記録ID: 6856139
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ハイキング
大峰山脈
双門ルート(狼平周回)
2024年05月26日(日) [日帰り]
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体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 13:07
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,566m
- 下り
- 1,564m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 11:58
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 13:06
距離 16.4km
登り 1,566m
下り 1,564m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【双門ルート全体】 一般道の中では関西最難関といわれるルートです。初めての方は経験者と行かれることが勧められています。ルートファインディング力、岩登りの能力、大量に出てくる垂直に近い梯子を連続して登る脚力が必要です。八経ヶ岳まで回る場合は歩行距離20km、累積標高差2,000mを越えるため、日帰りする場合はそれなりの体力も求められる、かなりタフなルートとなります。 それと、敢えて書かせていただきますが、特に最近の注意点として ■危険なルートに誘導するピンクテープ ■一般的な双門ルートではない方向を示す「弥山→」の看板 ■これら2点に騙されてしまった踏み跡 があるので、これらに惑わされないように注意が必要です。なお、以下も含めて2024年5月26日現在の情報となります。常に最新の情報を収集して挑まれるようにして下さい。 もう1点、川の左岸・右岸は、流れ方向(下流側)に向かって左が左岸、右が右岸です。多くの方が双門ルートの山行記録を残されていますが、逆に思い込んで書いていらっしゃる場合があります。知ってる人にしてみると「ああ、間違ってるね」となりますが、知らない人が真に受けるとマズイです。書く人も読む人も注意して欲しいと思います。 【熊渡〜釜滝】 はじめは林道、金引尾根・弥山川分岐を左折して弥山川に入ります。白川八丁と呼ばれる伏流した岩ゴロの川を進みます。歩きやすいところを歩けばよく、危険箇所も道迷いの懸念もありません。 【釜滝〜吊橋】 釜滝は普段、水チョロチョロですが、ここで増水していると先々での徒渉が困難になるので、引き返す勇気を。釜滝から先、弥山川に沿って遡上します。一の滝が見える吊橋の直前左岸側(上流に向かって右側)に岩場のへつり(杭あり)があります。 【吊橋〜仙人瑤離謄薀后柄侈腓梁譟法 吊橋を渡ったところから滝を迂回するため、右岸山側を大きく高巻きます。梯子が連続したり、四駆でよじ登るような地点がたくさん出てくるところです。昨年通ったときは、間違ったピンクテープや間違った方向を向いた「弥山→」と書かれた看板がありましたが、どうやらどなたかが修正して下さったようでした。とは言え、目立つピンクテープに従うよりも安全な正規ルートがある場合があるので、十分注意してください。古い赤テープの方が信頼できます。 【巌の双門】 仙人瑤離謄薀垢ら少し登った先に、過去に事故で亡くなった方を悼むプレートがあります。そのプレートのあたりから登山道を離れ左にトラバースして行きます。左下に古いワイヤーの跡を見ながら薄い踏み跡を辿ると、ワイヤーがぐるぐる巻きになった大木が見えます。そのままトラバースして行くと古い目印(テープ)があり、そのあたりから降ると巌の双門に出ます。降りの踏み跡は比較的わかりやすいと思います。基本的にピストンします。 【仙人瑤離謄薀后船競鵐平〜狼平】 ザンギ平までの登りは、危険箇所や道迷いの懸念はほぼないと思います。ザンギ平から一旦、弥山川まで降ります。細かい危険箇所はありますが、本ルートにチャレンジするような人には全く問題ないでしょう。河原を歩いていて進めなくなったら、登りの踏み跡がないか、対岸に踏み跡がないか探してルートを見つけます。徒渉多数です。正規ルートでは無いところに誘導するピンクテープがまだたくさん残っていたので要注意。その一方で、ピンクテープを無視して対岸でルートを探していたら、ピンクテープ側が正しいことがあり、厄介でした。 【狼平〜弥山〜八経ヶ岳〜弥山辻】(今回は通っていませんが、参考まで) 所謂双門ルートと呼ばれる弥山川沿いの難しいところは狼平までで、ここから先は一般道です。弥山まで、よく整備された木の階段を登ります。道迷いの懸念もありません。弥山からは大峯奥駈道になり、登山者が急に多くなります。 【弥山辻〜高崎横手出合】(今回は通っていませんが、参考まで) 明星ヶ岳の手前、弥山辻で右折、大峯奥駈道を離れてレンゲ道に入ります。トウヒ・シラビソの気持ちのいい尾根道です。日裏山を過ぎたところでトップリ尾への分岐があります。一昨年、ここで間違えて遭難した方がいらっしゃいました。昨年は派手なロープや多くの看板で注意が喚起されていました。また、真新しいピンクテープが不必要なほどたくさん付いています。熊渡へ戻るためには直進、川合方面へ。さらに進むと、高崎横手で狼平からのエスケープルートが右から合流してきます。 【狼平〜高崎横手出合】 トウヒ・シラビソの気持ちのいいトラバース道です。トラバースとは言っても斜度のないところなので危険な部分はなく、気持ちよーく歩けるところです。 【高崎横手出合〜カナビキ尾根分岐】 高崎横手を過ぎると、頂仙岳を巻くルートになります。巻かずに登ってもいいですが。この辺りからカエデやブナが楽しめる素敵なルートになります。踏み跡も明瞭。自分が1番好きなところです。 【カナビキ尾根分岐〜熊渡】 カナビキ尾根分岐で右折しますが、以前あった分岐の看板はどうやら無くなったようで、注意が必要です。よく見ると古いテープがあります。最初はやや薄い目の踏み跡でトラバースしていきます。杉の植林までトラバースしたら行き過ぎです。下降路に入ると踏み跡は明瞭。尾根を直線的に降ると早いですが、植林帯に向けてトラバース気味に降りていく分岐があり、そちらの方が歩くのは楽チンです。 |
写真
おはようございまーす。今日は関西の一般登山道最難関とウワサの双門ルートに挑みます。
同じ山に登ったり同じルートを通ったりするのはあまり好きではありませんが、ここは何回来てもいいところなので、これからは夏山シーズン前の足慣らしの恒例行事にしたいと思っております。
同じ山に登ったり同じルートを通ったりするのはあまり好きではありませんが、ここは何回来てもいいところなので、これからは夏山シーズン前の足慣らしの恒例行事にしたいと思っております。
15分ほど河原を歩いて、釜滝に到着。ここの滝の水量を見て、多いようだったら引き返すように言われています。これは、先々の徒渉が困難になる&基本的に本ルートは危険なため上り専用で引き返せないためです。判断は自己責任で。
へつった後は左岸側(進行方向右側)をどんどん登っていきます。で、この岩のあるところ出でたら、右下に梯子があるので見落とさないように注意です。以前は「←弥山」の看板がありましたが、今回は見当たりませんでした。左に進むとこの岩を一周して梯子に出ますが、危険なトラバースになるので絶対に右へ(経験者は語る・・・)。
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
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感想
昨年も同じ時期に双門ルートに行ったのですが、その時誘った会社の若者が行けなかったので、「今年はどう?」と誘ってみたら「行きたい」ってことで、一緒に行ってみました。
相変わらずの大人のアスレチックで、個人的には大変楽しいルートなのですが、会社の若者は少し経験が足りなかったようで、なかなか足が進みませんでした。過去のレコと比べてみても明らかにペースが遅いです。一昨年、奥様と2人で行ったときは熱中症気味でバテたことはあったものの、これまで特に難なく行けていたので、双門ルートを甘く見ていたかもしれません。ちょっと反省ですね。
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