谷川主脈(谷川-万太郎-仙ノ倉-平標)



- GPS
- 11:40
- 距離
- 22.9km
- 登り
- 2,648m
- 下り
- 2,362m
コースタイム
- 山行
- 10:01
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 11:40
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
・下山は平標山登山口から越後湯沢駅までバス。昭和方式で整理券+後払いで現金のみ。660円ピッタリ用意しておいたほうがいい。 ・越後湯沢駅〜土合駅まで信越線で420円。バスからの乗り換え時間は7分ほどなので少し急いだ方が良い。 ・土合駅〜白毛門駐車場までは歩いて10分程度。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・全体を通して危険個所はない。体力勝負。 ・道中水場もないので特に暑い日は水分を多めに担ぎ上げる必要あり。 ・小屋&シェルター的な避難小屋は多数あるがトイレがあるのは谷川の肩の小屋くらい。 ・仙ノ倉-平標周辺のハクサンイチゲはまだ早かったが、逆に主脈のイチゲは良い感じに咲いていた。あとは平標山→松手山に向かう途中に群落あり。 ・雪渓は谷川肩の小屋手前のみ。雪道歩きが慣れていない人はチェーンスパイクがあった方が安心。 |
その他周辺情報 | 土合駅前のANDo&CAFEはカレーやドリンクがおいしいのでおススメ。 https://www.instagram.com/tas.ltd_official/ |
写真
感想
山スキーシーズンも終わって(というか今シーズンはほとんど行ってないが)花のシーズンが始まった。
東京を拠点としている今のうちに少しでも関東周辺の山をリサーチ…ということでMさんと谷川岳に行くことにした。
谷川は何度か行っているが谷川-仙ノ倉に続くいわゆる「主脈」は歩いたことがなかったので暑くない今の時期に行ってみよう、ということで決行。
車の回収がめんどいが、電車とバスをうまく使えば土合から周回できることがわかったのでこのプランで。というか電車使って山に登るとか初めてなんじゃ。
日焼けを避ける意味から太陽を背にする形で谷川Inの平標山Outで朝2時にスタートした。
下山後の歩行距離を縮めるため白毛門駐車場からスタート。
普通は西黒尾根から上がるのかもしれないが若干マンネリなので歩いたことがない田尻尾根を選んだ。
暑くもなく寒くもない抜群のコンディションでペース良く登っていく。が、谷川に着いた頃には強風と低温でかなり寒かった。たまらず冬用手袋(といってもフリースだが)とカッパを装着。やはり山のコンディションは気まぐれなので特に防寒具はしっかり準備しておく必要がある。
オキへは行かずトマだけ踏んで主脈縦走開始。
仙ノ倉がはるか遠くに霞んで見えるが見て見ぬふり。Mさんは若干ナーバスになっていたが昔パクが言ってた「見える山は近い」という名言(迷言?)を思い出しつつ足を一歩踏み出す。
正直谷川って混んでるしミーハーっぽいしそんなに好きな山じゃないのだが、主脈の雰囲気は全く違っていた。そもそも人はほとんどいないしとにかく雄大。スケールが違う。しかも避難小屋を含め道はしっかり整備されているので歩きやすい。北陸の山はあさイチで歩こうとしたら朝露で靴の中がびしょ濡れになるのだが、ここはしっかり刈られて踏まれているのでその心配はなかった。
Mさんは何度か心が折れかけてたようだが「仙ノ倉のイチゲ」を合言葉に頑張った。ニンジンぶら下げる感じで。
このルート、水場がないので暑かったらほんとしんどいと思うがこの日は気温もそこそこで風があったのでめちゃくちゃ快適だった。
Mさんの水も含め4リットル以上担いでいったが使ったのは半分程度。早朝こそ寒かったものの下山中はさすがに暑くなってキンキンに冷えたウーロン茶がこの上なくおいしく感じられた。
気になる仙ノ倉-平標山間のハクサンイチゲはまだ少し早かった。ニンジンをぶら下げる効果はあったものの実際到着するとまだ花はまばらで、むしろ主脈のイチゲの方が多かったように思う。
下山が近くなると気になってくるのはバスの時刻。
2:20のバスに乗れなければ次は4:50ということで二時間半ほど待たなければならない。当初は後者のバスになるだろうと見込んでいたがMさんが意外と頑張った&イチゲが少なくて写真タイムが短かったため2:20でも間に合いそうな雰囲気に。じゃあ頑張るか、ということで足早に降りていった。
結果的には余裕でセーフ。いつもは車なので下山時刻なんて気にしたことがなかったが、公共交通機関を使うということはこういうことなんだな…とちょっと新鮮な気持ちになった。
バスのシステムはめちゃくちゃ昭和で整理券を取って降車時に料金箱に支払うタイプ。小銭がない場合は停車時に両替しなければならない。田舎育ちの自分にとっては懐かしかったが都会っ子?のMさんはこのシステムを知らなかったらしく困惑していたので諸々レクチャー。こんなところでマウント取っても仕方ないのだが…
バスの次は電車。こちらも超久しぶりのローカル線で昭和を感じる懐かしい雰囲気を思い出すことができた。
主脈ももちろん良かったが、バスと電車の旅も楽しかった。たまには公共交通機関を使って縦走してみるのも良いかもしれない。
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