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Yamareco

記録ID: 690381
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

【どれだけ歩いたら辿り着くのか!?】 南アルプス 鳥倉林道〜荒川中岳 ピストン縦走

2015年08月01日(土) ~ 2015年08月02日(日)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 静岡県
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
19:44
距離
38.7km
登り
3,916m
下り
3,924m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:45
休憩
0:48
合計
10:33
距離 19.7km 登り 2,673m 下り 1,262m
6:33
55
7:28
7:38
38
8:16
38
8:54
34
9:28
9:39
6
9:45
95
11:20
36
11:56
12:14
149
14:43
14:44
16
15:00
15:08
5
15:13
荒川中岳避難小屋
2日目
山行
8:24
休憩
0:39
合計
9:03
距離 19.0km 登り 1,260m 下り 2,678m
5:17
3
荒川中岳避難小屋
5:20
5:23
8
5:31
105
8:11
96
9:47
9:53
37
10:30
10:32
33
11:05
11:06
35
11:41
12:08
32
12:40
62
13:42
38
天候 ●8/1
 快晴→曇り
 目的地到着1時間半前より、遠くで雷鳴が聞こえる
 赤石岳方面と思われる
 風はなく穏やか

●8/2
 快晴→曇り
 風はなく穏やか

※両日とも、典型的な夏山の晴天
 朝は雲一つない快晴 → 10時頃から雲が出てくる
 → 夕方にはガスで真っ白 → 夜には晴天に回復
過去天気図(気象庁) 2015年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
●駐車場・登山口
・鳥倉林道駐車場を利用
 トイレあります
 深夜11時半頃到着時で、5割程度の入り
 山行開始時には満車に
・中央自動車道松川インター下車
 県道59号で大鹿村へ
 大鹿村にて国道152号と接続
 少々南へ走り、大河原集落を左に入ると鳥倉林道入口がある
 やや分かりにくいですが、看板が出ていたように思います
・鳥倉林道は舗装路で、道幅もまあまああって、
 私的には、林道としては走りやすい部類に入ると思います
コース状況/
危険箇所等
●全般
・道は明瞭で分かりやすいと思います
・樹林帯の中を長く歩きます
 とりわけ、トラバースの部分が長かったです
 細いところでは谷足を踏み外さないように注意
・多少草が茂っている部分もありますが、
 ヤブこぎというほどではありません
・所々、崩壊地の崖っぷちを通過する箇所があります
 バランスを崩さないよう、細心の注意が必要だと思います

●駐車場〜鳥倉林道登山口
・林道歩きです(2.5km〜3km程度か)
・道が舗装から未舗装に変わると、登山口は近いです

●鳥倉林道登山口〜三伏峠
・樹林帯です
 やや急登で始まり、一段落するとトラバースが延々と続きます
・1/10ごとに目安の標識があります
 6/10のか7/10の辺りだったか、登山道沿いに水場がありました

●三伏峠〜烏帽子岳〜前小河内岳〜小河内岳
・塩見岳への道を分け右へ進むと、お花畑
 そこから稜線へと上がっていく
・烏帽子岳〜小河内岳は、富士山や南アの高峰を眺めながらの稜線歩き
 それぞれの山の間は下りと登り返しがあります

●小河内岳〜高山裏避難小屋
・小河内岳から森林限界まで下ると、その後は延々と樹林帯が続きます
 標高2400〜2600m辺りの高度で、
 緩やかなアップダウン(ほんの一部だけ急)を繰り返して、進んでいきます

●高山裏避難小屋〜稜線に出るまで
・少し下った後、少々登り返し
 小屋から20〜30分で、登山道沿いに水場があります
・その後は、延々と樹林帯のトラバースが続きます
 地面が岩ゴロゴロで歩きにくい
・トラバースが終わると、いよいよ大斜面の登り
 標高差500〜600mを一気に登ります
 下半分は樹林帯、上半分はガレ場→ザレ場と変化
 カール地形で、上に行くと斜度がキツくなります

●稜線に登ってから〜荒川前岳〜荒川中岳〜中岳避難小屋
・稜線に乗ってから前岳まで、大迫力の崩壊地の縁を伝っていきます
 際どいため、バランスを崩さないよう、細心の注意が必要だと思います
・前岳〜中岳〜避難小屋はすぐです

※これまで、南アルプスすべてを歩いたわけではありませんが、
 今回のルートも、南アルプスらしいボリュームあるコースでした
 樹林帯なら樹林帯、トラバースならトラバース、急登なら急登と・・・
 一旦始まると、一本調子の区間が延々と続きます
 でも、これを楽しめるようになると、
 南アルプス歩きのスキル?も本物かなと思います(笑)

●宿泊
・中岳避難小屋を利用
 夏期のみ有人の避難小屋 素泊まり5500円
 2階がロフト形式で、20人ほど宿泊可能か
 トイレ:外にあり(大2、小1) 滞在中100円
 レトルトカレー、カップラーメン、飲料の販売あり
・管理人さんは、話題豊富な楽しい方です
 宿泊者は私を含めて4人と少数で、
 のんびりと静かで、楽しいひとときを過ごしました
・暖かい麦茶をたくさんごちそうになりました
・夕方から就寝時まで、ストーブをつけてくれました
 稜線部は適度に涼しく、猛暑の下界とは別世界でした

●水の確保
・このエリアの稜線上の小屋は基本的に水不足
 宿泊者は飲用・自炊用と水を持参する必要があります
・高山裏避難小屋の管理人さんのアドバイスで、
 途中の水場で「南アルプスの天然水」を汲んでいきました

●動物
 鳥以外、まったく出会うことはありませんでした

●虫
・標高2200m辺りより上の樹林帯で、それはもう虫が多かったです
 大量の小さなハエのようなのが、絶えずまとわりついてきます
・樹林帯を抜けるとアブが多かったです
・ハッカスプレー(原液)のおかげか、被害はまったくなかったです
・スズメバチに追いかけられた事がありました
 威嚇かなと思います
 足早にそっと立ち去り、事無きを得ました
 羽音が重低音ですね
その他周辺情報 ●下山後の温泉
 「信州まつかわ温泉清流苑」を利用 400円
 銭湯並値段の温泉です
 きれいで大きな施設で、食事もできます

●果物の町、松川町
 県道59沿いにある、JAの直売所「もなりん」
 桃の家庭用企画外品が、一箱900円で売っていました
 贈答用なら2500円以上はする量でした
 買って帰り、帰宅後食べてみると、それはもう甘くて甘くて・・・
8/1 1日目
久しぶりの南アルプス歩き
鳥倉林道の駐車場です
いざ、行かん!
3
8/1 1日目
久しぶりの南アルプス歩き
鳥倉林道の駐車場です
いざ、行かん!
林道途中より
月が見えています
8
林道途中より
月が見えています
林道が未舗装になると、やがて登山口です
1
林道が未舗装になると、やがて登山口です
樹林帯を急登していきます
樹林帯を急登していきます
1/10ごとにある標識
8/10とか9/10とかだとありがたいけどね
1/10ごとにある標識
8/10とか9/10とかだとありがたいけどね
三伏峠まではこのような木製階段が複数
見た目よりかなりしっかりしています
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三伏峠まではこのような木製階段が複数
見た目よりかなりしっかりしています
水場が一ヶ所
長い間通行止め中の塩川小屋からのルートとの合流点
長い間通行止め中の塩川小屋からのルートとの合流点
やっと9まで来たよ
やっと9まで来たよ
この看板があるともうすぐ三伏峠小屋
この看板があるともうすぐ三伏峠小屋
三伏峠小屋に着きました
ここで一息
小屋のご主人が気さくに声をかけてくれました
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三伏峠小屋に着きました
ここで一息
小屋のご主人が気さくに声をかけてくれました
日本で一番高いと「言われる」峠?
3
日本で一番高いと「言われる」峠?
テン場
テントが残っている人は、皆さん、塩見ピストンかな?
今年は塩見小屋が改築工事でやってないらしいからね
3
テン場
テントが残っている人は、皆さん、塩見ピストンかな?
今年は塩見小屋が改築工事でやってないらしいからね
少し進むと分岐点
右に進み、荒川方面へ
いよいよ初めてのルートに入ります
4
少し進むと分岐点
右に進み、荒川方面へ
いよいよ初めてのルートに入ります
塩見岳が大迫力で見えますね
男前です
12
塩見岳が大迫力で見えますね
男前です
お花畑を通過
おいおい、ここも楽園かい?
5
お花畑を通過
おいおい、ここも楽園かい?
薄紫のタカネマツムシソウ
咲き乱れていて見事です
最盛期なんでしょうね
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薄紫のタカネマツムシソウ
咲き乱れていて見事です
最盛期なんでしょうね
稜線に上がると烏帽子岳に到着
8
稜線に上がると烏帽子岳に到着
おお、Mt.Fuji!
ここは素晴らしい展望台です
南アのスター達
甲斐駒、北岳、間ノ岳
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ここは素晴らしい展望台です
南アのスター達
甲斐駒、北岳、間ノ岳
白根三山
農鳥も少しだけ
5
白根三山
農鳥も少しだけ
仙丈ヶ岳はここからだと意外と荒々しく見えます
手前は仙塩尾根でしょうか
8
仙丈ヶ岳はここからだと意外と荒々しく見えます
手前は仙塩尾根でしょうか
塩見は間近です
北アルプス
槍穂連峰
6
北アルプス
槍穂連峰
緩やかなのは乗鞍かな
1
緩やかなのは乗鞍かな
中央アルプス
あの上もすべて縦走したいものです
8
中央アルプス
あの上もすべて縦走したいものです
そして南方向
今日目指す荒川方面
手前は前小河内岳、その向こうは小河内岳
これからこの稜線を歩いていきます
2
そして南方向
今日目指す荒川方面
手前は前小河内岳、その向こうは小河内岳
これからこの稜線を歩いていきます
荒川アップ
悪沢〜荒川中岳・前岳
直線なら近そうなんだけど
6
荒川アップ
悪沢〜荒川中岳・前岳
直線なら近そうなんだけど
所々、崩壊地の縁を通ります
2
所々、崩壊地の縁を通ります
こういう場所では、ついつい下を覗きこんでしまいます
下まで200mはあるねとかね
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こういう場所では、ついつい下を覗きこんでしまいます
下まで200mはあるねとかね
前小河内岳は特に標識などもないピーク
通過して小河内岳を目指します
3
前小河内岳は特に標識などもないピーク
通過して小河内岳を目指します
小河内岳への登り
避難小屋が見えますね
5
小河内岳への登り
避難小屋が見えますね
避難小屋は夏期の期間限定で管理人さん常駐
縦走路から少し外れた場所にあります
小休止
ご夫婦?2人でトイレ作業をされてました
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避難小屋は夏期の期間限定で管理人さん常駐
縦走路から少し外れた場所にあります
小休止
ご夫婦?2人でトイレ作業をされてました
赤石〜百間洞〜大沢岳〜中丸盛山〜兎岳〜聖の稜線
3年前に歩いた懐かしのルートです
大沢岳はうっかり取りこぼしてしまいました
3
赤石〜百間洞〜大沢岳〜中丸盛山〜兎岳〜聖の稜線
3年前に歩いた懐かしのルートです
大沢岳はうっかり取りこぼしてしまいました
赤石岳アップ
存在感が違いますね
肉眼だと、避難小屋もなんとなく分かります
4
赤石岳アップ
存在感が違いますね
肉眼だと、避難小屋もなんとなく分かります
小河内岳頂上
広々としたいい場所です
標高は2802m
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小河内岳頂上
広々としたいい場所です
標高は2802m
荒川まで直線ならほんと近そうなのに
2
荒川まで直線ならほんと近そうなのに
縦走路はくるりと回り込んでいく感じで
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縦走路はくるりと回り込んでいく感じで
森林限界から下に入ると、延々と樹林帯が続きます
ホントに延々と
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森林限界から下に入ると、延々と樹林帯が続きます
ホントに延々と
時々現れる草原
マルバタケブキの群生
最盛期と思われます
ひまわり畑のようです
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マルバタケブキの群生
最盛期と思われます
ひまわり畑のようです
板屋岳を通過
地味な樹林帯の中、ここが標高2600m以上もあるなんて思えません
2
板屋岳を通過
地味な樹林帯の中、ここが標高2600m以上もあるなんて思えません
時々見える荒川
夏山の天気ですね
雲が一気に湧いてきました
午後の雷が心配です
1
時々見える荒川
夏山の天気ですね
雲が一気に湧いてきました
午後の雷が心配です
この辺りも崩壊地が所々
3
この辺りも崩壊地が所々
森の中に突如現る高山裏避難小屋
ここと農鳥小屋をクリアしたら、ある意味南アルプス歩きの実力は本物かな(^_^)
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森の中に突如現る高山裏避難小屋
ここと農鳥小屋をクリアしたら、ある意味南アルプス歩きの実力は本物かな(^_^)
ここで休憩
管理人さんに水場やルートのことなど教えてもらいました
元気な人でした
私の存在を、宿泊予定の中岳避難小屋に無線連絡してくれました
4
ここで休憩
管理人さんに水場やルートのことなど教えてもらいました
元気な人でした
私の存在を、宿泊予定の中岳避難小屋に無線連絡してくれました
森の中のオアシスのような高山裏のテン場
いいですね
爽やかで心地良さそうで
ここでテント張ってのんびり昼寝したかった
3
森の中のオアシスのような高山裏のテン場
いいですね
爽やかで心地良さそうで
ここでテント張ってのんびり昼寝したかった
荒川の標識が出てきました
1
荒川の標識が出てきました
小屋から20〜30分ほど進むと登山道沿いに水場
本物の「南アルプスの天然水」を2.5リットルも汲みました
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小屋から20〜30分ほど進むと登山道沿いに水場
本物の「南アルプスの天然水」を2.5リットルも汲みました
小河内を下って以降、標高2400〜2600mほどの樹林帯がずっと続きました
高山裏以降はトラバースが長かったです
荒川が近づくにつれ岩ゴロゴロの道になりました
1
小河内を下って以降、標高2400〜2600mほどの樹林帯がずっと続きました
高山裏以降はトラバースが長かったです
荒川が近づくにつれ岩ゴロゴロの道になりました
小広場に出ると、いよいよ荒川に向け最後の登り
大斜面で標高差500〜600mの一気登りです
2
小広場に出ると、いよいよ荒川に向け最後の登り
大斜面で標高差500〜600mの一気登りです
下半分は樹林帯の急登
虫がすごいのなんの・・・
盆過ぎればましになるか
2
下半分は樹林帯の急登
虫がすごいのなんの・・・
盆過ぎればましになるか
森林限界を突破すると、ガレ場→ザレ場と変化してきます
カール状で、上に行くほど斜度がきつくなります
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森林限界を突破すると、ガレ場→ザレ場と変化してきます
カール状で、上に行くほど斜度がきつくなります
ガスガスになりましたが、きつい登りが続きます
1
ガスガスになりましたが、きつい登りが続きます
そんな時は立ち休みして高山植物を眺めながら
4
そんな時は立ち休みして高山植物を眺めながら
標高3000m突破!
遠くで雷が聞こえてきました
不気味な音が聞こえてきます
先を急ぎましょう
3
標高3000m突破!
遠くで雷が聞こえてきました
不気味な音が聞こえてきます
先を急ぎましょう
時折ガスが抜け、荒川中岳と前岳が見えてきました
2
時折ガスが抜け、荒川中岳と前岳が見えてきました
しかしその前に、またまた崩壊地の通過
3
しかしその前に、またまた崩壊地の通過
崖っぷちです
怖い怖い・・・
ガスガスでしたが、かえって下が見えなくてよかった
2
ガスガスでしたが、かえって下が見えなくてよかった
そして荒川前岳に到着
標高3068m
3年ぶりです
これで、これまで歩いてきた軌跡が、聖から塩見までつながったことになります
6
そして荒川前岳に到着
標高3068m
3年ぶりです
これで、これまで歩いてきた軌跡が、聖から塩見までつながったことになります
荒川中岳はすぐですね
3
荒川中岳はすぐですね
荒川小屋、赤石方面への縦走路との分岐
さすがに、今日これから赤石まで行くのは無理だね(笑)
2
荒川小屋、赤石方面への縦走路との分岐
さすがに、今日これから赤石まで行くのは無理だね(笑)
ここを荒川小屋に向け下っていくと、有名な大斜面のお花畑があります
1
ここを荒川小屋に向け下っていくと、有名な大斜面のお花畑があります
この辺りも雄大です
大雪山みたいです
2
この辺りも雄大です
大雪山みたいです
私は荒川中岳へ
荒川中岳に到着
標高3083m
いやー、鳥倉からよく歩いてきたね
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荒川中岳に到着
標高3083m
いやー、鳥倉からよく歩いてきたね
この頃、赤石岳方面は不気味な雲に包まれていました
雷鳴が繰り返し聞こえてきます
この頃、赤石岳方面は不気味な雲に包まれていました
雷鳴が繰り返し聞こえてきます
頂上のすぐ下に中岳避難小屋があります
3
頂上のすぐ下に中岳避難小屋があります
今夜はここでお世話になります
管理人さんは面白い人で、宿泊は私を含めて4名
アットホームでした
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今夜はここでお世話になります
管理人さんは面白い人で、宿泊は私を含めて4名
アットホームでした
思ったよりも天候悪化しませんでした
時折ガスが抜け、悪沢岳こと荒川東岳もきれいに見えます
でも、何で悪沢って言うんだろうね
日本第6位の高峰3141mです
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思ったよりも天候悪化しませんでした
時折ガスが抜け、悪沢岳こと荒川東岳もきれいに見えます
でも、何で悪沢って言うんだろうね
日本第6位の高峰3141mです
この先はトイレ岳
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この先はトイレ岳
静岡方向の眺め
赤石岳の積乱雲もとれてきました
2
赤石岳の積乱雲もとれてきました
山頂部アップ
避難小屋もはっきり見えます
1
山頂部アップ
避難小屋もはっきり見えます
夕食後、夕焼けは期待していなかったのですが、ちょっとしたショーになりました
7
夕食後、夕焼けは期待していなかったのですが、ちょっとしたショーになりました
落陽の後は雲が染まり
落陽の後は雲が染まり
ものすごい迫力の雲でした
雲の中、雷がピカピカ光っていました
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ものすごい迫力の雲でした
雲の中、雷がピカピカ光っていました
赤石岳の上も
山上ならではの景色だと思います
7
山上ならではの景色だと思います
8/2 2日目
きれいな朝焼けの明るさで目が覚めました
2
8/2 2日目
きれいな朝焼けの明るさで目が覚めました
外に出てみるとこの通りで・・・
富士山
今日もたくさんの人が登っていることでしょう
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外に出てみるとこの通りで・・・
富士山
今日もたくさんの人が登っていることでしょう
悪沢と富士山
南ア北部のスター達
とても近く見えます
3
南ア北部のスター達
とても近く見えます
西側、中岳山頂
今朝も月がいい感じで
2
西側、中岳山頂
今朝も月がいい感じで
こちらは奥秩父かな
4
こちらは奥秩父かな
ご来光です
ダイヤモンド悪沢
8
ご来光です
ダイヤモンド悪沢
ダイヤモンド悪沢とMt.Fuji
ため息です
ここに泊まって良かった・・・
8
ダイヤモンド悪沢とMt.Fuji
ため息です
ここに泊まって良かった・・・
雲海の向こうは、恵那山だと思います
4
雲海の向こうは、恵那山だと思います
今日も最高の晴天になりそうです
昨日来た道を帰り始めます
ああ、長丁場だなあ
いざ、行かん・・・?
3
今日も最高の晴天になりそうです
昨日来た道を帰り始めます
ああ、長丁場だなあ
いざ、行かん・・・?
まずは荒川中岳山頂
ここは、縦走路の通過点ですが、こうして泊まると、とてもいい場所だと再発見しました
3
まずは荒川中岳山頂
ここは、縦走路の通過点ですが、こうして泊まると、とてもいい場所だと再発見しました
赤石岳の眺めが最高です
この地味な存在感、たまりません
渋すぎますね
8
赤石岳の眺めが最高です
この地味な存在感、たまりません
渋すぎますね
赤石岳アップ
今回は日程の都合で眺めるだけですが、次回の南アでは再訪したいものです
日本第7位の高峰3121mです
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赤石岳アップ
今回は日程の都合で眺めるだけですが、次回の南アでは再訪したいものです
日本第7位の高峰3121mです
荒川前岳より赤石岳
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荒川前岳より赤石岳
荒川中岳と悪沢岳を振り返る
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荒川中岳と悪沢岳を振り返る
兎〜中丸盛山〜大沢の稜線
1
兎〜中丸盛山〜大沢の稜線
崩壊地の縁を気をつけて通過していきます
影は悪沢の影です
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崩壊地の縁を気をつけて通過していきます
影は悪沢の影です
さあ、大斜面の下りです
改めて見えると大迫力です
これを樹林帯の中まで一気に下ります
さらば標高3000mの世界
3
さあ、大斜面の下りです
改めて見えると大迫力です
これを樹林帯の中まで一気に下ります
さらば標高3000mの世界
中央アルプスを眺めながら下る贅沢
3
中央アルプスを眺めながら下る贅沢
スライド
この人は北岳から縦走してきている人で、昨夜は高山裏宿泊
ザックはなんと120リットル
ほとんど歩荷ですね
しかし、120リットルで南ア縦走って・・・!
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スライド
この人は北岳から縦走してきている人で、昨夜は高山裏宿泊
ザックはなんと120リットル
ほとんど歩荷ですね
しかし、120リットルで南ア縦走って・・・!
森林限界で休憩
私のザックは1/3の40リットル
夏山1泊2日テン泊装備です
軽量化を進め、水3リットル込で11.5kgまで来ました
まあギアの軽いものを新調しただけなんですが・・・
4
森林限界で休憩
私のザックは1/3の40リットル
夏山1泊2日テン泊装備です
軽量化を進め、水3リットル込で11.5kgまで来ました
まあギアの軽いものを新調しただけなんですが・・・
この辺り、樹林帯は岩ゴロゴロです
足を捻るなどのポカミス注意
1
この辺り、樹林帯は岩ゴロゴロです
足を捻るなどのポカミス注意
帰りも、水場で南アルプス天然水を補給
2
帰りも、水場で南アルプス天然水を補給
高山裏避難小屋でも休憩
さっきまでいた荒川の稜線が見えます
管理人さん、77歳とのことで驚きました
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高山裏避難小屋でも休憩
さっきまでいた荒川の稜線が見えます
管理人さん、77歳とのことで驚きました
ひまわり畑じゃなくてマルバタケブキ
もうどっちでもいいね
1
ひまわり畑じゃなくてマルバタケブキ
もうどっちでもいいね
暑さでボオーッとしていたら
この木で頭を強打
目が覚めたね
※いまだに痛い(笑)
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暑さでボオーッとしていたら
この木で頭を強打
目が覚めたね
※いまだに痛い(笑)
樹林帯が続きますが、時折開けたところも
次に目指す小河内岳
心なしか遠く感じる
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樹林帯が続きますが、時折開けたところも
次に目指す小河内岳
心なしか遠く感じる
荒川の大斜面以降、長い長い樹林帯をようやく出ました
小河内岳への登りです
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荒川の大斜面以降、長い長い樹林帯をようやく出ました
小河内岳への登りです
時折、手を使うような岩場も
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時折、手を使うような岩場も
あと少し
小河内岳到着です
小休止
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小河内岳到着です
小休止
富士山はかすかに
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富士山はかすかに
荒川三山を振り返る
だんだんと遠くなっていきます
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荒川三山を振り返る
だんだんと遠くなっていきます
真ん中
荒川中岳アップ
1
真ん中
荒川中岳アップ
右に続く赤石からの稜線
1
右に続く赤石からの稜線
小河内から前小河内、烏帽子とアップダウンを繰り返していきます
1
小河内から前小河内、烏帽子とアップダウンを繰り返していきます
かなり疲れてきました
登り返しが堪えますね
でもこの空、青すぎるにもほどがあるんじゃいかい?
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かなり疲れてきました
登り返しが堪えますね
でもこの空、青すぎるにもほどがあるんじゃいかい?
烏帽子岳山頂
最後まで見えていた悪沢岳と荒川中岳
今回はここで見納めです
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最後まで見えていた悪沢岳と荒川中岳
今回はここで見納めです
稜線から下って、三伏峠小屋で大休止
補給
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稜線から下って、三伏峠小屋で大休止
補給
その後は樹林帯を下って行きます
その後は樹林帯を下って行きます
トラバースが長いね
かなり足にきてます
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トラバースが長いね
かなり足にきてます
あと少し!
無事、下山!
ホッとします
今回も無事を感謝して
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無事、下山!
ホッとします
今回も無事を感謝して
林道を歩いて、駐車場へ
タフな山旅でした
弱点の股関節や太腿だけでなく、普段は平気な足首、足裏、ふくらはぎ、膝周り・・・
要するに下肢全体がガクガクです
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林道を歩いて、駐車場へ
タフな山旅でした
弱点の股関節や太腿だけでなく、普段は平気な足首、足裏、ふくらはぎ、膝周り・・・
要するに下肢全体がガクガクです
下山後の温泉は
松川の清流苑へ
体をほぐしました
いいですね、下山後の温泉
2
下山後の温泉は
松川の清流苑へ
体をほぐしました
いいですね、下山後の温泉
以前、好日で靴を買ったときのバッグ
お風呂セットを入れるのにちょうどよかった
これから下山後の温泉は、これで決まりである
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以前、好日で靴を買ったときのバッグ
お風呂セットを入れるのにちょうどよかった
これから下山後の温泉は、これで決まりである
今年買ったばかりのJB
点火装置の具合が悪くなりました
ライターを持っていて良かったです
火花はでるんだけどねえ
2
今年買ったばかりのJB
点火装置の具合が悪くなりました
ライターを持っていて良かったです
火花はでるんだけどねえ
今回も花が見事でした
No.1はこちら
タカネマツムシソウ
群生も見事でした
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タカネマツムシソウ
群生も見事でした
その他も追って復習しよう
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装備

備考 ●靴の重さ
 普段履いているトレッキングシューズは片足600g
 今回はアルプスということで、
 久々に本格的なタイプを履いたら片足820g
 コンディションがいいのに、足取りが今ひとつ重かった原因は、
 靴の重量だったと思います
 ちなみに、手持ちのトレランシューズは片足260g、
 ランニングシューズだと、200〜250gくらいのものが多いです
 ロング行程を軽快に歩きたい場合、
 靴の重さも考慮に入れる必要があるかと、今更ながら思いました
 適切な選択をしていきたいと思います

●装備の軽量化
 いくつかのギアを新調し、
 夏山の1泊2泊テント泊装備(水3リットル込)で11.5kgと、
 これまでの自分の装備と比べると、大幅な軽量化に成功しました
 そのため、ザックの重さという点では、今回かなり楽でした。
 (避難小屋泊だったため、テントは使いませんでした)
 装備の軽量化についても、これからも引き続き研究していきたいと思います

感想

久々に標高3000mの世界を目指してみました。

南アルプスの主脈縦走路は、いつか全部歩いて、
自分が歩いた軌跡をつなげてみたいと思っていますが、
残っているところはどこもアクセスが大変な奥地ばかり。

今回は未踏ルートの一つ、三伏峠〜荒川の部分を歩いてみようと、
鳥倉を起点に荒川中岳までピストン縦走してみました。

山と高原地図では、片道CT10時間越えのロング行程となり、
コースもハード。
途中、ホントに着くのか心細くもなりましたが、
無事、目的地まで行って帰ってくることができました。

あれこれ考えても早さは変わらないので、
無心になって動き続けたのが良かったと思います。

同じコースのピストンはつまらないかなとも思いましたが、
1泊2日という日程上の制約と、自分の脚力・体力を考え、
今回の行程となりました。
方角が正反対だと視点も変わり、違うルートのように楽しめました。
それでいて、行きに一度通っているので、
帰りは進み具合も分かり、気分的には楽でした。

さて、下界では毎日気温35℃を越す猛暑が続き、
高温多湿で身も心もバテ気味の毎日。
行き帰りに中央道で通過する岐阜県多治見市では、
8/1.2と2日連続で39℃越えとか。

そんな猛暑の時は、標高の高いところに行き、
涼しい思いをするのが最適ですね(笑)。

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コメント

素晴らしいですね!
11.5kgsまで抑えたとは素晴らしいです!
やはり背負う荷は軽いに限りますね、登山も人生も

私も南アは、100名山10座の内、まだ5座しか行けておらず、
南ア南部の山々はまだまだ未踏です。
3120mさんのレコを読んで、ますます行きたくなりました。

スピードハイクではなく、のんびりツェルト泊で、
デッカイ南アを感じながら歩く。。。
良いですよね〜

その時は、ご一緒に如何でしょうか?^^
2015/8/4 20:27
Re: 素晴らしいですね!
messiahさん、こんばんは

ホントは1週間くらいかけて南ア全体を大縦走したいのですが、なかなかそういうわけにもいかず、細切れ作戦ですね。

軽荷はいいですね。
実はmessiahさんからヒントを得て、イーストンのテント(kilo1P)やストックシェルターを買ったりと、散財しております。
まだまだ素人ですが、必要・不要の見極めもできるようになっていきたいですね。

南ア南部は2回行っただけですが、一つ一つがでかくていいですね。
私も行きたいところ一段落したら、是非よろしくお願いします。

それにしても頂いたコメントの2行目、名言ですよ・・・
2015/8/4 23:44
南アルプス
3120mさん、おはようございます。

南アルプスは、一つ一つの山の大きさを感じます。
三伏〜荒川中岳間、長いですね。
私は北部しか知らないので、興味深く拝見しました。

8月1日の夕刻は五竜から東京に向けて、バスで中央道を走っていました。
奥秩父に雷雲が架かっていたのを記憶しています。
この地には、襲来しなかったのですね thunder何よりでした。
そして翌朝の快晴 夏山ですね。

私も南アルプスを歩きたくなりました。
2015/8/5 7:23
Re: 南アルプス
redsさん、こんばんは。

こちらにまでご丁寧にすみません。

最初に南ア南部を目指したのは、3年前。
当時何を思ったか、3000m峰21座制覇に燃えておりまして、
必然的にこのエリアを避けて通るわけにはいかず、
やや義務的に訪れたのでした。

ところがなかなかどうして、
特に、聖〜赤石のルートのボリュームに感動し、
すっかりその魅力に取り付かれてしまったのでした。

何分アクセスが面倒なエリアで、気軽にというわけにはいきませんが、
何度でも訪れてみたい山域ですね。

それにしても典型的な夏山の天気でした。
早朝の雲一つ無い快晴から、10時頃になると雲がわき出し、
午後には真っ白の世界ですね。

雷が遠くに聞こえたとき、ラジオにも雑音が入り、
これはいけないと確信。
自分がいたエリアまで及んでこなくて、運が良かったですね。
2015/8/5 22:43
南アの魅力満載!!
素晴らしいルート!!いつも細かに分析されている事がとても勉強になります。
喧騒から逃れた南アオールスターズ、日の出前の悪沢と富士山は最高です。
いつかソロで訪れてみたいと思います(それまでに脚力を付けなきゃ

松川の清流苑...実は今週末から、そこからすぐ近くの松川・青年の家でボーイスカウト夏キャンプをします。 うちの子供たちは最年少のビーバー隊なので、登山なし...3120mさんが辿られた峰々を見ながらの苦行に耐えてきます。
2015/8/5 23:48
Re: 南アの魅力満載!!
red_karu さん、こんばんは

松川行かれますか!
周りに公共施設もあって、よさそうなところですよね。
南信でも中京・関西から近くて、アクセスもいいですしね。

ボーイスカウトですか。
私も、少年時代、カブスカウトだけ途中まで入っていました。
色々学んだのに、全て忘れてしまいましたが(ロープワークとか)、
キャンプは楽しみでしたし、
仲間と何かに取り組むのがとても楽しかったのだけは、
よく覚えていますね。
2015/8/6 22:53
同じルート、同じ日程でチャレンジします!
初めまして。
10月中に寝袋持参でこのルートチャレンジします。
レコ、自分も登山道歩いているような感じになれました。
結構タフそうですね。
南アの主脈縦走路、私もすべて踏破してみたいと思ってます。
間ノ岳から荒川中岳まですっぽり未踏の現状です。

それにしても荒川中岳避難小屋、素晴らしい立地ですね。
管理人さん、丁寧に山のこと教えてくださいますよね。
いつも休憩し、一度も泊まったことがないのですが今度は泊まります(小屋クローズ後ですが… )。
南部の好立地の山小屋、赤石岳避難小屋と双璧だと思います。
ザック、11.5圓任垢…。
私はあれもこれも詰め込んでしまい、下山して結局使わなかった服や道具があったなんてことが多々あります。
しっかり考えないといけませんね。

素晴らしいレコのUPありがとうございます。
登るまでまた何度か拝見しイメージトレーニングします。
2015/9/28 22:13
Re: 同じルート、同じ日程でチャレンジします!
tomhigさん、こんばんは

私のダラダラレコにコメントいただきありがとうございます。

私も、南アの主脈、いつかつなげたいと思っていて、
後は塩見〜間ノ岳、仙塩、早川と残っています。
また来年以降チャレンジですね。

近々、このルート行かれますか。
南アの雰囲気はもうよくご存知ですよね。
主脈縦走路ということで、明瞭な道筋で迷うような場所はありませんし、
樹林帯は長いですが、歩くことを心底楽しめるルートだと思います。
天候のいいとき狙って、頑張って下さい!
寒いので、防寒装備が増えるのはしかたないですね。

後は水ですね。
避難小屋が締まっていて、お金で調達できないのと、
高山裏の先の登山道沿いの水場が、出ているか涸れているか、
情報があるといいのですが・・・

中岳と赤石の避難小屋、言われるようにどちらもいいですよね。
管理人さんの人柄も、気さくで暖かくて最高です。
疲れた登山者をホッとさせてくれますね。

中岳避難小屋、無人だと勝手が違うのかもしれませんが、
寝室の二階はハシゴで上がるのですが、
意外と広くて窓もあって景色も見えて、良かったですよ。
2015/9/28 23:23
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