきたのでめちゃめちゃしんどかった。そのせいか急登区間を登るのに 23 分もかかってしまった。菊水山山頂に着いたのは 10:36 だった。鵯越駅から54分,スタートから3時間40分ほどだった。悪くないペースだが,この気候の中では私としてはやりすぎたかもしれない。急登区間の終盤に5人ほどのトレラングループに追いついた。初めて全山縦走する人がいたみたい(もしや全員?)で,須磨浦公園から思ったよりも時間がかかっていた。出発が5時半ぐらいだったらしいが,7時前に出た私に追いつかれてるし…。彼らは最後まで行ったのかな??
菊水山の下りでは明確に膝に痛みを感じた。それも両方の膝に…。最近は膝が痛くなることはなかったのだが,今回は両方が痛かった。ただ,激痛という感じではなく,言うほど大した感じではなかったので,あまり気にせずに下った。天王吊橋に着いたのは菊水山山頂から16分後の10:52 だった。それっていつもとほぼ変わらへん。これなら下りもなんとかなりそう,と思った。鍋蓋山の上りもやっぱりしんどかった。そこでは男女のペアの登山者の方に追いついたが,途中からそのお二人について登った。話をしながら登ったからか,しんどさをあまり感じずに済んだ気がする。お二人も初の六甲全山縦走への挑戦で,遠征してきているからなんとしても今回最後まで行きたい,と言っておられた。彼らも出発は5時半ぐらいだったみたい。最後まで行けたのかな??
鍋蓋山から市ヶ原まではあまり記憶にない…。しんどい,しんどいばかり思ってたからかなぁ? 大龍寺の駐車場のところの自動販売機でアクエリアスを2本(600mL)と 350mL の缶に入ったアクエリアスのスパークリングを補充しておいた。ここまでアクエリアス 2L を持って出発して,600mL を4本,スパークリングを 350mL 追加したので,合計 4.75L となっていたが,最終的にこれらは余裕でなくなった。さらに後で水を 600mL 追加したので1日で5.35L の水分を摂ったことになる。しかしそれでも縦走後に体の水分が足りない感じがした。やっぱり全山縦走するには暑かったってことやろね。
市ヶ原に着いたのは出発から4時間ほど経った 11:55 だった。市ヶ原では櫻茶屋のおばちゃん(お姉さん?)と目があい,私だと認識されてしまった。そうなると寄らないと,と感じて中に入ってしまった。ま,最初からフランクフルトを食べようかな?と思っていたので問題ないが,お金を出して,とかがめんどくさいからそのまま通過するか?とも考えていたので,その案がなしになったってことやね。フランクフルトをほおばりながら先に進んだ。すぐに食べ終わったので市ヶ原の先にあるハイカー用のゴミ箱に串を捨てておいた。そこから摩耶山まではなかなかに辛い行程が予想された。1時間半かかるかもなぁ,という感じだった。実際には1時間19分かかっていた…。あかんやん。やっぱりあの区間が一番しんどかったなぁ…。完全に失速を感じていたし。その時点で10時間とか10時間半での縦走は無理そう,と予想できた。11時間切りもやばいかも。と思った。ま,コンディションを考えたらとりあえず全山縦走できればいい,と考えることにした。
摩耶山掬星台では自動販売機で缶コーヒーを買って飲んだ。しかし一番美味しそうと思った缶コーヒーは「10円玉の釣り銭切れ」のために買えず,カフェオレみたいなのを買った。釣り銭切れはなんとかしてほしいなぁ…。そこからアゴニー坂を下ったが,手前のオテル・ド・摩耶は解体作業の最中だった(その日は作業はしてなかったが,いかにも解体中という感じだった)。あの跡地はどうなるのかねぇ? アゴニー坂の下りでも膝が痛いと感じていたが,距離も短いし,ストックをついてなんとかごまかして先に進んだ。摩耶山掬星台から調子がよければ4時間もあれば宝塚の宝来橋南詰にたどり着けるが,今回は膝が痛いし,疲れもあるから5時間か,下手すると6時間かかるかもなぁ,と思いながら進んだ。しかし,神戸市立自然の家前から三国池下への上りは言うほどペースダウンしなかった気がする。気のせいかもしれないが…。
三国池下で車道沿いに出てからは,ただただもくもくと歩いた。ほんとに何も考えてなかったなぁ…。ガーデンテラスを出たのは摩耶山掬星台から1時間半ほど経った午後3時だった。そこから東六甲縦走路分岐まで45分ほどで歩いた。 そこからいつもなら2時間かからずにゴールできるが,今回は膝が痛いのでどうなるか全く読めなかった。とりあえず行けるだけいこうと思って下り始めた。下り始めると急な下りもストックを駆使して強引に下れる感じがした。そして,どちらかと言うと右膝の方が痛く感じた。左膝の方がかなりましだったので,今回の下りはできるだけ左足で着地しよう,と思いながら下った。
そんな風にごまかしながら進むと,東六甲縦走路分岐から船坂峠まで27分だった。それっていつもの25分とあまり変わらへん。そうなると俄然元気が出てきた。 キツめの下りは膝が痛いが,ゆるーい下りや平地,そして上りでは右膝は痛くなので,それなりの時間でゴールできるかも,と思った。午後4時前に東六甲縦走路に入ったので,うまくいけば午後6時前にはゴールできそう,と思った。でも,右膝は最後まで痛かったが…。
その先は急な下りはストックを駆使し,左足で着地する,という作戦で進んだ。ゆるい下りや平地でも左足で進むイメージ(ポニーステップのような感じ)で進むとラクだった。逆にゆるい上りは右足で体を前に押し出すようにすると意外と走れた。右足は下りであまりメインにならない代わりに上りではエンジンのようになる感じだった。それでも全体的にペースが上がらず,船坂峠から大谷乗越まで31分,大谷乗越から塩尾寺まで 36分かかってしまった。そして出発から10時間22分後の 17:18 になんとか塩尾寺にたどり着いた。そこから先の舗装路も辛かった。いつも塩尾寺からの下りは辛いが今回は右膝痛のためにもっとしんどかった。しかし,なんとか左足着地を徹底することでまあまあのペースで下れた。最後,宝来橋南詰の交差点が見えてからは,1分でも早くゴールを,と思って結構ダッシュしてしまった。
そして出発から10時間46分経った 17時42分に宝来橋南詰にたどり着いた。 10時間45分を狙ったが,微妙に越えてしまった。秒まで見たら10時間46分は切ってるねんけどね。 ま,細かいことを言っても仕方ないので,11時間は切れたからよしにしよう。 東六甲縦走路に入った辺りではあと1時間余分にかかるかも,と思っていたので,11時間切れたのはよかった。そして,ナチュールスパ宝塚で汗を流し,ビールを飲んでから帰路についた。
それにしても,何度歩いてもやっぱり宝塚遠かった…,と感じた1日だった。
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