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Yamareco

記録ID: 68575
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無雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾

百蔵山-扇山〜まさかの?道迷い。しかも2度…。〜[猿橋駅-百蔵山-扇山-犬目丸-大野貯水池-四方津駅]

2010年06月15日(火) [日帰り]
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GPS
08:10
距離
18.2km
登り
1,201m
下り
1,286m

コースタイム

07:30 猿橋駅
 ↓  0h25
07:55 百蔵山登山入口
 ↓ (百蔵浄水場経由) 1h30
09:25 百蔵山 (百蔵山まで1h55)
09:55
 ↓  0h40
10:35 宮谷分岐(2つ目)を扇山方面へ
 ↓(カンバノ頭周辺で道をロストし迷う) 1h25
12:00 大久保山
12:10
 ↓  0h10
12:20 扇山 (百蔵山から2h15)
12:45
 ↓  0h15
13:00 分岐を犬目方面へ
 ↓  0h10
13:10 分岐を犬目丸方面へ
 ↓  0h10
13:20 犬目丸
 ↓  0h25
13:45 金比羅神社(安達野手前の小さな社)
13:50
 ↓(安達野に行くはずがまたもや道をロスト…。) 0h40
14:30 旧甲州街道合流
 ↓(談合坂SA付近の中央道横断) 0h50
15:20 大野貯水池
 ↓  0h20
15:40 四方津駅 (扇山から2h50)
天候 晴れのち曇り。梅雨入りの翌日だった為、湿度が高く蒸し暑い。
過去天気図(気象庁) 2010年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
中央線;猿橋駅・四方津駅
コース状況/
危険箇所等
●登山ポスト
・猿橋駅から百蔵山へのルートは大きくわけて2つあり、和田美術館経由の西側からのルートと、百蔵浄水場経由の東側からのルートあり。(山と高原地図27「高尾・陣馬」)には両ルートとも記載されていますが、国土地理院の地図には百蔵浄水場経由の東ルートは記載はありませんでした。

・今回は百蔵浄水場経由のルートをとりましたが、登山ポストには気づかず。(帰宅後調べたところ、和田美術館経由の登山口にはポストがある様子。)

・猿橋駅のホームの階段を登った所に、「遭難者出ています。無理な登山はやめましょう」的な看板あり。後々、それを痛感する事になるとは…。

●トイレ
・百蔵山登山口にあり。ただし百蔵山〜扇山とも山中にはトイレはありませんでした。

●登山道の状況
・猿橋駅から百蔵浄水場までは車道ですが、葛野川超え505号線を越えると登りが始まります。百蔵浄水場の上にある登山道への入口は標識が消えており、手書きのマジックで百蔵山と記載ありますが、登山道自体も藪に覆われているため、「ほんとにここ入っていっていいのでしょうか…」という状態。帰宅後調べたところ、どうやら和田美術館経由の方がスムーズな様子。

・百蔵山への東ルートは人ひとりがやっと通れるほどの狭さで草木が覆い茂り、前日の雨もあり下半身がかなり濡れました。道もドロドロの箇所ありスパッツをつけるかどうか迷うほど。また距離は短いものの急坂が続きます。

・百蔵山をすぎると尾根道になり登山道はしっかりしてきますが、地図に書かれていない分岐点や標識がない分岐点あり。また低山のせいか送電線整備のための道?や林業のための道?など登山道以外の道がかなりあり、当然それらは地図には書かれておらず標識もないため迷う原因に…。

・扇山からの下山中、スズメバチと2度程遭遇。2度とも走って逃げ事なきを得ましたが、2度目は山道を曲がった出会い頭に遭遇したため、手持ちのストックにスズメバチがコツンとぶつかる形になってしまい、ひたすら一目散に逃げました。

●混乱した箇所
・2つの宮谷分岐;百蔵山〜コタラ山をすぎると分岐があり、山と高原地図27「高尾・陣馬」では宮谷分岐と書かれていますが現地には何の標識もなく、その分岐を過ぎしばらく行ったカンバノ頭手前にある分岐点に宮谷分岐という標識ありました。この分岐点は山と高原地図には全く記載がなく、分岐点から宮谷方面に下りる登山道も記載なし。宮谷分岐が2つあるという事でしょうか?(ちなみに国土地理院の地図には2つの分岐点および登山道とも記載あり。)

●道に迷ってしまった箇所
・カンバノ頭周辺;おそらくカンバノ頭周辺ではないかと思うのですが、道なりに登山道を進んでいたつもりが、いつの間にか道が落ち葉に覆われ始める状態に。ただかすかに人の歩いた痕跡はあるため「おかしいなぁ」と思いつつ進むも、そのうち痕跡が途絶え行く手は藪に覆われてしまい完全にロスト。平日で自分以外の登山者は誰ひとりおらずかなり焦りましたが、それ以上はやみくもに歩くのはやめ、来た道を戻る事にしました。
5〜10分?ほど戻ると登山道に復帰。その箇所で大久保山方面を振り返ると、今戻ってきた行き止まりの道の左脇に上へと登っていく本道あり。「何故ここで間違えたのか」というほど迷いようがない登山道が続いており、我ながらあきれはてました。行き止まり(と思われる)の道は元々は巻き道か何かか? 詳細は不明です。

・金比羅神社〜安達野周辺;犬目丸〜荻ノ丸を通り、金比羅神社を過ぎ安達野の直前と思われる箇所に、地図に記載されていない分岐あり。斜面に平行に走る道なりの道と、そこから分岐する垂直に下りる道。後から思えば、後者の道を選べば安達野に抜ける事ができたはずだと思うのですが、その時は道なりに進む前者を選んでしまい、あらぬ方向へ。
旧甲州街道が斜面のすぐ下に見えているのですが車道に下りる箇所がなく、そのまま並行して東に進む形に。民家脇の畑の道を通らせてもらい旧甲州街道合流後は、中央道下り線の談合坂SAあたりまで東に進み、そこから南進し大野貯水池へ。道をロストした事により、時間・距離とも倍ほどかかってしまいました。
帰宅後、国土地理院の1/25000地図で確認するも合致する箇所なく、どこで道を間違えたのか正確な場所は不明。金比羅社の参道に出るいくつもの道があるのかもしれません。
07:30に猿橋駅を出発。
甲州街道を超えた所にある桂川にかかる宮下橋から中央道の陸橋ごしに百蔵山(左)と扇山(右)を望む。
2010年06月15日 07:31撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
6/15 7:31
07:30に猿橋駅を出発。
甲州街道を超えた所にある桂川にかかる宮下橋から中央道の陸橋ごしに百蔵山(左)と扇山(右)を望む。
桂川。峡谷といった趣き。
2010年06月15日 07:32撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
6/15 7:32
桂川。峡谷といった趣き。
登山口へ向かう車道からすでに登り坂は始まります。
2010年06月15日 07:47撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
6/15 7:47
登山口へ向かう車道からすでに登り坂は始まります。
車道脇の民家のおじさんに、「富士山がきれいだよ〜」と言われ、振り返って見ると雲間から頭をだす富士山が。撮影場所は百蔵浄水場。
2010年06月15日 08:16撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
1
6/15 8:16
車道脇の民家のおじさんに、「富士山がきれいだよ〜」と言われ、振り返って見ると雲間から頭をだす富士山が。撮影場所は百蔵浄水場。
登山道にいた蝶。
2010年06月15日 08:37撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
6/15 8:37
登山道にいた蝶。
写真ではつたわりにくいですが、百蔵山へはかなり急な坂が続きます。
2010年06月15日 09:13撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
6/15 9:13
写真ではつたわりにくいですが、百蔵山へはかなり急な坂が続きます。
09:25 百蔵山到着。
2010年06月15日 09:39撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
6/15 9:39
09:25 百蔵山到着。
百蔵山から見た富士山。先ほどより雲が増えており、頭がちょこっと見えるだけでした。
2010年06月15日 09:38撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
6/15 9:38
百蔵山から見た富士山。先ほどより雲が増えており、頭がちょこっと見えるだけでした。
登山道に覆いかぶさる藪。このような箇所が多かったのも、後々迷う事になる伏線に…。
2010年06月15日 10:12撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
6/15 10:12
登山道に覆いかぶさる藪。このような箇所が多かったのも、後々迷う事になる伏線に…。
黄色い野イチゴ。
2010年06月15日 10:45撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
6/15 10:45
黄色い野イチゴ。
苔むした切り株。
イチゴやら苔やら写真を撮っている間に、いつのまにか道をロスト…。
2010年06月15日 10:47撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
6/15 10:47
苔むした切り株。
イチゴやら苔やら写真を撮っている間に、いつのまにか道をロスト…。
すでに誤った道に迷い込んでいるのですが、気づかず進んでいる状態です。
写真9のように正規の登山道も藪に覆われている箇所が多かったので、誤認したのだと思います。
倒木を渡る形になるのですが、倒木の皮が剥げていたので踏み跡だと思ったのですが…。
2010年06月15日 10:57撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
6/15 10:57
すでに誤った道に迷い込んでいるのですが、気づかず進んでいる状態です。
写真9のように正規の登山道も藪に覆われている箇所が多かったので、誤認したのだと思います。
倒木を渡る形になるのですが、倒木の皮が剥げていたので踏み跡だと思ったのですが…。
消えかかる道。この先で完全に痕跡が消失。
手ぶれした写真に焦りと動揺が見て取れます。(体じゅうの毛穴から嫌な汗が一気に噴き出しました…。)
とりあえず気持ちを落ち着かせ、来た道を戻る事に。
この後なんとか復帰したのですが、間違ってしまった箇所を今思えば写真に撮るべきでした。
2010年06月15日 10:58撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
1
6/15 10:58
消えかかる道。この先で完全に痕跡が消失。
手ぶれした写真に焦りと動揺が見て取れます。(体じゅうの毛穴から嫌な汗が一気に噴き出しました…。)
とりあえず気持ちを落ち着かせ、来た道を戻る事に。
この後なんとか復帰したのですが、間違ってしまった箇所を今思えば写真に撮るべきでした。
5-10分?くらい来た道を戻りなんとか登山道に復帰しましたが、本当に正しい道なのか疑心暗鬼になりつつも進みます。
2010年06月15日 11:53撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
6/15 11:53
5-10分?くらい来た道を戻りなんとか登山道に復帰しましたが、本当に正しい道なのか疑心暗鬼になりつつも進みます。
登山道に復帰後、なんとか大久保山にたどり着きました。標識がかかっている事に心底安堵…。
2010年06月15日 12:05撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
6/15 12:05
登山道に復帰後、なんとか大久保山にたどり着きました。標識がかかっている事に心底安堵…。
大久保山から扇山に続く道。
2010年06月15日 12:09撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
6/15 12:09
大久保山から扇山に続く道。
扇山山頂間近。なんとも牧歌的な光景。
2010年06月15日 12:16撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
6/15 12:16
扇山山頂間近。なんとも牧歌的な光景。
12:20 扇山の山頂。ここもまた無人。
この後、別ルートから扇山に登ってきた人に会ったのみで、今回の登山では終始他の登山者には出会いませんでした。
あのまま迷っていたらどうなった事やら…。携帯も圏外でしたし…。
2010年06月15日 12:18撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
6/15 12:18
12:20 扇山の山頂。ここもまた無人。
この後、別ルートから扇山に登ってきた人に会ったのみで、今回の登山では終始他の登山者には出会いませんでした。
あのまま迷っていたらどうなった事やら…。携帯も圏外でしたし…。
山頂標識。
2010年06月15日 12:18撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
6/15 12:18
山頂標識。
山頂から陣馬高尾方面を望む。
2010年06月15日 12:29撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
6/15 12:29
山頂から陣馬高尾方面を望む。
山頂から富士山方向。雲に隠れ全く見えず残念…。
2010年06月15日 12:30撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
6/15 12:30
山頂から富士山方向。雲に隠れ全く見えず残念…。
案内板を撮影。実際はこの様に見える様です。
2010年06月15日 12:30撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
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6/15 12:30
案内板を撮影。実際はこの様に見える様です。
扇山からの下山ルート上にある犬目丸を通過。
2010年06月15日 13:19撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
6/15 13:19
扇山からの下山ルート上にある犬目丸を通過。
金比羅神社から望む大野貯水池。
目指す四方津駅は大野貯水池のまだまだ先です。
しかし、まさかこの後、またもや道に迷うとは…。
2010年06月15日 13:46撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
6/15 13:46
金比羅神社から望む大野貯水池。
目指す四方津駅は大野貯水池のまだまだ先です。
しかし、まさかこの後、またもや道に迷うとは…。

感想

今回は道に迷うという事態に2度陥るという、自分の経験と力のなさを実感しました。

要因としては、足元ばかり見てたり、写真の撮影に気を取られ前方を注視せず、誤った方向に進んでしまった事だと思います…。
また1/5万の地図しか持っておらず、細かい斜面の起伏や登山道の細かい方向までは読み取れなかった事。また読み取る力がなかった事も大きな要因かもしれません。
所用時間などが記載されている登山地図も必要ですが、1/25000の地図も必要だと実感し、まず地図を読む力をつけねばと思いました。

低山だからと舐めてかかってはいけないんだという事と、低山だからこそ登山道以外の道が無数に走り、迷いやすいという事を肝に命じた山行でした。

そういう意味ではいい経験になったのかもしれません。

しかし、肝冷やしましたぁ…。

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