スカッと爽やか 白山 南竜ケ馬場〜別山

2015年07月26日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 18.7km
• 登り: 1,519m
• 下り: 1,948m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:39
• 休憩: 1:01
• 合計: 9:40

5:10 別当出合
6:41 6:48 甚之助避難小屋
7:02 南竜分岐
7:25 7:36 南竜山荘
8:36 油坂ノ頭
10:03 別山
10:27 10:40 別山平
11:05 11:35 別山
11:47 御舎利山
12:37 チブリ尾根避難小屋
14:01 水飲場（別山市ノ瀬道）
14:30 猿壁登山口
14:50 市ノ瀬

天候

ぴっかぴかのスーパーウェザー

アクセス

利用交通機関：

自家用車

白峰市ノ瀬よりマイカー規制有り
シャトルバス大人片道500円、小人片道250円也

コース状況／危険箇所等

別当出合からの砂防新道コースは整備が抜群に行き届いているので夜間登山も含めて危険と感じる箇所はありません。
ただ、この時期は県外からのツアー客や地元児童による体験登山等も催されかなりの大混雑に見舞われる。
平均山行タイムよりも延びる可能性がございますのでゆとりを持った計画を組まれると無難でありましょう。
また、人と交差する際には互いに怪我のないよう十分に気をつけましょうね。

南竜ー別山間
胸のすく北アルプス大展望を楽しみながら歩ける白山屈指の稜線トレイルと言えよう。
油坂の登りはガレた急斜面となっているので下りでは特に慎重に挑むべし。
また一部雪渓も残っていますけれどよく踏まれていますのでアイゼン等は必要ないレベルであります。
油坂の頭から大屏風にかけては岐阜県側が切れ落ちているので十分注意すること。
最近トレランの方が多く出没していますけれど、この区間を走られますと本人はもとより普通の登山者も危険にさらす可能性がございます。
ロケーションをわきまえた適切な行動をとっていただきたいものであります。

別山ー市ノ瀬（チブリ尾根コース）
御舎利山からの下山時ではザレた綴ら折れとなっている。
こちらも滑りやすくなっているので十分に注意を払うべし。
避難小屋から猿壁にかけては傾斜もゆるく危険と感じる箇所はありません。
ただ森の中はいくつかの小さな沢を越える箇所があり、かなり苔蒸した状態となっていますのでスッテンコロリンには気を付けましょうね。

その他周辺情報

下山後は白山市白峰にあります「白峰温泉総湯」に立ち寄りダブン。
大人一人650円。尚、地元白山市民は400円で入浴可能よん。
今日の白山は大賑わいだった為、大勢の方が立ち寄られ大繁盛だった。
芋の子状態の浴場内は思わず「ウッ！」となってしまう。

写真

AM5:10 別当出合

市ノ瀬からの一番シャトルバス乗車に成功。
まだ誰もいない砂防新道コースをロケットスタートする。

アカツメグサさん

またの名を「レッドクローバー」と呼ぶ。
正義の味方っぽくてカッコええやん。
Millerさんもまたの名を佐藤健と呼びます。
至って平凡です。

センジュガンピさん

ここ砂防新道コースにはこの時期たくさん顔を揃える。
本日の超お目当てで、高山植物界No.1のお気に入りなのよ。
「地味じゃん」って言ってしまえばそれまでなんですけれど、この何とも言えない清純さ、お淑やかさが私の心を魅了してやまないの。
こちらの淑女にお会いしたいばかりにこのルートをチョイスしたと言ってもいいくらい。
そうでなかったらこの大渋滞必至コースに首を突っ込んだりしないよ。

タニギキョウさん

ヤグルマソウさん

クリスタルサンカヨウさん

今日も貴女のその悩ましいお姿に思わずピクリとなってしまったよ。

ミヤマキンポウゲさん

チームに助っ人のWhiteさんもおいでますたよ。

ノビネチドリさん

オトギリソウさん

ミヤマアキノキリンソウさん

黄花のコマの爪さん

南竜分岐だ〜

ここまで何人かの猛者に追い抜かれはしましたが、やはり空いている砂防は気分が良い。
今日もお天気がバッツリじゃね〜か。
男前別山、今日もイケてるね〜。
今からお邪魔いたしますので、それまでどうかガスらないで待っていておくれ。

南龍庭園＆別山ラインのpanorama

あれれ〜？
砂防新道を歩いている時に颯爽と追い越していかれた猛者がこちらでお花＆眺望を満喫されておられますよ〜。
ウチのハニーちゃんが何やら親しげにお話されているではないか。
まさか不倫の相手？
ちゃうちゃう。
実はこちらのお方はなんとなんと「ジローさん」でありますたのよ。
いやぁ、びっくらこいたよ。
ジローさんとは数年前にお花松原でお会いして以来だわ。
ジローさんの健脚ぶりは相変わらず健在でんな〜。

nobuさんも登場

おお〜！
なんと、nobuさんも現れますたよ。
nobuさんは市ノ瀬発の3番手シャトルバスだったらしいのよ。
それなのに我がMiller隊は追いつかれてしまいますた。
ホンマにジローさんといい、nobuさんといい、貴方たちの身体の構造はどないなってんねん？
尚、nobuさんも今日は別山へ向かいチブリで下山されるとおっしゃっていますた。

南龍庭園＆別山ラインのpanorama2

ミヤマキンポウゲさん

油坂

油坂のグニャグニャ道を望む。
どうやらここから見る限りではしつこく残っていたイヤラしい雪渓は大したことがなさそうでんな。

南龍ケ馬場

山荘にちょっくらお邪魔しまして休憩いたしましょ。
ジャ〜ン！「冷凍オレンジ」。
ハニーちゃんのリュックからは白山に来る前にセベンイレベンに立ち寄り購入した冷凍オレンジ（300万円）が出てきたじょ。
今は丁度解凍が程よい状態となっていてnobuさんにも御裾分け。
ちめた〜い冷凍オレンジはオススメよ。

nobuさんとハニーちゃんは先行して出発。
入れ替わりでジローさんが山荘へお越しになられますた。
これから展望コース？それとも別山？
今後のスケジュールをどうするのか迷っておられますた。
今日のコンディションだったらどこをチョイスしてもベリベリグーちゃいますか？

南龍ケ馬場出発

南龍ケ馬場庭園panorama

チングルマさん

ここではまだまだ健在。

黄花系クロユリさん

黒人さんと日本人のハーフみたいで素敵ですね〜。
ベッキーさんみたい。
いや、ちょっと違うんじゃね〜か。

ハクサンコザクラさん

朝陽を浴びキラキラしちゃって可愛いわ〜。
ハニーちゃん「え？私のこと？」。
Millerさん「あ、いえ・・・。（地獄耳に加え超勘違いするにも甚だしい）」。

ハクサンコザクラ大庭園（だった）

ほんの数週間前まではこの場所にドバーだったらしいで。
それでもまだまだ残っていますので今日の青空によく映えるよね。

南龍ケ馬場庭園panorama2

油坂

油坂をやっつける前に一旦赤沢へ降りちゃうよ。
一部雪渓が残っていたけれどキャー！って言うほどではない。

ミヤマダイモンジソウさん

マルバダケブキさん

赤沢

ちめた〜い水を補給したいお方はここでGETしてちょうだい。

白山釈迦岳とエコーライン

今日の南竜お泊り組の団体さんでありましょうか、エコーラインは数珠繋ぎになっちゃって混雑しちゃっているよ。
今日の白山本峰はクリスマス前のおもちゃ屋さん状態なんやろな〜。
あ〜おぞましい。

白山釈迦岳＆御前峰＆南龍panorama

ベニバナイチゴさん

コバイケイソウさん

油坂ATTACK

雪渓目前。
せやけど脇を進められそうで回避出来そう。

難なく通過

ドッカ〜ンの予感

お？おおーっ！！！
チラッと乗鞍岳が見えるではないか。
ってことは今日の北アルプスはドッカ〜ンってこと？

ドッカ〜ンみたい

おおーっ！！！ やっぱりーっ！！！
や、や、槍穂だって現れてきよったで〜。

ドッカ〜ンと登場

「Millerさ〜ん！！！」。
北アルプスに見とれていたら油坂の頭方面からお声が掛かった。
近寄ってくる妙な男性はいったい何者？
「Millerさ〜ん、私、KA-NECOで〜す」。
えっ！ウソおっしゃい。
私の知っているKA-NECOさんはもっと紳士的なダンディよ。
そんなインパクト炸裂のフィリピンのバナナ売りみたいな姿をするような方ではないわ。
「あ〜っハッハッハ。でも本当にKA-NECOなんだってば」。
そこまで言い切るので今回だけはKA-NECOさんにしておいてあげた。
白山自然観察員の彼は今週末南龍で当直。
今はこの先の天池まで観察に行ってこられたとの事です。
ホンマに今日のKA-NECOさんはHIT賞やで。

御嶽山の噴煙

一部登山道が解除になったとはいえまだまだ緊張の状態が続いていると判断せざるを得ない。

ずら〜りと北アルプス

今日の眺望は抜群であります。
北アルプス艦隊に加え、中央艦隊やサウス艦隊群までも豪華にそろい踏みだ。
尚、どんなに好条件でも日本の象徴戦艦富士だけは御嶽山の影になり登場することが出来ないのよね。

御前峰と南龍ケ馬場を振り返る

油坂の頭2256

油坂を登りきると登山道から外れヒョイとひと登りで油坂の頭に立つことが出来る。
ちなみにここには三角点はなく、標柱標識板なども一切ない。
「うりゃーっ！！！」。
ハニーちゃんの悪魔祓いの儀式が始まったようです。

極楽展望遊戯

イエ〜イ！！！

ホンマに今日は最高ですわ。

北アルプスpanorama

ミヤマキスミレさん

トレビアンクルマユリさん

カライトソウさん

何度も気になる白山御前峰

坪庭天池

良い場所ですね〜。
決して広くはない、このこじんまり感がまた良い。
ほぼ毎年のようにここへ訪れてくるのですがお天気が雨であったり、ガスが立ち込めてあったり等で不運続きでありますた。
こんなに素晴らしい展開になるのは何年ぶりかしら？

天池

天池越しからの北アルプスview

天池＆御舎利山の定番view

イブキトラノオさん

アオチンイチゲ

アオチンイチゲ？？？
アオノツガザクラさん、チングルマさん、ハクサンイチゲさん。
OK？

タテヤマウツボグサさん

ピカ〜ンとナナカマド

白山釈迦岳＆御前峰＆南龍道panorama

ハクサンフウロさん

シモツケソウさん

一面びっしりハクサンコザクラさん

ハクサンイチゲさん

元気いっぱいコバイケイソウさん

コバイケイソウさん大斜面

エゾシオガマさん

大屏風からの進軍view

P2342と御舎利山のガンコなコラボ

ニッコウキスゲさん

う〜ん、なんだかな〜。
今年はちょっと元気ないじょ。
完全にコバイケイソウさんに抑えられてるよ。

行くぞ御舎利！

その奥には別山PEAKの姿も現れたゾ。
ふふん、待っておれ。

イカついP2342と御前峰を振り返る

panoramaでもどうぞ

すぐそこなのに遠い

「ふふん、待っておれ」と言った割には中々たどり着かない。
ふふん、もうちょっと待っててください。

別山目前

何とかここまでやって来ますた。
今日は有難いことにガスが立ち込める気配がないのよ。
真夏には珍しいことでんな〜。
これは接近する台風がもたらす暑く乾いた空気の影響からかしら？
まぁ、ほんな事どうでもええ。
こんなええ時はそう無いねんから、「あの感動をもう一度」やあらへんけどニッコウキスゲパラダイスの別山平へ直行するで〜。

ハクサンイチゲさん

ミヤマダイコンソウさん

別山頂上着

頂上にはそれなりに人がいるな〜。
石徹白組や上小池組もおられるんでしょうね。
早々に到着されていたnobuさんもおられますよ。
ウチらの今日のターゲットはここやあらへん。
別山平やねん。
こちらにリュックをデポしてすぐさま向かいますよ。

目指すは別山平

う〜ん、この稜線も今日は気持ち良さそうでんな〜。

イワオトギリさん

こちらのbrother（オトギリソウさん・シナノオトギリさん・イワオトギリさん）の区別が中々困難なのよ。
中でもイワオトギリさんが一番高地に分布し、岩場周辺に咲くらしいのでこのシチュエーションにピッタリではないかと考えられる。
写っているアンタはイワオトギリさんでダメかえ？

巨大別山壁

ヒャーなPOINT

Millerさんの苦手とする展開です。
下界が目に入りスコーンと落ちた場所は泣きたくなる。
ここだけヘリで回避したい。
直ぐに大門君を呼んでくれ。

自由の女神像

ハニーちゃんの高々と上げた右手には冷凍烏龍茶のペットボトル。
解凍させたいのだが中々解けてくれません。
ここへ持ってきたはいいが結局飲めずじまいで終わる。
仕方がないのでポーズを決めると自由の女神像になっちゃう。

爽快！天空の楽園別山平

爽快！天空の楽園別山平2

こ〜んな良いお天気でこ〜んな良い場所なのにオジさん一人しかいませんよ。
有り難く我が支配下にさせていただこう。

御手洗池

定番中の定番。
「逆さ別山」を撮りたいのだが石川県側からの意地悪な風が吹き込み湖面がざわついて微妙であります。
ちょっと大道具さ〜ん。
何とかなんないの？。

逆さ別山withハニーちゃん

今シーズンの逆さ別山はこれが限界であります。

別山平panorama

釈迦岳＆御前峰＆別山
これらの豪華な組み合わせは別山平の自慢であります。
夏場に中々この組み合わせを見ることが出来ないのよ。

ミヤマリンドウさん

なんとなく「秋」って感じがして切なくなってきますわ。

夢のニッコウキスゲパラダイスはお預け

一面真っ黄色の絨毯を誰もが期待していたことでありましょう。
しかしながら今年はご覧の通りパラパラとしかございません。
これもね〜、ある意味賭けなんだよね〜。
仮にキスゲがバリバリ元気な年であっても、ここへ到着したらガスで眺望は散々ってのも大いに考えられるからね。
今日みたいに最高なお天気が継続し、黄色いキスゲ絨毯がドバーっとなったのを見られるのは果たして何年後になることやら？

2013年夏のdream

2年前の7月後半にここへ訪れたときの画像です。
この日も今日のような最高のお天気でありました。
そしてこの夢にまで見た黄色い絨毯をご覧アレ。
感動です。
震えますた。
泣きますた。
ここは日本で一番良い場所だ！！！。

ハクサンシャクナゲさん

こちらも今年は元気がないのでは？

タテヤマウツボグサさん

ミヤマココメグサさん

再度別山へ登り反し

腹減った。腹減った。腹減った。
出前一丁が食べたい。

秋の主役　タカネマツムシソウさん

秋。
フォークソングの季節だな〜。

再度別山着

せっかくですから白山御前峰をバックに撮ってみましょう。
と、その時！
登ってきたオヤジの薄い頭が画像に入りこんだ。
カットカット！
お父さん、ダメだよ〜。んもう。

はいもう一枚　パシャ！

OK！！！

南縦走路

ミヤマダイコンソウさん

風が強いのでお父さんのカツラが飛ばされそうです。
私たちは別山神社の石垣内で豪華なランチといたします。

ヨツバシオガマさん

ドラマはめまぐるしく変わる。
早くも下山開始です。
良い子のみんな、食べ物はよく噛んでゆっくり食べようね。

さよならチングルマさん

今度お会いする時はきっとちびまる子ちゃんに登場する花輪くんみたいなヘアースタイルとなっているでしょう。

御舎利山

いよいよチブリ尾根に降ります。
ホント今日の白山は最高だったなぁ〜。
これで別山平のキスゲが大爆発していたら今年の年間山行No.1も夢ではなかったであろう。

さよなら別山

秋の紅葉時期にチブリの森を見てみたいのでもう一度くるかも。

降りてくると灼熱だ〜

あっついあっつい。
麓の予想最高気温は35℃。
降りると地獄が待っているという事なのか？。

チブリ尾根避難小屋と加越秀峰群

午後に差し掛かってもガスる気配が全くない。

振り返れば別山

チブリ尾根避難小屋はスルー

いつもは各駅停車の鈍行Miller号でありますが今回はこちらをスルーいたしました。
次の停車駅は「下の水場」といたします。

ハクサンシャジンさん

避難小屋後のお花畑は閉店セール後のように閑散としちゃっていた。

ここでホントに別山とはお別れです

またね〜。

ダケカンバ樹林帯に突入

ブナ林へと変わる♪

だんだん心が踊ってくる。

最後に大好きな森歩き

午後の陽射しを浴びたブナ林はキラキラ感が満載だ。
雰囲気ええなぁ〜。

白山展望所

白山も今日一日ガスの影響はないみたいだね。

葉脈キラリ

コケたいむ

チブリの森は水も豊富でコケには最高な環境です。
私も嬉しくてたまりません。

ヤマアジサイさんにSpotlight

聳える白山釈迦岳

下から見上げる白山釈迦岳も迫力があってカッコイイな〜。

ウォータータイム

下の水場まで降りてきますた。
ちょっと喉を潤しましょう。
ここの水もキンキンに冷えて超ウマいんだ。

究極の癒し

すんません。
Millerさん、この展開にメロメロなんです。
しばらく坐禅にふけります。
興味を示さないハニーちゃんはとっとと降りていっちゃいますた。

チブリの主　桂の巨樹

堂々と

市ノ瀬着

試合終了。
いやぁ車の多いこと。
市ノ瀬へ入れなかった車は三ツ谷方面まで長〜い路駐になっていたよ。
今平瀬が閉じているから正にここが一極集中となっているよね。
仕方ないのかな〜。
ちょっと思うんだけど、市ノ瀬〜別当出合間だけの運行となっているシャトルバスを岐阜県側にも広い無料駐車スペースを設けてさ「白山ぐる〜り巡回バス」ってのをやってくんないかしら。
そうすると「白山夢の縦走プラン」だって可能になっちゃうんだけどな〜。
コストの面などで多大なハードルがあると思うけれど、岐阜県と石川県のお役人さんと観光協会さん、輸送会社さんのエラい人でタッグを組まれまして考えてみられたらどうでしょ？。

感想

K-Miller

爽快な稜線歩きが楽しめる南龍〜別山間をチョイス。
そしてハイライトの夢のニッコウキスゲパラダイスが繰り広げられる別山平もプランに入れてみた。
最後は大好きなチブリの森歩きをとっておくところが今回の山行の飽きさせないPOINT。
これを逆周りのチブリをスタートにしないところがミソやねん。
朝一番の混雑するバス時刻を気にしなくていいという面ではチブリ発も有りかなと思えちゃうよね。
またガスが発生する前にお目当ての別山平に入り込みたいって考えてもスタートが何時でも構わないチブリ発に軍配が上がる。
だったら何故？
リラックス度＆ワクワク度で言えばこっち周りの方が好きかなって感じ。
森歩き大好きさんのMillerさんが日の出間もない真っ暗なチブリの森に我慢出来るかって事。
それに御舎利に到着するまでの約4時間チョイを変化の乏しい眺望で我慢しなくちゃいけないてのも人間の出来ていないMillerさんには拷問に近いねん。
そう考えると満員バスはイヤだけど一番バスさえ乗っかってしまえば空き空きの砂防新道をキュイ〜ンと行っちゃうことだって可能だ。
このルートにハナから期待はしていないので眺望が効かないとか薄暗いってのは全く苦になりません。
むしろ空き空きってことが一番の魅力。
いいですか、もしもここを最後にもってきたら今日の御前峰ENJOY組とガッチンコしちゃうねんで。
それに今日の宿泊組だってどしどし登ってくるのも予想される。
正にこのルートは首都高速並の大混雑に陥るでしょう。
ここだけに多く咲く大好きなセンジュガンピさんとのランデブーも落ち着いて楽しめやしないよ。
あ〜おぞましい。そんなのイヤだ。
さて、つまんない砂防新道を約2時間我慢したらいよいよ楽園のエントランスだ。
朝一番の柔かな陽射しが降り注ぐ南竜庭園は極楽浄土。
おまけに宿泊組はとっくに出払っているので庭園を静かに独占出来ちゃうねん。
これを楽しまない手はないでしょ。
ハクサンコザクラをはじめとした沢山の可愛いお花たちと青空と太陽とのコラボで満喫いたしましょう。
ここも最後にもってくるとガスガスの冴えない雰囲気庭園となる可能性もかなり大。
さぁ、本コースの核心とも言える油坂に挑んじゃいましょう。
なんつってもね急登に加えガレガレなのよ、ここは。
これもねはっきり言うと下山では使いたくないの。ビビリだから。
まだ登りで使う方がこの先には北アルプスの展望が待っているとか、素敵な天池庭園が待ち構えているなんてのを考えれば辛さやキツさも乗り越えられるねん。
ほ〜ら、我慢した甲斐が報われたじょ。
見ておくれよ、今日の素晴らしい北アルプスを。
今シーズンBESTのコンディションとちゃうか。
これを見ながら足元にはいっぱいのお花ロードを満喫できんねんで。
これを贅沢と言わないでなんと言う？
もう脈拍はヤバいことになってしまっている。
バックンバックンしながら先へ進もう。
白山の展望坪庭の天池が登場した。
広さはさほどございません。この小ぢんまり感が私はお上品だと感じています。
いいですね〜、天池越しから望む北アルプスの展望は。
水と眺望の調和が素晴らしすぎる。
ここに一日いてもいいくらいだわ。
やがて大屏風を巻いてコバイケイソウの大斜面を堪能したら御舎利分岐はまもなくである。
やがて10時に差し掛かろうかというのにガスが一向に発生してこない。
天も私たちを歓迎してくれたって事か。
これは別山平に期待が持てるで〜。急がねば・・・。
別山到着。今はどうでもいい。
荷物をデポしてとっとと別山平に行くぞ。
ハニーちゃんの片手には何故か凍った烏龍茶が？？？
やがて冷たいから持っててとバトンタッチされる。おいおい・・・（マスオさん風）
そして遂にやってきた。今日のハイライト「別山平」でございます。
う〜ん、お天気は超快晴で申し分ないのだが・・・。
笹原には黄色が少なくてかなり寂しい。
やはり噂どおり今年のキスゲは2軍落ちでした。
それでも開放感たっぷりのこの地は白山屈指の大庭園。
いや日本で一番素敵な場所ではないか。そうだそうだ。
こんな素敵な場所にオジさんがお一人しかいない。
先ほどの天池同様、ここに一日いても飽きないかも。
御来光を見て、北アルプスを見て、お花を楽しんで、日本海に沈む夕陽を見て、天の川を楽しむ。
もちろん最愛の人と共に。
最高のドラマやんか。
まぁウチらはこのドラマにふさわしくないキャラなのでとっとと退散いたしますわ。
別山再到着。
今日の食堂的存在です。今朝の朝飯を食ってから10時間以上何も食っちゃいない。
いや、南竜で冷凍みかんを食ったきりだ。
腹へり〜なです。
みんな眺望を楽しみながら美味しそうにランチしちゃっているのに、別山神社の片隅で配給された食物をほうばるMillerさんとハニーちゃん。
ウチらの前世はきっと穴に生息していた動物だったのかもしれない。
さぁ下山だ。
ふふ、ようやく私のお楽しみの時間ってことね。
チブリの森をこよなく愛するMillerさん。
ジメジメな世界をこよなく愛するMillerさん。
んもう嬉しくてしょうがないよ。
チブリ劇場の出来栄えは別山平の借りを充分に返してくれた。
やっぱ森は良いね〜。生きる息吹が湧いてくるよ。
それにいつものニクい吸血性ブンブン虫が今日はいないんだ。
ホントにリラックスして森を楽しむ事ができたよん。
これが今頃砂防新道を歩いていると思っただけで今日の出来栄えの50％くらいは半減していたかもしれない。
めでたしめでたし。

コメント

がんちゃん

作りかけ！？
情報量増えたらまた来ます！

ちぢく。

K-Miller

す、すまねぇっす
Sanchanさん、おはようございます。
ありがとうございます。

毎度の事ながらモタモタしちゃってます。
もうしばらくお待ちくだせい。
ホントわたしゃ活字に弱いんですねん。
ごめんよ〜。

がんちゃん

再訪！最高！
ミラーさん

別山平は少し拍子抜けだったみたいですが、最高の山行だったようでなによりでした。
ルート選びの思考回路が自分と同じで笑っちゃいましたよ。
実は来週チブリにいくか北部に行くか少し悩んでいたのですが、別山平のニッコウキスゲの状態がわかったのであきらめがつきました（笑）

ところでチブリのカツラの巨木って、あのいい匂いのするカツラですか？
僕も大好きなんですが、チブリにあるのは気づかなかったなぁ・・・
まだまだ色々と勉強不足です

K-Miller

北へ南へ
Sanchanさん、こんにちは。
度々ありがとうございます。
とっても嬉しいよん。

え〜さてさて、こちらのコースはですね私どもにとって良い思い出がいっぱいございましてお気に入り中のお気に入りなんですの。
まぁそうだね、メインディッシュであります別山平のキスゲさんは、ん？キスゲさんは？、･･･お〜い、キスゲさんはどうした？、でございましたけれど素敵で静かな雰囲気が堪能できたのでこれはこれでグーです。
チブリの桂の木はメジャー中のメジャーよん。
猿壁からヒョイとひと登りで突如登山道に立ちはだかるいかにも的な巨木がそうだよ。
普通に通り過ぎようとすると頭をゴチンしちゃいそうな巨木やねん。

あっ、そうだそうだ。
Sanchanさんの今回の「お花松原〜北弥陀ヶ原」が素晴らしすぎよ。
こんなに綺麗なお花たちをたくさん紹介しちゃったら、また今度の週末には市ノ瀬が車で溢れかえるじゃない。
別当出合に降り立ったと同時に砂防新道コースは田舎に突如オープンしたユニクロ状態になっちゃうのよ。
「どいて！ちょっとどいて！んんん･･･どけっ！」と目が血走ったオバハンたちの壮絶なバトルが繰り広げられるのが目に浮かぶ。
気高さと静粛が売りのお花松原が「どれでも３着で1000円！」みたいなオープン記念セール状態にならないことを祈るよ。

mi-bou

逆さ別山
今回は別山平まで足を運びましたか、ロングのコースお疲れ様です。
池に映る別山は素敵です。何年か前に尾上郷を遡行して大平壁を攀じて
逆さ別山に感動したことをおもいだしました。いつもながら多くの情報量を有難うございます。

K-Miller

良い日 良いお山
mi-bouさん、こんにちは。
ありがとうございます。

ようこそお越しいただいて大変嬉しく思います。
こちらこそいつもmi-bouさん部隊のハードアクションにビンビン刺激をいただいておりますよ。
今回も仙人窟岳ですか〜。
究極のアドベンチャーに見ている方もハラハラしちゃいますわ〜。
ウチはいつものんびりほんわかハイクですのでこういった手に汗握るアドベンチャーは憧れです。

ほんとこの日は良い日和でしたよね〜。
mi-bouさん部隊もお越しになられていると別行動のお仲間様からお聞きいたしました。
御舎利からの下山ではしばらくお話をしながらご一緒させていただいたのですよ。
mi-bouさんともお会いしたかったですね。
また今後とも宜しくお願いいたします