記録ID: 69025
全員に公開
沢登り
丹沢
中川川水系 下棚沢
2010年07月24日(土) [日帰り]
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- GPS
- 07:40
- 距離
- 6.8km
- 登り
- 804m
- 下り
- 792m
コースタイム
西丹沢自然教室7:35-
8:02下棚(シモンタナ)基部8:27-
本棚・下棚中間尾根からF1高巻き-
8:43下棚F2上部で沢に戻る-
8:45F3(右岸高巻き)9:10-
10:40標高945m二俣11:05-
(左俣へ)
11:58標高1060m赤岩スダレ状10m滝-
12:20標高1170m最奥の三俣12:50-
13:05畦ケ丸北東部一般登山道1275m-
13:27本棚・下棚中間尾根下降開始-
13:48標高1040m小ピーク-
14:30本棚・下棚中間尾根終了(下棚沢側)-
15:05西丹沢自然教室=
山北駅南側/さくらの湯(入浴)
8:02下棚(シモンタナ)基部8:27-
本棚・下棚中間尾根からF1高巻き-
8:43下棚F2上部で沢に戻る-
8:45F3(右岸高巻き)9:10-
10:40標高945m二俣11:05-
(左俣へ)
11:58標高1060m赤岩スダレ状10m滝-
12:20標高1170m最奥の三俣12:50-
13:05畦ケ丸北東部一般登山道1275m-
13:27本棚・下棚中間尾根下降開始-
13:48標高1040m小ピーク-
14:30本棚・下棚中間尾根終了(下棚沢側)-
15:05西丹沢自然教室=
山北駅南側/さくらの湯(入浴)
天候 | 晴れ時々曇り(32℃) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■下棚沢(シモンタナサワ) ※(公開しませんが遡行図詳細に取りました) 遡行グレード:2級(※F1下棚・F2を除く) F1下棚は今回ルート上に水圧を受けるくらいの水量があったため 本棚・下棚中間尾根から高巻く。 F1取り付きは見た目以上にヌルヌルであった。 中間尾根の取り付きは下棚から数十m戻った左岸の小台地状からで 進入禁止トラロープが張ってある。痩せ尾根と所々ザレの踏み跡を 登る。左側(下棚沢側)は急峻かつ高度があり足を滑らせれば致命傷。 2つ目?の小ピークを越えたコル状から高度差20mくらいで唯一 斜めに沢へ降りられそうなポイントがある。一部スラブのザレで ロープなしでも細い木の根を騙しながら何とか降りられた。 降りたところは最初F1の上かと思ったがどうやらF2の上。 9澆蠅燭箸海蹐垢鮎紊2m、3m滝を登り、次の8mCS滝は やはり水量多いので右岸のザレから高巻く。20mくらい上に上がり カンテを越えて、ザレのルンゼ状を先に向かい斜めに下るが、 落ちればインパクトも強いので斜め懸垂下降にする。 ぜ,4m滝は左が砂岩質で一部脆いが何とか直登(卦+)。 右側の方が岩も安定している(卦)。 ヂ海い2mCS、2m斜瀑、3mCSは沢通しに行けるし、 右岸から巻きながら進むことも可能。 ι弦825m二俣は水量比1:3。 標高850m辺りで3段滝。最初の5mは右側から小さく巻く。 取り付き右側のザレを少し登ったところに古い残置ボルトと腐った スリングが2箇所あったが、今回はザレをもう少し上まで登ってから バンド状を落ち口に向かいトラバースした。 落ち口に向かうトラバースが足元悪く嫌な感じ。 2番目の8mは水流右側。 3番目の7mは水流左側で一部足が滑る。 ┐垢3段20m(4+12+4くらい)ナメ滝。 2段目の上部は斜度30度くらいで一見容易に見えるが足がよく滑る。 僅かな足ジャムで身体を止めながら慎重に登る。残置ハーケン1個なので マイクロカムを1箇所決める。 標高945m二俣までは赤床のナメなど平穏さを一時取り戻す。 標高945m二俣は下部がスラブテラス状になった10m滝を架ける左俣へ。 10m滝は左端からスラブになったテラスへ登り水流左から登る。 テラスから乗り越す箇所がポイントで残置があるが、終了点は遠い木しか ないのでハーケンを打って確保する。(卦) 2段4m滝(標高990m)、トイ状4m斜瀑(1010m)、2段7m幅広 (1025m)、4m壁(1035m)と越し、標高1045m3m滝は右から 登るがズルズル。 左から枝ルンゼを2本見送ると、丹沢エリアではめずらしく赤岩のスダレ 状12m滝が姿を現す。右ルンゼから上がりトラバースをして巻く。 標高1090m4段10m滝は左右とも行ける。 標高1100m5m滝は一部ズルズル。 標高1110m二俣は左へ進むが、10m滝が進路を阻んでいる。 小ルンゼの更に右側の尾根から高巻くが足元がグズグズの急なザレ。 潅木とブッシュをつなぎながら数十m登って高巻く。 左側の沢を見ると5m、5mCS滝と続き苦労しそうだ。 標高1160mで沢に戻る。 すぐに標高1170m最奥の三俣(右沢はわかりづらい)。 詰めもあと僅かななので、ここから三俣の更に右側尾根から畦ケ丸頂上の 少し東側を目指す。 ■本棚・下棚中間尾根下降 ・下降点は畦ケ丸から善六ノタワに向かい北東側標高1250mの一旦平地に なったところで赤テープが巻きついている。 ・下降点から中間尾根標高1150m尾根屈曲ポイントに出るまでが判然とせず 読図力と、主尾根と支尾根を見分ける眼を試される。 ・標高1040m小ピークには一斗缶、ヘルメット、やかんが残置されている。 ・標高860m小ピークから下棚沢へ降りるまでは痩せたザレ尾根が続く。 足を滑らせれば致命傷となる。悪場で足のフリクションを利かせるのが 苦手な方、登山中にストックを使わなければバランスをとれないような方 は入るべきではない。 ★本棚・下棚中間尾根は最近雑誌等に取り上げられていますが 地形図を細かく読める方、コンパスを使える方、ザレや痩せ尾根など 腰がひけずにしっかり歩ける方でないと非常に危険です。 ルートミスに備えて補助ロープ、テープスリング(簡易ハーネス替り)、 ロックカラビナは必携ですし、その使い方もマスターしているべき でしょう。(丹沢で救助に携わっている者としての注意喚起です) |
ファイル |
(更新時刻:2010/07/23 00:53)
|
写真
感想
夏の奥利根に向け参加メンバーでの訓練山行。
奥利根の沢は100m以上の大滝のほか難しい滝が連続しているため
丹沢でも難癖のある下棚沢を選んだ。
核心の下棚はクライミンングレード元+〜控蕕箸呂い
水が流れていると登るには覚悟が必要。
棚についてみるとやはり水量は先週と変わらず多い。
訓練遡行なのでつまらないリスクは避けようと高巻きにする。
今回の目的は様々な会からのメンバーなので
お互いを知ることにある。
本棚・下棚中間尾根を登ると、何とか懸垂せずに降りられそうな
ポイントがある。
最後の方がグズグズであったがロープを出さずに降りられた。
沢に入ってからは難癖のある滝が幾つも続いていた。
隣の本棚沢(F1本棚を除く)と比べても遡行レベルは
さすがに高く感じるおもしろい沢であった。
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