赤岳（真教寺尾根↑県界尾根↓）

2024年06月15日(土) [日帰り]

• GPS: 09:43
• 距離: 14.2km
• 登り: 1,486m
• 下り: 1,486m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:33
• 休憩: 1:06
• 合計: 9:39

距離 14.2km 登り 1,486m 下り 1,486m

5:06 スタート地点
5:07 5:08 美し森無料駐車場
5:17 5:24 美し森
5:33 5:34 たかね荘(閉鎖)
5:44 5:45 羽衣池
6:25 6:26 サンメドウズ清里パノラマリフト山頂駅
6:29 6:30 真教寺尾根登山口
6:34 6:35 大門沢方面分岐
7:42 7:49 牛首山
8:01 8:01 扇山
10:11 10:16 真教寺尾根分岐
10:22 10:22 竜頭峰
10:28 11:09 赤岳
11:11 11:18 赤岳頂上山荘
12:34 12:34 大天狗
13:18 13:18 「東方薬師如来」石碑
13:21 13:22 小天狗
14:04 14:04 真教寺尾根方面分岐
14:20 14:20 赤岳県界尾根ルート登山口
14:49 美し森無料駐車場
14:50 ゴール地点

天候

晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

美し森駐車場　60～70台　朝5時時点で2割程しかいませんでした　トイレあり

コース状況／危険箇所等

【美し森から羽衣池】
　駐車場にある建物2棟の間にある階段からスタートです。しばらく人工の階段を登るとすぐに美し森の山頂です。富士山、南アルプス、奥秩父、権現岳、赤岳の展望が良いです。羽衣池までは遊歩道でもあるようなので歩き易く整備されています。
【羽衣池から牛首山を超え鎖場手前】
　ここから純粋な登山道です。ピンクテープは豊富というわけではないですが必要なところにはありますし道は明確なので迷うような箇所はほぼないと思います。牛首山までは少し急坂の箇所もありますがそこまで大変ではありません。牛首山を超えてからしばらく平坦な道が続きます。岩場も出てきますが鎖が出てくるまではトレッキングポールを使用していても問題ないと思います。
【鎖場から赤岳山頂】
　標高2600位からの鎖場ではヘルメット使用がオススメです。今回のコースですれ違った方は登りも下りも全員着用されていました。一本一本の鎖が長く太いのでつかんで登っているとズッシリ重く少し疲れます。また、数箇所の岩は足の置き場である凹凸が少なく、つま先のみを引っ掛けて登らなければならないような緊張を強いられる箇所もありました。常に岩の凹凸と足元を見ながらの登攀になるので胸元から下は荷物をスッキリとさせた方が良いと思います。
【赤岳山頂から県界尾根鎖場】
　赤岳頂上山荘の裏から県界尾根に下りますが、最初から急勾配の鎖場です。厄介なのがその足場がザレ場で浮石がゴロゴロしているところでした。石を落とさないように意識しても長く太い鎖を左右に揺らすと鎖が石を動かして落石が発生してしまいます。下方に登山者が見える状態では下らないようにするのも一考だと思います。また、上で書いたように凹凸がない岩が多くつま先が置けるか置けないかのスタンスしかなかったので、下りということもあり難易度が高いと思いました。もしかしたら鎖を掴んで懸垂下降のようにすれば簡単なのかもしれませんが、私はその技術はありませんでした。
【県界尾根樹林帯から県界尾根登山口】
　樹林帯に入ってからは難しい箇所はありませんでした。登山道も明確で分岐さえ間違わなければ迷う心配はありません。
【県界尾根登山口から美し森駐車場】
　登山口からは通常の舗装路を30分ほど歩きます。

その他周辺情報

美し森駐車場売店　温泉はありませんが売店があります。登山後のソフトクリームが美味しかったです。

写真

6/15 4:50

美し森駐車場、駐車数は少なめ、トイレあり

6/15 5:06

奥の階段からスタート

6/15 5:08

しばらく階段登り

6/15 5:10

南アルプス、もういい景色

6/15 5:12

奥にうっすら富士山。まだ冠雪

6/15 5:14

遊歩道内の様々な植物、奥に赤岳、権現岳

6/15 5:15

テラスも新しくてきれい

6/15 5:17

すぐに美し森山頂

6/15 5:20

建物上部にこれから登る赤岳、手前に牛首山

6/15 5:26

しばらくは遊歩道

6/15 5:32

今は閉鎖されているたかね荘のそばに登山ポスト

6/15 5:44

ここまで遊歩道っぽい

6/15 5:45

ここから本格的に登山道

6/15 5:50

植物は詳しくありませんがヤマツツジがここだけきれいに咲いていました

6/15 6:26

スキー場のリフトのようです。施設には入れません

6/15 6:31

賽の河原。少しひらけて牛首山、赤岳が近くに見えます

6/15 6:43

背は低いですが笹藪を通過します。虫も怖いので肌を出すのは注意かも

6/15 6:47

時々開けて景色が見えます。富士山もまだうっすら

6/15 6:47

金峰山や甲武信岳の奥秩父山塊も

6/15 6:50

突如現れた3合目標識

6/15 6:55

ちょっとした岩場ですが通行注意箇所

6/15 6:56

この赤矢印の方向に道はないように見えますが、岩の裏に道があります。矢印がなければ見落とすかも

6/15 7:12

結構開ける箇所が多いです。清里高原もきれいです

6/15 7:36

牛首山山頂。眺望はありません。ベンチが一つあります

6/15 8:00

すぐに扇山山頂です

6/15 8:01

しばらくは平坦な尾根歩き

6/15 8:38

少し植生が変わってきました

6/15 8:39

木も低くなってきて隣の尾根も見えてきました。赤岳の写真でよく見る大天狗、小天狗の岩峰でしょうか

6/15 8:43

岩場が出てきました。少し斜度がついてきました。

6/15 8:46

振り返って歩いてきた尾根

6/15 8:46

権現岳、ギボシも見えてきました

6/15 9:17

2600mあたりでついに鎖登場。すごい斜度

6/15 9:38

この辺りはほぼ鎖場

6/15 9:38

写真で見るより斜度エグめです

6/15 9:49

この右側の岩みたいのが多く、ゴツゴツしている割に足の置き場が小さく厄介。戸隠山の岩場に似てるなー

6/15 9:51

真教寺尾根と県界尾根

6/15 9:52

稜線が見えてきました。もう一息

6/15 9:53

6/15 9:54

ほぼ垂直じゃん。でもなかなか楽しい

6/15 9:58

鎖が長い、そして思った以上に太い

6/15 10:01

ここまで来ればこっちのもん。稜線に上がったので風が強く涼しい

6/15 10:02

先週登った阿弥陀岳も見えました

6/15 10:02

権現岳、キレット

6/15 10:02

さて赤岳山頂に向かいます

6/15 10:16

ここからは鎖に加えてハシゴも出てきますが難しくはありません

6/15 10:19

見た目よりも難しくはありません

6/15 10:21

山頂と頂上山荘が見えました

6/15 10:22

ここまでは本当に静かな山行でしたが、文三郎尾根から多くの登山者が合流

6/15 10:30

山頂はすごい人、写真撮影は行列

6/15 10:31

硫黄、天狗、蓼科、赤岳鉱泉もきれいに見えました

6/15 10:31

阿弥陀岳、原村

6/15 10:32

赤岳は文三郎尾根、地蔵尾根、キレットときて真教寺尾根も攻略完了

6/15 10:32

二つの尾根の向こうに白o r銀のシートだらけの畑。

6/15 10:33

富士山も雲に隠れがち

6/15 10:34

また縦走したいなー

6/15 11:12

北峰まで移動し山荘の裏側から下山

6/15 11:13

名残惜しいですが

6/15 11:14

山荘のトイレ付近から県界尾根に入ります

6/15 11:16

下山はもちろんカウントダウン

6/15 11:16

いきなりビジュアル的に強烈な下り。真教寺もそうだったと思うけど足元は基本的にザレ場です

6/15 11:32

もちろんクライムダウンの姿勢で降りますが、この手の岩はつま先しか置けません

6/15 11:32

ここも大変そう。登山者がいないか声をかけて確認

6/15 11:37

ハシゴに行くまでがもう大変そうなのよ

6/15 11:45

隣の真教寺尾根の最後らへん。すごい斜度登ったな

6/15 11:45

ダイナミックというか大雑把というかわかりませんが長い鎖プラスザレ場ズルズルのコンボはしばらく続きます

6/15 11:54

県界尾根はハシゴと鎖のコンボも多めです。宙に浮いていて揺れるハシゴもあり楽しい

6/15 12:14

もう鎖場は終わりかな。下の登山者に石落とさなくてよかった

6/15 12:35

ここからはダラダラと長い樹林帯です。大天狗という箇所

6/15 12:36

ちょっと登ると石碑があります

6/15 12:41

県界尾根もたまに開けます。富士山は雲の向こうに

6/15 12:54

歩き易くコースも明確です

6/15 13:05

おお、クマさんの痕跡かな

6/15 13:06

この切り株を遠くから見るとどう見ても野生動物。距離をとりしばらく動けなかったのは内緒

6/15 13:12

振り返って赤岳、横岳

6/15 13:13

権現岳、真教寺尾根

6/15 13:13

数時間前はあの中を

6/15 13:20

小天狗の分岐。ここから清里方面へ

6/15 13:50

登山道入口。ここからは基本ゆるい下りです

6/15 13:52

コンクリの道路あり

6/15 13:53

ダムのような人工物もあり、かなりゆるゆる

6/15 14:19

県界尾根入口。ここからは普通の舗装路

6/15 14:20

もちろん歩道はありません。30分ほど自動車を避けながら歩きます。歩き易くはありますが若干興醒め

6/15 14:50

舗装路は通過しないようなコースがオススメかな。何はともあれ駐車場に帰ってきました

6/15 15:00

駐車場の売店で巨峰のソフトクリームゲット

撮影機器：

iPhone 15 Apple

感想

げぶりんちょ

今回で4回目の赤岳登頂となりました。赤岳はいろんなルートがありますね。真教寺尾根と県界尾根はレベルの高いコースということで紹介されていましたがその通りだと思います。初心者は近づかない方が身のためです。ただある程度鎖場の経験があれば、長い鎖でダイナミックに登っていくこのコースは多少の緊張もあり楽しいと思います。昨年行った権現岳からキレットを通るコースと比べると、どちらも鎖やハシゴがあり落石に注意しなければならない点は共通だと思いますが、キレットコースはどちらかといえば急登を登り上げる体力勝負の印象、今回は山頂付近の短区間を鎖やハシゴで攻略していくテクニカルなコースという印象です。序盤と終盤の樹林帯の区間は難しいところは何もなく、今回のコースを難しくしているのは山頂手前の鎖場のみというのも特徴かなと思います。