南アルプス北部縦走
- GPS
- 31:33
- 距離
- 46.8km
- 登り
- 4,094m
- 下り
- 4,588m
コースタイム
- 山行
- 4:57
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 5:27
- 山行
- 7:09
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 8:30
- 山行
- 5:28
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 6:09
- 山行
- 8:19
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 9:56
天候 | 5月30日(木) 15:00 曇り 25℃ 層雲 風力1 5月31日(金) 9:00 小雨 10℃ 層雲 西 風力4 6月1日(土) 9:00 曇り 9℃ 風弱く 6月2日(日)9:00 あられ、雨 乱層雲 南西 風力5 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
小仙丈ヶ岳手前、仙丈ヶ岳から仙丈小屋までは残雪あり。連日の雨で緩んでいたため滑り止めは使わず。 |
予約できる山小屋 |
馬の背ヒュッテ
|
写真
感想
メンバー:4年浦林(L)、3年小田(SL)・弘中、2年水野・渡邉、新人島田・森岡
雪上訓練の成果を生かすべく当初は鳳凰三山+白根三山縦走を計画していたが、水場や時期の問題で仙丈ヶ岳の方にいくことに。仙丈といえども例年より1ヶ月以上早い5月下旬スタートということで、残雪への対応も考えながらの山行となった。今年は雪解けが早いということだったのでアイゼンだけ携行。結果問題はなかったが、5月下旬にこの山域に行くならアイゼンはあったほうがいいと思う。
1日目
高田馬場17時40分集合で 韮崎駅へ。差し入れでスイカかぶりするなどあったがありがたい。この時間の中央線は激混み。八王子過ぎたあたりでやっと座れた。韮崎駅でC0は初の試みだったので寝る場所があるか心配だったが、駅から少し離れた河原の横で寝れるスペースを発見。近くのローソンでみんなで夜ご飯を食べ22時半就寝。
2日目
ローソンに5時にタクシーを呼んだため4時半ごろ起床。私は顔が痛痒くて全然寝れなかった。案の定虫に刺されていたらしく顔がパンパンに腫れていた。小田から整形のダウンタイム中の人と今後二日間バカにされる羽目に。韮崎から30分ほどで夜叉神峠登山口に到着。体操をして7時前に出発。最初の一本はゆっくりペース。そのあとは錬成。初日は島田が両足を吊ってしまいペースが上がらない。森岡は後半吐き気と頭痛を訴える。初日はあまり行動時間が長くないこともあり、荷物を減らすことはせず幕営地へ。2人ともきつそうにしながら11時ごろに南御室小屋へ。営業期間外なため人はいないと思っていたのだが、この日はちょうど山小屋営業開始に向けての荷入れがあるようで数人いた。ヘリコプターが近くまで来る関係でそれが終わるまではテントが立てられないらしくみんなでスイカを食べながら休憩。数回ヘリが来るから山小屋から出ないでと言われたが、ガスが濃くなってきてしまい結局この日は荷入れができなかったよう。山小屋の人たちはすごく落ち込んでいた。今日は小屋で泊まるお客さんがいないからテント場の料金で山小屋に泊まらせてくれるというとてもありがたいお言葉をくれたのだが、悲しきかな錬成合宿ということでお断りさせていただいた。翌日天気が悪いことを踏まえた行動判断を共有しつつ21時就寝。
3日目
5時起床、7時か8時出発の予定で動いた。午前の天候が悪い予報だったため雨が強かった場合10時までは様子を見ようと話していたが、予想より天気が回復傾向にあるということで7時ごろから撤収を開始。8時前には出発できた。高嶺からの稜線は雨と風の影響が考えられたため、この日は地蔵岳まで錬成をすることに。新人は2人とも吐き気と頭痛を訴えておりペースが上がらない。とにかくコースタイム通りに歩けるよう声をかけ続ける。高嶺を超えたあたりで分隊をすることに。森岡隊が先行していたが、広河原峠超えたあたりで追いついた。森岡も島田もペースがあがらずこのままでは16時の幕営に間に合わない勢いだったため団配を解除。15時半ごろ早川尾根小屋に到着。大雨の中テント設営。5回くらいやったが結局立てることはできずこの日は終了。厳冬期並みに寒かった。差し入れのラーメンやカルピスなどを開けたが新人は2人とも体調が悪く全くご飯が食べれていなかった。水とゼリー飲料などを渡し少しでも食べてくれと指示。熱はないためおそらく高度の問題。翌日の行程を確認し21時就寝。
4日目
6時出発。この日は仙水峠11時でリミットを設けていた。この出発時間ではリミットを切れるか微妙だったが、新人の疲労度をみてこの時間に設定した。結果アサヨ峰からのくだり、栗沢山の降りに時間を要してしまい島田隊は10時50分に、森岡隊は11時20分に仙水峠に着いた。島田の体調を考慮して、島田隊は2538mのポコで再度リミットを設け行動することに。森岡隊は直接長衛小屋へ。島田もリミットを切れず長衛小屋へ向かうことに。13時過ぎごろどちらも小屋に到着。最終日も結局テントを一回で立てることはできなかった。最終夜ということで外で差し入れを開けまくる。標高が下がったからか2人とも体調が回復し、ご飯を食べれていた。上級生3人で差し入れのお酒を一気にあけた。翌日11時ごろから雷の予報が出ていたため2時起床4時出発をすることを決め、19時就寝。
5日目
ヘッデン行動で4時出発。体調が回復したからか、新人は2人とも快調な出だし。上級生も最終日ということで気合が入る。しっかりと声かけをし、小仙丈ヶ岳まで3本かからず登る。この日は雪予報が出ていたこともありとても気温が低かった。9時すぎに仙丈ヶ岳に到着。仙丈手前に雷鳥がいた。ガスが一回取れたため景色が見れるか期待したが、すぐにガスってしまった。式典をし、写真を撮って再出発。ここから仙丈小屋までは残雪がバッチリ残っていたが、雨で緩んでいたためアイゼンは使わないで下ることができた。仙丈小屋に着いたあたりから雪が降り出し、その後大雨で今合宿一番渋い時間を過ごした。新人森岡の気持ちが切れてしまったのか馬の背(200m)くらいのくだりに一本半かかり、13時のバスに乗るのを諦めかけたが、12時からの最後の一本で森岡覚醒。1時間に800m弱ダウンするという力技をみせ13時に歌宿に到着。無事バスに乗って伊那市駅に着くことができた。
〈計画〉
・例年鳳凰小屋から長衛小屋まで一気に繋ぐ計画を取ることが多いが、やはり早川尾根小屋に幕営したほうが行動時間的に良い気がする。
・天気が悪い、梅雨入りしていないのに。
・稜線が多いため梅雨時期にはあまりお勧めしない。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する