笠ヶ岳周回 笠新道は噂通りしんどく稜線歩きは素晴らしかった
- GPS
- 19:59
- 距離
- 30.2km
- 登り
- 2,542m
- 下り
- 2,521m
コースタイム
- 山行
- 8:36
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 9:10
- 山行
- 9:22
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 10:45
1日目 : 新穂高温泉〜笠ヶ岳山荘
5:10 新穂高温泉
6:15 笠新道分岐
10:35 杓子平(約25分休憩)
12:40 笠新道分岐
14:20 笠ヶ岳山荘(約10分:水場へ給水に)
2日目 : 笠ヶ岳山荘〜笠ヶ岳〜笠ヶ岳山荘〜鏡平山荘〜新穂高温泉
4:25 笠ヶ岳山荘発
4:45 笠ヶ岳山頂(ご来光待ち約20分)
5:15 笠ヶ岳山荘(朝食約25分)
8:05 秩父平
9:00 大ノマ岳
10:10 弓折乗越
10:45 鏡平山荘(約30分休憩)
12:05 シシウドヶ原
12:50 チボ岩
13:05 秩父沢
13:45 小池新道入口(橋)
14:00 わさび平(約5分休憩)
14:15 笠新道分岐(約5分休憩)
15:10 新穂高温泉着
天候 | 1日目 : 晴のち曇 2日目 : どピーカン! |
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過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
金曜日0時の段階で無料駐車場はほぼ満車、睡眠時間確保のため有料駐車場へ 金曜日5時の段階で、第二駐車場にはまだ余裕がありました |
コース状況/ 危険箇所等 |
【新穂高温泉〜笠新道分岐】 舗装路と砂利の林道 途中にある風穴からは冷気が出て気持ち良い 疲れきった体に最後の林道歩きは辛かった 【笠新道(笠新道分岐〜杓子平〜笠新道分岐)】 杓子平までは足元は整備されていて急坂も少ないが、ひたすら長時間の登りが続く 杓子平手前からは樹林帯を抜けて高山植物が多くなる コバイケイソウ、ニッコウキスゲ、チングルマなどなど 杓子平からは300mほどのガレた急坂があり、疲れた体には辛かった この時期は残雪がなく、岩場のマーキング通り歩けば問題ない 【笠新道分岐〜笠ヶ岳山荘〜笠ヶ岳山頂】 一面ハイマツの稜線歩き 天気が良ければ、前方に笠ヶ岳と笠ヶ岳山荘を目指して歩くことになる アップダウンが多少あり、最後にグイッとひと登り まずはテント場があり、そこから少し登って笠ヶ岳山荘、そして山頂になる テント場の下部に水場があり、雪渓からの水は非常に冷たかった 山荘及び山頂付近は岩場だがしっかり整備されていて歩きやすい 【笠新道分岐〜秩父平〜大ノマ岳〜弓折乗越〜鏡平山荘】 笠新道分岐から秩父岩あたりまえは楽しい稜線歩き 右見て、左見て、前見て、後見て、どこを見ても素晴らしい山がバーンと 足元も問題なし 秩父岩から秩父平までは急坂、足元もザレやガレが多い 秩父平までのカール部分?に雪渓が残っているが、山荘の方がロープを準備していただいていたのでツボ足で下ることができた(一応巻き道もあります) 秩父だいらから大ノマ岳から弓折岳までは稜線の急なアップダウンを繰り返す 弓折岳に向かう場合は常に槍と穂高が見えるので、槍好きにはたまらないだろう 急坂だが、木段や簡単な梯子があったり、整備されていて問題ない 弓折乗越から鏡平までは双六方面と共通のため、登山者が急に増える 鏡平までも足元はしっかり整備されており、槍ヶ岳も常に眼前にあって楽しい 鏡平は「逆さ槍」で有名だが、個人的には「かき氷」が最高だった 【鏡平〜わさび平】 全般的に足元が整備されていて、多少急坂もあるが歩きやすい ただ、歩行者がものすごく多いので、自分のペースで歩けないので、違った意味でしんどいコースだと思う 秩父沢近くにくるといくつか水場があるので、疲れた体には助かった 槍平への登山口の橋の手前に大きな雪渓が残っているが、誘導もしっかりされていて問題ない 橋からは林道歩きで約15分でわさび平に着く わさび平小屋は野菜を冷やしているので有名 |
その他周辺情報 | 【登山届】 新穂高登山センター及び登山口に提出場所あり 【トイレ】 各山小屋にトイレあり、逆にそれ以外にはトイレなし 【コンビニ】 国道158号線高山市内(旧丹生川)あたりが最終 各山小屋では飲料やインスタント食品等の入手が可能 【入浴施設】 新穂高周辺には日帰り温泉施設が多数 今回は、平湯温泉の「ひらゆの森」(500円/人)を利用 |
写真
感想
いよいよ8月に入る週末。
金曜日にお休みが取れたので、今年の目標、笠ヶ岳へ行ってきました。
またもや写真が多く、コメントに疲れたので、簡潔に感想を。
金曜日は晴天予報なのに暑すぎるためか、ガスが上がって2000m以上はガスガスでした。
笠新道は、最初はそれほど大したことないのでは?と登ってましたが、距離が長いので体に疲労がどんどん蓄積されました。
皆さんのコメントにもあったように、杓子平からが本番。稜線まではぐいぐい登り、また稜線歩きもアップダウンを1時間。そりゃ疲れますわ〜。
小屋はやや混むとのことでしたが、最終的に1人1布団は確保でき、ゆったりできました。混み合う布団は苦手な私は、3時間ごとに目が覚めましたが、比較的眠れたかと思います。
がっつり歩くぞーという方があまりおられなかったのか、3時半に起きてトイレに行った時も数人しか動かれてませんでしたが、4時になると続々と起きてこられました。
土曜日はどぴーかん。どの時間のどの景色をとっても素晴らしかったです。
秩父平の雪渓辺りまでは元気で楽しめたのですが、そこからの稜線歩きは試練そのもの。小屋泊のほとんどの方は笠新道を下りていかれ、ベテランさんにもあまり行く人は…ということの意味が分かりました。
そして、鏡平からは土曜日なので、何時になってもすれ違いだらけ。
この暑さでまいっている人も多かったです。
林道歩きはもういいです。。。長すぎます。。。
個人的にトイレが近いので、笠新道は大丈夫かなーと心配しましたが、この暑さのため汗に全部流れたようで、心配無用でした。
笠ヶ岳はすごく立派で、素敵な山でした。また行く?と聞かれたら、当分はいいですが、、、ちょっとは歩けるようになったのかなー。
いつも下から見上げるばかりで憧れだった笠ヶ岳
色々と下調べし、登りを笠新道、下りは鏡平を経由するコース
天気予報を確認し、木曜日の夜に新穂高に移動、金曜日朝に出発しました
金曜日の朝5時過ぎでしたが、新穂高からの林道にはボツボツと登山者の姿が
天気は良さそうでしたが早朝なので涼しく、順調に笠新道分岐に到着
笠新道はやっぱり噂通りにキツいコースです
足元も整備されていてそれほど急坂ではありませんでしたが、延々とつづら折りで登っていくので、終わらないイメージが精神的に辛い感じでした
この日は天気が良くて気温が上がったため、登りはじめからの発汗量がハンパありません
適当に休憩を取り、水分も摂取したのですが、汗が滴り落ち、首に巻いたタオルは休憩毎に絞れていました(キタナイ)
発汗量が多すぎてちょっとバテたような感じですね
足が動かなくなってきた頃に樹林帯が終わって高山植物が増え、花の写真をとりながら足を休めました
きれいな花がなかったら途中で終わっていたかもしれません(爆)
この日は晴天予報だったのですが途中からガスが湧き始め、ちょうど杓子平についた頃には晴れたり曇ったりとなり、杓子平からの眺望も残念な感じに
お陰で直射日光を受けることなく、頻繁に休憩しながら稜線への急坂を登り上げることができました
このあたりで完全にバテてしまい、20分毎ぐらいで休憩するように(泣)
稜線に上がってからは雄大な景色が...のはずが残念ながら右側も左側も雲が湧いていて眺望は残念でしたが、その分無心に歩くことができたのはよかったのかも?
ようやくテント場に着いた頃に山荘と山頂が見えてやっと安心しました
テント場の水場は少し歩かなければ行けないですが、それでも十分な冷たい水は生き返らせてくれました
最後「ガンバレ」の標識に励まされて何とか山荘に到着しました
この日の笠ヶ岳山荘はそれほど宿泊客が多くなかったようで、一人布団一枚でぐっすり眠ることができました
このような場所で温かい夕飯やお弁当もいただいて、感謝感謝です
夕暮れ時は、穂高から登るブルームーンを見ていたら肝心の夕焼けは西側に雲が湧いてちょっと残念
翌朝は一転して雲ひとつないドピーカン
笠ヶ岳山頂まで登り、360度の展望の朝焼けを迎えました
槍や穂高も美しいのですが、焼岳から乗鞍、そして御嶽山につながるライン
西側の白山と北側の薬師岳、遠くには八ヶ岳と富士山
本当に美しい山々の姿を見ることができて、昨日の苦難?も楽しい思い出に(笑)
この日は鏡平まで行くので、早々と山荘を出発して稜線を歩きます
昨日とは違って雲ひとつないドピーカンなので、左右に素晴らしい山々の景色が続き、振り返ると笠ヶ岳が見送ってくれています
歩いては振り返り写真を取り、を繰り返しているうちに笠ヶ岳の写真ばかりになってしまいました(笑)
笠新道分岐では皆さん笠新道方面へ、鏡平方面へは2〜3組ぐらいでした
秩父平への下りで笠ヶ岳とはお別れ、あとはずっと穂高と槍が眼前にどんどん迫ってきます
秩父平では急斜面に雪渓が残っていましたが、山荘の方がロープを準備してくれていて、足元もステップが刻んであったのでツボ足で大丈夫でした
秩父平から弓折乗越まではアップダウンの厳しい稜線歩きです
気温も高くなってきたので、昨日のように体力をどんどん失っていきます
特に大ノマ岳から大ノマ乗越までの激下り、さらに弓折岳までの登り返しは本当に萎えました
弓折岳を巻いて鏡平までのコースを作ってほしいと思ったのは私だけではないはずっです(爆)
何とか弓折乗越までたどり着くと、双六方面への人気登山道との合流なので、ハイカーの数が10倍ぐらいになりました
ここから鏡平までの下りも普通の道なのですが、個人的にはかなり疲れました
山荘に着く頃にはすっかりグロッキーでした
鏡平山荘は双六小屋への通過点でもあり大勢のハイカーで賑わってました
暑さでバテバテなので、着いてすぐに名物のかき氷をいただきます
あまり期待していなかったのですが、粗くも細かくも調節してあって、びっくりするほどおいしかったです
鏡平からはひたすら下りです
お昼ごろですが大勢のハイカーが続々と上がってきます
足元は整っているので、ガシガシおりていきますが、ハイカーとの行き違いが結構ペースを乱されるので疲れが増してきます
途中秩父沢あたりで何回か渡渉の箇所があるので、そこで顔を洗ったり水分補給をして体力を回復させます
小池新道との分岐からは林道歩きとなり、だらだら歩くとわさび平に到着
山道は終了ですが、ここかから新穂高までの林道歩きは疲れた体には厳しかった
暑いし、足の疲れはMAX、肩もバシバシになってきて、本当に心折れました
何とか駐車場まで辿り着いた時には、本当に限界を超えた感じで座り込んで...
そんなしんどいコースでしたが、それに相応しい素晴らしい体験ができました
特に笠ヶ岳から秩父平手前の稜線歩きは最高ですので、皆さんにもお勧めですよ
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