知床羅臼岳 大雪渓と羅臼平の花 岩尾別登山口より 三泊四日道東遠征
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- GPS
- 09:12
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 1,489m
- 下り
- 1,470m
コースタイム
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 9:07
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
羽田12:15発ーANA→中標津13:55着。 前もって手配していたレンタカーで14:40出発→道の駅知床・羅臼15:45着で土産買い物→16:10羅臼温泉熊の湯で汗を流し16:35→17:00知床峠→17:20知床五湖17:50→宿泊先のウトロ18:25着。 2日目 ウトロ→岩尾別登山口から羅臼登山→ウトロ道の駅シリエトクにて食事、知床世界遺産センター見学→オシンコシンの滝→宿泊先の斜里へ 夜はねぷた祭り見学 今回は楽天トラベルで飛行機+3か所の宿泊先+レンタカーを予約しました。7万円以内にギリ収まりました。プラス現地食事代&土産代で総計9万円くらいかかりました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●参考資料 山と高原地図 日本百名山 山あるきガイド(上) ●岩尾別登山口〜羅臼平 オホーツク展望台で展望がありますが、基本樹林帯の中を歩きます。 標高650mを超えると場所に「ヒグマ注意」看板有、クマ鈴は必須です。 途中、水場2か所あります。弥三吉水はコンコンと流れています。次の水場銀冷水はテントスペースもあり、携帯トイレブースがあります。 登山道は明瞭ですが、枝が低いので頭注意。 大沢入口から羅臼平直下まで大雪渓です。軽アイゼン装着しました。付けなくても踏み後たどれば行けますが、結構急斜面なので要注意。 雪渓終了地点がお花畑です。写真の通り数種類の花が咲いています。エゾコザクラ、エゾツツジ、キンバイ・・・ ●羅臼平〜羅臼岳山頂 ヒグマ注意地帯です。テントサイトあり、食料はフードボックスに保管しヒグマが食料目当てで近づいてくるのを防止しています。 低いハイマツ帯になっていて、多種の花々に彩られた羅臼平、そこに突き上げるピラミダルな羅臼岳の景色は見事です。 羅臼平から山頂への登りは岩稜帯となり結構急登となります。途中にある石清水は貴重な水補給地点であり、冷たい水が心の補給地点にもなります。 また高山植物も豊富な地帯です。特にエゾツガザクラ、ツガザクラ、チングルマ、イワギキョウ、イワツメクサ、イワヒゲ、イワフクロ・・ 山頂からは360度の展望、北は知床連山が連なっており、東と西は海が見え、南も知床連山と見晴最高です。 ●道東百名山 2座目の斜里岳の記録 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-687577.html 3座目の雌阿寒岳の記録 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-687944.html |
その他周辺情報 | ●温泉 羅臼温泉熊の湯 羅臼登山口近くにあります。男女別れていますが男性はちょっとした脱衣所があって回り込むと丸見えです。かなり温度が高めで水を入れないと熱過ぎですが慣れると気持ちよい風呂でした。石鹸やシャンプーなぞもちろんありません。 岩尾別温泉三段の湯 岩尾別のホテル地のハテにも温泉ありますが、駐車場脇に三段の湯とその先に滝見の湯という露天風呂があります。脱衣所はありませんので、その場で脱いで入ります。一番上はぬるめ、2段目は暑くて入れず、3段目が丁度良かったです。 ●観光 ・知床峠 羅臼方面から高度を上げて丁度峠になっている場所です。売店等はありませんがお手洗いはありました。羅臼岳の大展望があり、是非登る前に訪れてもらいたい場所です。 ・知床五湖 湖沿いを木道で歩けるコースがあります。全部の湖を回るにはガイドをつける必要があり有料です。私たちは時間もなかったので木道で1時間ほど散策しました。 知床連山が一望できるので、是非足を運んでもらいたいです。 ・オシンコシンの滝 日本の滝百選に選ばれている滝です。駐車場は無料で数分歩くと滝を見ることが出来ます。落差30mくらいでしょうか、水量半端なく屋久島の大川の滝を思い起こしました。 ・斜里ねぷた 全くの偶然で斜里駅近くでねぷた祭りが開催されていました。弘前系の扇方のねぷたです。結構迫力あっていい経験でした。 |
写真
感想
いよいよ百名山も残すところ20を切り、北海道9座にチャレンジしなければならない時期になりました。今回は最初の北海道遠征として道東3座(羅臼、斜里、雌阿寒)を登ろうと4月から計画・予約。前週台風により北アルプス表銀座を断念し、今週も21号が日本に接近していて天気予報が悪く、当日まで心配でしたが、行ってみたら山日和と今回はツイていました。計画にあたっては、登山行程が最も長い羅臼を2日目に頑張って登り、斜里、雌阿寒と登山時間を短くしていく計画で考えました。初日は中標津空港から知床への移動で時間を費やしますが、熊の湯、知床峠、知床五湖とがっつり北海道を堪能します。
前日に、知床五湖を観光したおかげでホテルから岩士別登山口までの時間がおおよそわかったのでゆとりをもって行動できた。登山口に向かう途中、道路脇を歩くキタキツネに出会い、その可愛さに登山前から朗らかな気分になった。1座目の羅臼岳は、標高差1400m超と結構きつい部類の山。長いルートに若干心配はあったが、羅臼平までは樹林帯で日差しが入りにくいため比較的涼しい道で斜度も緩やかなので歩きやすい。ただし知床はヒグマが最も生息しているエリア。樹林帯に覆われた登山道を歩くのに、いつもの気分ではいられない何かソワソワしたものがある。
事前に情報を収集していた雪渓に到着。今回は皆軽アイゼンを持参したので心配なく登れたが、とにかく息が上がるような急斜面だった。振り返ると眼下に雲が見え、帰りは青い海が見えて雪渓とマッチした素敵な景色だった。
雪渓を登り終えると今度は高山植物の花々が待っていた。エゾコザクラ、ミヤマキンバイ、・・・足が止まる。
そして羅臼平に到着し、緑の笹原と青い空の境目に聳えたつ羅臼岳は見事だ。
さらに山頂に立つと今登ってきた羅臼平を眼下に北は知床連山が軒を連ね、青い海と雲海を従えており360度の大展望。
積み重なってくる感動に見た時には北海道に来て良かったと思う見事な景色だった。
下山後の三段の湯もよし、オシンコシンの滝も迫力有、そして今回はちょうど斜里ねぷたが開催の日に斜里に宿泊していたので、祭りも楽しめました。羅臼岳でまずは北海道百名山を1座ゲット。でも、いつか知床連山の縦走をして羅臼岳に再び訪れようと思う山でした。
そして翌日の斜里岳へと続きます。
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