【泊まり沢】鶏冠谷右俣左沢(青笹尾根下降)
- GPS
- 14:49
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 1,793m
- 下り
- 1,785m
コースタイム
- 山行
- 10:42
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 11:05
天候 | ■6/8(土) 曇り時々晴れ🌤️ のち夕方から霧 入渓時:10.8℃ 最高気温:15.4℃(12:30頃) 最低気温:6.7℃(22:30頃) ■6/9(日) 霧のち 曇り時々晴れ🌤️ 最高気温:14.4℃(9:00頃) 最低気温:4.8℃(3:30頃) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
※番号は、東京起点 沢登りルート120 宗像平一著 の遡行図を参考にさせてもらっています。 【③逆さくの字/SHさんリード】 最初カム#0.5でランニング、その後各所にある残置ハーケン2箇所で60cmアルヌンでランニングを取る。 【④左岸を高巻き】 上手く降りれば懸垂の必要はない。 【⑤4m/SHさんリード】 右壁の滑った木を登り、木の先端に120cmスリングを巻きランニングを取る。その後右壁にハーケン3個あり、最後のハーケンを終了点とし確保。 【⑥右壁を巻き気味に登る30m】 途中の木からSHさんリード カム#0.5/#0.75でランニングを取り、滝上の木でビレイ。 シーズン始めだからか落ち葉が乗っていたり、滑りが強く非常に悪かった。 ※120cmスリングとペツル環ビナのまだ新しい忘れ物あり ⚠️ 日帰りの方がほとんどそうしているように、40m大滝の手前で戸渡尾根へ詰めた方がスッキリした沢登りを楽しめると感じた。 40m大滝以降は 僕個人としては、正直おすすめしない。あくまでも僕個人の感覚ですので参考程度にしてもらえれば幸いです。 遡行図が書かれてから先 崩壊がかなり進んでいるようで遡行に時間もかなりかかり、リスク高く、あまり気持ちの良い遡行や詰めではないと感じた。 【40m大滝高巻きの後】 1996m二俣までボロ壁の右岸を攀じ登り、濃い石楠花の薮へ突っ込み 高巻く。最後13mほどの懸垂で左沢へ降りたつ。左沢を少し下降し奥の二俣へ。 ⚠️後日 気になって調べてみると、高巻きの後の奥の二俣を間違えて左へ入ってしまっていたことが分かった... この後は左沢の記録になります。 【奥の二俣から上のナメ滝群】 登れず 左岸からまとめて藪漕ぎで高巻く。 【2000~2150m付近】 砂礫のザレが酷くかなりリスキー。濃い藪とザレ場を行き来して抜ける。 【2150mから先の詰め】 薮の中の微かな踏み跡を辿るが 体力的にかなりきびしかった。少しずつ斜度は緩まる。 【2380m付近】 戸渡尾根の登山道に飛び出たが、この辺りは適当に右に歩いていけば自然と尾根の登山道に行き着く。 【破風山避難小屋】 非常に綺麗で清潔に保たれている。今回は貸切りで本当に贅沢な時間だった。 銀マット、毛布もある。薪ストーブは非常時以外は使用しない方が良いが、薪もしっかり保管してあり非常時はとても心強い。 使わせてもらい ありがとうございました♪ 【青笹尾根下降】 青笹尾根の取付きに悩むが、薮に踏み込みしばらく濃い薮を漕いで下降すれば 岩稜帯に抜ける。 その後、樹林帯に入り踏み跡を辿るが、途中の倒木帯は乗り越えるのが少々やっかい。しばらく我慢すると笹の歩きやすい踏み跡になる。 少し丁寧すぎるかと思う位のピンクテープを頼りに防火帯や尾根を外さないようにすれば歩きやすい。 【青笹尾根1250m付近】 おしゃべりに夢中で最後の分岐間違えたwww しかし、そのまま尾根を下り 鶏冠山大橋に下りてしまった方がほんの少しだけまわり道にはなるが 歩きやすいと思う。 |
その他周辺情報 | ■下山後の温泉♨️ 【はやぶさ温泉】 http://hayabusa1994.com/ アルカリ性単純泉で上がった後も肌がすべすべで気持ち良い。入った時間が悪くて非常に混んでいたのが 少し残念… ■下山後のご褒美🍽️ 【男の厨房】 0553-47-3327 山梨県笛吹市一宮町末木628-1 https://tabelog.com/yamanashi/A1901/A190103/19002375/ 僕は焼肉定食、仲間はビックかつカレー🍛。 ビックかつカレーの量が半端なく多い。焼肉定食は普通盛り、まあ普通に美味しかった… |
写真
装備
個人装備 |
【一般泊まり沢装備】
長袖シャツ
Tシャツ
インナー上下(ドライレイヤーウォーム等)
アンダー上下(フラッドラッシュ等)
ズボン
沢靴下/沢ネオプレーンソックス
沢グローブ
雨具上下
ゲイター
日よけ帽子
着替え(インナー/下着等含む)
沢靴(フェルト)
下山用シューズ(下山用靴下含む)
ザック
飲料
テルモス(500ml)
食器
ライター
計画書
地図(地形図)
遡行図(トポ)
コンパス
笛
熊鈴
ヘッドランプ
予備電池
GPS(スマホアプリで可)
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
虫除け
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
スマートフォン
時計
サングラス
タオル(数枚/手拭い等)
ナイフ
カメラ
マット
シュラフ(カバーのみでも可)
シュラフカバー(任意)
防寒着(ダウン上下/象足/フリース/ビーニー/ウールアンダー等)
プラティパス(2ℓ程度)
コンビニ袋(ゴミ袋)
防水用ビニール袋(数種数枚(※ザック内防水袋含む))
ストック(任意)
軍手
ツエルト
非常用バーナーキット(小バーナー・小コッヘル・110gガス)
【食料品】
朝食(1)
行動食(2)
夕食(1)
非常食(最低500kcal)
嗜好品
【登攀装備】
チェーンスパイク
ヘルメット
アルパインハーネス
ATC+環ビナ(1)
支点構築セット(環ビナ3/120cmまたは240cmナイロンスリング)
プルージックコード+環ビナ
普通カラビナ(2)
セルフビレイコード+反転防止付き環ビナ
120cmダイニーマスリング+普通カラビナ(1)
沢用ミニバイル
ギアラック(スリングで可)
ナッツキー
|
---|---|
共同装備 |
【KM】
シングル2テン
鍋(1ℓ)
バーナー及びガス(230ml)
7mm×10m
【SH】
ダブルロープ30m
60cmアルヌン(2)
120cmアルヌン(2)
カム(#0.4/#0.5/#0.75/#1)
ハーケン(数枚)
|
備考 | ■沢靴は、今の時期だとまだ滑りが強くフェルトの方が気を使わなくて良いかもしれない。 ■チェーンスパイクはあった方が無難。特に40m大滝から上部の巻きやザレ場の通過には大きな武器になる。 |
感想
【泊まり沢】鶏冠谷右俣左沢(青笹尾根下降)
⚠️この記録は左沢の記録です。遡行後 右沢だと思い込んでいた沢は左沢と判明。40m大滝の高巻き後、すぐの右へ入る沢をスルーしたのが原因と考えられる… 情けない😓
今シーズン初めての泊まり沢、今回は会の先輩と鶏冠谷右俣へ。
普通は日帰りの場合40m大滝の手前で遡行を切り上げて戸渡尾根へ詰めるのだが、今回は幕営装備を背負い その先の右沢を遡行し ギリギリまで沢を辿ってみた。
鶏冠谷右俣は、まだシーズンはじめということもあるのか 以前行った時よりもヌメリが強く感じる。
また幕営装備だからか登攀能力が落ちているのか 前回は簡単に登れた滝も怖くて登れない。SHさんのリードのおかげで何とか登れた。本当にありがとうございました…
なんとか登山開始から5時間半で40m大滝の手前まで遡行し、そこからはあまり情報のない上流の遡行へ。
40m大滝は左岸から巻き、その上のナメ滝群は ボロ壁を泣きながら登り、石楠花の薮を必死に漕ぎ、懸垂をし、ボロボロのザレ場を登り、這々の体で2380m付近の登山道へ3時間かけて 辿りついた…
これは久しぶりにヤバい山行だった。特にボロ壁の登攀とボロボロのザレの登り、ここで神経を使い果たし 登山道へ辿りついた時にはヘトヘトになっていた。
なんとか破風山避難小屋へ着き、貸切りの小屋で疲れを癒し、翌朝は また青笹尾根を少しだけ藪漕ぎをして 気持ち良く下山した。
前からやってみたかったこのルート。でも今の僕にはリーダーをするには 少し難易度が高かったようだ。この山を出来たのは強くて登れるSHさんのおかげ。安心して自分に集中できたからこそ 乗り切れたと思う。
SHさん、一緒に登ってくれて ありがとうございました!!
次の沢も一緒に行ってくれることになったし、今年の沢登りも楽しみになってきたぞ!!
膝痛めた…😅 早く治して鍛えないと!
東京都山岳連盟 【頂 山の会】
https://itadaki2009.wixsite.com/itadaki
コメント
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